はじめに
今回記事を担当しました、カード効果全把握勢の蒼乃です、よろしくおねがいしますー。
さて、この記事で紹介する【ダイノルフィア】は、2021年10月16日に登場した融合テーマです。
罠を何枚も伏せて相手ターンでの駆け引きを楽しみたい人には特におすすめのデッキで、執筆時点ではメインデッキのモンスター2種類に対して罠カードが6種類と豊富にあります。
単に妨害するだけでなく1枚からの1ターンキルもできるようにしたので、展開が好きな人も退屈しないと思います。
目次
【ダイノルフィア】デッキレシピ
このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼
【ダイノルフィア】デッキの特徴
罠カードが中心という話をしましたが、6種全ての罠がコストとしてライフポイントを半分払います。
※採用しているカードの効果は後ほど紹介します
そのうち半分の3種類は墓地から除外して効果ダメージを防ぎ、残りの3種類は戦闘ダメージを防げるので、LPが少ない状態を維持して戦うことができます。
LPが減るほど強くなるカードもあり、逆転勝利の狙いやすいデッキです。
【ダイノルフィア】カードの解説
融合テーマということで、まずは融合モンスターから見ていきましょう。
《ダイノルフィア・ケントレギナ》
【 融合モンスター 】
星 6 / 闇 / 恐竜族 / 攻4000 / 守0
カード名が異なる「ダイノルフィア」モンスター×2
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの攻撃力は自分のLPの数値分ダウンする。
②:自分・相手のメインフェイズに、LPを半分払い、自分の墓地から「ダイノルフィア」通常罠カード1枚を除外して発動できる。
この効果は、その罠カード発動時の効果と同じになる。
③:このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地からレベル4以下の「ダイノルフィア」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
罠カードを再利用する効果と高い攻撃力に加え、破壊されたときの保険もついている、攻めるにしても守るにしても中心となるカードです。
攻撃力が下がる効果はありますが、ライフポイントを半分にしていくテーマなのですぐに攻撃力3000ぐらいにはなります。
現在メインデッキに入る【ダイノルフィア】が2種類しか居ないため出しにくそうに見えるかもしれませんが、実は次のカードで簡単に出すことができます。
《ダイノルフィア・ドメイン》
【 通常罠 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分・相手のメインフェイズに、LPを半分払って発動できる。
自分の手札・デッキ・フィールドから、「ダイノルフィア」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
②:自分のLPが2000以下で、相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン、相手の効果で発生する自分への効果ダメージは0になる。
デッキのモンスターを素材にできる融合自体は近頃珍しくはないですが、このカードで《ダイノルフィア・ケントレギナ》を融合召喚すれば、そのまま効果を使い《ダイノルフィア・ドメイン》をコピー、2回目の融合を行うことができます。
しかもLPが一気に4分の1になるので、これだけでもLP2000。
《ダイノルフィア・ドメイン》の墓地で発動する効果もそうですが、【ダイノルフィア】はLPが2000以下になると追加の効果を発揮するカードが多いためLPを減らせることも重要です。
《ダイノルフィア・ケントレギナ》の攻撃力も2000になりますね。
そんな重要パーツをデッキから持ってくる方法ももちろんあります。
《ダイノルフィア・テリジア》
【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 恐竜族 / 攻1500 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ダイノルフィア」罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
自分のLPが2000以下の場合、さらにこのカードの攻撃力は500アップする。
