目次
はじめに
初めて記事を書かせていただきます。「をょんげ」と申します。こういったブログを書く経験がないもので拙い文章になるとは思いますが、よろしくお願いします。
令和元年7月1日。元号が変わってから初めてのリミットレギュレーション変更が行われました。その中でも汎用性の高い、フィールド魔法サーチの通常罠カード《メタバース》が制限カードになった事は、大会ガチ勢の方々はもちろん、ファンデッカーの方々にも大きな影響を与えたものだと思います。
本日は、その《メタバース》規制の影響を受けた私の所持デッキの一つ、《究極完全態・グレート・モス》正規召喚デッキをご紹介いたします。
《究極完全態・グレート・モス》の正規召喚手順
まずは《究極完全態・グレート・モス》の召喚手順をおさらいしましょう。
地属性/昆虫族/レベル8
特殊召喚/効果モンスター
攻撃力3500/守備力3000
このカードは通常召喚できない。「進化の繭」を装備した状態で、自分ターンで数えて6ターン以上が経過した自分フィールドの「プチモス」1体をリリースした場合に特殊召喚できる。
地属性/昆虫族/レベル3
効果モンスター
攻撃力0/守備力2000
このカードは手札から装備カード扱いとしてフィールド上に表側表示で存在する「プチモス」に装備する事ができる。この効果によってこのカードを装備した「プチモス」の攻撃力・守備力は「進化の繭」の数値を適用する。
地属性/昆虫族/レベル1
通常モンスター
攻撃力300/守備力200
成長したらどんなムシになるか分からない、小さな幼虫。
《プチモス》に《進化の繭》を装備すれば守備力2000になるとはいえ、当然それだけでは心もとないので、《安全地帯》や《ディメンション・ガーディアン》などで守るのが基本となります。
永続罠
フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、その表側表示モンスターは、相手の効果の対象にならず、戦闘及び相手の効果では破壊されず、相手に直接攻撃できない。このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。
永続罠
自分フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、そのモンスターは戦闘・効果では破壊されない。そのモンスターがフィールドから離れた場合にこのカードは破壊される。
以下の手順で特殊召喚します。
- 《プチモス》を攻撃表示で場に出す。
- 《プチモス》に《安全地帯》または《ディメンション・ガーディアン》を発動する。その後《プチモス》を守備表示にする。
- 《プチモス》に《進化の繭》を装備。
- 自分のターンで数えて6ターン(つまり12ターン)耐える。
- 《プチモス》をリリースして《究極完全態・グレート・モス》を特殊召喚。
はい、めちゃくちゃ大変ですね。特に12ターン耐えるところ。
しかし近年、この動きを簡単にできるカードが登場しました。《G・ボールパーク》と《甲虫装機 ピコファレーナ》です。
フィールド魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:ダメージ計算時に発動できる。その戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージを0にし、自分のデッキからレベル4以下の昆虫族モンスター1体を墓地へ送る。この効果で通常モンスターが墓地へ送られた場合、さらにその同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から任意の数だけ選んで特殊召喚できる。②:自分フィールドのモンスターが相手の効果で墓地へ送られた場合に発動できる。自分の墓地から昆虫族の通常モンスター1体を選んで特殊召喚する。
闇属性/昆虫族/リンク2
リンク/効果モンスター
攻撃力1000
昆虫族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがリンク召喚に成功した場合、手札を1枚捨て、このカード以外の自分フィールドの昆虫族モンスター1体を対象として発動できる。デッキから昆虫族モンスター1体を選び、攻撃力・守備力500アップの装備カード扱いとして対象のモンスターに装備する。②:自分の墓地の昆虫族モンスター3体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。
相手ターンのダメージ計算時に《G・ボールパーク》の①の効果を発動し、《プチモス》3体を特殊召喚。そのうち1体に《安全地帯》(または《ディメンション・ガーディアン》)を発動。次の自分のターンで、残りの《プチモス》2体で《甲虫装機 ピコファレーナ》をリンク召喚。①の効果を使用し、デッキから《進化の繭》を《プチモス》に装備。その後《プチモス》を守備表示に変更。
なんと《G・ボールパーク》1枚だけで《プチモス》を特殊召喚し《進化の繭》装備まで行けるのです。
とはいえ既に公開情報である《G・ボールパーク》を見て、相手が素直に攻撃するのは期待できないかと思います。
そこで頼りになるのが《メタバース》なんですね。
通常罠
①:デッキからフィールド魔法カード1枚を選び、手札に加えるか自分フィールドに発動する。
相手の攻撃宣言時に《メタバース》を発動し、《G・ボールパーク》を発動すれば相手の攻撃は止まらない為、《G・ボールパーク》の効果を狙うことができます。
つまり《メタバース》と《安全地帯》の2枚があれば、《究極完全態・グレート・モス》正規召喚の準備は整ったと言っても過言ではないのです。
まあ《メタバース》、こないだ規制されましたけど。
無制限→制限になって、《メタバース》が8枚減った
