| このデッキはこんな人におすすめ！ |
| ●安くて楽しいデッキが欲しい！ ●墓地利用以外のアウトレイジデッキを組みたい！ ●エピソード期のカードが余ってる ●昭和のテンポのデュエマで遊びたい！(？) |
格安デュエマ研究所へようこそ！
読者のみなさんは、ばにら所長が『ばにら所長のデュエマだべり部』という連載を担当していることをご存知かな？
毎週土曜日、カードについてゆるーく語っている企画だ。デュエマ知識があってもなくても楽しめるよう書いてるから、ぜひ読んでみてね！
……でまぁ、このデュべり部で余計な約束をしてしまったんだ……
それが《規格外 T.G.V.》のデッキを組む！というお話。
フィニッシャーが明確だし、アウトレイジは王来篇で数も増えたから簡単だと思ったんだよね。
……王来篇で増えたアウトレイジ。
火と水のアウトレイジ。
逃げろ！格安デッキの敵がいるぞ！！！
目次
格安デュエマ研究所とは？
『格安デュエマ研究所』は、デュエル・マスターズの安くて楽しいデッキを構築・紹介していく企画だ。
「格安」の定義として、「シングル価格の合計がクロニクルデッキの定価(=およそ5000円)以内」と設定している。
※シングル価格は、執筆時点(2022/4/24)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A（最高品）相当として計算
もちろん、すでに持っているカードや傷アリカードを使えば、もっと安く構築することが可能だ。
また、安いデッキは高額デッキの代用品や劣化版ではない。独自の強さや面白さを持つデッキを妥協せず……
ごめんなさい、今回は1種類妥協してるかもしれない……
メインギミックを考えよう！
というわけで《規格外 T.G.V.》の使い方を研究だ。
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 水/火 / パワー5000 / コスト6
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■スピードアタッカー
■スリリング・スリー：アウトレイジ（このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。表向きにしたアウトレイジ1体につき次のT3能力を1回行ってもよい。その後、表向きにしたカードをすべて、好きな順序で山札の一番下に戻す
T3：このターン、このクリーチャーはシールドをさらに1枚ブレイクする。
50円
気になるのは、6マナという重さ。短期決戦を目指すにはちょっと遅いので、何かしらの方法で早期召喚をしてやりたいところだ。
……ただ、普通にコスト踏み倒しや軽減を使うのならば《規格外 T.G.V.》である必要はない。
「アウトレイジをめくる」という能力なのだから、アウトレイジを活かした形を使いたいところだ。
たとえば《無法のレイジ・エッグ》。
【 クリーチャー 】
種族 エッグ / 文明 水 / パワー2000 / コスト4
■自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。そのカードが進化ではなく、エグザイルでもないアウトレイジであれば、このクリーチャーを破壊してそのアウトレイジをバトルゾーンに出す。
■このクリーチャーは攻撃することができない。
70円
《Re:奪取 マイパッド》→《無法のレイジ・エッグ》と繋げば、4ターン目に《規格外 T.G.V.》で攻め込める。
……ただ、《無法のレイジ・エッグ》から《規格外 T.G.V.》を踏み倒すにはトップ操作カードが必要だ。
下準備の手間がかかるとなると、せっかくの最速プランを活かせない。いったん保留して、視点を切り替えよう。
《規格外 T.G.V.》は最大で4枚ブレイク。
ということは、追加ブレイクを持たせれば単体で全ブレイクが狙えるわけで……
……《驚愕の存在 カニス》だ！
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 自然 / パワー5000 / コスト5
■このクリーチャーは、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーにブロックされない。
■シールド・ゴー（このクリーチャーが破壊された時、新しいシールドとして自分のシールドに表向きのまま加える。このクリーチャーが表向きでシールドゾーンを離れる時、かわりに自分の墓地に置く）
■このクリーチャーが自分のシールドに表向きであれば、バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「パワーアタッカー＋5000」を得、シールドをさらに1枚ブレイクする。
50円
《緊急再誕》や《蝕王の晩餐》で《驚愕の存在 カニス》を破壊して《規格外 T.G.V.》を出す！
《カニス》の追加ブレイク付与によって、《規格外 T.G.V.》がぴったり5枚ブレイクできるようになるぞ！
デッキレシピ＆カード解説
というわけで完成したデッキがこちら！
コスト踏み倒しギミックとは何だったのか。
身も蓋もない話、《緊急再誕》にせよ《蝕王の晩餐》にせよ、コンボ以外での取り回しが悪すぎた。
《驚愕の存在 カニス》を立ててターンを返す動きが虚無だったのも言い添えておこう。
