はじめに
読者の皆さま、こんにちは。かもめ先生です。
「展開力とカッコよさを兼ね備えたテーマを使いたい!!」「原作でもつかわれた、神の召喚コンボを使いたい!!」
今回はそんな方に向けたビートダウン型のアドバンス召喚・融合召喚のテーマ【絵札の三銃士】デッキの解説記事です。
この記事では、モンスターの高速展開を得意とした【絵札の三銃士】デッキの特徴や展開例、相性の良いカードについて解説していきます。
目次
【絵札の三銃士】デッキレシピ
このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼
【絵札の三銃士】デッキの特徴
【絵札の三銃士】は、下級の戦士族モンスター《クィーンズ・ナイト》《キングス・ナイト》《ジャックス・ナイト》の3体を使った高速展開を得意とするデッキです。
そこから《オシリスの天空竜》や《アルカナ ナイトジョーカー》といった大型モンスターを最速で呼び出し、ビートダウンで相手の正面から戦っていきます。
《ジョーカーズ・ナイト》や《ジョーカーズ・ストレート》、《ジョーカーズ・ストレート》といった専用のサポートカードを用いれば、【絵札の三銃士】の展開ギミックを安定して起動させることができます。
また墓地の【絵札の三銃士】をデッキに戻してリソース回復をしながら、自身を手札に戻して次ターン以降も再展開ができるという部分が、このデッキの最大の特徴となっています。
また《アルカナ トライアンフジョーカー》や《アルカナ エクストラジョーカー》といった新たなエースモンスターも登場し、幅広い戦術をとることが可能です。
このように【絵札の三銃士】は、安定したモンスターの展開・幅広い大型モンスターの活用と言う、正統派ビートダウンとしてきれいにまとまったテーマとなっています。
【絵札の三銃士】カードの解説
【絵札の三銃士】は光属性・戦士族モンスターを高速展開し、レベル10・攻撃力?のモンスターや融合モンスターとはじめとする大型モンスターを出して戦うデッキです。
この項では基本となる【絵札の三銃士】関連カード、それらをサポートするモンスターカード・魔法・罠カードに分けて、詳しく解説していきたいと思います。
主要となるカード
【絵札の三銃士】
《クィーンズ・ナイト》《キングス・ナイト》《ジャックス・ナイト》の3体の光属性・戦士族モンスターです。
これらのモンスターは【絵札の三銃士】のサポートカードに指定されていて、高速展開ギミックの基盤となっています。
自分のフィールド上に「クィーンズ・ナイト」が存在する時に、このカードが召喚に成功した場合、デッキから「ジャックス・ナイト」1体を特殊召喚する事ができる。
《キングス・ナイト》の効果
《クィーンズ・ナイト》が存在する状態で《キングス・ナイト》を召喚すれば、デッキから《ジャックス・ナイト》を呼び出すことができます。
【絵札の三銃士】では3体リリースを要求する神のモンスターの素材としたり、ランク4・5のエクシーズモンスターの素材として活用することができます。
《オシリスの天空竜》
【 効果モンスター 】
星 10 / 神 / 幻神獣族 / 攻? / 守?
このカードを通常召喚する場合、3体をリリースして召喚しなければならない。
①:このカードの召喚は無効化されない。
②:このカードの召喚成功時には、魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
③:このカードの攻撃力・守備力は自分の手札の数×1000アップする。
④:相手モンスターが攻撃表示で召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。
そのモンスターの攻撃力を2000ダウンさせ、0になった場合そのモンスターを破壊する。
⑤:このカードが特殊召喚されている場合、エンドフェイズに発動する。
このカードを墓地へ送る。
知る人ぞ知る、神のモンスターの1柱。
【絵札の三銃士】ではモンスター3連コンボから素材を用意して、アドバンス召喚することで呼び出すのが基本的な運用となるでしょう。
④:相手モンスターが攻撃表示で召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。
《オシリスの天空竜》の④の効果
そのモンスターの攻撃力を2000ダウンさせ、0になった場合そのモンスターを破壊する。
《オシリスの天空竜》の最大の強みは、攻撃表示で出された攻撃力2000以下のモンスターを完全に封殺できる「召雷弾」の効果にあります。
【絵札の三銃士】のサポートカードを活用すれば、《オシリスの天空竜》を1ターンで呼び出すことも可能なので、先行から積極的に召喚を狙っていくことができます。
③:このカードの攻撃力・守備力は自分の手札の数×1000アップする。
《オシリスの天空竜》の③の効果
また《オシリスの天空竜》は自分の手札の枚数によって攻撃力が変動します。
【絵札の三銃士】のサポートカードには、自分・相手のエンドフェイズに墓地から手札に戻すことができるものが存在するため、それらを活用すればこのカードの攻撃力を高い状態で維持することができます。
モンスターサポート
《ジョーカーズ・ナイト》
【 効果モンスター 】
星 5 / 光 / 戦士族 / 攻2000 / 守1400
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:デッキから「クィーンズ・ナイト」「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」の内1体を墓地へ送って発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードはエンドフェイズまで、墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。