②:このカードが戦闘・効果で破壊された場合、自分の墓地から罠カード1枚を除外して発動できる。
自分の墓地から「ダイノルフィア・テリジア」以外のレベル4以下の「ダイノルフィア」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
現在【ダイノルフィア】罠カードは6種類。
その6種類の中から好きなカードをデッキからセットすることができます。
先程紹介した《ダイノルフィア・ドメイン》をはじめ、相手のカード1枚を破壊できる《ダイノルフィア・ブルート》や魔法・罠カードを無効にできる《ダイノルフィア・ソニック》など、状況に合わせて選べるのが強いですね。
破壊されたときの効果も優秀です。
もう1体の【ダイノルフィア】レベル4モンスターにもこの効果は共通しているので、合計2回の破壊を耐えることができます。
しかも特殊召喚されたときにもまた効果を発動できるので、破壊されたほうが得なことも多いです。
【ダイノルフィア】デッキと相性が良いカード
《激流葬》
【ダイノルフィア】が破壊されたときの効果は、自分のカードの効果で破壊した場合でも発動します。
そのため、相手フィールドのモンスターを全て破壊しながら自分は被害0。むしろ特殊召喚時の効果を発動してプラスにすることもできます。
《海竜神の激昂》まで入れようかと思うぐらい好相性です。
《トラップトリック》
【 通常罠 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから「トラップトリック」以外の通常罠カード1枚を除外し、その同名カード1枚をデッキから選んで自分フィールドにセットする。この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は罠カードを1枚しか発動できない。
《ダイノルフィア・ドメイン》や《ダイノルフィア・ブルート》をデッキからセットすることができます。
ただし、発動後には罠カードが1枚しか発動できなくなるので、そのターンで使いたい罠を全て発動した後に発動するのが理想ですね。
私の場合はエンドフェイズもしくはメインフェイズ終了時に《ダイノルフィア・ドメイン》をセットすることが多いです。
相手が《死者蘇生》のような特殊召喚を含む効果を発動したとき、それにチェーンして《トラップトリック》で《激流葬》をセットすれば、効果解決後に《激流葬》を打つこともできます。
また、この構築の場合はエンドフェイズに《無限泡影》をセットすることで、次のターンに相手のモンスターと伏せカードの2枚の無力化するという使い方もできます。
《命削りの宝札》
【 通常魔法 】
「命削りの宝札」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
①:自分は手札が3枚になるようにデッキからドローする。
このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは0になる。
このターンのエンドフェイズに、自分の手札を全て墓地へ送る。
純構築の場合、1ターン目は特殊召喚をしないのでデメリットをあまり受けずに発動することができます。
初手の安定感が高まるのはもちろんのこと、妨害カードばかりを引いてしまい展開ができていないときに、通常のドローで引くと一気に有利になるところも魅力ですね。
【ダイノルフィア】デッキの回し方
《激流葬》を使った相手ターン展開
先攻で大きく動くようなデッキではないので、相手ターンでの妨害を兼ねた展開から紹介します。
【使用カード/条件】
- 《ダイノルフィア・テリジア》
- 《激流葬》
【結果】
- 《ダイノルフィア・ケントレギナ》
- 《ダイノルフィア・テリジア》
- 任意の【ダイノルフィア】罠カード1枚
- 相手モンスターを全て破壊
- 相手のカードを1枚破壊
【手順】
- 《ダイノルフィア・テリジア》を召喚し、効果でデッキから《ダイノルフィア・ドメイン》をセット。
- 《激流葬》をセットしターンエンド。
- 相手ターン、モンスターの召喚・特殊召喚に合わせて《ダイノルフィア・ドメイン》を発動し、それにチェーンして《激流葬》を発動。フィールドのモンスターを全て破壊した後、デッキから《ダイノルフィア・テリジア》と《ダイノルフィア・ディプロス》を墓地へ送り《ダイノルフィア・ケントレギナ》を融合召喚。
- 破壊された《ダイノルフィア・テリジア》の効果を発動。墓地の《激流葬》を除外し、墓地から《ダイノルフィア・ディプロス》を特殊召喚。
