はじめに
カモン王来! 「禁断龍VS禁断竜」!
……というわけで、去る9月25日に王来篇第3弾「禁断龍VS禁断竜」がリリースされました!
とはいえ新弾リリースからはまだ一週間も経っていないのが現状。
緊急事態宣言によってCSそのものがストップしている地域も数多く、今の段階では最新弾リリースの影響は判断しかねます。
今回のアドバンス環境記事では主に新弾リリース直前のリストをサンプルデッキとして扱いつつ、強化されそうなデッキについては新弾による強化ポイントについて紹介していきたいと思います!
目次
最強の定義
本記事では最強デッキを「デュエル・マスターズ競技環境での相対的な強さ」と定義します。
Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、大会で持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。
Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、大会でも毎回一定数いると予想されるデッキ」です。
Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。
先月からの環境の変化
つい先日発売したばかりの最新弾を除けば、先月から今月にかけてリリースされたのはキングマスタースタートデッキ「ハイドのディスペクターN・EXT」のみ。
影響はそれほど大きくなかった……と言いそうになってしまいますが、実は局所的ながら確実に存在感を示したカードが存在します。
それが、《仙祖電融 テラスネスク》。
【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / アーマード・ドラゴン / オリジン / 文明 水/火 / パワー6000 / コスト6
■EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
■ブロッカー
■ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず攻撃されない)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、コスト4以下のカードを1枚、自分の手札からコストを支払わずに使ってもよい。
具体的な言及は個別デッキ紹介の項目で行いますが、このカードと《「「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」」》をセットで採用し、ドラグハートのパワーを組み込んだ新機軸の【シータRX閃】が登場。
ネット大会のみならず、数少ないリモートCSでも実績を残しはじめています。
【シータRX閃】に限った話ではなく、「複数の攻め手や豊富な除去でメタカードを対処しつつ、ドラグハートやGR召喚で攻めるデッキ」は今まさに大ブーム中。
受けデッキの宿命として多角的な攻めに完全な対応を取りづらい【5cコントロール】の牙城は、今まさに攻略されようとしています。
Tier1
【5cコントロール】Tier1
王座は陥落間近も、やはり地力の高さは抜群。
ネット大会では苦戦を強いられていますが、CSにおいては根強い人気で母数も多く、実績も十分に残しています。
未だ強力なデッキタイプであることに間違いはないでしょう。
最近では【ジョー星ゼロルピア】がこれまで以上に流行っているため、《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》を採用した構築が多く見られるようになっています。
また、テンプレート外の亜流デッキとして【0cコントロール】として知られるデッキが密かに活躍中。
王来篇第1弾環境で話題となったデッキタイプで、《希望のジョー星》で多くのデッキを機能停止させつつ、《ピクシー・ライフ》や《ゼロの裏技 ニヤリー・ゲット》で一方的にアドバンテージを取り、最終的に《聖魔連結王 ドルファディロム》で蓋をしてゲームの勝利を目指します。
その特性上、革命チェンジやドラグハートを使って攻めてくるデッキに対して強く出られ、ミラーマッチにおいても《ドラゴンズ・サイン》や《最終龍覇 グレンモルト》などの文明に依存するカードを機能停止に追い込めます。
ドラグハートが増加気味な環境にマッチしており、新弾発売後の環境でも早速入賞報告が見られた、注目のデッキタイプです。
【5cコントロール】というアーキタイプで見た際の新弾での強化ポイントは、《霊宝 ヒャクメ-4》でしょう。
【 クリーチャー 】
種族 パンドラボックス / アーク・セラフィム / ディスタス / 文明 光/闇/自然 / パワー4000 / コスト6
■S・トリガー
■ブロッカー
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■このクリーチャーが出た時または相手に選ばれた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■ササゲール4(ディスペクターを召喚する時、コストを4少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)