②:自分・相手のエンドフェイズに、このカード以外の自分の墓地の戦士族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを手札に加える。
自己特殊召喚効果をもった【絵札の三銃士】のサポートモンスター。
①:デッキから「クィーンズ・ナイト」「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」の内1体を墓地へ送って発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードはエンドフェイズまで、墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。
《ジョーカーズ・ナイト》の①の効果
①の効果をつかって《クィーンズ・ナイト》の名称をコピーすることで、《キングス・ナイト》の召喚時のリクルート効果の発動条件を満たすのが主な使い方となります。
また特殊召喚しやすいレベル5・光属性のモンスターでもあるので、《ジャックス・ナイト》と併せてランク5の《セイクリッド・プレアデス》のエクシーズ召喚を狙うこともできます。
②:自分・相手のエンドフェイズに、このカード以外の自分の墓地の戦士族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを手札に加える。
《ジョーカーズ・ナイト》の②の効果
②の効果は、お互いのエンドフェイズに戦士族・光属性のモンスターをデッキに戻すことで、このカードを手札に加えるというもの。
デッキからのサーチや特殊召喚を多用する【絵札の三銃士】のリソース回復と、次のターン以降の再展開を準備できる強力なサイクルギミックとなっています。
この効果は後に解説する《ジョーカーズ・ストレート》《ジョーカーズ・ワイルド》も持っており、それぞれ発動できれば最大で毎ターン3枚の手札を確保することができます。
《インペリアル・バウアー》
【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 戦士族 / 攻1500 / 守1500
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合、このカードをリリースして発動できる。デッキから「クィーンズ・ナイト」「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」の内2体を選ぶ(同名カードは1枚まで)。そのモンスターをそれぞれ手札に加えるか特殊召喚する。
【絵札の三銃士】のサポートモンスターである、レベル4・光属性・戦士族のモンスター。
①:自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合、このカードをリリースして発動できる。デッキから「クィーンズ・ナイト」「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」の内2体を選ぶ(同名カードは1枚まで)。そのモンスターをそれぞれ手札に加えるか特殊召喚する。
《インペリアル・バウアー》の①の効果
他のモンスターが存在しない場合にこのカードをリリースすることで、【絵札の三銃士】モンスターを2体、サーチ・リクルートすることができます。
このカード1枚から戦士族モンスター2体を用意できるので、【戦士族】の専用サポートである《聖騎士の追想 イゾルデ》のリンク召喚や、ランク4のモンスターを展開することができます。
《アルカナ トライアンフジョーカー》
【 効果モンスター 】
星 10 / 光 / 戦士族 / 攻? / 守2500
①:このカードが手札・墓地に存在する場合、手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、「クィーンズ・ナイト」「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」を1体ずつ墓地へ送って発動できる。このカードを特殊召喚する。
②:このカードの攻撃力は、お互いの手札の数×500アップする。
③:手札を1枚捨てて発動できる。捨てたカードと同じ種類(モンスター・魔法・罠)の、相手フィールドの表側表示のカードを全て破壊する。
【絵札の三銃士】の新たなエースとして登場した、光属性・戦士族・レベル10・攻撃力?のモンスター。
①は手札・フィールドの【絵札の三銃士】を墓地へ送ることで自身を手札・墓地から特殊召喚する効果、②は自分・相手の手札の枚数分だけ攻撃力を変化させる効果となっています。
③:手札を1枚捨てて発動できる。捨てたカードと同じ種類(モンスター・魔法・罠)の、相手フィールドの表側表示のカードを全て破壊する。
《アルカナ トライアンフジョーカー》の③の効果
このカードの最大の特徴は③の効果で、コストとして捨てたカードと同じ種類の相手フィールドの表側表示をすべて破壊するというものです。
この効果の使用には制限がないため、手札が残っている限り何度でも効果を発動することができます。
《ジョーカーズ・ナイト》《ジョーカーズ・ストレート》《ジョーカーズ・ワイルド》の効果を使って手札を供給しておけば、それぞれモンスター・魔法・罠カードのコストとして活用することができます。
魔法・罠サポート
《ジョーカーズ・ストレート》
【通常魔法】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の手札を1枚選んで捨て、デッキから「クィーンズ・ナイト」1体を特殊召喚し、デッキから「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」の内1体を手札に加える。その後、モンスター1体を召喚できる。このターン、自分は戦士族・光属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