- 《ダイノルフィア・ディプロス》の効果でデッキから《ダイノルフィア・ブルート》を墓地へ送る。
- メインフェイズ終了時、もしくは追加の展開に合わせて《ダイノルフィア・ケントレギナ》の効果を発動。《ダイノルフィア・ブルート》を除外し、相手のカード1枚と《ダイノルフィア・ディプロス》を破壊。
- 破壊された《ダイノルフィア・ディプロス》の効果を発動。墓地の《ダイノルフィア・ドメイン》を除外し、墓地から《ダイノルフィア・テリジア》を特殊召喚。
- 《ダイノルフィア・テリジア》の効果を発動。デッキから任意の【ダイノルフィア】罠カードをセット。
【盤面の解説】
《激流葬》を相手に踏ませるというハードルはありますが、展開を大きく妨害しつつモンスターを展開し次のターンの準備までこなすことができます。
《ダイノルフィア・テリジア》のコストに《ダイノルフィア・ドメイン》を使ってしまっていますが、あらかじめ他の罠カードを使っていた場合そちらをコストにすることで、次のターンに《ダイノルフィア・ケントレギナ》で《ダイノルフィア・ドメイン》の効果を使うことができます。
攻撃表示モンスターの上から1ターンキル
罠カードからスタートするので1ターン凌ぐ必要はありますが、どんなに攻撃力の高いモンスターが居ても1枚から勝負を決めることができます。
【使用カード/条件】
- 《ダイノルフィア・ドメイン》
【結果】
- 《永遠の淑女 ベアトリーチェ》
- 《旋壊のヴェスペネイト》
- 《アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》(攻撃力8000+相手モンスターの攻撃力の合計分)
- 500ダメージ
- 任意の【ダイノルフィア】罠カード1枚
【手順】
- 《ダイノルフィア・ドメイン》を発動。デッキから《ダイノルフィア・テリジア》と《ダイノルフィア・ディプロス》を墓地へ送り《ダイノルフィア・ケントレギナ》を融合召喚。
- 墓地の《ダイノルフィア・ドメイン》を除外し、《ダイノルフィア・ケントレギナ》の効果を発動。デッキから《ダイノルフィア・テリジア》と《ダイノルフィア・ディプロス》を墓地へ送り《ダイノルフィア・ステルスベギア》を融合召喚。
- 《永遠の淑女 ベアトリーチェ》をエクシーズ召喚。エクシーズ素材の《ダイノルフィア・ステルスベギア》を取り除き、デッキから《幻創のミセラサウルス》を墓地へ送る。
- 《幻創のミセラサウルス》の効果を発動。墓地から自身と《ダイノルフィア・ステルスベギア》、《ダイノルフィア・テリジア》、《ダイノルフィア・ディプロス》を除外し、デッキから《魂喰いオヴィラプター》を特殊召喚。効果で《ダイノルフィア・ディプロス》を手札に加える。
- 《ダイノルフィア・ディプロス》を召喚。効果でデッキから【ダイノルフィア】罠カードを墓地へ送り、相手に500のダメージ。
- 《魂喰いオヴィラプター》の効果を発動。《ダイノルフィア・ディプロス》を破壊し、破壊したものとは別の《ダイノルフィア・ディプロス》を特殊召喚。
- 破壊された《ダイノルフィア・ディプロス》の効果を発動。墓地の【ダイノルフィア】罠カードを除外し、墓地から《ダイノルフィア・テリジア》を特殊召喚。
- 《ダイノルフィア・テリジア》の効果を発動。デッキから【ダイノルフィア】罠カードをセット。
- 《魂喰いオヴィラプター》と《ダイノルフィア・ディプロス》で《No.60 刻不知のデュガレス》をエクシーズ召喚。効果で墓地から《ダイノルフィア・ディプロス》を特殊召喚。
- 《No.60 刻不知のデュガレス》の上に重ねて《旋壊のヴェスペネイト》をエクシーズ召喚。
- 《レイダーズ・ナイト》をエクシーズ召喚。効果で自身の上に重ねて《アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》を特殊召喚。
- 《アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》の効果を発動。他のモンスター効果を全て無効にし、攻撃力を5000+相手モンスター全ての合計分アップ。
- 8000+相手モンスター全ての攻撃力の合計分の攻撃力になった《アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》でモンスターに攻撃。
【盤面の解説】
相手フィールドに攻撃表示モンスター1体のみが存在する場合、8000の戦闘ダメージ+500の効果ダメージ。
