はじめに
最も生を実感する瞬間は、デッキをガン回して有無を許さぬ怒涛の連撃を浴びせること、どうもミルク金時です。
そんな私とは言え、過去に一度あまりのデッキパワーの高さ、それと同時に爆発的にデッキパーツの価格が超高騰した故に、敬遠してしまったデッキテーマがあります。
そのデッキテーマこそ【連ドラグナー】、またの名を【ハムカツドラグナー】なのです。
超高確率で2ターン目には決着がつくデッキパワーの高さは恐らく過去最強クラス。
そのデッキテーマは、当時の環境を粉々に粉砕。一瞬にして王座に立ちました。
しかし、その圧倒的強さは当然“あの称号”が下され、さらには新たなカードたちの登場によって、徐々に姿を消していくのでした。
・・・いや、待て。
徐々に姿を消した、ということは、今ならお手頃価格で組めて、アドレナリンドバドバ出せるのでは!?
【ハムカツドラグナー】を2022年今現在の力を持って、私の所持デッキにさらなる華を持たせようじゃあないですか!
よしゃ、【ハムカツドラグナー】のリペアに早速取り掛かかって行くぞぃ!
目次
【ハムカツドラグナー】とは
【ハムカツドラグナー】をリペアする上で、知っておかなければいけないのがデッキの歴史。
堅苦しいお話になってはしまいますが、これを知るか知らずかでは天と地の差が生まれます。
今の環境下で【ハムカツドラグナー】を使うなら、何が欠けていて、何が必要なのかを知っていく必要があるわけです。
と言うわけで、このデッキテーマを深く知るためにも、ぜひお付き合いくださいませ!
人気テーマ再燃
時はやや巻き戻り、2020年8月22日。
この日、あの「グレンモルト」や「アイラ」と言った、誕生から永遠の人気テーマ【ドラグナー】に待望の強化という名の新カードが発売されることとなります。
それがDMBD-14 「クロニクル最終決戦デッキ 龍魂紅蓮譚」、俗に言うクロニクルデッキです。
未だに現役最前線を張っている《最終龍覇 グレンモルト》が生まれたのがこのデッキだったりします。
発売当時からその強さは頭1つ抜けており、2020年から現在に至るまでの2年間常に環境に存在していました。なんとも末恐ろしい。
【 クリーチャー 】
種族 ガイアール・コマンド・ドラゴン / ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 光/闇/火 / パワー6000+ / コスト7
■スピードアタッカー
■パワード・ブレイカー
■バトルゾーンにある自分のドラグハート1枚につき、このクリーチャーのパワーを+3000する。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、または自分のターンのはじめに、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト5以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(このクリーチャーに装備する)
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに自分のドラグハートを1枚、超次元ゾーンに戻してもよい。
それはさておき。
このクロニクルデッキで誕生したのが、今回の【ハムカツドラグナー】の原型にあたる【連ドラグナー】の中核《爆龍覇 ヒビキ》です。
【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 火 / パワー2000 / コスト4
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト3以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出してもよい。(このクリーチャーに装備する)
「4コスト」「スピードアタッカー」と言う点で手軽に出せて、かつ《爆熱剣 バトライ刃》を場に出し容易に高コストドラゴンを繰り出していく。
【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 火 / コスト3
■これを装備したクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。それが進化でないドラゴンか進化でないヒューマノイドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら山札の一番下に置く。
■これを装備したクリーチャーは攻撃されない。