②:自分・相手のエンドフェイズに、自分の墓地の戦士族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを手札に加える。
【絵札の三銃士】の高速展開ギミックの一翼を担う通常魔法カード。
《ジョーカーズ・ナイト》と同様に、お互いのエンドフェイズに自身を手札に戻す②の効果も持っています。
①:自分の手札を1枚選んで捨て、デッキから「クィーンズ・ナイト」1体を特殊召喚し、デッキから「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」の内1体を手札に加える。その後、モンスター1体を召喚できる。このターン、自分は戦士族・光属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
《ジョーカーズ・ストレート》の①の効果
手札1枚を捨ててデッキから《クィーンズ・ナイト》を特殊召喚し、さらに《キングス・ナイト》を手札に加えた後に効果で召喚することでリクルート効果を使い、さらに展開することができます。
手札コストこそ必要なものの、召喚権を残しながら戦士族モンスター3体を展開することができるので、《オシリスの天空竜》のアドバンス召喚や《アルカナ トライアンフジョーカー》の特殊召喚、エクシーズ・リンクモンスターの展開に繋ぐことが可能です。
①の効果の発動後は戦士族・光属性モンスターしかEXデッキから出せなくなってしまいますが、《聖騎士の追想 イゾルデ》や《セイクリッド・プレアデス》であれば制約下でも展開することができます。
《絵札融合》
【通常魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の手札・フィールドから、戦士族・光属性の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
自分フィールドに「クィーンズ・ナイト」「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」のいずれかが存在する場合、自分のデッキのモンスターも1体まで融合素材とする事ができる。
【絵札の三銃士】の融合召喚をサポートする【融合】通常魔法。
①:自分の手札・フィールドから、戦士族・光属性の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
《絵札融合》の①の効果
自分フィールドに「クィーンズ・ナイト」「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」のいずれかが存在する場合、自分のデッキのモンスターも1体まで融合素材とする事ができる。
光属性・戦士族融合モンスターの融合召喚を行う効果を持っており、【絵札の三銃士】がフィールドに存在すればデッキからも素材にすることができます。
《アルカナ ナイトジョーカー》の融合召喚も可能なほか、属性の違う戦士族モンスターを採用しておけば《鋼鉄の魔導騎士-ギルティギア・フリード》も融合召喚することができます。
また【融合】名称を持っているので、《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》からコピーして融合召喚を行うといった芸当も可能となっています。
《神速召喚》
【速攻魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。レベル10モンスター1体を召喚する。自分フィールドに「クィーンズ・ナイト」「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」が全て存在する場合、代わりに以下の効果を適用できる。
●デッキから闇属性以外の攻撃力?のレベル10モンスター1体を手札に加える。その後、レベル10モンスター1体を召喚できる。
レベル10・攻撃力?のモンスターをサポートするという、一風変わった速攻魔法カード。
①:自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。レベル10モンスター1体を召喚する。自分フィールドに「クィーンズ・ナイト」「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」が全て存在する場合、代わりに以下の効果を適用できる。
《神速召喚》の①の効果
●デッキから闇属性以外の攻撃力?のレベル10モンスター1体を手札に加える。その後、レベル10モンスター1体を召喚できる。
基本的には【絵札の三銃士】をフィールドに出した状態で発動し、追加効果のほうを使うこととなります。
このカードでサーチできるカードとしては《オシリスの天空竜》や《アルカナ トライアンフジョーカー》が該当しており、アドバンス召喚の素材が確保できていれば、そのまま召喚に繋げることができます。
速攻魔法なので相手ターンに発動できるため、不意なタイミングで《オシリスの天空竜》を呼び出すことができれば、相手にかなりプレッシャーを与えることができます。
《ジョーカーズ・ワイルド》
【通常罠】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに、デッキから「クィーンズ・ナイト」「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」のカード名が全て記された魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。このカードの効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。
