はじめに
こんにちは。しおじです。
今回は、今もっとも熱い【青黒COMPLEX】について解説していきます。
GP2024 1stチーム戦でも活躍していたこのデッキはいったいどのような動きをするのでしょうか...。
それでは解説に行きましょう。
目次
【青黒COMPLEX】特徴
【青黒COMPLEX】は《DARK MATERIAL COMPLEX》をフィニッシャーにしたデッキです。
早期に《DARK MATERIAL COMPLEX》を着地させて、出したメタクリーチャーを相手が除去する度に《DARK MATERIAL COMPLEX》の起動が早まり、相手に圧をかけることが出来ます。
このデッキの強みは大きく2つあります。
1つ目は明確なフィニッシャー
メタカードをたくさん採用するデッキは、デッキのパワーが落ちやすくフィニッシュ力に欠けることが多いのですが、このデッキは《DARK MATERIAL COMPLEX》により、簡単にフィニッシュすることが出来ます。
《DARK MATERIAL COMPLEX》が引けない場合でも対面によってメタクリーチャーを的確に選んで出すことで相手を詰めることが可能。
2つ目は豊富なS・トリガー
環境上位の【黒緑アビス】、【赤青マジック】のようなデッキは攻撃してくるデッキですので甘い攻撃に対してはS・トリガーで逆転することが可能です。
また、どちらのデッキも革命チェンジやアビスラッシュなどで自発的に自分のクリーチャーをバトルゾーンから移動させるので、《DARK MATERIAL COMPLEX》の早期起動を補助してくれます。
一度、起動してしまえば簡単にフィニッシュを狙えます。
【青黒COMPLEX】サンプルリスト
今回は環境で有用と考えられるカードをほぼ最大枚数採用したシンプルなリストを基に解説していきます。
採用カード解説
コンセプトカード
《DARK MATERIAL COMPLEX》
【 クリーチャー 】
種族 パンドラボックス / 文明 闇 / パワー25000 / コスト1
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーはタップして出る。
■他のクリーチャーが離れた時、または自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を表向きにして、このクリーチャーの下に置いてもよい。
■このクリーチャーの下のカードが7枚以下なら、このクリーチャーは離れず、アンタップしない。
■このクリーチャーの下に8枚目のカードが置かれた時、このクリーチャーをアンタップする。
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚、墓地に置いてもよい。そのカードがクリーチャーなら、自分の墓地から出す。
このデッキのフィニッシャー。
他のクリーチャーが場を離れる時かターン開始時に下にカードを敷いていき、8枚溜まるとアンタップして攻撃が可能になります。
攻撃時にこのクリーチャーの下のカードを1枚墓地に送り、それがクリーチャーなら踏み倒しが可能。
相手のクリーチャーが場を離れた時にもアンタップするので、相手のタップされているクリーチャーの数だけクリーチャーを踏み倒しながら相手のクリーチャーを踏み潰せます。
《飛翔龍5000VT》
【 クリーチャー 】
種族 マジック・アウトレイジMAX / 文明 水 / パワー12000 / コスト8
■このクリーチャーの召喚コストを、バトルゾーンにあるクリーチャー1体につき1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■ジャストダイバー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のパワー5000以下のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。次の相手のターン中、相手はパワー5000以下のクリーチャーを出せない。
【赤青マジック】、【黒緑アビス】、ミラーマッチで刺さるクリーチャー。
相手の盤面のクリーチャーを一気に手札に戻せるので一気に《DARK MATERIAL COMPLEX》の下にカードを敷くことが出来ます。
このカードのロック能力は自身にも刺さるので【黒緑アビス】対面では墓地に落ちないようにしたり、【赤青マジック】対面では相手の《飛翔龍5000VT》を警戒しましょう。
《アーテル・ゴルギーニ》
【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ディネロ / スーパーカー・ドラゴン / 文明 闇 / パワー6000 / コスト5
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、次の中から2つ選ぶ。(同じものを2回選んでもよい。)
►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。
