目次
1.はじめに
※本記事はデッキ構築紹介と、成り立ちの紹介を含めますので長文となります。
皆様はじめまして。「ぜくせろ」と申します。
普段はyoutubeとニコニコ動画で「とにかくフィーリングでデュエル!」という遊戯王のデュエル動画を投稿している者です。
早速ですが、皆様には「好きなカード」はありますでしょうか。
私は主題にもある通り《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》が好きです。
そして好きならばこそ、「こいつを主体に使ったデッキを組みたい…!」と思う訳です。
本記事では私の愛用している《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》を主体としたデッキの構築過程と、今後の発展予定をまとめたものとなります。
2.で、最終的にどんなレシピになった?
会社でよく結論から言えと怒られているので、まずは最終的にどんなレシピに仕上がったのかをご紹介します。
《V・HERO ファリス》 3《V・HERO ヴァイオン》 3《V・HERO インクリース》 2《V・HERO グラビート》 1《V・HERO ポイズナー》 1《E・HERO オネスティ・ネオス》 3《E・HERO エアーマン》 2《E・HERO シャドー・ミスト》 1《D-HERO ディアボリックガイ》 3《D-HERO ダブルガイ》 1《D-HERO ディバインガイ》 1《D-HERO ドリームガイ》 1《E-HERO アダスター・ゴールド》 1《E-HERO シニスター・ネクロム》 1《E-HERO マリシャス・エッジ》 1《DDオルトロス》 1《DDラミア》 2 《ハーピィの羽根帚》 1《サンダー・ボルト》 1《増援》 1《E-エマージェンシーコール》 3《フュージョン・デステニー》 3《地獄門の契約書》 3《ダーク・コーリング》 2《融合》 1《マスク・チェンジ》 1《再融合》 1《迷い風》 2《狡猾な落とし穴》 1 《X・HERO クロスガイ》 1《X・HERO ドレッドバスター》 1《聖騎士の追想 イゾルデ》 1《アンダークロックテイカー 》 1《ペンテスタッグ》 1《トロイメア・ユニコーン》 1《ヴァレルロード・ドラゴン》 1《D-HERO デッドリーガイ》 2《M・HERO ダーク・ロウ》 1《E-HERO マリシャス・ベイン》 2《彼岸の巡礼者 ダンテ》 1《永遠の淑女 ベアトリーチェ》 1《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》 1
※2019/06/08時点でのレシピです。
え?これ《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》デッキ?闇HEROデッキでは????
って感じのレシピですが、ちゃんと色々と理由があってこうなってます。
このデッキのコンセプトはズバリ「攻撃力5500の《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》で2回攻撃して勝つ」です。
具体的には最終的に《D-HERO ダブルガイ》をコピーした《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》に、《E・HERO オネスティ・ネオス》を使う事を目指します。
3.そもそも《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》とは
そもそも、《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》とはどんなモンスターなのか、知らない方もいるかと思いますので解説していきます。
ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン
レベル8 / 闇属性 / ドラゴン族 / シンクロ/効果
攻3000 / 守2500
闇属性チューナー+チューナー以外の悪魔族モンスター1体以上
1ターンに1度、自分の墓地に存在するレベル6以下の闇属性の効果モンスター1体をゲームから除外して発動する事ができる。このカードはこのターンのエンドフェイズ時まで、この効果を発動するためにゲームから除外した効果モンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。また、このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから「地縛神」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
召喚条件が闇属性チューナーと、悪魔族の非チューナーを要求する2重縛りとなっています。
このカードの最大の特徴は、墓地のレベル6以下の闇属性モンスターの効果と名前をコピーできる効果です。
また、破壊されると「地縛神」モンスター を手札に加えるサーチ効果を持っています。
え?スターヴ?