②:自分・相手のエンドフェイズに、自分の墓地の戦士族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを手札に加える。
【絵札の三銃士】サポートの魔法カードの効果をコピーできるという、強力な効果を持った通常罠カード。
《ジョーカーズ・ナイト》と同様に、お互いのエンドフェイズに自身を手札に戻す②の効果も持っています。
①:自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに、デッキから「クィーンズ・ナイト」「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」のカード名が全て記された魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。このカードの効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。
《ジョーカーズ・ワイルド》の①の効果
①のコピー効果が非常に強力で、【絵札の三銃士】を一気に展開できる《ジョーカーズ・ストレート》や、《オシリスの天空竜》に繋ぐことができる《神速召喚》の効果を得ることができます。
通常罠カードなので奇襲性が高く、状況に応じて任意の魔法カードをコピーできるので、非常に使い勝手の良いカードとなっています。
《絵札の絆》
【永続罠】
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分フィールドに「クィーンズ・ナイト」「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」以外のモンスターが存在しない場合に発動できる。自分の手札・墓地から、「クィーンズ・ナイト」「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」の内1体を選んで特殊召喚する。
②:自分の手札・墓地から、「クィーンズ・ナイト」「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」をそれぞれ1枚まで除外して発動できる。除外した数だけ自分はデッキからドローする。
【絵札の三銃士】の展開補助とドロー加速をサポートできる永続罠カード。
①の効果は、自分フィールドにモンスターが存在しない場合に手札・墓地から【絵札の三銃士】を特殊召喚することで、展開補助や壁モンスターの用意として活用することができます。
②:自分の手札・墓地から、「クィーンズ・ナイト」「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」をそれぞれ1枚まで除外して発動できる。除外した数だけ自分はデッキからドローする。
《絵札の絆》の②の効果
このカードの強みとしては、②のドロー加速効果の部分となるでしょう。
【絵札の三銃士】ギミックは、最低1枚ずつデッキに残っていれば機能させることができるので、デュエル中盤以降に不要となった【絵札の三銃士】ギミックをコストとして、最大3枚のドローに変換することができます。
【絵札の三銃士】デッキと相性が良いカード
《聖騎士の追想 イゾルデ》
【 リンクモンスター 】
星 2 / 光 / 戦士族 / 攻1600 /
戦士族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから戦士族モンスター1体を手札に加える。このターン、自分はこの効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できず、そのモンスター効果も発動できない。
②:デッキから装備魔法カードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる(同名カードは1枚まで)。墓地へ送ったカードの数と同じレベルの戦士族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
【LINK-2:左下/右下】
【戦士族】で汎用的に用いられる光属性・戦士族・のリンク2モンスター。
戦士族を中心とする【絵札の三銃士】では展開の基軸として採用するほか、《ジョーカーズ・ストレート》の光属性・戦士族したEXデッキから出せない制約下でも呼び出すことができるリンクモンスターとして重宝します。
また光属性・戦士族モンスターなので、《ジョーカーズ・ナイト》などの②の効果でEXデッキへ戻すことができ、再利用が容易な点も非常に相性が良い部分となっています。
《セイクリッド・プレアデス》
【 エクシーズモンスター 】
星 5 / 光 / 戦士族 / 攻2500 / 守1500
光属性レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、フィールド上に存在するカード1枚を選択して持ち主の手札に戻す。この効果は相手ターンでも発動する事ができる。
【セイクリッド】に属する、光属性・戦士族のランク5エクシーズモンスター。
【絵札の三銃士】では光属性・レベル5モンスターである《ジャックス・ナイト》《ジョーカーズ・ナイト》が存在するので、このカードのエクシーズ素材として用いることができます。
フリーチェーンで発動できるバウンス効果を持ったこのカードは、除去や妨害の少ない【絵札の三銃士】では貴重な妨害カードとして活用できます。
また《聖騎士の追想 イゾルデ》と同様にこのカードも光属性・戦士族モンスターなので、【絵札の三銃士】サポートカードの恩恵を受けることができるのもグッドです。
