【初心者向け】手札誘発の撃ち先カンニングペーパー【マスターデュエル】

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【初心者向け】手札誘発の撃ち先カンニングペーパー【マスターデュエル】

はじめに

マスターデュエル、遊んでますか?

1月27日(木)にはスマートフォン版もサービスインし勢いの増す遊戯王マスターデュエルですが、本作から遊戯王に触れた、もしくは久しぶりに触ったという方も多いんじゃないでしょうか。

そうした中で情報を集めたあなたは、以下の2枚がありとあらゆるところでオススメされていることに気づくでしょう。

「灰流うららって靴履いてないんですよね」って言うと実卓では誘発チェックができます
「増殖するGって目が奇数個なんですよね」って言うと実卓では……え? マナー違反?

《灰流うらら》《増殖するG》の2枚は現在の遊戯王の環境を定義しているカードですが、効果が特殊なため「作ったはいいけどどう使うのかわからない」「とりあえず撃てるって言われたら撃ってる」という人も多いんじゃないかと思います。

……実は意外とそれが正しいところもあるんですが、そこからもう一歩踏み込んで「より有効にこれらのカードを使うにはどうしたらいいんだ?」というテクニカルな部分について解説しようというのが今回の記事の趣旨です。

今回は特にランクマッチでよく見かける3つのデッキタイプについて解説します。

現在の遊戯王ではいわゆる先行展開を手札誘発によってどう止めるか(そして手札誘発をどう躱していくか)、展開された最終盤面をどう返していくかというのが醍醐味の1つになっています。

もちろん他にも遊戯王の面白さはありますが、手札誘発が現在の遊戯王の面白さの1つであることは間違いないでしょう。

この記事を通してそんな手札誘発の奥深さや楽しさを学ぶ手がかりが得られれば、それに勝る喜びはありません。

目次

本記事の方向性

  • 「とりあえずデッキ組んで自分の動きはなんとなくわかってきたぜ!」くらいの人を対象にしています。よって、読者のあなたのデッキが何であるかは想定していません。
  • 上記の事情により、100%正しい最適解にはならないことを先にお詫びします。手札やデッキ同士の相性などによって最適解は変わるものなので、本記事ではあくまで「概ね正しいことが多い」くらいの情報を提供します。「おかしいな?」と思ったら、それはあなたのほうが正しいです。

《灰流うらら》と《増殖するG》について

ご存知の方がほとんどでしょうが、念の為2枚のカードのテキストを確認しておきましょう。

《灰流うらら》

【 チューナーモンスター 】
星 3 / 炎 / アンデット族 / 攻0 / 守1800

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果

出典:遊戯王OCGカードデータベース

色々複雑なことが書いてありますが、ざっくり「デッキからカードを動かす効果は無効」とだけ覚えていても7割くらいはあってます。

例外としてデッキからカードを直接場に置く効果、セットする効果なんかには撃てなかったり、実際にはデッキからモンスターを特殊召喚できない場合でもテキスト上で選択肢がある場合は撃ててしまったりしますが……。

厳密な効果範囲に関しては若干説明が煩雑なのでここでは省略します。

マスターデュエルの場合、せっかくデジタルなので撃てなかったら「あ、うらら撃てないんだなこれ」くらいでいいと思います。

重要なテクニックとして、相手の《増殖するG》に対して発動し、ドローを防ぐことができます。

そのため、相手の先行展開を十分に返せる手札……例えば、《ライトニング・ストーム》や《サンダーボルト》、《ハーピィの羽根帚》などが手札にある場合は、相手の展開を止めるために使用するよりも、相手の展開を乗り越えるときに《増殖するG》を撃たれてこちらが止まってしまわないように温存するという選択肢があります。

《増殖するG》

【 効果モンスター 】
星 2 / 地 / 昆虫族 / 攻500 / 守200

このカードを手札から墓地へ送って発動する事ができる。このターン、相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はデッキからカードを1枚ドローする。この効果は相手ターンでも発動する事ができる。「増殖するG」は1ターンに1度しか発動できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