うまくトリガーすれば登場時のブーストとササゲールを合わせて都合5マナを軽減できる爆発的加速カードで、1枚踏ませるだけで3ターン目には《聖魔連結王 ドルファディロム》や《砕慄接続 グレイトフル・ベン》が着地してしまいます。
マナ加速付きのトリガーブロッカーだけでも十分強力ですが、さらにはハンデスまで行ってくれるので、EXライフによって複数枚の除去を要求するディスペクターをより対処しづらくしてくれます。
特に《霊宝 ヒャクメ-4》と《砕慄接続 グレイトフル・ベン》はどちらも光のブロッカーなので、《ヘブンズ・ゲート》で踏み倒せるのが強力。
ササゲールで登場すれば必ず墓地に《霊宝 ヒャクメ-4》が落ちているため、《砕慄接続 グレイトフル・ベン》にありがちな「早出ししたはいいけどこのターン出すカードがない!」という状況に陥りづらく、なおかつハンデスが逆転の芽を潰してくれる最高のパートナー。
《ヘブンズ・ゲート》の弱点である《希望のジョー星》を、文明を問わない展開手段であるササゲールがケアしてくれるのも好相性です。
数少ない新環境のアドバンスCSでも既に採用例がいくつか報告されており、これまでの《ドラゴンズ・サイン》基盤を大きく覆す、【5cササゲール】とでも呼ぶべきデッキが環境を席巻するのも、そう遠くなさそうです。
【ジョー星ゼロルピア】Tier1
最強のコンボデッキは、今なお環境を定義中。
独自性の強すぎるメタ能力を有し、現代デュエマの「問題児」として名高い《希望のジョー星》。
文明の影響を完全に無視しながら強いデッキを組むことは容易ではなく、それはドラグハートやサイキック、マナドライブを持ったGRクリーチャーを使えるアドバンス環境でこそ顕著です。
弱点らしい弱点といえば受けやメタの少なさぐらいのものですが、度重なるアップデートによってその部分も徐々に改善中。
最近ではサブフィニッシャーとして《∞龍 ゲンムエンペラー》を採用し、さらにムゲンクライムの頭数を捻出しやすい軽量獣として《とこしえの超人》をセット採用した構築も登場しているとか。
《ゼロ・ルピア》にも《希望のジョー星》にも依存せず、多くのデッキを機能停止に追い込む《∞龍 ゲンムエンペラー》は、わかっていても回避が困難。
厳しい戦いを強いられる《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》を無視しして展開を作れるほか、このデッキに対して有効なメタをことごとくすり抜けられるため、相性は抜群です。
《とこしえの超人》もメタ能力が強いだけでなく、《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》と合わせて都合7〜8枚の受けを採用できることになるのが大きな強み。
マナが伸びやすい現在のアナカラー基盤では、殴りかかってきた相手を受け止めさえすれば、返しに手札から《希望のジョー星》と《ゼロ・ルピア》を揃えてカウンターを狙いやすくなっています。
デッキを邪魔しないのであれば受け札はあればあるほど嬉しく、G・ストライク持ちの《とこしえの超人》はそこにすんなりハマった形だと言えるでしょう。
デュエル・マスターズがデュエル・マスターズである以上《希望のジョー星》が環境で使われないことはなく、そして《希望のジョー星》を使用する最も強力なデッキ=【ジョー星ゼロルピア】が環境の一線を退くことはなさそうです。
【リースモモキングRX】Tier1
環境のデッキが《アルカディアス・モモキング》に対応しはじめたことであまり立ち位置のよくなかった【リースモモキングRX】でしたが、ここに来ての急浮上。
最大のパラダイムシフトは、構築の主眼を《龍覇 ラブエース》による高速の《爆熱天守 バトライ閣》建設に移したことでしょう。
基本的な部分は変わってこそいないものの、数枚の《地封龍 ギャイア》は《爆熱DX バトライ武神》による捲りを期待して採用されたものです。
《爆熱DX バトライ武神》と革命チェンジクリーチャーの2枚で発生するいわゆる「閣ループ」がルール変更によって使えなくなって久しいものの、このデッキは《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》の登場時能力で《爆熱DX バトライ武神》をバウンスすることでアタックキャンセルを発動させます。
その後、マッハファイターを持った《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》で攻撃するときに《爆熱天守 バトライ閣》チャレンジに成功すれば、再度ドラゴンが着地して《爆熱天守 バトライ閣》の龍解条件が達成されるわけですね。
チャレンジに失敗したとしても、手札に革命チェンジを持っていればおかわり確定です。
《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》を捲らなければチェイン継続はしないものの、1回成功でデッキトップ6枚のドラゴンを踏み倒されるだけでも十分な脅威。
いかに【5cコントロール】といえども《爆熱天守 バトライ閣》を起点とした多角的な攻めや《アルカディアス・モモキング》+《地封龍 ギャイア》のほぼ完全ロック盤面は対処困難であり、環境を代表するビートダウンとして大きな存在感を示しています。
