黒い3キル

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黒い3キル
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目次

出会い

息子を小児科へ連れて行く。予防接種を受けさせるためだ。
しかし注射が嫌いな子供を医者へ連れて行くには餌がいる。

うちの場合は小児科の隣にある開放○庫さんのオリパを買うこと。
ここのオリパは300円で光り物が3枚確定という子供の大好きなラインナップだ。
当たり一覧のような甘えたものは無い。

手動式自動販売機DF-8A

光り物はすぐに子供の手元に行き、デッキに入るなり、ファイリングされるなりしたはずだ。

残りのカードを整頓するのは父たる私の役目。

ここでデュエルマスターズの18年近い歴史の中に埋もれた名カードに出会う。

《怨念怪人ギャスカ》

画像のようにキレイな状態ではなくところどころ白く欠け、お世辞にも状態が良いとは言えないカードだった。

デュエルマスターズにおいて1マナで動けるカードは意外と少ない。だからこそ1ターン目から動けるというアドバンテージに対してのデメリットがすごい。

自分の手札をすべて捨てる。

だが逆にゲーム開始時に5枚手札があって、マナに1枚起き、怨念怪人ギャスカを召喚した途端に墓地が3枚に増える!という考え方が私の頭にひらめいた!

デッキレシピ

《怨念人形ギャスカ》 4枚
圧倒的ディスアドバンテージによって捨てられた存在。だが後述する数多のカードたちの力を借りて現代に蘇る。黒い3キルデッキの中核。すべてはこいつから始まった。パワー4000も強い。

《ねじれる者ボーン・スライム》 4枚1マナで闇でアタックできてブロックできる。代償は自ら死すこと。1枚ブレイクor1体ブロックした後で《死神術士デスマーチ》の進化元にもなれる超優秀最古参カード。

《死神術士デスマーチ》 4枚黒い3キルに置いては擬似的なスピードアタッカーとして活躍する。墓地の進化元に困ったことはない。

《堕魔 ザンバリー》 4枚アタックできないとはいえ、1ターン目にビックリーノを出せる。死神術士デスマーチ用の進化元を用意できる。自身はアタックはできないがパワー5000と速攻対面で自軍を3ターン目まで守るには十分なパワーライン。

《終端の闇 ウゴカ・ザルコ/再誕の輝き》 4枚種族がデーモン・コマンドと強く。3ターン目に《S級不死 デッドゾーン》へ侵略が可能な1枚。手札に来た《S級不死 デッドゾーン》をマナに起き召喚。召喚時のデメリットこのクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。によってあらかじめ《S級不死 デッドゾーン》を墓地へ送ることもできる。残念ながら《再誕の輝き》はこのデッキでは使わない。理由はマナ要らないから。

《虚像の大富豪 ラピス・ラズリ》 4枚《終端の闇 ウゴカ・ザルコ/再誕の輝き》を増やしたい…。なんてことを考えていたときにひょっこりとストレージから現れたカード。2マナでデーモン・コマンドで手札も全部捨てられて…。なんで今まで使われなかったの?という感想のカード。やっぱり手札にある各種墓地から出るカードを捨てるのにも一役買う。

《暗黒鎧 ザロスト》 4枚墓地に居ればシールドを代償にバトルゾーンへ出てくるブロッカー。流石にアタックはできないが頭数としての役割は十分。さらに言えばこのデッキにはシールド・トリガーは1枚も無い。ということはシールド1枚と交換でW・ブレイカー等を止められるブロッカーを用意できる方が安心である。フレーバーテキストに書いてある通り真の革命を見せてあげたいがだいたい《ジョルジュ・バタイユ》に転生する。

《ビックリーノ》 4枚イラストも大好きな1枚。1ターン目の終わりに相手をビックリさせる要員。忘れがちだがハンデスも兼ねている。自分のターンの終わりに、相手のクリーチャーがバトルゾーンに1体もなければ、このクリーチャーを自分の墓地からバトルゾーンに出す。《暗黒鎧 ザロスト》同様に墓地にあることで真価を発揮する1枚。