■龍解:自分のターンの終わりに、そのターン、ドラゴンをバトルゾーンに出していれば、ターンの終わりにこのカードをフォートレス側に裏返してもよい。
この一連の動きが【連ドラグナー】であり、その爆発力は当時の環境の中でも群を抜いていたといえます。
しかも何が恐ろしいかって、起爆剤である《爆龍覇 ヒビキ》《爆熱剣 バトライ刃》、そして最強のドラゴン《最終龍覇 グレンモルト》。彼らは同じクロニクルデッキに封入されていたのです。
もちろんクロニクル“デッキ“という訳ですから、新規のドラグハート《始まりの龍装具 ビギニング・スタート/終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》やドラグナーとドラゴンの2面を持つ《龍覇 ラブエース》など、実に豪華なラインナップが揃っていました。
その豪華さ故に、各地で品薄どころか品切れが発生し、各パーツそれぞれがかなり良いお値段をすることになります。
・・・しかし、これはまだたったのプロローグ。
ここから【連ドラグナー】の本当の実力が露になるのです。
全ての元凶
DMBD-14 「クロニクル最終決戦デッキ 龍魂紅蓮譚」の発売に伴って、様々な方達がデッキを考察し、あらゆる形の構築が提唱されました。
しかし、その中で格別な動きを見せる1枚のカードがあったのです。
それがかの有名な《ヘブンズ・フォース》です。
【 呪文 】
文明 光 / コスト2
■S・トリガー
■コストの合計が4以下になるように、好きな数の進化ではないクリーチャーを自分の手札からバトルゾーンに出す。
効果はとてもシンプルで『2マナ』で『4マナ』のクリーチャーが出せる、と書いてあります。
2ターン目に《ヘブンズ・フォース》を唱え、《爆龍覇 ヒビキ》を場に出す。そして《爆熱剣 バトライ刃》を装備。
そのまま攻撃宣言と共にデッキトップを捲り、《∞龍 ゲンムエンペラー》《最終龍覇 グレンモルト》など、圧倒的カードパワーを持つ輩が降臨。
おまけに《爆熱剣 バトライ刃》が龍解し《爆熱天守 バトライ閣》に、果ては《爆熱DX バトライ武神》となって怒涛の連撃をかまします。
この超高速かつ絶対的な力に様々なデッキは太刀打ちできず影を潜め、この【連ドラグナー】は真の最強へと成り上がるのでした。
そんな殺伐とした環境の中でも一際脅威を見せたのが、《勇者の1号 ハムカツマン蒼》を採用した【ハムカツドラグナー】。
【 クリーチャー 】
種族 メガ・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 火/自然 / パワー4000 / コスト5
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ:火または自然のクリーチャー(自分の火または自然のクリーチャーが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から5枚を見る。その中から多色クリーチャーを1体選んで相手に見せ、自分の山札の一番上に置いてもよい。残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
《爆龍覇 ヒビキ》攻撃宣言と共に《勇者の1号 ハムカツマン蒼》革命チェンジを宣言。
《勇者の1号 ハムカツマン蒼》の効果を先に処理し、デッキトップを好きなドラゴンに固定。
待機していた《爆熱剣 バトライ刃》の効果を処理し、一気にゲームセットへ。
この動きが兎にも角にも強力であり、瞬く間に環境へと羽ばたいていくのでした。
その他、当時の裁定では可能だった閣ループに特化した【ラッカドラグナー】や《ブレイン・ストーム》を採用した【ブレストドラグナー】など、様々な型が練られ環境へと解き放たれました。
これら【連ドラグナー】の影響で《ヘブンズ・フォース》はもちろん、《龍装05号 イヴィルヴィ/イーヴィル・フォース》や《∞龍 ゲンムエンペラー》までもが超高騰。
クロニクルデッキと少しリッチではあるもののお手軽に組めるデッキ、という概念から大きく外れ、その価格帯は最高級にまで上り詰めるのでした。
とはいえ、《∞龍 ゲンムエンペラー》を始め、2ターン目にゲームセットが見えてしまうのは理不尽極まりない。
ましてや、それが環境で暴れ回っているとなると、当然“あの称号“が公式様から下されます。
―――2020年12月18日
《ヘブンズ・フォース》一発プレミアム殿堂入り。
さらに同日。
《爆熱剣 バトライ刃》殿堂入り。
これに関しては、全DMPが「でしょうね!」とうんうん唸ったことと思います。
環境の変化と共に
こうして【連ドラグナー】たちは、姿を消・・・。
さなかったのですよ、これが!