こちらは単純なテキストですね。

「特殊召喚をしてドローを許す代わりに盤面を作る」「特殊召喚を諦めてドローさせない代わりに盤面が弱い状態で妥協する」という強烈な2択を押し付けることができます。

いかに強固な盤面でもこのカードによって大量に増えた手札をしのぎ切ることは現実的でないので、大抵の場合は1~2ドローの代わりにそこそこの盤面で妥協する、という状態で終わってくれます。

なお、条件による特殊召喚でないものについては、その効果にチェーンして増殖するGを発動することで、確実に1枚カードを引くことができますが、条件による特殊召喚であるもの……リンクやシンクロ、エクシーズについてはチェーンするタイミングがなく、確実なドローをすることはできません。

よって、「場にレベル4のモンスターが揃い、エクシーズされそうなので2体目のモンスターの召喚が終わった直後に発動しておく」というテクニックがないこともないですが、マスターデュエルの環境においてはこれが有効な例は稀なので一旦忘れてしまって構いません。

慣れた頃に思い出してみてください。

《灰流うらら》と《増殖するG》を使う上で共通して覚えておきたいこと

《PSYフレームギア・γ》

(制限カード) 【 チューナーモンスター 】
星 2 / 光 / サイキック族 / 攻1000 / 守0

このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
①:自分フィールドにモンスターが存在せず、相手モンスターの効果が発動した時に発動できる。
手札のこのカードと自分の手札・デッキ・墓地の「PSYフレーム・ドライバー」1体を選んで特殊召喚し、その発動を無効にし破壊する。
この効果で特殊召喚したモンスターは全てエンドフェイズに除外される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

マスターデュエルでは準制限なので2枚使えます

テキストはちゃんと覚えなくてもいいですが、「相手のモンスターゾーンにカードがないときにモンスターカード(つまり《増殖するG》《灰流うらら》)を撃つとレベル8のシンクロが出てきてひどいことをされる」というのは少しだけ意識しておくといいかもしれません。

ハンデスはいくらなんでも酷い
混沌魔龍 カオス・ルーラー
減った手札を補充しないでください

余談ですがこいつはマスターデュエルだと手札誘発にしては珍しくSRなので、URをケチりたい人におすすめです。

シンクロして出したいレベル8の有力なモンスターがURなのが難点ですが、相手ターンを凌ぐだけならばどのみちシンクロはできないので割り切った採用も良いかと思います。

強欲で貪欲な壺

強欲で貪欲な壺

(準制限カード) 【 通常魔法 】

「強欲で貪欲な壺」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外して発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

マスターデュエルだと無制限です
なんで2枚も引けるんだろうね?

カードの枚数が増えてしまうこのカードに対しては《灰流うらら》は即撃ちでいいことがほとんどです。

上記の《PSYフレームギア・γ》はデッキに《PSYフレーム・ドライバー》がないと発動できません。

よく壺で飛ぶ
よく初手に引く

しかしながら、《強欲で貪欲な壺》のコストによる除外で《PSYフレーム・ドライバー》が除外されてくれていて不発するリスクを相手は背負っています。

そのため、《PSYフレームギア・γ》の裏目が少なく、2枚ドローをしっかり拒否するほうが表目に出やすいです。

各デッキ対策

鉄獣戦線(トライブリゲード)

鉄獣戦線(トライブリゲード)

■デッキの概要

鉄獣戦線の下級モンスター共通効果の「墓地の獣、鳥獣、獣戦士を除外してリンクモンスターを召喚」という効果を生かして戦うデッキです。

性質上、墓地にモンスターが溜まってしまうと相手が自由に動きやすくなってしまうので、極力モンスターを墓地に貯めさせないことが重要となります。

特に墓地・除外合わせて蘇生可能なモンスターが4体揃うと、《鉄獣の抗戦》から《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》による除外効果を使用されてしまうので、それ以下の状態にできそうなら狙っていきたいです