Tier2
【シータRX閃】Tier2
オリジナル環境からの刺客、ついに完全にアドバンスに完全進出。
「ハイドのディスペクターN・EXT」で登場した《仙祖電融 テラスネスク》を組み込んだ最新型の【シータRX閃】です。
《仙祖電融 テラスネスク》から放たれるメインの弾丸は《「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」》。
《蒼き守護神 ドギラゴン閃》や《蒼き団長 ドギラゴン剣》から《仙祖電融 テラスネスク》が着地した際にこの呪文で《銀河大剣 ガイハート》を装備すれば、EXライフを持ち、ジャストダイバーで相手に選ばれない、攻撃終了時に《熱血星龍 ガイギンガ》が龍解する、SA2打点が爆誕します。
ジャストダイバーとEXライフによって並のトリガーでは装備者を排除することが難しく、S・トリガー で《メッチャ映えタタキ》などのカード除去やパワー7500以上のブロッカーを踏ませなければ、《熱血星龍 ガイギンガ》でゲームセット。フィニッシュ力は申し分ありません。
また、3ターン目に相手の盤面を抑えつつジャストダイバーによって4ターン目まで生き残りやすい《Disノメノン》は、手札から4マナで《「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」》を唱えるにも最適。
あらかじめ場に出ていたクリーチャーに《邪帝斧 ボアロアックス》を装備させれば、登場時と攻撃時の2回誘発によって、さながら《生命と大地と轟破の決断》のようにコスト5以下の自然クリーチャーを展開できます。
同じように手札からプレイした《「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」》の当て先として有用なため、3コストのブースト枠は《フェアリーの火の子祭》ではなく《ボルシャック・栄光・ルピア》が採用されています。
ブーストによって2回目の選択肢が大きく広がるため、《邪帝斧 ボアロアックス》からとりあえず出すカードとしても強力ですね。
全体としてのフィニッシュ力は非常に高く、アドバンスの【シータRX閃】がいまいちパッとしなかった理由の一つである打点形成能力の中途半端さが解消されているのが最大の強み。
一方で、メタクリーチャーによる序盤の遅延や《フェアリーの火の子祭》による安定したハンドキープと5マナ域の着地を失った欠点もあり、プレイの難しさには磨きがかかった印象です。
【赤単我我我ブランド】Tier2
環境初期から根強い人気を誇る速攻デッキ。
3ヶ月間も選手である為、構築の最適化がかなり進行しています。
《こたつむり》の枠が《霊峰 メテオザ-1》や追加のコスト1クリーチャーに変わることがあるものの、あとの36枚はほぼ固定となりつつあります。
引き続き最速のビートダウンデッキとして独自の立ち位置を確立していますが、現在の環境ではドラグハートやメタクリーチャーなどで多角的に攻められる【ドギラゴン閃】系のデッキにやや押され気味。
使用者の多さの割には苦境に立った印象のある【赤単我我我ブランド】ですが、新弾で得たものは比較的多いデッキタイプでもあります。
《カンゴク入道》とは一長一短、盾回収要員でありながらお守りにもなるG・ストライク持ちの《斬斬人形コダマンマ GS》。
《こたつむり》と近しいメタ性能を持っており、進化クリーチャーは素通ししてしまうかわりにマッハファイターまで牽制できる《月砂 フロッガ-1》。
構築全体をビートジョッキーに寄せる必要があるものの、メタクリーチャーの除去とリソース回収を1枚でこなし、サブアタッカーとしても優秀な《BAKUOOON <5000GT.Star>》。
今後このデッキが活躍できるかは、これらのカードの強さにかかっているかもしれません。
【アナカラーダークネス】Tier2
王来篇第1弾環境の後期に一世を風靡した、【4cダークネス】の派生構築。
《絶望と反魂と滅殺の決断》とオレガ・オーラ2種、そこから出てくるマナドライブ持ちの強力なリソースGR獣によって継続的にリソース差をつけ続け、最終的に《S級宇宙 アダムスキー》で相手の山札を刈り取るのが主な勝ち筋。
従来はビートダウンに弱い【デッドダムド】系デッキの弱点を埋めるべく、手札からのプレイでもリソースを伸ばせる《ドンドン火噴くナウ》や、《希望のジョー星》や《卍 新世壊 卍》などのフィールド対策を担う《闇鎧亜 ジャック・アルカディアス》などのトリガーが採用されていました。
当時と違って超高速ビートダウンがあまり多くないため、もっぱら受けのために採用されていた火文明要素を極力排除し、軽量メタクリーチャーでビートダウンデッキに対抗する純正アナカラーでの構築が主流になっています。
同じアナカラー基盤の【ジョー星ゼロルピア】でも使われるように、このカラーリングのGRクリーチャーはリソース力と妨害に優れていて非常に優秀です。
王来篇第二弾「禁時王の凶来」リリース後はしばらく鳴りを潜めていたこのデッキですが、火文明の不採用に伴う基盤の変化によって環境に適応。
そもそも構築の骨子は強力であったため納得の復権ですが、新弾で得られたカードはあまりなさそうに見えるため、今後の展望は未知数です。
Tier3
【モルトNEXT】Tier3
現在の【モルトNEXT】のトレンドは水文明!