緑の5マナひねったら《グレープ・ダール》からの《バーンメア・ザ・シルバー》とか《王来英雄 モモキングRX》からの《アルカディアス・モモキング》とか、《生命と大地と轟破の決断》からの任意のコンボとか、もっとあるんだよなあ……
というわけで、普通にマナブーストから《規格外 T.G.V.》を投げるのが一番強い、という身も蓋もない結論になったぞ。
合計金額は3,150円（2022/4/24時点）。
最近のコモンである《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》と、搭載枚数の少ない《勝災電融王 ギュカウツ・マグル》《単騎連射 マグナム》が値段を引っ張っているので、それらを持っている人ならばもっと安く組めるんじゃないかな。
では、レシピ内の採用カードを順番に解説していこう。
個別カード解説【アタッカーとメタクリ】
《規格外 T.G.V.》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 水/火 / パワー5000 / コスト6
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■スピードアタッカー
■スリリング・スリー：アウトレイジ（このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。表向きにしたアウトレイジ1体につき次のT3能力を1回行ってもよい。その後、表向きにしたカードをすべて、好きな順序で山札の一番下に戻す
T3：このターン、このクリーチャーはシールドをさらに1枚ブレイクする。
50円
余計なことを約束したばかりに、コイツに振り回されることになってしまったぞ。
できもしない約束をするものではない、という大切なことを教えてくれるクリーチャーだ。
このカードについてはデュべり部で語ったのでこれ以上掘り下げることもあんまりないんだけれど、昭和デュエマだったら結構強かったね……うん……
《ダークナイト クリストファー》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 水 / パワー7000 / コスト5
■進化－自分のアウトレイジ1体の上に置く。
■メテオバーン－このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、自分の山札の上から3枚を見る。その中から、アウトレイジを1体選び、このクリーチャーの下に置いてもよい。残りを自分の手札に加える。
■W・ブレイカー（このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする。
50円
サブアタッカー。
アタッカーを《規格外 T.G.V.》だけに頼るのは心許ない。かといって《T.G.V.》より重かったり打点が高かったりするカードを採用したら、それは《T.G.V.》のデッキではない……
ということで、中サイズかつ後続を引き込めるコイツを採用。
効果はややこしいけれど、要するに「メテオバーンしたら3枚めくって1枚をコイツの下、残り2枚をドロー」みたいな効果だ。
手札を補給しながら殴れることはもちろん、引きたくないカードを弾けるのも便利だぞ。
《戦武の無限皇 ジャッキー/「俺たちの夢は終わらねぇ!」》
【 ツインパクトカード 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 水/火 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー（このクリーチャーはシールドを2つブレイクする）
■相手の呪文を唱えるコストは無限のマナを必要とする。
【呪文】
カード名：「俺たちの夢は終わらねぇ!」
文明：火
コスト：6マナ
■S・トリガー
■コスト8以下のアウトレイジを1体、自分の手札から出してもよい。その後、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。そうしたら、この2体をバトルさせる。
50円
サブアタッカーその2。火のマナが足りないので追加投入。
ただ、6マナでスピードアタッカーもついていないことから、実際に着地することはあんまりない。序盤にマナ基盤として埋まることが多いぞ。
呪文面も、基本的にサイズが小さいこのデッキでは過信できない。特に《規格外T.G.V.》をトリガーで出してしまうと、スリリング・スリーが完全に腐るので注意！
原則として下記「隠し玉」との組み合わせが専門だ。
《勝災電融王 ギュカウツ・マグル》
【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / アウトレイジMAX / ジ・アンサー / 文明 水/火/自然 / パワー15000 / コスト8
■EXライフ
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を見る。その中からコストの合計が9以下になるよう、多色クリーチャーを好きな数選び、出す。残りを好きな順序で山札の下に置く。
320円
隠し玉。
