こんにちは、神結です。
2月もいよいよ終わり。年明けてもう2ヶ月経ったってマジですか?
受験、卒業、進級、そして新年度準備。年度末となる3月は何かとイベントが多いですが、楽しみなのは3月最初にある殿堂発表、そして末の全国大会ですね。
さて、アドバンスはGPでの採用も決まったことで3月以降はCSの開催も増えていくことでしょう。コツコツ継続してきたアドバンス環境記事が花開くかもと思うと感慨深いですね。
殿堂は挟むものの、アドバンスは引き続き使えるデッキも多い筈。ぜひ新環境、そしてGPに備えていきましょう!
2024年1月環境はこちら!
目次
今月のアドバンス環境~結論?~
というわけで《絶望神サガ》殿堂後の環境も、この2月で終焉です。
環境の変化やその経緯については、去年の12月号なんかで詳しく書いていますので併せてご覧下さい。
さて、今月は殿堂前最後ということで、私の思う現環境の「結論」Tierランキングとなっています。
……というか、今回に関してはかなり珍しいことに、私の中でもしっかりと明確に順位付けされているんですよね。
そんなわけで、見やすさのために先に結論から書いておきましょう。
S+:赤青マジック
S :白緑天門
A :デイガドルマゲドン
A-:4cドラグナー、赤黒バイク
この5つのデッキがTOP5だと考えています。
Sランク以上のデッキは2つ。【赤青マジック】と【白緑天門】です。
この環境は『マジック・天門環境』と評して問題ないとは思いますが、直接対決の相性やデッキ構造なども含めて【赤青マジック】の方が一歩以上先に行っていると考えておりますので、今回はこのように差を付けました。
以下、Aランクに【デイガドルマゲドン】。三強と言われたらここまで含めるでしょう。ちなみに【白緑天門】との強さの“距離感”を考えたとき、A+ではなくAとするのが妥当かなと思っています。
そしてここの順番だけ唯一迷いましたが、A-には【4cドラグナー】と【赤黒バイク】が該当するでしょうか。順番に関してはワンチャン逆かもしれません。直接対決はややバイク側に分がありますが、4ドラの方が環境外にも広く勝てるデッキです。
他のBランク以下のデッキはというと、マジック・天門のどちらかに大きく不利を取ってしまう、デッキの地力で4ドラやドルマゲを上回れない……といったような立ち位置になるかと思います。
以下、それぞれのデッキについて詳しく見ていきましょう。
2023年度下期環境デッキ(結論)
続いて、現在の環境の主要デッキについて見ていきましょう。
赤青マジック(S+ランク)
『竜皇神爆輝』以降の環境で、最強であり続けました。
【 クリーチャー 】
種族 マジック・ドラゴン / ゲーム・コマンド / 文明 水/火 / パワー10000 / コスト7
■革命チェンジ:コスト5以上のマジック
■W・ブレイカー
■自分のマジックすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■このクリーチャーの各ブレイクの前に、自分のマナゾーンの枚数以下のコストを持つ呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札または墓地から唱えてもよい。その呪文を唱えた後に、墓地に置くかわりに山札の下に置く。
現在のアドバンスを『マジック・天門環境』と評して異論がある人は殆どいないと思いますが、その上でデッキとしての強さを鑑みた時、マジックが天門の一歩先を行ってます。
そんなわけで、今回は単独のS+ランク評価としています。
これは先月も書いたのですが、3ターン目にトリガーをケアしながら殴れるという性質上、赤青マジックに安定して勝てるデッキはほぼ存在していません。
【 呪文 】
文明 水/火 / コスト3
■自分の墓地に呪文が2枚以上あれば、自分のシールドゾーンにあるこの呪文に「S・トリガー」を与える。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の相手のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
▶自分の手札を1枚捨て、カードを2枚引く。
▶コスト2以下のエレメントを1つ、自分の手札から出す。
他の環境デッキと比べて、1ターン早く強い動きが可能で、加えて受けの強いデッキに対しても《氷柱と炎弧の決断》が強すぎて《単騎連射 マグナム》や《機術士ディール /「本日のラッキーナンバー!」》といった回答を探しながら殴ることを実現しています。
あとは《芸魔隠狐 カラクリバーシ》の横にくっついてくる《同期の妖精 / ド浮きの動悸》が本当に強い。
【 ツインパクトカード 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / ジャイアント・スキル / 文明 水 / パワー2000 / コスト2
種族:ジャイアント・スノーフェアリー
■相手が自分のクリーチャーを選ぶ時、可能ならこのクリーチャーを選ぶ。
■メガ・ラスト・バースト(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)
────────────呪文────────────
カード名:ド浮きの動悸
文明:水
コスト:4マナ
種族:ジャイアント・スキル
■S・トリガー
■相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
■カードを1枚引く。
あの4ドラから《炎龍覇 グレンアイラ / 「助けて!モルト!!」》の枚数を減らさせた女だ、面構えから違います。