相手モンスターが複数並んでいる場合、8500+攻撃対象以外の相手モンスターの攻撃力の合計分のダメージを与えることができます。
ちなみに相手フィールドにモンスターが存在せず、伏せカードや手札・墓地のモンスターで攻撃を防がれそうな場合は《レイダーズ・ナイト》の代わりに《エヴォルカイザー・ラギア》か《エヴォルカイザー・ドルカ》を出して妨害を無効化しながら《ダイノルフィア・アラート》をセットしておくと、相手ターンのドローフェイズに《ダイノルフィア・アラート》から《ダイノルフィア・ディプロス》を特殊召喚することで合計8300(8400)のライフを削り切ることができます。
守備表示の上からの1ターンキル
相手フィールドが守備力2000以下のモンスター1体のみだった場合の動かし方です。
【使用カード/条件】
- 《ダイノルフィア・ドメイン》
【結果】
- 《永遠の淑女 ベアトリーチェ》(攻撃力5000)
- 《ダイノルフィア・テリジア》(攻撃力2000)
- 《旋壊のヴェスペネイト》
- 任意の【ダイノルフィア】罠カード1枚
【手順】
- 《ダイノルフィア・ドメイン》を発動。デッキから《ダイノルフィア・テリジア》と《ダイノルフィア・ディプロス》を墓地へ送り《ダイノルフィア・ケントレギナ》を融合召喚。
- 墓地の《ダイノルフィア・ドメイン》を除外し、《ダイノルフィア・ケントレギナ》の効果を発動。デッキから《ダイノルフィア・テリジア》と《ダイノルフィア・ディプロス》を墓地へ送り《ダイノルフィア・ステルスベギア》を融合召喚。
- 《永遠の淑女 ベアトリーチェ》をエクシーズ召喚。エクシーズ素材の《ダイノルフィア・ステルスベギア》を取り除き、デッキから《幻創のミセラサウルス》を墓地へ送る。
- 《幻創のミセラサウルス》の効果を発動。墓地から自身と《ダイノルフィア・ステルスベギア》、《ダイノルフィア・テリジア》、《ダイノルフィア・ディプロス》を除外し、デッキから《魂喰いオヴィラプター》を特殊召喚。効果で《ダイノルフィア・ディプロス》を手札に加える。
- 《ダイノルフィア・ディプロス》を召喚。効果でデッキから【ダイノルフィア】罠カードを墓地へ送り、相手に500のダメージ。
- 《魂喰いオヴィラプター》の効果を発動。《ダイノルフィア・ディプロス》を破壊し、破壊したものとは別の《ダイノルフィア・ディプロス》を特殊召喚。
- 破壊された《ダイノルフィア・ディプロス》の効果を発動。墓地の【ダイノルフィア】罠カードを除外し、墓地から《ダイノルフィア・テリジア》を特殊召喚。
- 《ダイノルフィア・テリジア》の効果を発動。デッキから【ダイノルフィア】罠カードをセット。攻撃力が500アップ。
- 《魂喰いオヴィラプター》と《ダイノルフィア・ディプロス》で《No.60 刻不知のデュガレス》をエクシーズ召喚。効果で 《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の攻撃力を2倍にする。
- 《No.60 刻不知のデュガレス》の上に重ねて《旋壊のヴェスペネイト》をエクシーズ召喚。
【盤面の解説】
《旋壊のヴェスペネイト》は守備表示モンスターを攻撃したときいわゆる貫通ダメージがあるので、守備力2000以下のモンスターを攻撃した後直接攻撃と《ダイノルフィア・ディプロス》の効果ダメージで8000に届きます。
先程の展開パターンと同様に、《ダイノルフィア・アラート》から《ダイノルフィア・ディプロス》を特殊召喚すれば追加で500のダメージを与えられるので、守備力2400までなら一応削り切ることができます。
【ダイノルフィア】デッキを扱う上でのポイント
本来効きにくい《原始生命態ニビル》の効果を許してしまう点や、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果を止められてしまうとフィールドが一気に弱くなってしまう点から、1ターンキルのルートはリスクも大きいです。
そのため、《神の通告》などを温存していて妨害の上から動きを通すことができる時、もしくは長引くと不利になると判断して勝負に出る時だけに留めたほうが良いと思います。
墓地に罠カードが増えるのも嬉しいので、このデッキの場合《命削りの宝札》は無理に3ドローを狙いに行かなくても、手札交換ぐらいの感覚で1ターン目で打ってOKです。
《幻創のミセラサウルス》や《増殖するG》が手札にある状態で《命削りの宝札》を打つときは《命削りの宝札》にチェーンして《幻創のミセラサウルス》を打ちましょう。
