| このデッキはこんな人にオススメ |
| ・脱初心者をしたい人 ・速攻デッキばかり使って来た人 ・玄人っぽいデッキが使いたい人 |
どーも、ゆうへいパパです。
最近はどんどん息子が新しいデッキを作るので横からあーだこーだと言いたいのをぐっと我慢し、生暖かい目で眺めた後に対戦をするということをしています。
そのうち記事も書くのか？書いちゃうのか？最年少ライターの登場か？
第199回目となりました当企画『格安デュエマ研究所』。
その名の通り、安くて楽しいカードを活かして格安デッキを研究する…という企画となっております。
今回の主役となるのは、こちら。
《「祝」の頂 ウェディング》（シングル価格：210円）です。
私の中のイメージでは
スーパー玄人向けフィニッシャー
という感じです。
以前はカード人気が高く、市場価格が常に1000円前後で安定していた印象があります。
今回、そのカードは『エキサイティング・デュエパ・デッキ
ツラトゥストラは水晶と語らう』に再録されたため、以前よりも格段に安価で入手できるようになりました。
もう少し財布に余裕のある方向けの改造パーツなども紹介しておりますので、ぜひぜひ最後までお付き合いくださいませ。
目次
はじめに：この企画のルール
当企画『格安デッキ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
何をもって「低予算」とするかは難しいところですが、当企画では「シングル価格の合計がクロニクルデッキやドリーム英雄譚デッキの定価(=およそ5000円)以内」という基準を設けさせていただきます。
（シングル価格は、執筆時点(2025/3/5)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A（最高品）相当として計算）
もちろんすでに持っているカードを使ったり、カード状態にこだわりがなければ、さらに安く構築することも可能ですね。
また、忘れてはいけないのが『安いデッキは高額デッキの代用品ではない』ということ。あくまで「安いけれど強い・面白い」と言えるような、独自性のあるデッキを追い求めていこうと思います。
デッキのコンセプト
今回のデッキのコンセプトは
脱初心者です。
実は私にとって《「祝」の頂 ウェディング》は、かつて苦い経験をしたことから、初心者には扱いが難しいという先入観がありました。
それは、私が初めて自作のデッキを手にカードショップへ足を踏み入れた時のことです。対戦相手の方が《「祝」の頂 ウェディング》を使いこなし、私は完膚なきまでに打ちのめされました。
当時、私はカップ春雨のような簡素な箱に入った『フィールドスタートデッキ バサラの禁断』を改造したばかりで、その洗練されたデッキの前には全く歯が立ちませんでした。惨敗したとはいえ、今となっては良い思い出です。
そんな私も今や格安デュエマ研究所で記事を書いて早数年……
私も脱初心者がしたい！！
という思いで今回のデッキは制作しました。
「まずは《「祝」の頂 ウェディング》を11マナで召喚するため、マナ加速を最優先に行います。
7マナ到達後は、《龍素記号Sr スペルサイクリカ》で呪文を再利用し、《ロスト・Re:ソウル》や《英知と追撃の宝剣》で相手の盤面や手札、マナゾーンも奪ってコントロールして時間を稼ぎます。
この7マナ～10マナを貯める間にどう動くか、相手をどう縛るのかがとても玄人っぽいと感じています。
人によっては追加のハンデスを継続的に行ったり、盤面の除去、ブロッカーの展開など様々な手段を用いて相手の攻撃をしのぎます。
最終的には、フィニッシャーである《「祝」の頂 ウェディング》の能力で相手の反撃を封じ、そのまま攻撃して勝利を目指します。
今回はいくつかのデッキ構築代節約技のようなものも採用しましたのでそちらもぜひ参考にしてみてください。
デッキレシピ
2025年3月5日時点のデッキ合計金額は4,775円でした。なかなかギリギリでしたが予算内で組むことができました。
欲しいカードがありましたら、デッキリストの「デッキ価格をシミュレーション」→「在庫チェック」から直接購入も可能です。あんまり知られてないんですがめちゃくちゃ便利ですので、ぜひ一度試してみてくださいね。
採用カード解説
メインギミック
《「祝」の頂 ウェディング》2枚
【 クリーチャー 】
種族 アンノウン / ゼニス / 文明 ゼロ / パワー13000 / コスト11
このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、相手はバトルゾーンの自分のクリーチャーまたは自身の手札から合計4枚選び、新しいシールドとして裏向きにし、自身のシールドゾーンに加える。
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを自身の手札に加えるかわりに墓地に置く。
T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)
210円
このデッキのフィニッシャーです。
11マナという、通常のゲームではなかなか到達できないマナ域であるだけに、その能力は圧倒的です。