弱点らしい弱点は中々ないのですが、強いて挙げるならアドバンスはオリジナルよりかは猶予が少ない分、何かのパーツが欠けていると一気に劣勢になることでしょうか。
まぁそれでも突破力が高すぎてなんとかなったりするんだけどね。
呪文封殺系のカード以外に対して「手も足も出ない」といったようなケースにはならないと思っています。
まぁ後は殿堂がどうなるかですね。
《瞬閃と疾駆と双撃の決断》だったらここから一瞬でズリ落ちますが、《機術士ディール /「本日のラッキーナンバー!」》のプレ殿くらいだったら全然ピンピンしてるからな……。
オリでしっかりと暴れている分、何かの殿堂はありそうなんだけどな。
白緑天門(Sランク)
コイツも強すぎるよなー。
実際問題、単純な「入賞数」だけで見ると、たぶん一番多いのはコイツな気がしますね。
《巨大設計図》と《支配の精霊ペルフェクト // ギャラクシー・チャージャー》という極めて優秀な初動たちでカードを集め、4ターン目の《星門の精霊アケルナル // スターゲイズ・ゲート》から展開開始。
《闘門の精霊ウェルキウス》→《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》→《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》と展開していくのが王道。
あとは《閃光の神官 ヴェルベット》や《天命讃華 ネバーラスト》、更には《∞龍 ゲンムエンペラー》といった封殺札を並べていって圧殺、というのがこのデッキのフィニッシュですね。
その上で天門というだけあって、受けは枚数こそ豊富とまでは言えないものの、流石に踏ませたら勝ちます。
特に《ヘブンズ・ゲート》の相方となっている《水雲の聖沌 5u170n》は、ケアされにくいのが魅力。呪文は止まられても、中々クリーチャートリガーまでは止めにくいです。
デッキとしての動きがパターン化されていることや、一度展開したあとの身も蓋もない強さがあるため、自分より遅いデッキに負けることはほぼないでしょう。相手を選ばない点については、【赤青マジック】を上回っていると思います。
最近の構築では《竹馬の超人 / テイクバック・チャージャー》を積んだり、《天命讃華 ネバーラスト》への最速龍解を意識した《聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル》を採用したりと、ちょくちょくマイナーチェンジ&アップデートもされていますね。
殿堂については、再録・デッキ販売が告知されており、メイン系のギミックを落とされることはまずなさそうです。
まぁでも《超七極 Gio / 巨大設計図》だけはしっかり両レギュレーションでやらかしているので、流石にプレ殿するんじゃないかな……。
デイガドルマゲドン(Aランク)
大人気デッキ、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》。
白黒赤の【デイガドルマゲドン】は、1つの完成形と言っていいでしょう。
受けが厚く、コントロールが可能で、更に禁断爆発のリセットがあるに加えて、《魔光神官ルドルフ・アルカディア》のお陰で非常に楽に勝たせてくれるゲームもあるという。
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / ダークロード / ナイト / 文明 光/闇 / パワー6000 / コスト5
■G・ストライク
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を墓地に置いてもよい。その後、このクリーチャーから進化できるコスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からこのクリーチャーの上に置いてもよい。
色作りや天運が大きく絡みますが、《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》から最速3ターン目に《魔光神官ルドルフ・アルカディア》→《魔の革命 デス・ザ・ロスト》or《アルカディアス・モモキング》が可能です。決まってしまえばマジックだろうが天門だろうが勝てます。
その上で、このデッキを支えているのが《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》です。封印を剥がしながら1ターンを貰えるという行動が、ドルマゲドンとあまりに相性抜群。
【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / エンジェル・コマンド・ドラゴン / ソニック・コマンド / 文明 光/火 / パワー11000 / コスト7
■自分のマナゾーンに光または火のカードが合計5枚以上あれば、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
■EXライフ
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、このクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。次の相手のターン、相手はクリーチャーを1体しか出せない。
《魔光神官ルドルフ・アルカディア》と《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》、この2つのカードが強力なため、単独のAランクとしているわけです。
その上でこのデッキ、かなり受けが固い。G・ストライク込みで計18枚の受け札が採用されています。