まぁ、焦らないでください。次項で色々と説明いたします。
ちなみにサーチ効果は強制効果です。
強制効果故にデッキにサーチ対象が居ない場合、一昔前は絶対に相手にデッキを全て見せなければならない(居ないことを証明しなければならない)という裁定でした。
4.レシピがこうなったそもそもの元凶
このデッキの全ては2017年の4月15日に始まった…
《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》はジャンプの付録として付いてきた頃からずっと使ってました。
しかし、本項冒頭の17/04/15、遊戯王10期の始まり「CODE OF THE DUELIST」の発売日に異変が起きます。
そう、このパックで、全ての元凶である《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》が登場します。
今まで《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》でしかできなかったことが、
「それスターヴでよくね???」
になってしまい、根本的に《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》との差別化が必要となってしまいました。
つまりデッキの大きな組み直しが必要に…
ちなみにその諸悪の根源は以下の通りです。
覇王眷竜スターヴ・ヴェノム
レベル8 / 闇属性 / ドラゴン族 / 融合 / 効果
攻2800 / 守2000
闇属性Pモンスター×2
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●自分フィールドの上記カードをリリースした場合にEXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
①:1ターンに1度、このカード以外の自分または相手のフィールド・墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
エンドフェイズまで、このカードはそのモンスターと同じ、元々のカード名・効果を得る。
このターン、自分のモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
召喚条件は正直そこまで難しいものではなく、墓地のモンスターを何でもコピーできる上に除外しなくて良い。
しかも何故か守備貫通まで持ってる。
ちょっと何言ってるんですかコイツ????????
いや本当に勘弁してくださいよ…
効果とカード名コピーだけではなく、オマケ感覚で素で守備貫通持ってるとか本当に《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》のアイデンティティを殺しに来てますねコイツ???
これでは本格的に《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》を使う理由がなくなる…
そこで着眼したのが「召喚条件」、「何をコピーするか」、「コピー効果の準備方法」です。
つまり、《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》のシンクロ素材とコピーしたいカード、この2種を同じ手段、もしくは何かの展開ルートの中で無理なく織り込めれば、「構築上《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》の方がスマートである」という事で差別化ができるのでは?
というアイディアでした。
5.どうやって差別化するか
ということで、最終的に採用した案は《V・HERO ヴァイオン》1枚から《永遠の淑女 ベアトリーチェ》をエクシーズ召喚する展開です。(展開ルートは後述します。)
この展開方法は途中で《D-HERO ダブルガイ》を墓地に送りながら、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果で《魔轟神ソルキウス》と《ゾンビキャリア》を墓地に送れるというものでした。
そして何よりも「V・HERO」と「D-HERO」の組み合わせはこの2種の組み合わせだけで完成された展開をすることができ、ここに《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》の為にPモンスターを展開するギミックを乗せるのは逆に展開の妨げ…すなわち事故要員となってしまう危険性が高い。
といった点で(少々無理やりですが)《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》と差別化をすることとしました。
こうして出来上がったのが、現在の骨組みとなる以下のレシピです。
最終的な目標地点としては、《D-HERO ダブルガイ》または《D-HERO ドリルガイ》をコピーして、そこに《E・HERO オネスティ・ネオス》を使用することで攻撃力5500の2回攻撃、もしくは貫通攻撃となる。という所にしました。
《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》は名前もコピーする為、問題なく《E・HERO オネスティ・ネオス》を使用することが出来ます。
《V・HERO ヴァイオン》1枚からの動きのお陰で、それはもうメチャクチャに2回攻撃の《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》が決まり、《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》がやられても最悪オネスティぶん投げHEROビートでなんとかなる(場合がある)ようになりました。
コレを組んだ当時、「HERO」のパーツと《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》の召喚用パーツがコンパクトに纏められたこと、その上でキチンと回ったこと、そして何よりも《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》と(一応の)差別化ができたのがとても嬉しかったです。
ちなみに「地縛神」モンスター のサーチ効果を活かすことで差別化しようかとも考えましたが、全ての案が事故率を引き上げるものだった為、現段階ではこの効果はなかったことにしようと考えることにしています。
6.止まらない革命
16-1.見つかる弱点と苦悩
時間の経過と共に新しいパックや構築済みデッキが発売され、新しいカードが増えていきます。
また、その時の環境に合わせて特定カードの使用を制限、すなわちリミットレギュレーションも変化していきます。
カードゲームにおいては当然のことでありますが、これらは同時に新しい戦略がどんどん産まれるということでもあります。
このデッキも新しいパックの発売や、リミットレギュレーションの変更に合わせて細かなカスタマイズを重ねてきました。