3000打点出して1枚除外して1枚デッキからサーチ。なんて?
後続を持ってくる効果も非常に強力

■《灰流うらら》

おすすめのタイミング

《鉄獣戦線 フラクトール》の手札から捨てたときの効果・《LL-バード・コール》など。

手札から捨てるとすごいことになる
リリースするとすごいことになる
よくわからんがすごいことになる

早めに撃って大丈夫ですが、《炎舞-「天璣」》は一旦待ってもいいかもしれません。

マスターデュエルでは無制限、現実では準制限

《鉄獣戦線 フラクトール》の効果が不発になった上で鉄獣戦線がそのターンまだ展開を続けることができるハンドであることは稀なので、個人的には待っています。(そしてそのハンドの場合《炎舞-「天璣」》を止めても意味がないことが多いので)

■《増殖するG》

おすすめのタイミング

最初に場に出てきた鉄獣戦線モンスターの効果発動か、LLのモンスター効果発動など、チェーンに乗る特殊召喚の最初に撃つのがいいです。

「鉄獣戦線」って書いてある下級は全部同じ効果を持っています
LLは多くのカードに「なんか特殊召喚する」って書いてあります

ただし例外として《レスキューキャット》だけは効果発動の瞬間ではなく、モンスターが2体特殊召喚された直後のほうが安全なことがあります。

リリースして発動する都合、効果の発動時には場が空なのでγが撃てちゃうんですね

《レスキューキャット》を採用している鉄獣戦線は比較的純鉄獣戦線に寄っている可能性が高く、エクストラに空きがあって《PSYフレームロード・Ω》が採用される可能性があるためです。

うららは撃っていいって言ったのに! ってなったと思う
ちゃんと説明するので待ってね

仮に2体特殊召喚されたあと何もせずにターンを終えられた場合、《レスキューキャット》と2体を合わせても《鉄獣の抗戦》から《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》を召喚できないため、不自由な状態を強いることができます。

《灰流うらら》のときは《レスキューキャット》に撃っていいって言ったじゃん! とお思いかと思いますが、《灰流うらら》《レスキューキャット》を使った後の展開ルートに撃って止められる場所がほとんどないため、リスクを背負っても撃たざるを得ないと考えています。

しかしながら《増殖するG》は出てきた後に撃って後続のリンク召喚を止める・もしくはカードを引くことでも十分に仕事ができるため、残りの手札の具合によっては即撃たないことも考えられます。

■その他Tips

《原始生命態ニビル》は光ったらすぐに出すのがいいです。待ちすぎると《召命の神弓-アポロウーサ》というカードがモンスター効果を無効にするためです。

隕石が降ってきて何もかもめちゃくちゃにする
だいたい3回無効にする

また、《エフェクト・ヴェーラー》《無限泡影》などのモンスター効果を無効にするカードは、鉄獣戦線モンスターがコストで墓地からモンスターを除外したのを確認してから発動すると、墓地のカードを減らせて次以降の鉄獣戦線側の展開に負担をかけることができます。

「ヴェーラーって実はアホ毛2本あるんですよ」
「泡影って実はサイドラインフィニティが撃たれて側なんですよ」

電脳堺

【2020年 電脳堺】デッキの回し方、相性が良いカードが分かる解説記事

■デッキの概要

《アルティマヤ・ツィオルキン》「何か1枚カードの効果を使うと場の合計レベルが3の倍数増える」

「合計レベルが18になると《真竜皇V.F.D.》」が出てくる」

「余った分で《アルティマヤ・ツィオルキン》か《セイクリッド・トレミスM7》が出てくる」

「展開の過程で《電脳堺門-朱雀》を出してフリーチェーン破壊の妨害をしてくる」

……といった感じのデッキです。

《アルティマヤ・ツィオルキン》からは《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》が出てきてモンスター効果を無効にしてきます。