《S級不死 デッドゾーン》 4枚昔はおいそれとこんなファンデッキに投入されるようなカードではなかったが、最近とある理由でお安く手に入るようになった強いカード。墓地に置いておいても侵略可能。T・ブレイカーの高打点。高パワー。このデッキであれば最速3ターン目に出現。ついでのように相手のクリーチャーを-9000していくcip付き。《“轟轟轟”ブランド》 1枚(殿堂)強い。絡むと一気に3ターンキルに近づく。4枚積めた時代なら環境レベルにこのデッキもなっていただろう…。

《ジョルジュ・バタイユ》 3枚理論上は最速2ターン目に着地することができる。T・ブレイカーと高打点。除去耐性も兼ね備える1枚。主に墓地に落としてから 《ビックリーノ》 《暗黒鎧 ザロスト》 などを代替コストにして墓地から出現し、ターン終了時に増えた墓地からも 《ビックリーノ》 を複数体引き連れてくるのが理想。

主な戦績

対速攻
速攻同士の殴り合いになるがブロッカーも多いのでこちらの攻撃は通し。相手の攻撃は豊富なブロッカー陣が防ぐ。有利対面。S・トリガーがデッキに入って無いことを知られたあとは相手が大胆に攻撃してくるため注意。

対ハンデス手札は要らない。2ターン目の《ゴースト・タッチ》や《ジェニコの知らない世界》

対コントロール系
シールド5枚の中のトリガーを3枚ぐらいなら踏んでも相手の準備ができる前に殴りきる事ができるかもしれない。

《BAKUOOON・ミッツァイル》有利!とまではいかないがファンデッキの粋を出ないこのネタデッキが現環境トップデッキとの勝率は50%!間に合うか間に合わないか、先行か後攻か、それぐらいの差で勝てるデッキ。ぶっちゃけ嫌われ者を仕留めるようなデッキとしてこのデッキが作られています。

対ループ
ループ、ダメ、絶対。

採用候補カード

《凶鬼38号 キリー》《ジョルジュ・バタイユ》で破壊すると色々墓地から回収できそうだな〜という理由で検討。《ジョルジュ・バタイユ》が着地すること自体が少ないパターンであり墓地から回収したいカードがあまりないというのが採用を見送った理由。やむなく捨てることになった 《“轟轟轟”ブランド 》を回収出来たりは優秀。

《マタドール・マルクーゼ》メタカードが一切ない構築なので試しに入れてみたがそもそも3ターン目以降にしか役割をあまり持てず、相手が踏み倒すよりも早くこちらが殴りきるようなデッキなので不採用に。

《蛇修羅コブラ》高パワー&墓地から出せるのだが…。少し地味T・ブレイカーなら採用したかも?cipで1体破壊は強力だが、盤面のクリーチャーや墓地が減ってしまうのがデメリットでもあるし、墓地に3体クリーチャーが貯まることもあまり無く。盤面のクリーチャーも必要なため不採用。

《ステニャンコ》墓地から出てくるスレイヤーとして採用検討。今でも検討中の1枚。ザロスト、ザンバリーなどのアタックできないクリーチャーをアタッカーへ変換できる。相手のタップしているクリーチャーを討ち取れるなどのメリットも多い。コストが軽いのも◎

《はずれポンの助》何枚でも入る利点と相手の油断を誘う心理的効果。同時にトリガーが入っていないことを初見から匂わしてしまうため不採用。だがこいつにダイレクトアタックを決められた日には眠れないだろう。

最後に

安い!早い!強い!(かどうかは怪しい)デッキの紹介でした。
勝負が早く決まり、勝つときは爽快に!負ける時も潔く!がコンセプトなデッキでした。
4歳の息子には「もうそのデッキとは戦いたくない」と太鼓判のデッキです!
最後までご覧になっていただきありがとうございました。



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