【環境注目】青白ライオネルの回し方と必勝テクニック【ライオネル】

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【環境注目】青白ライオネルの回し方と必勝テクニック【ライオネル】

こんにちは!ばんちきです!

今回は、オリジナルフォーマットの【青白ライオネル】の紹介です。

突如として環境に姿を現した異色のデッキタイプで、少し変わった動き方をする防御寄りのデッキになっています。

ぜひ最後までお付き合いください!

目次

【青白ライオネル】デッキリスト


今回はこのリストを基に解説を進めていきます。

《サイバー・ブレイン》などでリソースを蓄えて、《「正義星帝」 <ライlazy>》+各種タマシードによる横展開や、《MAX・ザ・ジョニー》による特殊勝利を決めるのが主な狙いです。

デッキの動き出しはかなり遅いですが、複数種類採用されている強力なシールドトリガーがそれらを支えている形です。

《「絶対の楯騎士」》を軸とする、いわゆる「ギャラクシールドギミック」を不採用にしている構築も増えてきていますが、今回は《「絶対の楯騎士」》を最大枚数採用したリストを紹介させていただきます。

というのも、《「絶対の楯騎士」》を不採用にする場合、リソースのほとんどを《サイバー・ブレイン》に依存する形になってしまうため、序中盤の動きがやや不安定になる恐れがあります。

《「絶対の楯騎士」》を採用しておけば、《護天!銀河MAX》にもリソース源としての役割を持たせられるため、少ないスロットでデッキの安定感を上げつつ受けを堅くすることができるという強みを個人的には高く評価しています。

【青白ライオネル】特徴

超リソース+超展開

《サイバー・ブレイン》によるあまりにも雑なリソースと、《「正義星帝」 <ライlazy>》による進化クリーチャーの横展開が非常に好相性です。

《「正義星帝」 <ライlazy>》による盤面形成は最速でも5ターン目からなのでデッキの動き自体はかなり遅いものの、一度盤面を定着させてしまえば、返されづらい状況を作り出すことが可能です。

4ターン目前後にビッグアクションが起こりがちな現環境において、最速5ターン始動のギミックというのは基本的には環境に食い込みづらいのが世の常ですが、ギミックの遅さを次の点でカバーできているのもこのデッキの強みと言えます。

質の高い受け札

各種ギャラクシールドのギミックに派生する《護天!銀河MAX》と《「光魔の鎧」》、《「正義星帝」 <ライlazy>》の進化連鎖ギミックに派生する《スロットンの心絵》

これらの強力な受け札のおかげで、多少動きが遅くとも、環境に存在するビートダウン系統のデッキに対してかなり強く出られるようになっています。

コンボチックな受け札の要求値を下げることができる《サイバー・ブレイン》もシールドトリガーを持っているため、相手からの攻撃を盾から弾き返すパターンの再現性が高いです。

【ハザード退化】や【ゼーロベン】など、受けの強さがアピールポイントにならない対面はやや不得手な対面ですが、それらを倒すべく【赤青アポロ】のような攻撃的なデッキが多い環境で真価を発揮するデッキタイプです。

【青白ライオネル】カード解説

採用カード解説

《サイバー・ブレイン》

【 呪文 】
文明 水 / コスト4

S(シールド)・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に戻すとき、コストを支払わずにすぐ使ってよい。)
自分の山札からカードを3枚まで引く。

度重なる規制緩和によってついに4枚採用が可能になり、デッキのリソース源としての顔が立つようになりました。

4ターン目の3枚ドローは他のデッキの豪快なビッグアクションと比べると見劣りしてしまいますが、シールドトリガーを持っている点が優秀で、防御性能に長けています。

《「正義星帝」 <ライlazy>》の盤面展開を支えるのは基本的にこのカードなので、ゲーム中に一度は是非ともプレイしたい一枚です。

《ジョーカーズの心絵》

【 タマシード 】
種族 ジョーカーズ / レクスターズ / 文明 光 / コスト8

シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
このタマシードが出た時、各プレイヤーは自身のクリーチャーとタマシードを最大1つずつ選び、残りをすべて山札に加えてシャッフルする。その後、各プレイヤーは、こうして山札に加えたカード1枚につき、自身の山札の上から1枚目をシールド化する。