このデッキは、いわゆる【5c】系デッキほど多色カードが多いわけではないので、《ギュカウツ・マグル》を3枚も4枚も搭載してもリターンは小さい。
けれど、サブプランとしては良い味を出してくれるぞ。めくれて嬉しいカードはもちろん《規格外 T.G.V.》だ！
ムリに狙わず、普段は3色の出るマナとして活用しよう。
《単騎連射 マグナム》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 火 / パワー3000 / コスト3
■自分のターン中に、相手のクリーチャーがバトルゾーンに出る時、そのクリーチャーはバトルゾーンのかわりに持ち主の墓地に置かれる。
250円
このデッキ最強のカード。
トリガークリーチャーや《ドラゴンズ・サイン》のような展開型のS・トリガー呪文をケアして殴れるので安心感が段違いだ。
あの……アウトレイジデッキだけこの子殿堂解除されませんか……？
《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 火 / パワー2000+ / コスト2
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+2000する。
■相手のターン中に、相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出る時、相手はかわりにそのクリーチャーを墓地に置く。
250円
デッキのメインアクションに寄与しないくせに、《勝災電融王 ギュカウツ・マグル》に次ぐこのデッキの高額カードだ。
イケメンだから高いんじゃないの？
とモカが言っていた気がするけれど、たぶんそうじゃないぞ。
正直なところ、メタクリーチャーとしての役割以上に大事なのが、アンタップインする火マナであること。つまり《山》だ。
とにかく多色の多いデッキなので、単色カードは然るべきタイミングでマナに埋めよう。埋まるのが《テスタ・ロッサ》の仕事だ。
個別カード解説【ブースト&ドロー】
《飛散する斧 プロメテウス》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 水/自然 / パワー1000 / コスト5
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から2枚をタップしてマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻す。
50円
このカードがあったからどうにかデッキになってくれた、名脇役の中の名脇役。お前がアウトレイジでよかった……！
マナ加速を行いつつ、序盤に埋めた切り札を回収できるぞ。これによって初手の《規格外 T.G.V.》を心置きなくマナチャージできる。
そんなわけで、基本的な機能はバウンスのない《ドンドン水撒くナウ》。
バウンスとS・トリガーは持ち合わせていないけれど、このデッキでは《規格外 T.G.V》のスリリング・スリーのため、アウトレイジであることが重要だ。
本体が1打点になるため、《規格外 T.G.V.》でシールドを割った後の詰めも務めるぞ。
《正々堂々 ホルモン》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 自然 / パワー1000 / コスト3
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
50円
由緒正しき《青銅の鎧》の系譜だ。
登場当初は「ついに青銅の鎧の相互互換が！」と騒いだ記憶があるけど、今となってはキリフダッシュやササゲールがついてナンボだから令和デュエマは恐ろしいね……
マナカーブ的に《ダークナイト クリストファー》や《飛散する斧 プロメテウス》に繋がるのがポイント。いやエピソード3の頃からずっとそうだったんだけどさ……
《蛙跳び フロッグ》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンにあれば、自分のマナゾーンにあるかのようにこのクリーチャーをタップしてマナを生み出してもよい。（このクリーチャーをバトルゾーンに出したターンに、この能力を使ってもよい）
50円
2マナブーストの追加要因。自身をタップしてしまう＝殴り返されやすいため、一見すると扱いづらいマナ加速手段だ。
ただ、《一撃奪取》《虹彩奪取》《Re:奪取》のサイクルは、同文明のコストしか下げられない。
今回のような3色デッキだと、色が合わずに持て余すことも多いため、脆さは承知で《フロッグ》を優先したぞ。
※細かい話…「火水」「水自然」の軽減クリーチャーがアウトレイジではないので、このデッキと相性が悪いのだ
なお、似た効果の《極楽鳥》と違い、あくまで自然マナとしてカウントすることには注意しよう。
ちなみに、プロモ版でも通常版と同等のシングル価格で買えちゃうぞ。
《倍返し アザミ》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 火/自然 / パワー1000 / コスト2
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■相手のマナゾーンに、手札以外のどこからでもカードが置かれた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。