《トラップトリック》
【 通常罠 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから「トラップトリック」以外の通常罠カード1枚を除外し、その同名カード1枚をデッキから選んで自分フィールドにセットする。この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は罠カードを1枚しか発動できない。
デッキから通常罠カードを除外することで、同名カードを自分フィールドにセットできる通常罠カード。
【絵札の三銃士】では、非常に強力なサポートカードである《ジョーカーズ・ワイルド》にアクセスする手段として採用することができます。
一度《ジョーカーズ・ワイルド》を発動することができれば、【絵札の三銃士】の主要ギミックを起動できるほか、《ジョーカーズ・ワイルド》自身の効果で再利用も容易となっているので、このカードも採用すれば最大6枚体制で用意することができます。
【絵札の三銃士】デッキの回し方
《オシリスの天空竜》召喚ルートの一例
【使用カード/条件】
- 《ジョーカーズ・ストレート》
- 《神速召喚》
- 手札コスト1枚
【結果】
- 《オシリスの天空竜》
- 手札に《ジョーカーズ・ストレート》
【手順】
- 手札から《ジョーカーズ・ストレート》を発動し、手札1枚を捨ててデッキから《クィーンズ・ナイト》を特殊召喚し、デッキから《キングス・ナイト》を手札に加えてそのまま召喚
- 《キングス・ナイト》の召喚時効果で、デッキから《ジャックス・ナイト》を特殊召喚
- 手札から《神速召喚》を発動し、デッキから《オシリスの天空竜》を手札に加え、《クィーンズ・ナイト》《キングス・ナイト》《ジャックス・ナイト》をリリースしてアドバンス召喚
- エンドフェイズに墓地の《ジョーカーズ・ストレート》の効果を発動し、墓地の《クィーンズ・ナイト》をデッキに戻して自身を手札に加える
【盤面の解説】
【絵札の三銃士】の基本となる、《オシリスの天空竜》をアドバンス召喚する展開です。
手札はそこそこ使ってしまいますが、《ジョーカーズ・ストレート》の手札に戻す効果を使うことで、ある程度の手札を確保することができます。
手札コスト1枚と《ジョーカーズ・ストレート》と《神速召喚》、またはいずれかをコピーできる《ジョーカーズ・ワイルド》があれば同様の盤面を作ることができます。
また《オシリスの天空竜》の部分は《アルカナ トライアンフジョーカー》に変更することができるので、先攻や後攻、相手の盤面の状況などに応じて対応するようにしましょう。
《ジョーカーズ・ストレート》を活用した展開ルート
【使用カード/条件】
- 《キングス・ナイト》
- 《ジョーカーズ・ストレート》
- 手札コスト1枚
【結果】
- 《アルカナ エクストラジョーカー》
- 《セイクリッド・プレアデス》
- 手札に《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》
- 手札に《ジョーカーズ・ストレート》
- 2ドロー
【盤面の解説】
- 手札から《ジョーカーズ・ストレート》を発動し、手札1枚を捨ててデッキから《クィーンズ・ナイト》を特殊召喚し、デッキから《キングス・ナイト》を手札に加えてそのまま召喚
- 《キングス・ナイト》の召喚時効果で、デッキから《ジャックス・ナイト》を特殊召喚
- 手札から《キングス・ナイト》を召喚し、デッキから《ジャックス・ナイト》を特殊召喚
- 《クィーンズ・ナイト》《キングス・ナイト》を素材として、《聖騎士の追想 イゾルデ》をリンク召喚
- 《聖騎士の追想 イゾルデ》のリンク召喚時効果で。デッキから《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》を手札に加える
- 《聖騎士の追想 イゾルデ》の②の効果を発動し、デッキから《妖刀竹光》を墓地へ送ってレベル1の《焔聖騎士-リナルド》を特殊召喚
- チェーン2で墓地へ送られた《妖刀竹光》を発動して、デッキから《黄金色の竹光》を手札に加えるチェーン1で《焔聖騎士-リナルド》の特殊召喚時効果を発動して、墓地の《妖刀竹光》を手札に加える
- 手札から《妖刀竹光》を発動して、《聖騎士の追想 イゾルデ》に装備する
- 手札から《黄金色の竹光》を発動して、デッキから2枚ドローする
- 《聖騎士の追想 イゾルデ》《焔聖騎士-リナルド》《キングス・ナイト》を素材として、《アルカナ エクストラジョーカー》をリンク召喚
- 《ジャックス・ナイト》2体を素材として、《セイクリッド・プレアデス》をエクシーズ召喚
- エンドフェイズに墓地の《ジョーカーズ・ストレート》の効果を発動し、墓地の《キングス・ナイト》をデッキに戻して自身を手札に加える
【盤面の解説】
非常に高い展開力を持った《ジョーカーズ・ストレート》を活用した展開ルートの一例です。
召喚権を使わずにモンスター3体を展開できる代わりに戦士族・光属性しかEXデッキから出せない制約を持っていますが、そうした制約下でも展開できる動きとなっています。
《アルカナ エクストラジョーカー》は、手札コストを必要としますが自身とリンク先のモンスターを守ることができるので、リンク先にフリーチェーン除去が可能な《セイクリッド・プレアデス》を出すことで相手展開の妨害を狙っていきます。
また《妖刀竹光》《黄金色の竹光》のギミックで手札も補充できるので、そこで通常罠などの妨害カードや、次のターン以降の展開カードを引き込むことも期待できます。
【絵札の三銃士】デッキをカスタムするおすすめカード
【希望皇ホープ】Xモンスター
《No.39 希望皇ホープ・ダブル》
【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 光 / 戦士族 / 攻0 / 守2500