召喚時には、相手の手札とバトルゾーンのクリーチャーを4枚もシールドに変換し、さらにシールド焼却能力で相手に反撃の隙を与えません。
万が一、相手に反撃されたとしても、『エターナル・Ω』能力によって手札に戻るため、再び召喚して盤面を制圧できます。
まさに攻防隙のない性能です。
《龍素記号Sr スペルサイクリカ》4枚
【 クリーチャー 】
種族 クリスタル・コマンド・ドラゴン / 文明 水 / パワー6000 / コスト7
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト7以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。そうした場合、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の手札に加える。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。
120円
《龍素記号Sr スペルサイクリカ》は、コスト７以下の呪文を文明に関係なく墓地から回収し、再利用できる強力なカードです。
相手が盤面の立て直しを図る際には、《英知と追撃の宝剣》で相手クリーチャーを破壊しつつマナを減らし、《ロスト・Re:ソウル》で相手の手札を奪ったりして妨害します。
また、《フェアリー・ソング》を再利用して、さらにマナを加速させ、後半の《「祝」の頂 ウェディング》の召喚につなげるなど、中盤の戦略の軸となるカードです。
《英知と追撃の宝剣》1枚
【 呪文 】
文明 水/闇 / コスト7
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
バトルゾーンにある相手のクリーチャーを2体選ぶ。相手はその中から1体選んで自分自身の手札に戻し、もう1体を破壊する。その後、自分は相手のマナゾーンからカードを2枚選ぶ。相手はその中から1枚選んで自分自身の手札に戻し、もう1枚を持ち主の墓地に置く。
980円
《英知と追撃の宝剣》は、2年ほど前まで殿堂カードに指定されていた強力なカードです。
その圧倒的な盤面制圧能力と、相手のマナを大幅に減少させる能力は、現在でも非常に強力です。
数回使用するだけで、相手の戦意を喪失させるほどの威力があります。
今回は、イラストにも描かれている《龍素記号Sr スペルサイクリカ》の効果で、この強力な呪文を何度も使いまわし、相手を圧倒する戦略を採用しました。
初動
《フェアリー・ライフ》4枚
【 呪文 】
文明 自然 / コスト2
■S(シールド)・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加えるとき、コストを支払わずにすぐ唱えてよい)
■自分の山札の上から1枚目を、自分のマナゾーンに置く。
50円
2ターン目のマナ加速は必須です。
《フェアリー・ライフ》は、デュエル・マスターズにおける伝統的な初動であり、先行後攻の有利不利を覆す可能性を秘めた重要なカードです。
わずか1マナの加速ですが、11マナという高コストの《「祝」の頂 ウェディング》の召喚を目指す上で、2ターン目の確実なマナ加速は必要不可欠です。
《ピクシー・ライフ》4枚
【 呪文 】
文明 自然 / コスト2
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、無色カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
50円
2ターン目のマナ加速は必須です。(２回目)
加えて、このデッキのフィニッシャーである《「祝」の頂 ウェディング》と、切り札となる《天頂秘伝ゼニス・レクイエム》をマナゾーンから回収できる点も非常に重要です。
これらのカードはデッキに合計3枚しか投入されておらず、デッキの性質上、大量のカードがマナゾーンに送られるため、試合後半では《ピクシー・ライフ》による回収が勝敗を左右します。
序盤のマナ加速と、《ピクシー・ライフ》による状況に応じたカード回収のどちらを優先するか、その判断が数ターン先の勝負を大きく左右します。
《地龍神の魔陣》2枚
【 呪文 】
文明 水/自然 / コスト2
■G・ストライク（この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない）
■自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚を手札に加えるかマナゾーンに置き、残りを好きな順序で山札の下に置く。
80円
2ターン目のマナ加速は必須です。(大事なことなので3回書きました。)
9～10枚目の初動枠として、G・ストライクによる最低限の防御性能に加え、ゲーム終盤には必要パーツのサーチをする万能カードです。
多色カードであるため、序盤にマナ置きとして使用しづらい点が明確な弱点であり、採用枚数は2枚に留めました
《天災 デドダム》3枚
【 クリーチャー 】
種族 トリニティ・コマンド / 侵略者 / 文明 水/闇/自然 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から３枚を見る。そのうちの１枚を自分の手札に加え、１枚をマナゾーンに置き、残りの１枚を墓地に置く。