確かに《ヘブンズ・フォース》が消えてしまったこと、これは非常に痛手。
しかし、有識者たちの手によって、様々な創意工夫が取り入れられ、十二分に環境で戦えるだけの力をつけることとなります。
こうして生まれたのが、1つ、《ブレイン・ストーム》で事前にデッキトップを固定し、《「時空さえも突き抜けろ!」》などを用いて安定した射出を狙った【ブレストドラグナー】。
《∞龍 ゲンムエンペラー》の水文明が上手く活用できる他、今までの【連ドラグナー】にはなかった受け札《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》や当時の環境にマッチした《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》が採用されているのが特徴的でした。
そしてもう1つ、《勇者の1号 ハムカツマン蒼》を用いて即時展開を可能とした【ハムカツドラグナー】。
《勇者の1号 ハムカツマン蒼》のおかげでドラゴンの枚数を増やしても事故が起きづらいため、《∞龍 ゲンムエンペラー》《最終龍覇 グレンモルト》だけでなく、《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》など、状況に応じた強力なドラゴンを選んで出せるのが特徴的でした。
さらにもう1つ、自然文明を取り入れることで試合が長引いても常に安定した供給が行える【緑ドラグナー】。
マナ加速を採用したことによる後半の安定感は凄まじく、踏み倒しメタに対して滅法強く出られるのが特徴的でした。
こちらは過去に詳しい解説も上げていますので、気になった方はぜひ。
ここまで複数の型が生み出され、環境に解き放たれた訳ですが、何故今この時代には見かけなくなってしまったのか。
これは《ヘブンズ・フォース》が無くなったが故の踏み倒しメタの刺さりやすさがより顕著になったこと。
《とこしえの超人》は特にその最たる例と言えるでしょう。
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント / 文明 自然 / パワー4000 / コスト1
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■相手が自身の手札以外からカードを出す時、かわりにマナゾーンに置く。
また、他の新規カードが刷られる中でデッキパワーの水準が上昇。純粋にデッキパワーが並み程度に落ち着いてしまったこと。
先にも述べた通り「未だに現役最前線を張っている《最終龍覇 グレンモルト》」と言うように、同じカードをより高いシナジーで生み出すデッキが誕生すれば、当然相対的に数を減らすことになるでしょう。
ということもあり、徐々に【連ドラグナー】そのものの姿が消えていったのでした。
リペアには何が必要なのか
現状で足りない要素とは
さて、【ハムカツドラグナー】を再び前線に押し上げるには何が必要なのか。
・・・の前に、そもそも数ある型の中で【ハムカツドラグナー】をピックしたのは何故か、これを話しましょう。
1つ、展開の速度が最も速いため。これは【ハムカツドラグナー】ならではの強みであり、各ターンの動きが強くなっている今だからこそ速度は担保しておきたいところ。
2つ、自身の“手札のみ“で動きが完結するため。《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》など、デッキシャッフルの札が採用される機会が多いため、これはかなりのプラスポイント。
3つ、今のカードプールであれば耐久面もカバーできるため。後述しますが、今のカードプールなら無理に採用文明を増やすことなく、受けを強くすることができるのです。
以上、3点が理由となって、【連ドラグナー】の中から【ハムカツドラグナー】を選出しました。恐らく今の環境なら最も使い勝手の良い型なんじゃあないかと思います。
理由を話したところで、改めてどんな要素が必要かについて考えましょう。
踏み倒しメタのメタを採用することは、そもそも過去の型でもできていたことなので、ここは組んでいく流れで解決できそうです。
となると、問題は先に述べた通り、デッキパワーの水準が上がってきており、相対的にデッキパワーが落ちていることになってくるのではないでしょうか。
こう考えると、シンプルに「捲りを強化」するという方法で、順当にデッキパワーを強化すれば現状を打破できそうですね。
リペアパーツ候補
では、上記の要素を満たすことができるカードは何があるのか。
これをザクザクっと見ていきましょう!