しかし、このデッキは《V・HERO ヴァイオン》初動が展開の要であることは長い間変わることはなく、とにかく《V・HERO ヴァイオン》に依存し続けていたことは明らかでした。
《V・HERO ヴァイオン》初動以外の方法から《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》の素材確保とコピー先の用意が出来るルートも考えましたが、それはそれで展開札を増やすことになる為、引いてはいけないカードが増える…即ち安定性がどんどん落ちていくという本末転倒なことになってしまいます。
16-2.起きる革命
《V・HERO ヴァイオン》初動できなければ初動がモタついてしまう、そしてやっぱり《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》の方が安定性がいいのか?という根本のブレが生じながらも、自分を誤魔化し続けてデッキを使い続けたある日、革命が起きます。
フュージョン・デステニー
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分の手札・デッキから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、「D-HERO」モンスターを融合素材とするその融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは次のターンのエンドフェイズに破壊される。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は闇属性の「HERO」モンスターしか特殊召喚できない。
出典:遊戯王OCGカードデータベースより
X・HERO クロスガイ
リンク2 / 闇属性 / 戦士族 / リンク / 左下・右下
攻1600
戦士族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、このカードの効果を発動するターン、自分は「HERO」モンスターしか特殊召喚できない。①:このカードがリンク召喚に成功した場合、自分の墓地の「D-HERO」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。②:自分フィールドの「D-HERO」モンスター1体をリリースして発動できる。リリースしたモンスターとカード名が異なる「HERO」モンスター1体をデッキから手札に加える。
出典:遊戯王OCGカードデータベースより
2019年の年始に「DARK NEOSTORM」が発売されますが、同弾にてまさかの「D-HERO」プッシュが起きます。
この上記2枚の登場により、初動を《V・HERO ヴァイオン》のみに頼っていたところが《フュージョン・デステニー》からでも動けるようになり、一気に初動の安定性が増しました。
ここでこのデッキは一旦以下のような構築になります。
始動札が10枚となった為、初動の安定性は言わずもがなマシマシです。
これだけでも結構な革命だったのですが、 更に同年の5月に以下のカードが登場します。
16-3.第2の革命
V・HERO ファリス
レベル5 / 闇属性 / 戦士族 / 効果
攻1600 / 守1800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:手札からこのカード以外の「HERO」モンスター1体を捨てて発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「V・HERO ファリス」以外の「V・HERO」モンスター1体を選び、永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「HERO」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
出典:遊戯王OCGカードデータベースより
V・HERO インクリース
レベル3 / 闇属性 / 戦士族 / 効果
攻900 / 守1100
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分が戦闘・効果でダメージを受けた場合に発動できる。墓地のこのカードを永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。②:このカードが永続罠カード扱いの場合、お互いのメインフェイズに、自分フィールドの「HERO」モンスター1体をリリースして発動できる。このカードを特殊召喚する。③:このカードが魔法&罠ゾーンからの特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキからレベル4以下の「V・HERO」モンスター1体を特殊召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベースより
コレは確実に来ている…《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》の波が…!
初動の安定性、構築による《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》との差別化の理由付けが急激にどんどん加速していきます。
そして翌月、更に波が大きくなります。
16-4.連鎖する革命
E-HERO シニスター・ネクロム
レベル5 / 闇属性 / 悪魔族 / 効果
攻1600 / 守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:墓地のこのカードを除外して発動できる。手札・デッキから「E-HERO シニスター・ネクロム」以外の「E-HERO」モンスター1体を特殊召喚する 。
出典:遊戯王OCGカードデータベースより
なんと、「HERO」のパーツだけで《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》の要求素材である「悪魔族の非チューナー」を超簡単に用意することが出来るようになりました。
今まで「悪魔族の非チューナー」は《永遠の淑女 ベアトリーチェ》か、《フュージョン・デステニー》 で墓地に落として自己蘇生させるという2パターンだったのですが、こいつの登場によって「サーチして《D-HERO デッドリーガイ》のコストにする」という選択が増え、更に安定性が増すこととなります。
しかも「HERO」モンスターなので、手札に来ても前述した《V・HERO ファリス》のコストにも出来る為、《魔轟神ソルキウス》や《カオス・ベトレイヤー》よりも無駄が無いです。
つまり、闇属性のPモンスターを使用することは、本格的に事故率を引き上げることに繋がることとなり、構築面での差別化がより明確なものとなりました。
KONAMI様は実は「HERO」ではなく、《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》をプッシュしたかったのでは????