350円
《天災 デドダム》は、再録により安価になると予想していましたが、その予想を大きく裏切られた1枚です。
デッキの上3枚を確認できる能力は、現代デュエル・マスターズにおいても非常に強力です。
特に、このデッキには墓地やマナゾーンに置くことで効果を発揮するカードが多いため、《天災 デドダム》はその真価を最大限に引き出します。
しかし、価格が高いため、今回は3枚の採用に留めました。そこで、《ヨビニオン・トライブ》を採用し、《天災 デドダム》を確実にサーチするギミックを組み込みました。
《ヨビニオン・トライブ》2枚
【 クリーチャー 】
種族 ビーストフォーク / 文明 自然 / パワー4000 / コスト4
■このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。
■ヨビニオン（このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から、これよりコストが小さいクリーチャーが出るまで表向きにしてもよい。そのクリーチャーを出す。残りをシャッフルし、山札の下に置く）
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く。
70円
《ヨビニオン・トライブ》は、《天災 デドダム》をサーチするためのカードです。
マナゾーンにあれば召喚でき、破壊されてもマナゾーンに戻るため、状況に応じて相手クリーチャーへ特攻をして疑似的にマナ加速をするなど、柔軟な動きができます。
《フェアリー・ソング》4枚
【 呪文 】
文明 自然 / コスト4
■自分の山札の上から２枚を、タップしてマナゾーンに置く。
50円
《ダーク・ソング》１枚
シンプルな効果ながら、デメリットや特別な準備を必要とせず、2→4→7という理想的なマナカーブをスムーズに実現できる強力なカードです。
【 呪文 】
文明 闇/自然 / コスト4
■自分の山札の上から4枚を見る。その中から2枚をタップしてマナゾーンに置き、残りを墓地に置く。
65円
《フェアリー・ソング》の5枚目として採用、多色カードのため複数枚の採用は見送りました。
サブギミック/その他(トリガーやサポート)
《闇参謀グラン・ギニョール》1枚
【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / チーム零 / 文明 水/闇 / パワー4000 / コスト8
■S・トリガー（このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい）
■＜ムゲンクライム＞2（自分のクリーチャーを2体タップし、[水/闇(2)]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい）
■このクリーチャーが出た時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶他のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
▶自分の山札の上から2枚を墓地に置き、その後、そのうちのどちらか1枚を手札に戻してもよい。
70円
このカードは、受け札としての役割と、7～10マナ帯を埋める役割を担うために採用しました。
本来であれば《超暴淵 ボジャガイスト》を採用したかったのですが、予算の都合で断念しました。
しかし、このカードも同様の役割を果たすことができ、さらに墓地から復活できる「ムゲンクライム」能力を持つため、代用として採用しました。
《ロスト・Re:ソウル》3枚
【 呪文 】
文明 闇 / コスト7
■G・ストライク（この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない）
■相手は自身の手札をすべて捨てる。
120円
「相手は全ての手札を捨てる」というシンプルな効果ですが、相手に与える損害は計り知れません。
4ターン目にこの呪文を唱え、相手の手札を全て捨てさせることができれば、その後のゲーム展開を非常に有利に進めることができます。
闇文明単色であるため扱いやすく、G・ストライクによる最低限の防御性能も兼ね備えている、非常に強力なカードです。
《♪楽楽楽 楽楽楽楽 楽楽楽》4枚
【 呪文 】
種族 マジック・ソング / 文明 水 / コスト6
■S・トリガー（この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい）
■自分のコスト6以上のクリーチャーが召喚によって出た時、自分のマナゾーンに水文明があれば、この呪文を自分の手札から、コストを支払わずに唱えてもよい。
■相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそれを山札の上か下に置く。
50円
S・トリガーと大型クリーチャー召喚時の事故踏み倒しという、2種類のコスト踏み倒し能力を持つ除去呪文です。
水文明の除去にありがちな手札に戻す効果ではなく、山札の一番上か下に送る効果を持つため、相手の墓地やマナからの再利用を妨害できる強力なカードです。