大会などで《魔鍾洞》入りのデッキを使っていた人・相手に使われた人はご存知かと思いますが、デッキに入れられる《メタバース》の数が8枚減りました。
「いやいや無制限でも3枚しか入れられなかっただろ!」と思われるかもしれませんが、通常罠である《メタバース》には《トラップトリック》と《悪魔嬢リリス》という強力な助っ人が存在していたのです。
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:デッキから「トラップトリック」以外の通常罠カード1枚を除外し、その同名カード1枚をデッキから選んで自分フィールドにセットする。この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は罠カードを1枚しか発動できない。
闇属性/悪魔族/レベル3
効果モンスター
攻撃力2000/守備力0
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:召喚したこのカードの元々の攻撃力は1000になる。②:自分フィールドの闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。デッキから通常罠カード3枚を相手に見せ、相手はその中からランダムに1枚選ぶ。そのカード1枚を自分フィールドにセットし、残りのカードはデッキに戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。
《トラップトリック》はデッキの通常罠カードを除外して、その同名カードをセットしそのターン発動可能にする罠カード。《悪魔嬢リリス》はデッキから同名罠カード3枚(または《トラップトリック》込みで3枚)を選べば確定で任意の通常罠カードをセットできる効果モンスター。両方とも無制限カードなので、ある意味《メタバース》が実質9枚あるようなものでした。
しかし《メタバース》が制限カードになったため、同名カードを必要とする《トラップトリック》では《メタバース》を持ってこれなくなり、《悪魔嬢リリス》も確定ではなく3分の1の確率でしか《メタバース》をセットできなくなりました。これにより「確定《メタバース》」が《メタバース》1枚のみとなり、「《メタバース》が8枚減った」ということになったわけです。
デッキ紹介【忍者グレート・モス】
最後に私の「《メタバース》規制で辛くなった《究極完全態・グレート・モス》正規召喚デッキ」をご紹介して終わりたいと思います。
- 《究極完全態・グレート・モス》×1
- 《粘糸壊獣クモグス》×1
- 《白竜の忍者》×1
- 《忍者マスター HANZO》×3
- 《B・F-早撃ちのアルバレスト》×3
- 《カブトロン》×1
- 《共振虫》×1
- 《カマキラー》×3
- 《ゴキポール》×3
- 《進化の繭》×1
- 《B・F-毒針のニードル》×1
- 《プチモス》×3
- 《増援》×1
- 《テラ・フォーミング》×1
- 《盆回し》×1
- 《G・ボールパーク》×3
- 《チキンレース》×2
- 《メタバース》×1
- 《貪欲な瓶》×1
- 《忍法 変化の術》×1
- 《忍法 超変化の術》×1
- 《安全地帯》×3
- 《ディメンション・ガーディアン》×3
- 《リンク・スパイダー》×1
- 《虫忍 ハガクレミノ》×1
- 《甲虫装機 ピコファレーナ》×3
- 《トロイメア・ケルベロス》×1
- 《トロイメア・フェニックス》×1
- 《トロイメア・ユニコーン》×1
- 《熾天蝶》×2
- 《ダイガスタ・エメラル》×1
- 《鳥銃士カステル》×1
- 《暗遷士 カンゴルゴーム》×1
- 《獣神ヴァルカン》×1
- 《瑚之龍》×1
【忍者】と【昆虫族】を組み合わせた《究極完全態・グレート・モス》正規召喚デッキ、【忍者グレートモス】です。
《忍者マスター HANZO》で 《忍法 超変化の術》 をサーチすれば、《安全地帯》《G・ボールパーク》《進化の繭》を破壊から防ぐ 《白竜の忍者》 に化け、 《忍法 変化の術》 をサーチすれば各種昆虫族に化け展開の助けとなります。
闇属性/戦士族/レベル4
効果モンスター
攻撃力1800/守備力1000
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキから「忍法」カード1枚を手札に加える。②:このカードが反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。デッキから「忍者マスター HANZO」以外の「忍者」モンスター1体を手札に加える。
光属性/ドラゴン族/レベル7
効果モンスター
攻撃力2700/守備力1200
このカードを特殊召喚する場合、「忍法」と名のついたカードの効果でのみ特殊召喚できる。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上の魔法・罠カードはカードの効果では破壊されない。
永続罠
自分フィールド上の「忍者」と名のついたモンスター1体と相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。選択したモンスターを墓地へ送り、そのレベルの合計以下のドラゴン族・恐竜族・海竜族モンスター1体を自分のデッキから自分フィールド上に特殊召喚する。このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターをゲームから除外する。
永続罠
①:自分フィールドの表側表示の「忍者」モンスター1体をリリースしてこのカードを発動できる。リリースしたモンスターのレベル+3以下のレベルを持つ獣族・鳥獣族・昆虫族モンスター1体を、手札・デッキから特殊召喚する。このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