►自分の山札の上から4枚を墓地に置く。
►コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
■このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。
1番使われているメカクリーチャー。
相手に破壊されたメタクリーチャーを墓地から簡単に蘇生することが出来ます。
《同期の妖精/「ド浮きの動悸」》と対面に合わせたメタクリーチャーの組み合わせで蘇生すれば、相手は除去に相当苦労するのでこのクリーチャーを使ってこの盤面を作ることを目指しましょう。
《同期の妖精/ド浮きの動悸》
【 ツインパクトカード 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / ジャイアント・スキル / 文明 水 / パワー2000 / コスト2
種族:ジャイアント・スノーフェアリー
■相手が自分のクリーチャーを選ぶ時、可能ならこのクリーチャーを選ぶ。
■メガ・ラスト・バースト(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)
────────────呪文────────────
カード名:ド浮きの動悸
文明:水
コスト:4マナ
種族:ジャイアント・スキル
■S・トリガー
■相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
■カードを1枚引く。
G・ストライク対策や相手の除去ケアの定番となったクリーチャー。
メガ・ラスト・バーストが発動すると自身が離れた&相手のクリーチャーを除去で《DARK MATERIAL COMPLEX》の下にカードを2枚敷くことが出来るのでとても相性が良いです。
採用候補カード
《アクア忍者ライヤ》
【 クリーチャー 】
種族 リキッド・ピープル閃 / 文明 水 / パワー2000 / コスト1
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャーを1体、バトルゾーンから手札に戻す。
登場時に自分のクリーチャーを手札に戻すクリーチャー。
主に《DARK MATERIAL COMPLEX》のカウントを進めて早期起動させる為に使います。
《虹速ザヴェルデ》
【 クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 侵略者 / 文明 自然 / パワー4000 / コスト4
■このクリーチャーをマナゾーンから召喚してもよい。
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーは、バトルゾーンまたは自分の墓地にある間、すべての文明を持つ。
マッハファイターを持っているので相手のクリーチャー登場したターンにすぐ攻撃可能。
後述する《SSS級天災デッドダムド》と合わせて使えば相手の盤面を二面以上除去可能。
《アーテル・ゴルギーニ》の蘇生対象の選択肢にもなるカードなので採用する価値は十分あると思います。
《SSS級天災デッドダムド》
【 進化クリーチャー 】
種族 トリニティ・コマンド / S級侵略者 / 文明 水/闇/自然 / パワー11000 / コスト8
■進化:自分の水、闇、または自然いずれかのクリーチャー1体の上に置く。
■SSS級侵略 [天災]:水、闇、または自然のコマンド(自分の水、闇、または自然のコマンドが攻撃する時、バトルゾーン、自分の手札、墓地、マナゾーンにあるこのカードをその上に重ねてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーを別のクリーチャーの上に重ねた時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地かマナゾーンに置く、または手札に戻す。
水闇自然のコマンドの攻撃時に侵略可能なクリーチャー。
クリーチャーの上に重ねた際に相手のクリーチャーを1体除去可能。
前述の《虹速ザヴェルデ》と相性バッチリなので一緒に採用することをオススメします。
回し方
序盤
とにかく《DARK MATERIAL COMPLEX》の早期着地を目指します。
中盤
メタクリーチャーを出しながら《DARK MATERIAL COMPLEX》のカウントを進めていきます。
終盤
《DARK MATERIAL COMPLEX》の下のカードが8枚になったら、相手の盤面を踏み潰しながら自分の盤面を広げて次のターンにフィニッシュを目指したり、8枚になったターンに一気にフィニッシュしたりします。
おわりに
いかがだったでしょうか。今回の記事の内容をまとめると、
● 多彩なメタクリーチャー ●豊富なS・トリガー ● 明確なフィニッシャー |
この3つを兼ね備えているデッキは実はそんなに多くないです。
これらは環境上位の【黒緑アビス】、【赤青マジック】と渡り合うには不可欠なものとなっています。
是非、【青黒COMPLEX】を使って環境上位のデッキを倒しましょう!