非常に複雑な展開ルートを持ち、その全てに対し対策を行うのは容易ではありません。

それ故に最適な止め方を行うのが難しい相手ではありますが、ここでは多くのルートで共通して止めどころとなる部分を紹介します。

また、このデッキは《PSYフレームギア・γ》の採用率が極めて高いデッキです。

よって、「相手が電脳堺の場合は相手の場にモンスターがいるときにしかモンスター効果を使わない」というのが重要になります。

■《灰流うらら》

おすすめのタイミング

《電脳堺媛-瑞々》の特殊召喚する効果か、《電脳堺悟-老々》の特殊召喚する効果。

早めの妨害を行いたいところですが、前述の通り 《PSYフレームギア・γ》の採用率が高いデッキかつ、その効果が通った時の電脳堺側のリターンが極めて大きいため、可能な限りケアを行いたいです。

なお、《電脳堺門-青龍》の墓地から除外してサーチする効果を妨害したくなると思いますが、このサーチは手札が増えないこととこれを止めても結局《電脳堺媛-瑞々》が通ると好き放題されてしまうことから、裏目が大きいです。

■《増殖するG》

おすすめのタイミング

相手の場にモンスターがいる状態で相手がチェーンに乗る特殊召喚をしたらすぐに撃ちましょう。

前述の通り《PSYフレームギア・γ》を最大限ケアします。

電脳堺はいわゆる途中下車(展開を途中で妥協して止めてGの影響を少なくすること)が苦手なデッキなので、Gを1度通しさえすれば展開がまともに続かないか、大量にドローできるかのどちらかになることが多いです。

■その他Tips

《原始生命態ニビル》は光ったらすぐに出すのがいいです。

「光ったらすぐ出せ」としか言ってないんだけど、待つと結局無効にされるので……
相手によっては待ったほうがいいこともあります

待ちすぎると《アルティマヤ・ツィオルキン》から出てくる《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》というカードがモンスター効果を無効にするためです。

ただし上手なプレイヤーが適切なカードを引いている場合、ちょうど5回目の特殊召喚を《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》にしたり、《アルティマヤ・ツィオルキン》にした上で、ここにニビルを撃たれてもまだ再展開できるように立ち振る舞うことがあります。

この場合は素直に諦めましょう。

また、電脳堺の共通効果である「場の電脳堺カードを指定して特殊召喚しながら墓地を肥やす」というテキストは、その効果の発動にチェーンして対象となった場のカードを除去すると特殊召喚に失敗します。

先手を取った上でフリーチェーンの妨害手段を持っている場合は積極的に狙ってみましょう。

閃刀姫

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■デッキの概要

「魔法カードが墓地に3枚溜まっているとボーナス効果が増える」という共通効果を持った魔法カードを主軸に戦うデッキです。

テーマ内の魔法カードの多くが「自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しないこと」を要求するため、閃刀の魔法カードと相性の良い「閃刀姫」名称のリンクモンスター1体で戦うことが多いです。

ただしそれはモンスターでの妨害や攻撃手段が少ないことを意味しません。

《閃刀姫-レイ》の墓地からの特殊召喚およびフリーチェーンでの《閃刀姫-カイナ》の特殊召喚により攻撃を止めてくる他、《水晶機巧-ハリファイバー》からの《アクセスコード・トーカー》による攻撃力5300+フィールドのカードを破壊など、多彩な戦法を取ってきます。

詳細は省くけどアクセスコードが出てくる
詳細は省くけどATK5300になって2枚盤面割ってくる
レイからこいつになって攻撃を止めてくる

しかしながら、攻め手が多彩な分【閃刀姫】が先手を取った場合には大きな妨害を用意できることは少ないです。

《閃刀機―ウィドウアンカー》によるモンスター効果の無効(+ボーナス効果によるコントロール奪取)、《閃刀機―シャークキャノン》によるこちらの墓地の除外(+ボーナス効果による蘇生)の2つが主な妨害手段です。

無効+コントロール奪取
速攻魔法の死者蘇生

そのため、相手ターン中の妨害を頑張る……というよりは、《ハーピィの羽根帚》《ライトニング・ストーム》による魔法罠ゾーンの一斉破壊から一瞬で勝負を決めに行くのが有効な相手です。

URなんだよなあ
現実だと安いのにね
カーナベルで買うといいですよ
URなんだよなあ(1枚はセット賞品で買えますけどね!)