相手クリーチャーの過剰な横並びを受け切るのがやや面倒というのが、水と光を主体に受けでゲームを組み立てるデッキのむずがゆいところでしたが、それを一撃で解消できるカードです。

特に《「雷光の聖騎士」》と高相性で、横に並んだ盤面を一度更地にすることで、ブレイク置き換えによる手札の消費枚数をグッと抑えることができます。

《「正義星帝」 <ライlazy>》から踏み倒せるため非常にコスパも良く、このデッキの受け性能を引き上げています。

《アルカディアス・モモキング》

【 スター進化クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ・ドラゴン / エンジェル・コマンド / レクスターズ / 文明 光/火 / パワー12500 / コスト6

■スター進化:レクスターズ、光のクリーチャー、または火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
■T・ブレイカー
■自分の他のレクスターズすべてのパワーを+2000する。
■相手は光以外の呪文を唱えられない。
■各ターン、はじめて出る相手のクリーチャーは、タップして出る。

【5c】系統のデッキや、【ガイアハザード退化】などのコントロールデッキへの対抗策として採用しています。

タップインで相手の盤面に的を作ることもできるため、比較的安全に《MAX・ザ・ジョニー》での特殊勝利を狙うことも可能になります。

能動的に場に出せるのは最速でも5ターン目ではありますが、現在流行中の【ゼーロベン】に対してもワンチャンスを作りにいける点も魅力です。

自分の残り山札が少ない状況になった際、シンプルに殴り勝ちによる詰めを狙う場合にもかなり重宝するため、個人的には推しているカードです。

採用候補カード解説

《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》

【 DGフィールド 】
文明 ゼロ / コスト2

■このDGフィールドをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引く。
■すべてのプレイヤーは、各ターン、クリーチャーを3体までしかバトルゾーンに出せない。
■すべてのプレイヤーは、各ターン、呪文を3枚までしか唱えられない。

デッキの動きが遅めなため、苦手とする【ゼーロベン】などのソリティアデッキへのメタカードとして採用される機会があるカードです。

しかし、相手のループを抑制できるとはいえ、【ゼーロベン】に対しては基本的に悪あがきにしかならない場合が多いです。

そもそもこのカードを4ターン目までにサーチする手段がないため、相手の後攻4ターン目の即死ループなどには素引きを要求されますし、仮に展開できたとしても《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》で突破される展開になりがちです。

4ターン目にこのカードをプレイしている展開では《サイバー・ブレイン》を唱えられていないため、《「正義星帝」 <ライlazy>》を絡めた自分の動きにも1ターンのラグが生じてしまいます。

旧殿堂環境であれば、このカードを突破できない【青単スコーラー】が流行していたため非常に有力なメタカードでしたが、新殿堂の環境では不採用も充分に検討した方がいいと個人的には考えているカードです。

《フォーチュン・ドンキッキー》

【 呪文 】
文明 水 / コスト3

■自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から、異なるカードタイプを持つカードを好きな数選び、手札に加える。残りを好きな順序で山札の下に置く。(カードタイプ:クリーチャー、タマシード、呪文、フィールド、クロスギア、オレガ・オーラなど)

複数のカードタイプがバランスよく採用されているデッキなので、3枚ヒットもかなり現実的です。

《サイバー・ブレイン》の他にもう一種類受け札が欲しい場合や、《DG-パルテノン〜龍の創り出される地〜》を採用する場合に、採用候補に挙がるカードです。

ソリティアデッキへのメタカードとして《DG-パルテノン〜龍の創り出される地〜》を採用する場合、4ターン目にサーチを打っていては相手のソリティアに間に合わないことが多いです。

そのため、3ターン目からアクセスしつつ、『DGフィールド』というカードタイプなのでリソースを取りこぼさない《フォーチュン・ドンキッキー》は個人的にオススメな一枚です。