50円
火・自然のカードが不足しがちだったことから採用。
《蛙跳び フロッグ》の項で述べたように、同色をサポートするコスト軽減クリーチャーはちょっと嚙み合わない。けれど初動カードは欲しい……というワガママに応えてくれた？カードだ。
《フェアリー・ライフ》系の効果全般に反応してこちらもマナ加速ができる。
ルール上の注意点として、（最近は遭遇率が減っているものの）チャージャー呪文には反応しないことは覚えておこう。
《Re:奪取 マイパッド》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / レクスターズ / 文明 水 / パワー1000 / コスト2
■G・ストライク（このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない）
■各ターン、自分の水のクリーチャー1体目の召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コスト0以下にはならない。
70円
そもそも「Re:奪取サイクルが登場したし、《規格外 T.G.V.》今ならもっと強く組めるんじゃないの？」などと思ってしまった原因だ。
他の色の奪取サイクルは抜けていったけれど、水のクリーチャーが多いことでこのカードだけは残留。特に《電脳決壊の魔女 アリス》に繋ぐ動きを目指したい。
色バランスの都合でアウトレイジ最強の受け札《終末の時計ザ・クロック》を積めなかったので、G・ストライクも五臓六腑に染み渡る。肩こりがよくなりそうだ。（なりません）
《電脳決壊の魔女 アリス》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 水 / パワー1000 / コスト4
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを3枚引いてもよい。そうした場合、自分の手札を2枚、山札の一番上または一番下、もしくはこの両方に好きな順序で置く。
50円
5～6マナのアタッカーに依存したデッキなので、4マナ域で山札を掘り進めるこのカードは潤い。
……というかE3当時のアウトレイジ、アタックトリガーや死亡誘発が多くて、出すだけで仕事ができるカードがそもそも少な……げふんげふん。
まったくどうでもいい裏話をすると、記事用画像のデータベースに《アリス》を登録するタイミングでちゅうえいさんとかぶってしまい、今ガチまとめのデータベースでは《アリス》がちゅうえいさんの写真に囲まれているぞ。
《遥か寸前 ヴィブロ・ブレード》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 水 / パワー2000 / コスト3
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引いてもよい。
50円
この記事を提出する5分前まで《裏斬の取引 パルサー》だった。つまりこの項は締め切り5分前に書かれているぞ。
ニンジャ・ストライクで出せることから《パルサー》を優先するつもりだったけれど、残り手札が少ない時に出すと憎しみが湧き上がってくることから、捨てることなくドローできる《ヴィブロ・ブレード》に差し替えた。
打点が欲しいデッキなので、普通に殴れる点も評価対象。
3マナ域が昭和のカードパワーすぎて泣きそうになるね……
デッキの回し方
基本的には《規格外 T.G.V.》または《ダークナイト・クリストファー》の着地を目指そう。
これら2体のいずれかが出たら殴り始める！
そんな攻撃開始までのプランを、大きく2段階に分けて見ていこう。
①初動
2マナで優先すべきは《Re:奪取 マイパッド》。
次いで《蛙跳び フロッグ》≧《倍返し アザミ》＞《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》といった優先順位だ。
ただし、次のターン（3ターン目）に《正々堂々 ホルモン》が出せそうならば、2ターン目はむしろ多色カードを埋めるターンにしよう。
高確率で死んでしまう《蛙跳び フロッグ》や不確実な《倍返し アザミ》よりも、確実な1マナ加速の方が心強いからね。
②4～5マナ域
理想は2→4の流れで《電脳決壊の魔女 アリス》か、3→5の流れで《飛散する斧 プロメテウス》。（《プロメテウス》も《マイパッド》で軽くなるのを忘れずに！）
《プロメテウス》で《規格外T.G.V.》を回収して、次のターンで総攻撃を仕掛けるのが基本パターンだ。
もちろん5マナで《ダークナイト クリストファー》もアリ。
ただ、後者のパターンだと一気に詰めるには打点が足りない。《規格外 T.G.V.》で攻められるならば、そちらを優先しよう。
なお、《飛散する斧 プロメテウス》でマナを回収する際は、色が足りなくならないよう注意しよう。アンタップで置ける火のマナが少ないデッキなので、うっかり最後の1枚を回収すると悲惨だぞ。《悲惨するOh, no! プロメテウス》。
ラッキーチャンス
ときどき発生するのが「《マイパッド》→《ホルモン》→《T.G.V.》」の流れ。
受け札を踏まなければ、これで4キルとなる。ぶっちゃけ、このブン回りが今回のデッキ最大の醍醐味だ。