とにかく《♪楽楽楽 楽楽楽楽 楽楽楽》は《龍素記号Sr スペルサイクリカ》と相性が
バチクソ良いです！！
後述します。
《A・A・A》4枚
【 呪文 】
文明 水/闇/自然 / コスト6
■S・トリガー（この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい）
■相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札、マナゾーン、墓地のいずれかに置く。
■自分の山札の上から1枚目を見て、手札、マナゾーン、墓地のいずれかに置く。
50円
《A・A・A》は、《SSS級天災 デッドダムド》の登場時能力と同様の除去能力を持ち、さらに手札、マナ、墓地のいずれかを増やすことができる、トリガー付きの強力な呪文です。
デッキに必要な3色全てを含んでいるため、初手で迷うことなくマナゾーンに置ける点も、このカードの大きな魅力です。
《天頂秘伝ゼニス・レクイエム》1枚
【 呪文 】
文明 ゼロ / コスト12
■アタック・チャンス：ゼニス（自分のゼニスが攻撃するとき、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい）
■このターン、自分のクリーチャー1体のパワーを＋50000し、「ワールド・ブレイカー」と「このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーをアンタップしてもよい」を与える。（「ワールド・ブレイカー」を持つクリーチャーは、相手のシールドをすべてブレイクする）
50円
《天頂秘伝ゼニス・レクイエム》は、このデッキにおいて、《「祝」の頂 ウェディング》の能力を最大限に引き出すための切り札となるカードです。
デッキに1枚しか採用されていませんが、豊富なマナ加速カードで意図的にマナゾーンに置き、《ピクシー・ライフ》で回収することで、確実に手札に加えることができます。
このデッキの回し方
①２→４→７のマナカーブを意識してスタート
まず、デッキに10枚採用されている2マナのマナ加速呪文を使い、4マナに到達することを目指します。
理想はその4マナで《フェアリー・ソング》や《ダーク・ソング》を唱え、一気に7マナまで加速することです。
しかし、直接加速する手段がない場合は、《天災 デドダム》や《ヨビニオン・トライブ》から《天災 デドダム》をサーチして手札・墓地を確保しつつマナ加速につなげることも有効です。
もちろん、2マナのマナ加速呪文を連続して唱えることでも7マナに到達可能です。
こうして7マナに到達したら、《英知と追撃の宝剣》や《ロスト・Re:ソウル》で相手の盤面や手札を妨害します。
また、《龍素記号Sr スペルサイクリカ》で墓地からマナ加速呪文を再利用し、11マナまで一気に加速することも視野に入れましょう。
②スペルサイクリカ楽楽コンボ
《龍素記号Sr スペルサイクリカ》と《♪楽楽楽 楽楽楽楽 楽楽楽》は非常に相性が良いです。
《龍素記号Sr スペルサイクリカ》を手札から召喚した際、手札に《♪楽楽楽 楽楽楽楽 楽楽楽》があれば、その踏み倒しを宣言できます。
そして、使用後に墓地に置かれた《♪楽楽楽 楽楽楽楽 楽楽楽》を、《龍素記号Sr スペルサイクリカ》の効果で再び踏み倒し、さらに墓地から手札に戻すことで、継続的に《♪楽楽楽 楽楽楽楽 楽楽楽》を使用できる「サイクリカ楽楽コンボ」が可能です。
③２枚そろえてフィニッシュ！！
最終的に、様々な妨害カードを駆使して相手の反撃手段を奪い、《「祝」の頂 ウェディング》を召喚して攻撃します。
次のターン、《「祝」の頂 ウェディング》の攻撃時にアタックチャンスで《天頂秘伝ゼニス・レクイエム》を唱え、シールドをすべて吹き飛ばし、勝利を確定させます。
採用候補のカードたち
《超暴淵 ボジャガイスト》
【 クリーチャー 】
種族 アビスドラゴン / 文明 闇 / パワー9000 / コスト9
■このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。
■ハイパーエナジー（このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない）
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手は自身の手札を2枚選び、捨てる。その後、相手の手札が1枚もなければ、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを–9000する。
300円
《超暴淵 ボジャガイスト》は、超マナ加速とハイパーエナジーを組み合わせることで、中盤から安定して召喚できる、墓地から再利用可能な強力なブロッカーです。
相手の手札を2枚捨てさせる能力は、フィニッシャーである《「祝」の頂 ウェディング》の能力と相性が良く、相手の反撃を大きく遅らせることができます。
さらに、パワーマイナス9000によるクリーチャー除去は、おまけと考えても十分すぎるほどの強力な効果です。
記事を書いている最中にあれよあれよと値段が上がり不採用になりました。
