このデッキはこんな人におすすめ! |
●安くて楽しいデッキが欲しい! ●《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》を活かしたい! ●コロコロレアをたくさん使いたい! ●ゴリラになりたい! |
格安デュエマ研究所、今回は純然たる暴力!4ターンキルデッキを紹介するぞ。
記事の後半では、もっと安くする方法も紹介するので、ぜひ最後まで読んでほしい。
気になる4キル手段は――ゴリラが暴れて、相手を火だるまにする!
ゴリラが!暴れて!
相手を!火だるまに!
キーカードはこの2枚。
あとはこの2枚を繋ぐカードを探していくぞ。
火だるま…ゴリラ…火だるまゴリラ…
火だるまごりら…
ひだる孫りら!!
目次
格安デュエマ研究所とは?
『格安デュエマ研究所』は、デュエル・マスターズの安くて楽しいデッキを構築・紹介していく企画だ。
安いといっても、高額デッキの代用品や劣化版ではない。独自の強さや面白さを持つデッキを追い求めていくぞ。
なお、「格安」の定義として当企画では「シングル価格の合計がクロニクルデッキの定価(=およそ5000円)以内」という基準を設定している。
※シングル価格は、執筆時点(2022/2/21)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算
5000円といっても、すでに持っているカードや傷アリカードを使えば、もっと安く構築することが可能だ。
特に今回は、ほとんどすべてが十王篇以降のカード!家に余ってるカードで試せちゃうかも!?
デッキレシピ&カード解説
このデッキの勝ち筋は、《ゴルドーザ <ドラギリア.Star>》での一撃必殺!
《ゴルドーザ <ドラギリア.Star>》自身の効果+《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》のアバレチェーンでパワーが28000まで上がるから、パワード・ブレイカーで5枚ブレイクだ!
この5ブレイクののち、アンタップされる《ゴルドーザ》の進化元または隣の《ゴリオ・ブゴリ》でダイレクトアタックすれば勝利だ!
というわけで、デッキレシピがこちら。
合計金額は3645円。(2022/2/21時点)
ただし、値段の4割近くはコモンカード《爆衆聖者トップアイト》が占めている。そんなことある?
比較的最近のコモンカードだから、持っている人も多いかも?ここの予算を抑えれば、ずっと安く構築できるぞ。
また、《トップアイト》不採用型については改造案のところで紹介する。
ひとまずは、レシピ内の採用カードを順番に解説していくぞ。
個別カード解説【メインパーツ】
《ゴルドーザ <ドラギリア.Star>》
【 スター進化クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / ティラノ・ドレイク / レクスターズ / 文明 火 / パワー7000+ / コスト5
■スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
■パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■このクリーチャーが攻撃する時、その攻撃の終わりまで、このクリーチャーのパワーを+7000してもよい。そうしたら、その攻撃の後、このクリーチャーを破壊する。
■このクリーチャーが離れた時、下にあったクリーチャーをアンタップする。
50円
デデデ大王が火だるまにされている、今回のキーカード。
普段はW・ブレイカー相当、自壊を条件に一度だけT・ブレイカーとなり、退化しながらアンタップ…という、まぁ近代デュエマなら普通くらいのスペック。
ただ、ビートジョッキーにティラノ・ドレイクという、妙なサポートが存在する種族なのは持ち味だ。
このデッキでも、そのあたりの特徴を活用していくぞ。
《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》
【 クリーチャー 】
種族 ビーストフォーク / 暴拳王国 / 文明 光/自然 / パワー5000+ / コスト4
■マッハファイター
■アバレチェーン:自分のクリーチャーが攻撃する時、それがこのターン最初の攻撃なら、このターン、そのクリーチャーのパワーを2倍にし、「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■自分のクリーチャーの「アバレチェーン」のテキストにある「それがこのターン最初の攻撃なら」を、「それがこのターン最初または2度目の攻撃なら」に変える。
110円
なんだか影の薄いキングマスター……とはもう言わせない!このデッキでは、唯一無二の働きを見せるぞ。
二枚看板である《ゴルドーザ <ドラギリア.Star>》とはマナカーブも繋がるのがいい感じだね。
「パワー2倍」関連で覚えておきたい基本ルールは以下の2つ。
- 「パワー2倍」は他のパワー計算の後に処理する。