《禁断竜王 Vol-Val-8》
【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / アーマード・ドラゴン / アース・ドラゴン / 禁断 / 文明 水/火/自然 / パワー54321 / コスト9
■EXライフ
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず攻撃されない)
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から5枚を見て、その中から2枚まで手札に加える。残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、パワー6000以下のクリーチャーをすべて破壊してもよい。
■自分のターンの終わりに、このターン、クリーチャーが4体以上破壊されていれば、このターンの後に自分のターンを追加する。
「EXライフ」「ジャストダイバー」と強いことしか書いてない優秀なドラゴン。
採用されているドラグナーが軽量ドラグナーであることから、追加ターンを得られる可能性が非常に高いのも、【ハムカツドラグナー】にとっては魅力的です。
追加ターンさえ奪ってしまえばこちらのもの。殴ってゲームセットです、素晴らしい脳筋っぷり。
強いて問題を挙げるとすれば、軽量ドラグナーが追加ターンのための犠牲となるため、《禁断竜王 Vol-Val-8》で2回殴ってシールドを空にした後の最後の1点が失われる点でしょうか。
彼を採用する場合には、このラスト1点問題を解決する必要がありそうです。
《神龍連結 バラデスメタル》
【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / エンジェル・コマンド・ドラゴン / ゴッド / 文明 光/闇/火 / パワー24000 / コスト13
■EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、相手のクリーチャーをすべてタップする。次の相手のターンのはじめに、それらのクリーチャーはアンタップしない。
同じく「EXライフ」を持つデカブツドラゴン。13マナの代わりに「ワールド・ブレイカー」をお持ちでいらっしゃったりと、捲りが要の【ハムカツドラグナー】になんともベストマッチであります。
また、出た時、或いはEXライフのシールドが破壊された時、相手のクリーチャーをタップ。挙句、次のターンアンタップさせないという、実質“2回追加ターン”みたいなことをやってのけます。
盤面が整うまで相手のクリーチャーを破壊しにかかるも良し、後続がないことを良いことに圧倒的デカさで殴るも良し。
おまけに《龍覇 グレンアイラ》《最終龍覇 グレンモルト》の両名と文明が同じ「デイガカラー」というのも非常にポイント高いです。
《偽Re:の王 ナンバーナイン》
【 クリーチャー 】
種族 キング・コマンド・ドラゴン / 文明 光 / パワー9000 / コスト9
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■相手は呪文を唱えられない。
実はデカブツドラゴンの中にも「G・ストライク」持ち、いました。
純粋に受け札になるのはさる事ながら、捲ったら捲ったで呪文を封じてしまうのはもはや雅です。
おまけに多色が多くなりがちな【ハムカツドラグナー】にとっては、単色という点でも堪らない。雅です。
《ヴィオラの黒像》
【 タマシード 】
種族 キング・コマンド・ドラゴン / アンノウン / レクスターズ / 文明 闇 / コスト7
■S・トリガー(このタマシードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ使ってもよい)
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、相手のクリーチャーを1体破壊する。その破壊したクリーチャーよりコストが小さいクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。
最近話題のタマシードくん。
順当にシールドトリガーで除去、かつ再度ドラグナーを場に出せるのは魅力的です。
ですが!
それ以上に、この《ヴィオラの黒像》は種族に「ドラゴン」を持っている!
そして、《爆熱剣 バトライ刃》のドラゴン指定に「クリーチャー」とは書いていない!
よって、《ヴィオラの黒像》は捲ったら出てくるのだ!
捲りでもトリガーでも強い純粋な除去札。おまけにこちらも単色マナ。雅です。
これがリペア構築だァーーー!!!
