前後半年は年末年始休みでいいですよ
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
ベルカードチームでは年末年始営業の都合で、冬休みが少し遅れてやってきます。
これが何を指すかというと、年末進行も少し遅れて来るということです。勘弁してくれ。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードはこちら。
《寅年の演上者 プージョ》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 火 / パワー2022 / コスト2
カードで遊ぶな
現行最新パックことDMRP-20で収録されたコモンカードですね。
スペックとしては完全にバニラなのですが、注目すべきはそのパワー。
2021年末のパックの発売に合わせて、翌年と同じ「2022」となっています。
カード名の「寅年」も相まって、新年というシーズンに合わせた遊び心にあふれたカード……
という、毎年のようにやってるネタです。
というわけで今回は、これまでに出てきた「パワー＝西暦」ネタについて時系列順に並べていくとしましょうか。
このシリーズの元祖となるのが、2013年の《 巳年の強襲者 コブラ 》。
1970年代後半のラジオ番組が元ネタというキッズ置いてけぼりのこのカード。
のちのシリーズと命名フォーマットやフレーバーが違うことから、おそらくこの時点ではシリーズ化の予定は特になかったものと思われます。
それから三年後の2016年に登場したのが《 ザ・ブラック・ボックス 》。
フレーバーテキスト通りに「超ブラック・ボックス・パック」に収録されたこのカードなのですが…
まあその、派手に遊んでナンボのこのパックにおいてはあんまり求められてないタイプのカードだったと思いますよ。おかしいところ、命名規則とパワーだけですしね。
2017・2018年に相次いで登場したのが、《 酉年の炎上者 ポンティアック 》と《 戌年の縁上者 ブルドッグ 》。
「『えんじょうしゃ』と読めるカード名」と「次回予告調にストーリー解説を行うフレーバーテキスト」という基本フォーマットがここで完成した形になります。
ちなみに両カードは年明けを挟んで1ヶ月間隔で発売されたDMRP-04裁とDMRP-04魔の二セットで収録されており、年末を告げるカードと年始を告げるカードのセットとなっています。
そのせいでポンティアックは「一か月後に完全上位互換が登場した」という不名誉な記録を持っていたりもするのですが…まあそれはそれです。
2019年代表の一枚が、《 亥年の宴上者 ベンベー 》。
基本的なフォーマットをそのまま引き継いでやってきたこのカード。
このカードの登場で、「ああ、定番にしたいんだな…」と何かを察したプレイヤーも多かったと思われます。
ちなみに次回予告ネタはアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のフォーマット。
このカードが出た時点で23-4年とか前のアニメのネタを放り込むあたり、はじめからキッズのことを何も考えずに書かれていることがわかります。
大方の予想を裏切って通常パックでは出なかった…と思いきや、謎BBPで登場したのがこちらの《 デュエマン 》。
結構コアなファンでも「誰だこいつ！？」と思うこと請け合いの謎のヒーローですが、革命ファイナルのスタートデッキのCMキャラクターですね。
フレーバーテキストもその時のCMソングそのまんまだったり。
だいぶぞんざいな感じの見た目とスペックに、アウトレイジのバニラを求めていた面々は涙を流したといいます。いるのか？
そして一年置いて2022年代表としてお待ちかねの登場を果たしたのが、今回の主役こと《 寅年の演上者 プージョ 》。
なぜ2021年に出なかったかというと、おそらく十王編のストーリーとシールド戦の都合上「どこのチームにも属さないバニラカード」を出すのがためらわれたから…なんじゃないかと思ってたり。
王来篇では「ボルメテウス引換券」として極限までテキストの少ないカードが最低でもパックに一枚求められるという都合もあり、その流れに乗って復活したものと思われます。
ちなみに、名前の元ネタとなった自動車メーカー「プジョー」のエンブレムはライオンです。虎じゃないのかよ！
ちなみに、この手の「数字遊び」については公式から言及があります。
パワーという桁のデカい数字を導入できるデュエマは、この手の数字遊び好きなデザイナーにとってはかなり都合がいいものと思われます。
ちなみに、上のツイートでも語られているMtGでは「不吉の数字の13で統一したい！」というデザイナーの主張のせいで性能がぶっ壊れてしまい、半年で禁止になったカードが存在します。
そうです。デュエマでもおなじみ、エメリアちゃんのことですね。
カードで遊べ
というわけで、《 寅年の演上者 プージョ 》でした。
ちなみに、きたしーの一番好きな次回予告フォーマットは、三石琴乃氏演じるエクセルが次回と特に関係ない話を超高速で延々と続ける「エクセル・サーガ」です。もう22年前のアニメですね。俺もおじいちゃんになるわけだ。
さて、次回予告のコーナーです。
弊社のECサイトにはカードごとに「一緒に買ってるランキング」というお遊び要素があるのですが、皆様にはそのランキングのみを見て次回のカードを当ててもらいます。
というわけで、次回のカードはこれです。各自予習していってください。
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それでは、次の記事で。北白河でした。
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