- 元のパワーが変化した場合、「パワー2倍」は計算しなおされる。
特に2つ目のルールについては、パワー2倍の状態で退化するこのデッキでは重要。
この「パワー2倍のクリーチャーが退化したらどうなる?」、ネット上だと裁定の記述が見つけづらいので注意。トラブルにならないよう、あらかじめ確認しておこう。
本体性能に関しては、自身が実質パワー10000のマッハファイター。
相手の進化元やシステムクリーチャーをほぼ確実に処理できるのは頼れるポイントだ。
《アイボー・チュリス》
【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / レクスターズ / 文明 火 / パワー4000 / コスト5
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から、このクリーチャーから進化できるコスト6以下のクリーチャーを1体、このクリーチャーの上に置いてもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く。
50円
孫だ。
このデッキでは《ゴルドーザ <ドラギリア.Star>》を探して進化するのが役割だぞ。
このカードを使う上で目の上のたんこぶとなるのが、同じコスト域・似た役割である高額デッキの手先《王来英雄 モモキングRX》。
今回は、
- 多色が結構カツカツ
- 受け札が乏しいのでG・ストライクが嬉しい
- ビートジョッキーの種族サポートを使う
……という3つのでっち上げた理由に基づいて、《モモキングRX》を入れずに《アイボー・チュリス》はガン積みという構築となっている。
《 "末法"チュリス 》
【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / 文明 火 / パワー3000 / コスト6
■B・A・D 1(このクリーチャーを、コストを1少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を見る。その中からビートジョッキーを1体バトルゾーンに出してもよい。残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。このターンの終わりに、そのビートジョッキーを破壊する。
55円
5枚目の孫、もとい《アイボー・チュリス》。
《ゴルドーザ <ドラギリア.Star>》だけでなく、タネである《アイボー・チュリス》も探しに行けるのが強みだ。
また、めくった中に2枚目の《"末法"チュリス》があればおかわりタイム。さらに3枚めくりに行けるぞ。
コイツを活かすために、サポートカードもビートジョッキーを優先して積んでいるぞ。
ただし、ターン終了時に何もかもぶっ壊れてしまう。あくまでサブプランと位置付けておくのがいいだろう。
ちなみに、踏み倒しにはコストの上限や非進化という指定がない。今後大型のビートジョッキーが出るたびにワンチャンある(ネズミだけど)カードなので、安いうちに買い揃えておくといいことがあるかも?
個別カード解説【サポートカード】
《虹彩奪取トップラサス》《爆衆聖者トップアイト》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 火/自然 / パワー2000 / コスト2
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■各ターン、自分の火または自然のクリーチャー1体目の召喚コストを1少なくしてもよい。
ただし、コストは0以下にはならない。
50円
【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / イニシエート / チームボンバー / 文明 光/火 / パワー3000 / コスト2
■各ターン、自分の光または火のクリーチャー1体目の召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
330円
このデッキの値段を上げた犯人。執筆中にさらに値上がりして泣いた。
他の初動カードではなく、この2種類である理由は2つ。
- 《ゴルドーザ <ドラギリア.Star>》と《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》両方のコストを軽減できる
- 《ゴルドーザ <ドラギリア.Star>》の進化元になれる
他の軽減クリーチャーやマナ加速だと、この条件クリアできないんだよね……
4ターンキルを目指すために、ここは4枚×2での採用としたぞ。
《「正義星帝」》
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / レクスターズ / 文明 光 / パワー3500 / コスト3
■自分の進化クリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは離れない。
■シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、次の自分のターンのはじめまで、相手はコスト4以下の呪文を唱えられない。
110円
光マナ源であり、《ゴルドーザ <ドラギリア.Star>》のめちゃくちゃ優秀な進化元。
止められる範囲が狭いとはいえ、シンカパワーで呪文を牽制できるのは雑なワンショットとしては有難い限りだ。
なお、「離れない」効果は進化後も引き継がれる。滅多にないけど、うっかり出たターンに進化してしまうと《ゴルドーザ》の自壊が不発になるので注意しよう。
《ガンザン戦車 スパイク7K》
【 NEOクリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / 文明 火 / パワー7000 / コスト6
■NEO進化:自分の火のクリーチャー1体の上に置いてもよい(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある自分のクリーチャーは、それぞれ次のうちいずれか1つの能力を得る。
・このターン、そのクリーチャーのパワーは+5000され、シールドをさらに1つブレイクする。
・このターン、そのクリーチャーのパワーは+2000され、アンタップしているクリーチャーを攻撃できる。
65円
5枚目の《ゴルドーザ <ドラギリア.Star>》であり、このデッキのマスターピース。
自身に「+5000・追加ブレイク」をかけて《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》のアバレチェーンを受けると、パワー24000のパワード・ブレイカーとなる。
しかも《アイボー・チュリス》《"末法"チュリス》で踏み倒しも可能だ。
また、このクリーチャー独自の強みは追加ブレイク。
パワード・ブレイカーでの5枚ブレイクからもう1枚余分にブレイクできるので、『EXライフ』『ギャラクシールド』などで追加されたシールドも割り切れるぞ!
《未来設計図》《フェアリー・ライフ》
【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト2
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
自分の山札の上から6枚を見る。その中からクリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
50円
【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト2
S(シールド)・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加えるとき、コストを支払わずにすぐ唱えてよい)
自分の山札の上から1枚目を、自分のマナゾーンに置く。
50円
役割は異なるものの、自然の2マナ域ということでまとめて紹介。
基本的には《トップラサス》《トップアイト》の軽減コンビが引けていないときの、サブ初動プランだ。
コロコロレアの多いデッキなので、ここもコロコロ関連イラスト版を使うと面白いかもしれない。今回は値段の都合で諦めたぞ。
《U・S・A・SHOGI》
【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / レクスターズ / 文明 火 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚捨て、その後、カードを1枚引く。こうして捨てた手札が進化クリーチャーなら、カードをもう1枚引く。
50円
『驚安の殿堂』として知られる量販店のマスコットを務めるペンギンだ。
嘘。プププランドを治める大王だ。イラストはコロコロで通算3作目となる漫画版。アニメ・ゲーム・漫画でかなり設定が異なっているぞ。
個人的には、緒方賢一さんの声でしゃべるアニメ版が印象深いんだZOY。若いプレイヤーのみんなもネットミームとかで知ってるかZOY?ぜひツイートで教えてほしいZOY!
……すいませんでした。手札交換ができるビートジョッキーとして採用しました。
《U・S・A・NNYAA》も候補なんだけど、多色が増えすぎることから《U・S・A・SHOGI》を優先しているぞ。
あと、こっちだとデデデ大王による即オチ2コマが楽しめる。
デッキの回し方
デッキの目標は、何はなくとも《ゴルドーザ <ドラギリア.Star>》と《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》を並べること。《ゴルドーザ》は《ガンザン戦車 スパイク7K》でもOKだ。
ここに至るまでに、大雑把にプランは2つ考えられるぞ。
①4キルルート
2マナで軽減クリーチャーを立てられたら、4キルのプランだ。
3ターン目に《ゴリオ・ブゴリ》を出して、マッハファイターで露払いをしておこう。
あとは4ターン目、軽減クリーチャーを《ゴルドーザ》に進化させて5枚ブレイク!
2体以上を処理されなければ勝ち!カンタン!