■《灰流うらら》

おすすめのタイミング

墓地に魔法が3枚あり、ボーナスを得ている状態の《閃刀起動-エンゲージ》に撃ちたいです。

強欲な壺

仮に初回の《閃刀起動-エンゲージ》を無効にしても、《閃刀姫-レイ》やそれを探せる他のカードを持たれている場合、結局は 《閃刀姫-カガリ》から回収されてもう一度撃ち直されるだけなので、相手の枚数が増える時以外はあまり止めなくてもよいと思います。

見た目が可愛いので大人気
効果は全然かわいくないので制限

ただし、あなたの手札に《ハーピィの羽根帚》など魔法罠をまとめて除去する手段があるなら、自分のターンで【閃刀姫】側が撃ってくる《増殖するG》の対策のために手札に残すほうがいいかもしれません。

■《増殖するG》

おすすめのタイミング

《閃刀機―ホーネットビット》もしくは《閃刀空域―エリアゼロ》、 墓地にいる《閃刀姫-レイ》の起動効果くらいにしか撃つ先がありません。

チェーンに乗る特殊召喚を見たらすぐに撃っていいです。

■その他Tips

魔法・罠への依存度が極めて高いデッキなので、多くマッチングするようならできるだけデッキ内に魔法・罠を除去できるカードを入れたいところです。

1体1体は貧弱な閃刀姫モンスターですが、前述の通り《アクセスコード・トーカー》を絡めた打点形成のプランがあるため、ライフの削れるペースが遅いからといって油断ができないことは覚えておくといいかもしれません。

5300点

誘発を撃たれるときの対策

既にご存知の方も多いでしょうが、手札誘発の対策としては以下のカードが存在します。

《抹殺の指名者》《墓穴の指名者》

抹殺の指名者

(制限カード) 【 速攻魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:カード名を1つ宣言して発動できる。
宣言したカード1枚をデッキから除外する。
ターン終了時まで、この効果で除外したカード及びそのカードと元々のカード名が同じカードの効果は無効化される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

マスターデュエルでは無制限。……無制限!?

墓穴の指名者

(準制限カード) 【 速攻魔法 】

①:相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及びそのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

マスターデュエルでも準制限
効果時間が次のターンエンドまでと妙に長いので注意

特に《抹殺の指名者》《無限泡影》などのモンスターでない誘発も無効化できます。(自分のデッキに入っていれば)

また、先行で余った《抹殺の指名者》は意外なカードを無効にできることもあります。

例えば自分のデッキにも入っていれば《ライトニング・ストーム》とか、《ハーピィの羽根帚》とか、はたまた《強欲で貪欲な壺》とか……。

みんな入れてる
みんな入れて……入れてる? 入れてる。たぶん。
みんな入れて……いや、デッキによるけども

手札誘発対策としてだけでなく、伏せて妨害としてきっちり機能することも多いのでURのCPに余裕があればぜひクラフトするか、OCGについてはカーナベルで購入して使ってみるといいかもしれないですね!!!

おわりに

というわけで、【鉄獣戦線】【電脳【閃刀姫】相手の手札誘発の撃ち先でした。

手札誘発はゲームを楽しめないとして敬遠されることもありますが、テクニックや知識を相応に要求する面白い要素の1つでもあります。

この文章が少しでもその面白さを感じ取る一助となれば幸いです。

遊戯王のコラムを読みたい方はこちら!


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