今月の初頭ごろから、《斬龍電融 オロチリュウセイ》入りのリストがプレイヤーの間で話題となった【モルトNEXT】。
全体へのスピードアタッカー付与が強力なのは言うまでもありませんが、自分のターン中であればデッキトップをいつでも見られるのも面白い能力。
《ボルシャック・モモキングNEX》などの捲りはもちろんのこと、攻められた際の《ボルシャック・ドギラゴン》チャレンジの結果も勘案に入れて動けるようになるのは面白い利点ですね。
また、水文明が加入したことで《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》という強烈な受け札を無理なく採用できるようになったことも大きな強みです。
【リースモモキングRX】ほどの高頻度ではありませんが、《爆熱DX バトライ武神》との攻撃キャンセルキャンセルコンボももちろん可能です。
《姫様宣言プリンプリン》は水文明基盤に適合する優秀な大型ドラゴンです。
《ボルシャック・モモキングNEX》から最速3ターン目に着地しながら《時空の神風ストーム・カイザーXX》を登場させれば、次のターンからはEXターン取り放題。
《ボルシャック・ドギラゴン》でめくった際には《撃滅の覚醒者キング・オブ・ギャラクシー》で味方全体にブロッカー付与ができたりと、柔軟性に富んだ対応幅が魅力です。
一方で、ドラグハートや《ボルシャック・モモキングNEX》の能力から、《希望のジョー星》の早期展開に対してやや脆いのは難点。うまく《超英雄タイム》を当てて勝ち筋を通しにいきたいところです。
シータカラーの基盤が注目されているということで、新弾からはキングマスターカードである《禁断竜王 Vol-Val-8》が採用できるのではないかと研究されています。
【赤白ドギラゴン閃】Tier3
使用者数ではいまいち伸び悩むものの、苦手なメタカードの減少からのびのび活躍中の【赤白ドギラゴン閃】。
【赤単我我我ブランド】とがっぷり四つで組み合える速度・火力ながら、《音奏 プーンギ》や《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》によって呪文トリガーをある程度避けながら攻める手段があるのが最大の魅力です。
特に《音奏 プーンギ》は置いておくだけで呪文トリガーとコストを支払って唱える呪文の両面をカバーできるのが高速ビートダウンデッキとの相性抜群。
基本的に《音奏 プーンギ》以外にGR召喚の手段はないため、GRゾーンは打点形成力を最優先に構築されています。
ネット大会での勝率も高く、環境上の立ち位置もかなり良好ですが、1枚1枚のカードパワーの面では他のデッキに一歩譲る印象。
カードパワーの高さでどうにかできる・どうにかなってしまう【モモキングRX】系のデッキと比べて繊細な立ち回りやプランニングを要求される場面が多いのは、このデッキの短所と言えるかもしれません。
環境のまとめ
現環境を紐解くキーワードは「ドラグハート・GR召喚による多角的な攻めと豊富なアドバンテージ」。
《とこしえの超人》により大きく牽制されたかと思ったこれらのカードですが、乗り越える手段が豊富に提示されたことで、《とこしえの超人》はあくまで有力なメタカードの一角に落ち着きました。
《とこしえの超人》を使用するデッキといえば【5cコントロール】が代表的ですが、このデッキの《とこしえの超人》はあくまで中盤に余ったマナや《邪帝斧 ボアロアックス》から展開するにとどまります。
高速でのドラグハート展開に対しては間に合わないことも多いですし、豊富にマナが用意できるようになった中盤であれば対策手段も確保しやすくなっています。
そこの隙を突くようにして【5cコントロール】の攻略が進み、《とこしえの超人》デッキの数は大きく減りました。
現在の環境は、メタカード減少で勢いづいたドラグハートやGRに依存したデッキを対策するべく、早いターン中に《とこしえの超人》召喚を狙えるアナカラー基盤のデッキと、文明依存度の高いドラグハートやマナドライブGR獣をまとめて潰せる《希望のジョー星》デッキが活躍の場を広げています。
今回のランキングに挙げたデッキの中では、【ジョー星ゼロルピア】や【アナカラーダークネス】、【5cコントロール】派生として紹介した【0cコントロール】が代表格ですね。
《とこしえの超人》とドラグハート・GRのいたちごっこはアドバンス環境を今後も長く定義していくことになりそうです。
おわりに
というわけで、9月下旬のアドバンス環境について解説いたしました。
今回は時期が時期だけに新弾のカードをあまり紹介できなかったのが心残りです。
が、王来篇第3弾「禁断龍VS禁断竜」は強力で面白いカードが盛りだくさんのパックですので、次回は激変した環境をお届けできるのではないかと思います。
この記事が皆さんのアドバンス環境に対する理解への一助となれば幸いです。
それでは次回、10月のオリジナル環境解説記事でまたお会いしましょう!