《ゴルドーザ》《スパイク7K》を引けていない場合は、4ターン目に《アイボー・チュリス》《"末法"チュリス》を出して探しに行こう。
このとき、出たばかりの《アイボー》《末法》を進化元にしないよう注意!《ゴルドーザ》が自壊したあと、召喚酔いで動けなくなってしまうぞ。
必ず、横にいる軽減クリーチャーをタネにしよう。
また、要求値が高いので狙うものでもないけれど《フェアリー・ライフ》→《ゴリオ・ブゴリ》→《アイボー》《末法》いずれか→《ゴルドーザ》《スパイク7K》というルートも組める。
こちらでも一応、5枚ブレイク+《ゴリオ・ブゴリ》でのダイレクトアタックは可能だ。
5キルルート
2マナで軽減クリーチャーが出せていない場合は、《未来設計図》→《「正義星帝」》がバランスの良いプランだろう。
こちらはこちらで、《「正義星帝」》による軽量呪文ケアができるのでそう悪くない。
4ターン目からは予定通り、《ゴリオ・ブゴリ》→《ゴルドーザ》の布陣を目指そう。
また、1ターン遅らせたぶん、ドロー機会が1回増えている。4キルプランよりも余裕を持った動きは狙えるはずだ。
なお《「正義星帝」》は《スパイク7K》にNEO進化できない。火の進化元が別に用意できていない場合は、《アイボー》《末法》から進化することになるぞ。
改造するなら
値下げする
お待たせしました!値下げプラン!
手っ取り早いのは、《爆衆聖者トップアイト》を《U・S・A・NNYAA》に差し替えること。
《U・S・A・NNYAA》
【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / チームボンバー / 文明 光/火 / パワー500 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたら、カードを2枚引く。
150円
4キルの達成率は下がるものの、パーツは揃えやすくなるので5ターン目の決着は安定するはずだ。
値段で言うと、ここの変更だけで720円の値下げ。合計金額が3000円を切るぞ。
また、どうせ最短プランを諦めるなら、《勇騎 バクアイラ-1》《炎龍神の翔天 コルピア》など、手札を入れ替えられる火のクリーチャーを採用するのもアリだ。
疑似2ブロ
このデッキは《ガンザン戦車 スパイク7K》以外のすべてが十王編以降のカードとなっている。
せっかくなのでそこを入れ替えて、徹底的に最近のカードだけにしてみても良いかもしれない。(《"末法"チュリス》《未来設計図》にブロックマークがないので2ブロには非対応)
オススメは《ダイナボルト <エタフェニ.Star>》!
《ダイナボルト <エタフェニ.Star>》
【 スター進化クリーチャー 】
種族 ダイナマイト・ドラゴン / フェニックス / レクスターズ / 文明 火 / パワー12000 / コスト5
■スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
■T・ブレイカー
■自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃する時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶︎バトルゾーンにあるクリーチャー以外のカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
▶︎相手のコスト4以下のクリーチャーを1体破壊する。
70円
《「正義星帝」》からも進化できるし、倍加すればパワー24000。
デッキとの相性は抜群に良いので、こっちはこっちで全然アリだ。追加ブレイクと盤面干渉、どちらに価値を見出すかで選んでみよう。
ガッツな笑いとド迫力
せっかくヘンテコなカードが豊富なデッキなので、いっそコロコロ関連イラストを片っ端から放り込むプランも……?
無理なく入りそうなのは《ハッチッチ》《霞み妖精ジャスミン》あたりだろうか。木文明サイコー!!
身も蓋もない
あとまあ、高いカード入れたい人は入れてもいいんじゃないすかね。
実際、《スパイク7K》《"末法"チュリス》《未来設計図》を《エタフェニ.Star》《モモキングRX》《フェアリー・Re:ライフ》に入れ替えて2ブロにしてみるのは面白い……かも?
さいごに
格安デュエマ研究所、今回はゴリラによる4キルをお送りした。
「組んでみたよ!」「こんな改造案はどう?」「ウッホウッホ」「おじいちゃーん!」「木文明サイコー!」「カラカ=ゾーイ」などなど、コメントがあればぜひ#格安デュエマ研究所で寄せてほしい。
格安デュエマ研究所は今後も定期更新!次回もお楽しみに!