中でも《D2V3 終断のレッドトロン / フォビドゥン・ハンド》は踏ませてしまえば《同期の妖精 / ド浮きの動悸》+《芸魔隠狐 カラクリバーシ》みたいな盤面すら対応可能です。
【 ツインパクトカード 】
種族 ソニック・コマンド / マスター・イニシャルズX / 文明 火 / パワー5000 / コスト5
■このクリーチャーを召喚する時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたら、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このクリーチャーとその選んだクリーチャーをバトルさせる。
────────────呪文────────────
カード名:フォビドゥン・ハンド
文明:火
コスト:9マナ
■S・トリガー
■相手のパワー9999以下のクリーチャーを1体破壊する。
自分のフィールドがあれば、相手のクリーチャーを1体選び、相手はそれに封印を1つ付ける。
このデッキの弱点を挙げるなら、色配分の難しさ故の序盤のマナの作り方でしょうか。
特に手札を増やすカードはほぼないため(《ギャラクシー・チャージャー》は1枚でもヒットしたらラッキー、くらいに考えて置いた方がいい)手札が枯渇しやすいです。序盤に埋めてしまったカードに触れず後悔、なんてことも。
またデッキの性質上、《時の法皇 ミラダンテXII》は天敵。あらゆる受けを無効にしながら突っ込んできます。
良くも悪くも《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》でゲーム展開が大きく変わるので、このカードに触れなかったときのゲーム展開を練習しておくのをオススメします。
4cドラグナー(A-ランク)
【4cドラグナー】はアドバンスを代表するデッキです。
一番の魅力は《最終龍覇 グレンモルト》から《爆銀王剣 バトガイ刃斗》や《邪帝斧 デッドアックス》を装備して大暴れすること。
【 クリーチャー 】
種族 ガイアール・コマンド・ドラゴン / ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 光/闇/火 / パワー6000+ / コスト7
■スピードアタッカー
■パワード・ブレイカー
■バトルゾーンにある自分のドラグハート1枚につき、このクリーチャーのパワーを+3000する。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、または自分のターンのはじめに、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト5以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(このクリーチャーに装備する)
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに自分のドラグハートを1枚、超次元ゾーンに戻してもよい。
しかしそこに到達するための手札作りはやや難解で、楯のトリガーや《爆熱王DX バトガイ銀河》からの出し先、革命チェンジ先など、様々な受け入れを考える必要があります。
またお馴染み?《最終龍覇 グレンモルト》のドラグハート選びは難解。困ったら《爆銀王剣 バトガイ刃斗》でいいとは言われますが、最適解に辿り着くのはアドバンスに慣れている人でも難しいです。
その分、盤面でモルトが大暴れするゲームになったときは、凄まじい安心感があるかと思います。
あとデュエマ最強カードの1枚とも言える《時の法皇 ミラダンテXII》を使えるデッキでもありますね。
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ドレミ団 / 文明 光/水 / パワー12000 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ:光または水のコスト5以上のドラゴン
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、光のコスト5以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。
そうしなければ、カードを1枚引く。
■ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、次の相手のターンの終わりまで、相手はコスト7以下のクリーチャーを召喚できない。
一方ドルマゲドンと並ぶ受けが強いデッキの代表格ですが、《同期の妖精 / ド浮きの動悸》はかなり苦手。
そのため、現在では《炎龍覇 グレンアイラ / 「助けて!モルト!!」》よりも《ドラゴンズ・サイン》の優先し、そっちで受けるような構築が主流となっています。
【 呪文 】
文明 光 / コスト5
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■コスト7以下の、進化ではない光のドラゴンを1体、自分の手札からバトルゾーンに出す。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは「ブロッカー」を得る。
【4Cドラグナー】はプレイは難しいですが、トータルで攻守のバランスが良く、多様なプランで戦えるデッキです。
今後様々なデッキが台頭してくる可能性がありますが、「雑多に強い」デッキの代表格ですので、アドバンスの番人として戦っていくことにもなるかも……?