【ハムカツドラグナー】リペア構築
今回は【ハムカツドラグナー】の動きはそのままに、捲って強いドラゴンを更新した順当な強化を目指した構築に仕上げました。
《禁断竜王 Vol-Val-8》は文明の噛み合いが勿体無いため、また、《ヴィオラの黒像》は《最終龍覇 ロージア》と悩みましたが最大2面対処できる《最終龍覇 ロージア》を、ということで採用見送りに。
今回のメインとなるドラグナーは《龍覇 グレンアイラ》《爆龍覇 ヒビキ》の2種類。
基本どちらも4ターン目に殴ることができますが、《龍装05号 イヴィルヴィ/イーヴィル・フォース》がある場合に限っては『3ターン目』に殴ることも可能になります。
【 ツインパクトカード 】
種族 ドラゴンギルド / マフィ・ギャング / デーモン・コマンド / 文明 闇/火 / パワー4000 / コスト4
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうしたら、相手は自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。
【呪文】
カード名:イーヴィル・フォース
文明:火
コスト:3マナ
■闇または火の、コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。そのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。このターンの終わりに、そのクリーチャーを破壊する。
また、この《龍装05号 イヴィルヴィ/イーヴィル・フォース》の上面は、《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》と並んでメタクリーチャーの除去札。
ドラグナーで殴り始める前に、まずはメタクリーチャーの除去を行なって、インフラを整えましょう。
超次元ゾーンで特に採用をしておきたいのが《将龍剣 ガイアール / 猛烈将龍 ガイバーン》。
【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 火 / コスト4
■このドラグハートをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体、選んでもよい。そのクリーチャーとこのドラグハートを装備したクリーチャーとバトルさせる。
■龍解:自分のガイアール・コマンド・ドラゴンまたは名前に《ガイアール》を持つクリーチャーが攻撃する時、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。(ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、ドラグハートまたはそれを装備したクリーチャーがバトルゾーンを離れた場合、そこに戻す)
【龍解後】
カード名:猛烈将龍 ガイバーン
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:火
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン
パワー:9000
コスト:7マナ
マナ:-
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体破壊する。
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
《最終龍覇 ロージア》につけることで、バトルで1面、ブロックで1面、の合計2面を止めることができます。
《最終龍覇 ロージア》を最大限生かすためにも、是非採用をご検討くださいませ。
今までの【ハムカツドラグナー】の課題だった「捲りの強化」を図った上、受け札にも注力した本構築。今の環境相手にも噛みちぎる勢いで喰らい付けるようなテーマになったのではないでしょうか!
【ハムカツドラグナー】リペアVer.の回し方
今回のリペアに関しては、特段難しい動きやギミックは採用していないため、使い始めれば難なく回せるデッキかとは思います。
ですが、念のため初めて触る方や久々に触る方に向けて、軽くですが【ハムカツドラグナー】の回し方も学んでいきましょう!
①3マナが起点
本構築にはマナ加速はないため、純粋に《龍装05号 イヴィルヴィ/イーヴィル・フォース》《龍世界 ~龍の降臨する地~》《龍覇 グレンアイラ》がプレイできる『3マナ』までじっくり手札をマナに置いていきます。
また、《最終龍覇 グレンモルト》はまだワンチャンありますが、《神龍連結 バラデスメタル》《偽Re:の王 ナンバーナイン》は手札に来たところで、基本プレイすることはできません。そのため、引いてしまったらとりあえずマナへGOです。
②革命チェンジ経由ゲームセット行き
《龍覇 グレンアイラ》を3マナ時点で出していた、もしくは《爆龍覇 ヒビキ》を場に出すことができたら、真のゲームスタート。
《爆熱剣 バトライ刃》を装備させ、攻撃宣言を行います。
そして、その攻撃宣言と共に《勇者の1号 ハムカツマン蒼》革命チェンジを宣言。
そうすると、《爆熱剣 バトライ刃》《勇者の1号 ハムカツマン蒼》両方の効果が解決待機状態になるので、まずは《勇者の1号 ハムカツマン蒼》の効果を先に処理し、デッキトップを好きなドラゴンに固定します。
次いで、待機していた《爆熱剣 バトライ刃》の効果を処理し、仕込んでおいたドラゴンをプレイ。一気に殴り抜けます。
基本的にここまで来れば考えることはありません。
圧倒的カードパワーのドラゴン達で、相手を叩き潰して差し上げましょう。
総括
というわけで【ハムカツドラグナー】のリペアを試んでみました。
捲りを強化できただけでなく、受け札も十分に詰め込めたというのは非常に大きな進歩。
デカブツだけに許された「EXライフ」、着々と数を増やしている「G・ストライク」。これらの影響力は計り知れません。
今後の強化を望むとしたら、もうあと数枚ほど受け札が増やせれば、攻守完璧なデッキに仕上がってくれるのではないでしょうか。
とはいえ、デッキパワーで殴り抜ける【ハムカツドラグナー】としては受け札に頼る場面は少ないため、そこまで「増えないと苦しい!」という訳でないですが、まああるに越したことはないって訳で。
何はともあれ、新しいデッキを作りたい方や【ハムカツドラグナー】ないし【連ドラグナー】をすでに持っている方、或いは「作りたかった!」と憧れを持っていた方。ぜひお試しあれ。
皆様、良きDMPライフを。ではではー!