《コーライルの海幻》

【 タマシード 】
種族 サイバーロード / レクスターズ / 文明 水 / コスト4

■S・トリガー(このタマシードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ使ってもよい)
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、クリーチャー1体またはタマシードを1枚選ぶ。その持ち主は、それを山札の下に置き、カードを1枚引く

タマシードによる確定除去なので、《自然の四君子 ガイアハザード》への対策として有力なカードです。

ギャラクシールドのギミックを取り除いて《「雷光の聖騎士」》を不採用にする場合、デッキ内に確定除去がなくなってしまうため、その代替としてこのカードを入れるのが無難と言えるでしょう。

《「正義星帝」 <ライlazy>》が盤面にあれば、除去を飛ばしながらテンポよく盤面展開に移ることができるため、能動的に扱いやすい点も魅力です。

【青白ライオネル】回し方

基本の回し方

基本的にはドローソースで手札を蓄えて《「正義星帝」 <ライlazy>》で盤面を展開していくだけなので、手なりにゲームを進めていきます。

立ち回りで特に難しいことはないため、とにかくマナカーブに沿って《サイバー・ブレイン》や《護天!銀河MAX》+《「絶対の楯騎士」》をプレイして、手札を整えていきましょう。

やや難しいのがフィニッシュです。

【赤青アポロ】や【赤単我我我】のような攻撃的なデッキに対しては丁寧に受けの形を作って盤面を封殺するだけでいいのですが、【ガイアハザード退化】などのコントロールデッキに対しては、雑に殴るだけでは勝てない場合もあります。

制限時間ギリギリまでゲームが長引くこともよくあるデッキなので、フィニッシュでもたついて時間切れにならないように注意しておきたいところです。

フィニッシュ

《MAX・ザ・ジョニー》による特殊勝利もプランのひとつですが、そこにこだわりすぎない意識も重要です。

今回紹介したリストでは《アルカディアス・モモキング》が採用されているため、多数並んだ《「正義星帝」 <ライlazy>》やギャラクシールド系統のクリーチャーに添えて呪文を封殺して殴り切るプランも選択肢のひとつです。

多めに4枚採用している《「絶対の楯騎士」》でシールドの枚数も増やしやすいため、タップインで的を作って、相手のシールドを極力ブレイクせずに《MAX・ザ・ジョニー》の特殊勝利を狙うプランも現実的です。

あらゆるフィニッシュプランに《アルカディアス・モモキング》を組み込めるため、《アルカディアス・モモキング》不採用のリストよりは比較的簡単かつ安全にフィニッシュに持ち込めるようになっています。

懸念される【ガイアハザード退化】対面は、《ジョーカーズの心絵》で相手のシールドをわざと増やして、《MAX・ザ・ジョニー》のブレイクに《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》が反応しないようにする詰め方が安全です。

ただし一点、《MAX・ザ・ジョニー》と《「絶対の楯騎士」》は攻撃時に自分の山札を大きく削り取るため、山札の残り枚数には常に気を配っておくようにするのが望ましいでしょう。

おわりに

いかがだったでしょうか?

《ジョーカーズの心絵》の盤面処理能力がとにかく優秀で、このカードのおかげでロングゲームが可能になっていると言っても過言ではないレベルで、このデッキを力強く支えています。

ソリティアデッキに対しては無力ですが、それ以外のオリジナル環境の対面においてはそこまで大きく不利が付くデッキが少ないため、なかなか立ち位置がいいデッキとなっています。

個人的には《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》を採用してソリティアに悪あがきをするよりも、デッキのメインの動きに合わせたカードを入れて総合的な対面勝率を上げるチューニングの方が好みです。

しかし、今後《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》が刺さる環境が訪れた場合、それは《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》を綺麗に取り込めるこのデッキが輝く瞬間でもあるので、選択肢として覚えておいて損はないです。

要は環境次第という言葉に集約されますが、是非自分の感触に合ったリストを探求していただければと思います。
超CS京都での活躍もなかなか期待大なデッキです...!

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。それではまた次回の記事でお会いしましょう!


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