《ゴキポール》 や 《B・F-毒針のニードル》 で 《B・F-早撃ちのアルバレスト》 をサーチし、 《B・F-早撃ちのアルバレスト》 を召喚して 墓地の《ゴキポール》 や 《B・F-毒針のニードル》 を特殊召喚することで、後続をサーチしながら展開が可能です。 《甲虫装機 ピコファレーナ》 の②の効果でリソースを回復できるので、《究極完全態・グレート・モス》正規召喚までの12ターンという長期戦にも耐えられます。
地属性/昆虫族/レベル3
効果モンスター
攻撃力1000/守備力1200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキからレベル4の昆虫族モンスター1体を手札に加える。この効果で通常モンスターを加えた場合、さらにそのモンスターを手札から特殊召喚できる。その後、この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つ、フィールドのモンスター1体を選んで破壊できる。
風属性/昆虫族/レベル2
チューナー/効果モンスター
攻撃力400/守備力800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「B・F-毒針のニードル」以外の「B・F」モンスター1体を手札に加える。②:このカード以外の自分フィールドの昆虫族モンスター1体をリリースし、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
風属性/昆虫族/レベル4
効果モンスター
攻撃力1800/守備力800
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル3以下の昆虫族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。②:このカードが相手によって破壊された場合に発動できる。手札・デッキから「B・F」モンスター1体を特殊召喚する。
《B・F-早撃ちのアルバレスト》 召喚、《ゴキポール》釣り上げ、《甲虫装機 ピコファレーナ》リンク召喚時に《ゴキポール》効果で《カマキラー》をサーチし特殊召喚すれば、リンク3 《熾天蝶》 のリンク召喚にも繋がります。 《熾天蝶》③の効果で 《B・F-毒針のニードル》 を蘇生させ、 《B・F-毒針のニードル》 の②の効果をいつでも使えるようにしておくと強いです。
地属性/昆虫族/レベル4
通常モンスター
攻撃力1150/守備力1400
二本のカマで相手に襲いかかる、人型のカマキリモンスター。
風属性/昆虫族/リンク3
リンク/効果モンスター
攻撃力2100
カード名が異なるモンスター2体以上
このカード名の①③の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動する。このカードのリンク素材とした昆虫族モンスターの数だけこのカードにカウンターを置く。②:このカードの攻撃力は、このカードのカウンターの数×200アップする。③:このカードのカウンターを1つ取り除いて発動できる。自分の墓地からレベル4以下の昆虫族モンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。
そして重要なのが 《共振虫》 ですね。フィールドから墓地に送られることで《究極完全態・グレート・モス》や 《粘糸壊獣クモグス》 をサーチできます。《ゴキポール》でサーチするほか、《甲虫装機 ピコファレーナ》でデッキから装備し装備モンスターを素材にすることで墓地に送ることができます。
地属性/昆虫族/レベル4
効果モンスター
攻撃力1000/守備力700
①:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキからレベル5以上の昆虫族モンスター1体を手札に加える。②:このカードが除外された場合に発動できる。デッキから「共振虫」以外の昆虫族モンスター1体を墓地へ送る。
さいごに
最後まで閲覧いただき、ありがとうございました。既に《究極完全態・グレート・モス》デッキを使っている方や、これから《究極完全態・グレート・モス》を正規召喚する予定の方の参考になれば幸いです。
最後になりましたが、ここで2枚のカードを紹介したいと思います。
地属性/昆虫族/レベル2
効果モンスター
攻撃力500/守備力300
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。装備モンスターは種族が昆虫族になり、昆虫族モンスターを攻撃できず、昆虫族モンスターを対象として発動した装備モンスターの効果は無効化される。この効果は相手ターンでも発動できる。②:装備カード扱いのこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。手札からレベル7以上の昆虫族モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
速攻魔法
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:装備カードを装備した自分・相手フィールドの昆虫族モンスター1体をリリースし、デッキから昆虫族モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。②:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の昆虫族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。
《究極完全態・グレート・モス》を召喚条件を無視して特殊召喚できるカードです。
以上です。ありがとうございました。