改造するなら
なんか高いやつ入れるといいよ
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ・ドラゴン / ヒューマノイド / 文明 水/火/自然 / パワー5000+ / コスト5
■マッハファイター
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から5枚を見る。そのうちの1枚を相手に見せてから手札に加え、残りを好きな順で山札の下に置く。こうして見せたカードが火または自然なら、クリーチャーを1体選び、手札に戻す。
■革命2：自分のシールドが2つ以下なら、自分のシールドゾーンにあるこのクリーチャーに「S・トリガー」を与える。
■革命0：自分のシールドが1枚もなければ、このクリーチャーのパワーを+10000し、「スピードアタッカー」と「T・ブレイカー」を与える。
6580円
……
まぁ、それだけで丸投げするわけにもいかないので、他の採用候補をいくつか挙げておこう。
クロニクルから流用
そもそもアウトレイジは、クロニクルデッキ『アウトレイジ・ビクトリー』（と、それと連動を意識したカード群）によって強化された種族だ。
というわけで、手っ取り早くカスタマイズするなら『アウトレイジ・ビクトリー』出身カードが候補だろう。
中でも有力候補なのが《灼熱の闘志 テスタ・ロッサ》。
《灼熱の闘志 テスタ・ロッサ》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 水/火 / パワー2000 / コスト2
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚まで引く。その後、こうして引いた枚数と同じ数、自分の手札を捨てる。
110円
ギリギリまで入ったり抜けたりを繰り返していたカード。
多色カードの枚数が多すぎることと、2ターン目は手札を整えることよりマナをジャンプすることの方が重要という理由から今回は不採用となっている。
それでもカードパワーとしては弱くない。墓地が溜まりやすくなるので、《裏斬の取引 パルサー》と一緒に採用してもいいね。
スーパーデッキから流用
他にアウトレイジのパーツが充実していた商品といえば……スーパーデッキMAX『カツキングと伝説の秘宝』だ！
《無敵 ドン・カツドン》
【 エグザイル・クリーチャー 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 火/自然 / パワー2000+ / コスト5
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、またはこのクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。
■パワーアタッカー＋3000
■ドロン・ゴー：このクリーチャーが破壊された時、名前に《無敵》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
■自分の他の、名前に《無敵》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。
50円
……なんだかネタっぽいけれど、アウトレイジは4～5マナ域の中間サイズの戦力が乏しい。
出た時に最低限の仕事はすること、火・自然のカードを確保できることからも、コイツは候補となりえるんだ。
除去されたら《無敵剣 カツキングMAX》になるかも、というのもプレッシャーではあるぞ。
《カツキングMAX》と、カツキングのディスペクターである《ギュカウツ・マグル》を並べる実績解除。誰か狙ってみてほしい。
週刊少年サンデーから流用
《Re:奪取 マイパッド》《蛙跳び フロッグ》から繋がる4マナアウトレイジとして、忘れちゃいけないのが《日曜日よりの使者 メーテル》！
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 水/火 / パワー3000 / コスト4
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
自分がカードを1枚引く時、1枚のかわりに2枚引き、自分の手札を1枚捨ててもよい。
50円
これまた多色が増えすぎる問題で抜けたけれど、2マナクリーチャー→コイツ→《ダークナイト クリストファー》という展開を作りやすい優秀なカードだ。
コイツを使うならば、《虹彩奪取 トップラサス》の採用も視野に入ってくるね。
さいごに
格安デュエマ研究所、今回は《規格外 T.G.V.》型のアウトレイジデッキをお送りしたぞ。最後まで読んでくれてありがとう。
「組んでみたよ！」「でもこれ勝太＆カツキング入りますよね？」「こんな改造案はどう？」「でもこれ勝太＆カツキング入りますよね？」「でもこれ勝太＆カツキング入りますよね？」「でもこれ勝太＆カツキング入りますよね？？？」などなど、コメントがあればぜひ#格安デュエマ研究所で寄せてほしい。いや嘘。あんまり圧をかけるのはご勘弁願いたい。
格安デュエマ研究所は今後も定期更新！
王来MAXは面白そうなカードが盛りだくさんなので、研究もはかどってるぞ！次回もお楽しみに！
【格安デュエマ研究所】研究成果一覧