レベル4モンスター×2
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから「ダブル・アップ・チャンス」1枚を手札に加える。その後、「No.39 希望皇ホープ・ダブル」以外の「希望皇ホープ」Xモンスター1体を、自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は倍になり、直接攻撃できない。この効果は相手ターンでも発動できる。
《No.99 希望皇ホープドラグナー》
【 エクシーズモンスター 】
星 12 / 光 / 戦士族 / 攻3000 / 守3000
レベル12モンスター×3体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手ターンに、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
「No.1」~「No.100」のいずれかの「No.」モンスター1体をX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できず、このカード以外の自分のモンスターは直接攻撃できない。
②:相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その相手モンスターの攻撃力を0にする。
光属性・戦士族エクシーズモンスターを擁する【希望皇ホープ】のギミックです。
専用のサポート魔法である《ダブル・アップ・チャンス》を採用する必要こそありますが、フリーチェーンで【No.】モンスターを呼び出すという非常に強力な効果を持った《No.99 希望皇ホープドラグナー》を呼び出すことができます。
強力な妨害効果を持った《No.41 泥睡魔獣バグースカ》や《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》を出すことができるので、【絵札の三銃士】の苦手な妨害枠として活用することができます。
《沈黙の剣士-サイレント・ソードマン》
【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 戦士族 / 攻1000 / 守1000
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの戦士族モンスター1体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。
①:自分・相手のスタンバイフェイズに発動する。
このカードの攻撃力は500アップする。
②:1ターンに1度、魔法カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にする。
③:フィールドのこのカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
手札・デッキから「沈黙の剣士-サイレント・ソードマン」以外の「サイレント・ソードマン」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
魔法カードに対するメタ効果を内蔵した光属性・戦士族モンスターです。
こちらも【絵札の三銃士】の苦手とする妨害面をカバーするカードとして機能させることができ、さらに《ジョーカーズ・ナイト》などの回収効果と併用することで再利用も容易なモンスターとして活用することができます。
またこのカードからリクルートできる《サイレント・ソードマン LV7》は魔法カードのメタとして非常に強力で、こちらも《ジョーカーズ・ナイト》などの回収効果と併用すれば何度でも呼び出すことが可能な点にも、非常に相性が良いと言えるでしょう。
《覇勝星イダテン》
【 融合モンスター 】
星 10 / 光 / 戦士族 / 攻3000 / 守2200
レベル5以上の戦士族モンスター×2
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。デッキから戦士族・レベル5モンスター1体を手札に加える。
②:1ターンに1度、手札を任意の枚数捨てて発動できる。このカードの攻撃力は捨てた数×200アップする。
③:このカードがこのカードのレベル以下のレベルを持つ相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に1度、発動できる。その相手モンスターの攻撃力をそのダメージ計算時のみ0にする。
レベル5以上のモンスターを素材とすることで融合召喚が可能な光属性・戦士族の融合モンスター。
【絵札の三銃士】ではレベル5モンスターである《ジャックス・ナイト》《ジョーカーズ・ナイト》を素材とすることで、このカードの融合召喚を狙うことができます。
《絵札融合》で融合召喚可能なモンスターでもあり、《ジャックス・ナイト》などがフィールドに存在すればもう一方の素材をデッキから賄うことができるので、容易にこのカードを呼び出すことができます。
融合召喚成功時に戦士族・レベル5モンスターをサーチできるので、《ジョーカーズ・ナイト》をサーチしてさらなる展開に繋ぐといった使い方も可能となっています。
おわりに
いかがだったでしょうか。
【絵札の三銃士】は原作漫画やアニメでも活躍するカードで、ファンデッキとしても非常に魅力的なデッキとなっています。
新規カードの登場によって得意としていた高速展開ギミックもさらに磨きがかかり非常に扱いやすくなっているので、初心者から上級者までオススメできるデッキに仕上がっています。
興味を持っていただけたなら是非とも実際にカードを手に取ってプレイしてみていただければと思います。
ここまでのご精読、ありがとうございました!