《ヨビニオン・マルル》
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー5000 / コスト4
■ヨビニオン（このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から、これよりコストが小さいクリーチャーが出るまで表向きにしてもよい。そのクリーチャーを出す。残りをシャッフルし、山札の下に置く）
■各ターン、自分の2体目のクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目を見る。そのカードを手札に加えるか、タップしてマナゾーンに置く。
4,780円
《ヨビニオン・マルル》は、4マナから7マナへの加速によく使用されるクリーチャーであり、マナ加速だけでなく、状況に応じて手札補充も可能な万能カードです。
2マナのマナ加速カードから《ヨビニオン・マルル》につなげることで、デッキの軸となる強力な戦略は、今後も多くのデッキで採用されるでしょう。
《飛翔龍 5000VT》
【 クリーチャー 】
種族 マジック・アウトレイジMAX / 文明 水 / パワー12000 / コスト8
■このクリーチャーの召喚コストを、バトルゾーンにあるクリーチャー1体につき1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■ジャストダイバー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のパワー5000以下のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。次の相手のターン中、相手はパワー5000以下のクリーチャーを出せない。
3,980円
水文明を含むデッキであれば、とりあえず採用しておいて損はない、非常に汎用性の高いカードです。
コンボデッキの中盤を支える防御性能、手札補充、盤面処理など、必要な要素が全て詰まっており、その価格にも納得できる性能です。
《完璧問題 オーパーツ》
【 クリーチャー 】
種族 クリスタル・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / テック団 / 文明 水/闇 / パワー11000 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ－水または闇のコスト5以上のドラゴン（自分の水または闇のコスト5以上のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい）
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを2枚引く。その後、相手はバトルゾーンまたは手札から、自身のカードを2枚選び、好きな順序で山札の下に置く。
700円
《完璧問題 オーパーツ》は、デッキの初期段階では1枚採用していました。
《超暴淵 ボジャガイスト》や《龍素記号Sr スペルサイクリカ》を革命チェンジ元として利用し、特に《龍素記号Sr スペルサイクリカ》は革命チェンジで手札に戻して再利用することを想定していました。
しかし、予算オーバーのため、泣く泣く不採用となりました。
《テック団の波壊Go!》
【 呪文 】
文明 水/闇 / コスト7
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■S・トリガー（この呪文をシールドゾーンから自分の手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい）
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
・バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。
・相手のコスト6以上のクリーチャーを1体、破壊する。
140円
《テック団の波壊Go!》は、最後まで《A・A・A》とデッキの枠を争ったカードです。
最終的に、《A・A・A》の方がマナ加速による逆転要素が強く、デッキの色配分にも合致し、価格も安価であったため、《テック団の波壊Go!》は不採用となりました。
しかし、テストプレイを重ねるうちに、《テック団の波壊Go!》の汎用性の高さから、数枚採用することも検討しましたが、今回は見送ることにしました。
おわりに
いかがだったでしょうか？
格安デュエマ研究所も、次回でついに200回を迎えます！
長年にわたって続けられたこのコンテンツを振り返ると、かつては高価だったカードが安価になっていたり、逆に、当時は考えられなかったようなデッキが格安で組めるようになっていたりと、時代の変化を感じます。
感慨深い気持ちと共に、これまでの研究の成果を改めて実感しています。
でもまだまだ続く！！そこに格安カードが有る限り！！
「実際に組んでみた！」「こんな改造はどう？」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。
【格安デュエマ研究所】研究成果一覧
