お盆休みも弊社は営業中です
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
ガチまとめチームのお盆休みが16日までという情報を聞きつけて締め切りが延びることを期待していたら、どうやら全然そんなことはなかったようです。そんなわけで、3時間後の締め切りに間に合うように書いています。こんなはずでは。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。それでは、今日のカードはこちら。
《"罰怒" ブランド》
【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / 文明 火 / パワー9000 / コスト7
■マスターB・A・D（このクリーチャーを、コストを２少なくし、さらに、このターンに召喚した自分の他の火のクリーチャー１体につき追加で２少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりに自分のクリーチャーを１体破壊する。ただし、このクリーチャーのコストは０以下にならない）
■W・ブレイカー
■自分の火のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
雑に広範囲にSAをつけるな高校校歌
朝日が昇る丘の上
雑に全体にSAをつけるな
若き生命(いのち)を息吹と燃やし
対戦相手には1ターンの対処の猶予を与えなさい
大空へと今飛び立とう
その空っぽの盤面からワンショットキルは無理があるだろう
おぉ 雑に広範囲にSAをつけるな高校
というわけで、DMRP-02にて登場したマスターカードですね。初回のこの校歌の登場がいつか、思い出せますか？
ビートジョッキーのリーダーにして事実上の火文明の代表として登場し、現在に至るまで活躍中の一枚です。もっとも、代表としての立場はいつの間にか後輩に取られてますが。
最大の特徴は、何と言っても専用能力「マスターB・A・D」とSA付与を活かした驚異的な速攻性能。「数体展開した締めに1マナで出てきてワンショット」というムーブを一枚でこなすのはさすがマスターというか、加減しろというか。
性質上、本領を発揮するのに「同じターンでの大量展開」を要求することを除けばいわゆる速攻デッキに欲しいものをすべて持ってきてくれるといえる一枚でしょう。
まあ「自身のコスト軽減or踏み倒し」「全体SA付与」「展開」がすべて揃うと概ねデュエマは終わってしまうので、さすがに妥当な調整と思われます。
もちろんそんな彼は当時の環境においても大活躍。
「小型を並べてビートする」というビートジョッキー戦略、ひいては「破壊されてでも1ターンに全てを懸ける」B・A・D戦略と完全に噛み合ったこともあり、「初登場時から複数の3キルルートを持つ」という前代未聞の高速ビート【赤単ブランド】の核として華々しいデビューを飾ることとなります。
ちなみに、ブランドが登場するまでのビートジョッキーのフィニッシャーがなんだったかわかりますか？
やる気あんのか？
まあ当時まだ1パックしか出てなかった時の状態で評価するのはアレなんですが、これを見せられて「よーし、ビートジョッキーで速攻デッキを組むぞ！」とはならないでしょ…。
これに限らず、新章のメイン種族はマスターが出てくるまで「この種族と言えばこれ！」という戦略が立たずに売り上げ不振に繋がった…という説もあったりなかったり。
結局最後までマスターをもらえなかったムートピアがどうなったかは、言わずともおわかりですね。結論から言うと、平野隆之介くんが事実上のマスターになりました。
閑話休題。直前に構築済みデッキで登場した《 ホップ・チュリス 》《 ステップ・チュリス 》や、原作ストーリー的にも相棒となる《 ダチッコ・チュリス 》の存在などからその使われ方についてはおそらく開発も織り込み済み。
いわばこのカードは、公式としてはおそらく史上初となる「環境で3ターンキルを行うために生まれたカード」と言えるでしょう。同じく環境のキルターンを定義するために生まれた先輩である《 轟く侵略 レッドゾーン 》も、後輩のこの活躍ぶりには鼻高々なのではないでしょうか。
…ちなみにのちに彼は「実質2キルを行うために生まれたカード」として暴虐の限りを尽くすことになります。レッドゾーンもこれには苦笑い。
おわりに
というわけで、《 "罰怒"ブランド 》でした。さすがにブランド本人も反省したのか、最近では「より確実に3キルを行うためのカード」としてやっていってるようですね。ほんとに反省してんのかお前？
何もなければ来週の今頃には、「ザキラの初代切札たるアイツ」についての記事が上がるはずです。進化元にドラゴンを要求するので語ることは何もありませんがお楽しみに。
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それでは、次の記事で。北白河でした。
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