《邪帝斧 ボアロアックス》はプレ殿にはならないと思うんだよな。
赤黒バイク(A-ランク)
最近台頭してきたのが、元祖アドバンス?とも言える【赤黒バイク】です。
コイツ何回環境入りするんだと思われるかもしれませんが、流石に昔の《轟く侵略 レッドゾーン》なんかは殆ど採用されていないですね(《熱き侵略 レッドゾーンZ》はボチボチ見掛けます)。
とはいえ、バイクとしての動きは《影速 ザ・トリッパー》や《絶速 ザ・ヒート》といった下バイク+トリッパー、下バイク+ホネンビーといったカードから始めるので、かつてのバイク乗りならばそんなに違和感なく“握る”ことは可能でしょう。
デッキとしての狙いは大きく2つ。1つは《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》+《禁断の轟速 ブラックゾーン》+《龍装者 バルチュリス》によるリーサルを狙うこと。
【 進化クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 侵略者 / 文明 火 / パワー11000 / コスト6
■進化:火のクリーチャー1体の上に置く。
■侵略:火のコマンド(自分の火のコマンドが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーの攻撃中、相手は「G・ストライク」を使えない。
■各ターン、このクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、このクリーチャーをアンタップし、一番上のカードを破壊する。
【 進化クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / S級侵略者 / 文明 闇/火 / パワー12000 / コスト7
■進化:闇または火のクリーチャー1体の上に置く。
■S級侵略[轟速]:闇または火のコマンド(自分の闇または火のコマンドが攻撃する時、自分の手札か墓地、またはバトルゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手は自身のパワーが一番小さいクリーチャーすべてに封印を1つずつ付ける。
(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する。)
こちらは道中のG・ストライクや下3点の除去トリガーなどは一切受け付けず、《最終龍覇 ロージア》などのブロッカートリガーが革命ゼロトリガー系のカードでないと受かりません。
一応最速3キルではありますが、ただしこれ自体は手札の要求値がかなり高く、《龍装者 バルチュリス》の採用枚数を見てわかる通り、現在は全力でこれを狙いにいくというデッキでもなくなっています。
ならば何を狙っているかというと、最近は《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》や《影速 ザ・トリッパー》で上手くゲームを引き延ばしながら封印を剥がしつつ、最後に《アーテル・ゴルギーニ》などを使って《単騎連射 マグナム》に触って確実に仕留めよう、というもの変わりつつあります。
で、そのプランに欠かせないのが禁断解放プランを睨んだ受けの堅さでしょう。
現状、《ドキンダムの禁炎霊》や《ヴィオラの黒像》といったタマシードの受けを直接止める手段はありません。
一応《とこしえの超人》や《同期の妖精 / ド浮きの動悸》で擬似的な封殺はありますが、封印残1の《ドキンダムの禁炎霊》を受ける手段は、《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》による「禁断」宣言くらいしか思い浮かばないです。
ですので私もしばしばやるのですが、《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》を使ってクリーチャーを起こしながら封印を剥がしていき、相手のカウンタープランを誘って、そこを逆にこちらの楯で仕留める、というゲームの進行を狙います。
……これっていにしえの「先に楯を全部殴って、あとは楯の《終末の時計 ザ・クロック》お祈り」している時のバイクと同じじゃね? と思っている方もいるかもしれませんが、それは結構合ってます。
まぁ《地封龍 ギャイア》や《禁断竜王 Vol-Val-8》という神の領域に近しいドラゴンですら返せるデッキなので、楯勝負になったときの強さはピカ一だと思っています。
その他(Bランク以下)
Bランクの中でも流石にこのデッキは他とは違うかな、と思っているのが【アナカラージャオウガ】と【モルトSAGA】です。
以下、【青黒魔導具】や【5cモルト】、【ガイアッシュ覇道】などが並んでいます。
ただアドバンスという環境はどのデッキも必殺技の一撃は強いので、この辺りのデッキでもSランク相当のデッキに勝ちつつ優勝するくらいの実力はあると思っています。
ただここにいるということは、上位デッキに複数苦手があったり、或いは上位デッキの下位互換のような性能・相性をしている訳です。
例えば【ガイアッシュ覇道】は前者、【アナカラージャオウガ】は後者、【モルトNEXT】はいずれの要素もある、といった感じでしょうか。
というかふと思ったんですけど、ガイ覇ってもしかして上位5つ全部に不利だったりしない? デイガは大声出せばギリ五分って言える? これでも嘗ては最強として紹介したデッキなんですけどね。
最強→最優→ぼちぼち→向かい風→環境外と、鮮やかに滑り落ちていきました。
ちょっと悲しい事実ではあるんですが、それだけ10月以降環境で進歩があったということで、前向きに捉えておこうと思います。
おわりに
というわけで、アドバンス環境考察の2023年度下期決定版?でした。
冒頭でも書いた通り、来年度のGPではアドバンスがあります。
もしこの記事を読んでアドバンスをやってみようと思うプレイヤーや、大会主催の方が増えてくれるのでしたら、それに越したことはありません。
それではまた来月、お会いしましょう!