冗談はさておき、これらのカードを組み込んだ結果、2項でご紹介したレシピの通りとなった訳です。
7.デッキの詳細解説
では、このデッキの各カードの用途や動かし方を解説していきます。
ますは動かし方の解説です。以下の準備を進めます。
①墓地に《D-HERO ダブルガイ》を置く。②墓地に悪魔族非チューナーを呼び出せる《E-HERO シニスター・ネクロム》を置く。③闇属性のチューナーを用意する。④手札に《E・HERO オネスティ・ネオス》を加える。
17.1.まず始めに③について
③について、現時点ではHERO要素のみで準備することは出来ません。
というのは、前の構築だと《永遠の淑女 ベアトリーチェ》から《ゾンビキャリア》という動きが出来ましたが、《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》のシンクロ素材を《E-HERO シニスター・ネクロム》を経由した《E-HERO マリシャス・エッジ》にシフトした為、闇属性チューナーもレベル1へシフトする必要が出た為です。
正直ここに関しては安定性は下がったのでは?と思う方も居るかもしれませんが、そもそも《フュージョン・デステニー》か《V・HERO ファリス》からスタートする場合はデメリットで《永遠の淑女 ベアトリーチェ》を立てられないので、この辺りを加味して「悪魔族非チューナー」の出力安定性のウェイトを増すことにしました。
まぁ、あとはチューナーが引けなくてモタついても《E-HERO マリシャス・ベイン》が何とかしてくれるから問題ないって話だぜ!
レベル1で自己蘇生できる闇チューナーは、みんな蘇生するのに変な条件が必要だったので、色々と便利な「DD」出張セットを引き続き使っていくことにしました。
特に《地獄門の契約書》は《DD オルトロス》をサーチすることで実質《サイクロン》にもなり、今回闇チューナーとして採用している《DDラミア》は手札コストとして使っても自己蘇生の出来るのでとても使いやすいです。
召喚権を使ってしまいますが、《DD魔導賢者ケプラー》を使って間接的に《DDラミア》をリクルートするのもアリだと思います。
17-2.《V・HEROファリス》を使う場合の基本展開
文章で全てを説明するのはメチャクチャ長くなるのと、その時の手札などで展開の仕方が変わってくるので、あくまで展開の一例として図で紹介します。
展開は下図のような感じです。
なお、手札に別の「HERO」モンスターが必要です。
上図の展開例だと①と②を用意できます。
詳細は後述する補足項を参照してください。
17-3.《フュージョン・デステニー》を使う場合の基本展開
下図のような感じで展開します。
上図の展開例だと①と②、もしくは①と④を用意できます。
なお、《E・HERO エアーマン》でサーチするのを《E・HERO オネスティ・ネオス》にすれば①、②、④を満たすことが出来ます。
詳細は後述する補足項を参照してください 。
17-4.《V・HEROヴァイオン》を使う場合の基本展開
展開は下図のような感じです。
上図の展開例だと①と②を用意できます。
詳細は後述する補足項を参照してください。
17-5.上記以外の展開例
上記の基本的な展開例に加えて、手札次第で様々な展開方法を取ります。
例えば《V・HERO ヴァイオン》と《D-HERO ダブルガイ》以外の「D-HERO」モンスターが手札にある場合とか、《フュージョン・デステニー》と《E-エマージェンシーコール》がある場合…などです。
しかし、ここに記載するのは文字数が大変なことになるのと、単純に基本パターンに付け加えが発生するような動き方ですので、気になった方はツイッター等で私に聞いてください
あと、一連の流れで《E・HERO オネスティ・ネオス》を手札に加えられる動き方が少ないですが、そこは 《E-エマージェンシーコール》で実質枚数を増やしてカバーしています。
17-6.各カードの役割、使い方
それでは動き方が何となく分った所で、大掴みですが各カードの役割等を解説します。
展開札
盤面作成と最終目標の準備をするカードです。
《V・HERO ファリス》《V・HERO ヴァイオン》《V・HERO インクリース》《D-HERO ディアボリックガイ》《E・HERO シャドー・ミスト》《E-HERO シニスター・ネクロム》《融合》《フュージョン・デステニー》《X・HERO クロスガイ》《聖騎士の追想 イゾルデ》《D-HERO デッドリーガイ》《永遠の淑女 ベアトリーチェ》
目標札
最終目標に必要なカードです。
《E・HERO オネスティ・ネオス》《E-HERO マリシャス・エッジ》《DDラミア》《D-HERO ダブルガイ》《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》
汎用札
説明いる?