先に打ってしまうと《命削りの宝札》が無効化されたときにもったいないですが、チェーンする形であれば《灰流うらら》等のチェーンがないことを確認したあとにドロー枚数を増やすことができます。
発動条件が整っている《墓穴の指名者》でも同じことが言えますが、もし相手の墓地にモンスターが居ない場合でも、伏せずに《灰流うらら》に備える(打たれなかったらエンドフェイズに捨てる)こともあります。
【ダイノルフィア】デッキをカスタムするおすすめカード
《イタチの大暴発》
【 通常罠 】
①:相手フィールドの表側表示モンスターの攻撃力の合計が自分のLPよりも高い場合に発動できる。
相手フィールドの表側表示モンスターの攻撃力の合計が、自分のLP以下の数値となるように、相手は自分のフィールドの表側表示モンスターを選んで持ち主のデッキに戻さなければならない。
自分のライフポイントを減らしながら戦うため、相手モンスター全てをデッキに戻せることも多いカードです。
このカードは《拮抗勝負》等と同じく相手プレイヤーに強制するカードなので、効果を受けないモンスターもデッキに戻すことができるのも強みです。
他にも自分のライフポイントが少ないことを利用して《CNo.39 希望皇ホープレイ》や《死償不知》のようなカードを発動したり、ライフポイントの差を利用して《活路への希望》や《九十九スラッシュ》を狙ったりしても良いと思います。
《天獄の王》
【 効果モンスター 】
星 10 / 闇 / 岩石族 / 攻3000 / 守3000
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
手札のこのカードを相手ターン終了時まで公開する。
この効果で公開し続けている間、フィールドにセットされたカードは効果では破壊されない。
②:セットされた魔法・罠カードが発動した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
手札で公開されている状態でこの効果を発動した場合、さらにデッキから魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。
そのカードは次のターンのエンドフェイズに除外される。
セットされたカードを守る効果に加え、デッキから好きな魔法・罠カードをセットできるという破格の性能を持ったカードです。
攻撃力・守備力も優秀ですね。
《命削りの宝札》との相性があまりよくないのでどちらか一方を選ぶ形になると思います。
他にも《悪魔嬢リリス》なども採用すれば、目当ての罠カードを発動しやすくなりますね。
《スキルドレイン》
自分のモンスターも影響を受けますが、相手の行動を封じる強力なカードですね。
【ダイノルフィア】の破壊されたときの効果は墓地で発動するため《スキルドレイン》の影響を受けずに特殊召喚できるのと、《ダイノルフィア・ケントレギナ》は効果が無効化されると攻撃力が4000になることから相性がいいです。
さらにどうしても通したい効果があれば、チェーン1で《ダイノルフィア・テリジア》、チェーン2で《ダイノルフィア・ブルート》のようにしてフィールドから離してしまえば《ダイノルフィア・テリジア》の効果を適用することができます。
他にも《スローライフ》や《サモンリミッター》《群雄割拠》や《御前試合》など、自分側には影響が少ないカードは多くあるので、環境に合わせて入れてみるのも良いと思います。
【罠選択について】
罠カードの選択については、デッキの分布によって大きく変わります。
私が紹介した構築は「罠主体のデッキ特有の後攻の弱さをカバーすること」を意識したもので、分布が変わっても使えるようにしてあります。
その代わり、召喚・特殊召喚成功時に効果を発動するモンスターに対しては相性が悪いので、そういったモンスターばかりの環境では《ブレイクスルー・スキル》《迷い風》《巨神封じの矢》のどれかを入れておくといいかもしれません。
といったように、採用する罠カード次第で相性差を覆すこともできます。
サイドデッキに《次元障壁》のような一部のデッキによく効くカードを2枚入れておく場合も、《トラップトリック》と合わせて実質5枚なので引きやすくなるので、色々な罠カードの知識をつけておくと便利だと思います。
おわりに
以上、【ダイノルフィア】の解説でした。
現状でも十分強いですが、「メインデッキに入る【ダイノルフィア】モンスターがもう1種類出れば《ダイノルフィア・ドメイン》を3回以上発動しやすくなるのになあ」と思うことも多かったので今後の強化も楽しみですね。
それではー。