《ハーピィの羽根帚》《サンダー・ボルト》《トロイメア・ユニコーン》《ヴァレルロード・ドラゴン》
補助札
展開の補助を行うカードです。
《E・HERO エアーマン》《増援》《E-エマージェンシーコール》《地獄門の契約書》
防御・妨害札
防御したり、相手の展開を防いだりするカードです。
《迷い風》《狡猾な落とし穴》
その他のカード
《V・HERO グラビート》《V・HERO ポイズナー》《D-HERO ディバインガイ》《D-HERO ドリームガイ》《E-HERO アダスター・ゴールド》《DDオルトロス》《ダーク・コーリング》《マスク・チェンジ》《再融合》《X・HERO ドレッドバスター》《アンダークロックテイカー》《ペンテスタッグ》《M・HERO ダーク・ロウ》《E-HERO マリシャス・ベイン》《彼岸の巡礼者 ダンテ》
展開札とか、汎用札とかは役割はもう分ると思いますので、その他のカードについて、解説していきます。
《V・HERO グラビート》 永続罠になっている《V・HERO インクリース》と《V・HERO ポイズナー》を一気に展開できると美味しいなぁと思い入れています。あと、(特殊)召喚時の効果で《E・HERO シャドー・ミスト》をサルベージできると美味しいです。
《V・HERO ポイズナー》正直《V・HERO ミニマム・レイ》でもいいかな?という思いはありますが、 とりあえずで相手の場の状況に依存しない方をチョイスしています。
《D-HERO ディバインガイ》「D-HERO」の落とす先が無い(何かしらの理由で、墓地に落としたいカードが既に落ちている)際に落とします。手札補強が出来るので積んでいます。
《D-HERO ドリームガイ》《再融合》これらは《聖騎士の追想 イゾルデ》の効果でフィールドに引っ張って来る為のセットです。《D-HERO ドリームガイ》は手札に来ても「D-HERO」なので融合素材として使えます。また、素材として使った後も墓地効果がありますので無駄が無いです。装備魔法は何でもいいとは思うのですが、展開の中で必ず融合召喚するので《再融合》がいいかなと思い、こちらをチョイスしています。
《E-HERO アダスター・ゴールド》《ダーク・コーリング》《マスク・チェンジ》《M・HERO ダーク・ロウ》《E-HERO マリシャス・ベイン》仕留めそこなったりした際のセカンドプランとして搭載しています。最悪はこいつらで戦っていきます。
《DDオルトロス》前述した通り、《地獄門の契約書》から持ってこれる擬似《サイクロン》です。
《X・HERO ドレッドバスター》《彼岸の巡礼者 ダンテ》とりあえずで入れてます。
《アンダークロックテイカー》《ペンテスタッグ》フィニッシュを補助する目的で積んでいます。あと、単純に《V・HERO ヴァイオン》始動ルートで《永遠の淑女 ベアトリーチェ》がEXモンスターゾーンに居座るので、コイツらを退ける目的でも使います。
17-7.防御札について
従来のレシピでは展開やキーカードを引く確率を優先していた為、防御札が一切入っていませんでした。
それが今回になって唐突に入っていますが、これは色々なオフ会に参加した時に「決闘を長引かせ、尚且つモンスターや自分の身を守る手段が欲しい」と感じた為です。
詰まる所、相手がメチャクチャに展開してくることが昨今は多くなりましたので、コレの対応も含めてやはり防御札は積んでおいた方がいいよな…という判断です。
と言う訳で、ヴァレル系モンスター(特に「ヴァレルロード」モンスター)や《召命の神弓-アポロウーサ》、《鎖龍蛇-スカルデット》等に刺さると考えた《迷い風》と、実質墓地に罠がない状況が作れるので《狡猾な落とし穴》が強そうと思い、この2種類をチョイスしています。
また、防御札…という訳ではありませんが、同様の理由で相手が容赦なかった場合に、こちらも容赦しない鉄の意志と鋼の強さを見せ付けるために《M・HERO ダーク・ロウ》を入れました。(非情)
17-8.その他
《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》は闇属性のドラゴン族シンクロモンスターで、且つレベル1のチューナーを使うデッキなので《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》を採用しても面白いと思います。
8.おわりに
ここまでご覧頂きありがとうございます。
実は初めてブログ的なものを執筆していますので、至らない点もあったかと思いますが見逃してください。
どんなカードも愛があれば使うことが出来ると思います。
構築を諦めていたデッキも、カードプールの増加でうまく回るようになっているかもしれません。
このデッキの今後ですが、折角《覇王城》というナイスなフィールド魔法を貰ったので、「地縛神」モンスターも入れてみようかな?と言う思いはあります。
またデッキが改良されたら皆様にツイッターや動画で報告いたします。
・・・たぶん。
好きなカードを使うことはとても楽しいので、皆様も好きなカードで決闘してみませんか?
それでは、ご覧頂きありがとうございました!
補足.展開パターン詳細
11.《V・HEROファリス》を使う場合
①手札の「HERO」モンスターを捨てて《V・HERO ファリス》を特殊召喚。②《V・HERO ファリス》の特殊召喚成功時の効果で《V・HERO インクリース》を永続罠として置く。③《V・HERO インクリース》を、自身の効果で《V・HERO ファリス》をリリースして特殊召喚。④《V・HERO インクリース》の効果でデッキから《V・HERO ヴァイオン》を特殊召喚。⑤《V・HERO ヴァイオン》の効果で《E・HERO シャドー・ミスト》を墓地へ送る。⑥《E・HERO シャドー・ミスト》の効果で《E・HERO エアーマン》を手札に加える。⑦《V・HERO ヴァイオン》の効果で《E・HERO シャドー・ミスト》を除外して《融合》を手札に加える。⑧《E・HERO エアーマン》を通常召喚。効果で《D-HERO ディアボリックガイ》を手札に加える。⑨《融合》を発動。《D-HERO ディアボリックガイ》と《V・HERO インクリース》か《V・HERO ヴァイオン》で《D-HERO デッドリーガイ》を融合召喚。⑩墓地の《D-HERO ディアボリックガイ》の効果を発動、もう1体の《D-HERO ディアボリックガイ》をデッキから特殊召喚。⑪《D-HERO ディアボリックガイ》と《D-HERO デッドリーガイ》で《X・HERO クロスガイ》をリンク召喚。⑫《X・HERO クロスガイ》効果で《D-HERO デッドリーガイ》を蘇生。⑬墓地の《D-HERO ディアボリックガイ》の効果発動。《X・HERO クロスガイ》のリンク先にもう1体の《D-HERO ディアボリックガイ》を特殊召喚。⑭《X・HERO クロスガイ》の効果を発動。《D-HERO ディアボリックガイ》をコストに《E-HERO シニスター・ネクロム》を手札に加える。⑮《D-HERO デッドリーガイ》の効果で《E-HERO シニスター・ネクロム》をコストに《D-HERO ダブルガイ》を墓地へ。
12.《フュージョン・デステニー》を使う場合
①《フュージョン・デステニー》を発動。《E・HERO シャドー・ミスト》と《D-HERO ディアボリックガイ》を素材に《D-HERO デッドリーガイ》を融合召喚。②《E・HERO シャドー・ミスト》の効果で《E・HERO エアーマン》を手札に加える。③墓地の《D-HERO ディアボリックガイ》の効果でデッキからもう1体の《D-HERO ディアボリックガイ》を特殊召喚。④《D-HERO ディアボリックガイ》と《D-HERO デッドリーガイ》で《X・HERO クロスガイ》をリンク召喚。⑤《X・HERO クロスガイ》の効果で《D-HERO デッドリーガイ》を蘇生。⑥墓地の《D-HERO ディアボリックガイ》の効果で更にもう1体の《D-HERO ディアボリックガイ》を《X・HERO クロスガイ》のリンク先に特殊召喚。⑦《X・HERO クロスガイ》の効果で《D-HERO ディアボリックガイ》をコストに《E-HERO シニスター・ネクロム》を手札に加える。⑧《D-HERO デッドリーガイ》の効果で《E-HERO シニスター・ネクロム》をコストに《D-HERO ダブルガイ》を墓地へ送る。⑨《E・HERO エアーマン》を召喚、効果で《E・HERO オネスティ・ネオス》を手札に加える。
13.《V・HEROヴァイオン》を使う場合
①《V・HERO ヴァイオン》を召喚。②《V・HERO ヴァイオン》の効果で《E・HERO シャドー・ミスト》を墓地へ送る。③《E・HERO シャドー・ミスト》の効果で《D-HERO ディアボリックガイ》を手札に加える。④《V・HERO ヴァイオン》の効果で《E・HERO シャドー・ミスト》を除外して《融合》を手札に加える。⑤《融合》を発動。手札の《D-HERO ディアボリックガイ》と場の《V・HERO ヴァイオン》で《D-HERO デッドリーガイ》を融合召喚。※手札に余裕があれば、ここで《D-HERO デッドリーガイ》の効果を使って《D-HERO ディバインガイ》等を墓地に送っても良いです。⑥墓地の《D-HERO ディアボリックガイ》の効果を発動。もう1体のディアボを特殊召喚。⑦《D-HERO ディアボリックガイ》と《D-HERO デッドリーガイ》で《永遠の淑女 ベアトリーチェ》をエクシーズ召喚。⑧自分と相手ターンで《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果を使用して《D-HERO ダブルガイ》と《E-HERO シニスター・ネクロム》を墓地に送る。