さらば《ダンディ・ナスオ》……
フンガフンガ(プレミアム殿堂だね)
今回はそんな話をじっくりやっていきます、ばにら所長のデュエマだべり部、略してデュべり部!
モガーモガー(デュエマの小ネタや豆知識、懐かしトークから妄想デッキまで、雑多な話題をゆるーくお届けします)
お相手は僕、ばにら所長と
フンガー(ベアデッド・ドラゴンのコテツでお送りいたします)
記事の後半では、宿題としてクイズを出題!
フンスフンス(最後まで、ごゆっくりお楽しみください)
前回の答え合わせ
モガモガ(それじゃ答え合わせから行ってみよう)
前回の問題はこれだったね
「コモン・アンコモンに存在しないギミックはどれ?」
- ドラグハート・フォートレス
- サイキック・クロスギア
- 無月の大罪
- G・リンク
正解は 1. ドラグハート・フォートレス !
モゲー(光ってないカードもありそうな気がしたけど?)
ドラグハート・フォートレスの場合、「フォートレス面は光ってないけど反対側がフォイル」がそこそこあるよ
ホゲー(あー)
あと、光ってないとこでも《オール・オーバー・ザ・ワールド》のパーツは全部レアだし、
3D龍解の面々はレアリティ無しなのよね
フンガフンガ(コモンアンコモン、ありそうでないんだ)
ちなみに、他のギミックはどれも複数種類がコモン・アンコモンに存在してるよ
モガーモガー(ていうか挙げたの全部コモンだね)
そう、コモンにもアンコモンにも存在するよ
フゴフゴ(サイキッククロスギア、そもそも収録セットが限られてるのに……)
ちなみにサイキック・クロスギアも無月の大罪も格安デュエマ研究所で扱ってます!よろしくね!
モンガー(また宣伝してる)
大罪の方は裁定が結構怪しいからご注意を!
フンガフンガ(そういう注意喚起を別記事でするんじゃあないよ!)
※本文にも書いてます。流石に。
今回のカードは…?
さて!冒頭でも触れたように、殿堂発表があったね!
モガモガ(ちょっと旬を逃した感はあるけど)
先週やれたらタイムリーだったけど、流石に殿堂発表が金曜だからね、翌日の土曜公開には間に合いませんでした……
モゲモゲ(そらそうか)
《ダンディ・ナスオ》
(新プレミアム殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ワイルド・ベジーズ / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から1枚選んで自分のマナゾーンに置き、自分のマナゾーンから1枚選んで墓地に置く。その後、山札をシャッフルする。
というわけで、本当に長い間お疲れ様でした!《ダンディ・ナスオ》!
モガーモガー(かなり古いカードだよね?)
転生編最終セットであるDM-17『終末魔導大戦』収録で、
これが2006年3月発売だから、丸17年に渡ってデュエル・マスターズの世界に居続けたことになるね
フンガフンガ(17年!新生児が新成人になりそうな年数だね!?)
1年足りないのが惜しい
モゲモゲ(いらんわ、そんな惜しさ)
元々『終末魔導大戦』は目玉ギミックだった進化クロスギアがパッとせず、全体的にカードパワーも低かったことから、評価の低いパックでさ
フガー(ふむ)
パック内で唯一のプレイアブルなカードが《ダンディ・ナスオ》だったことから、『ナスオしか見どころのないパック』『終末ナスオ大戦』なんて揶揄されたこともあったのよね
モゲー(……《ナスオ》プレミアム殿堂入りしちゃったじゃん)
『終末虚無大戦』になってしまう
実はS・バックが初登場したのがこのセットで、《天真妖精オチャッピィ》をはじめとする悪くないカードは収録されてたんだけどねえ
フガーフガー(当時はイマイチ扱いだったけど、後に評価されたカードだって存在するだろうしね)
あとこの1年後に出た不死鳥編最終弾『冥龍王帰還』がヤバすぎたので、しょっぱいセットの汚名もそちらが上書きした面はあるかも……
ナスオ前史
というわけでプレミアム殿堂へと昇格した《ダンディ・ナスオ》なんだけど、元々はこれ、墓地肥やしを意図したデザインじゃなかったと思うんだよね
モンガモンガ(またデザインを語っている……)
おそらくだけど、意図された役割は「低コストの色マナ確保」なんじゃないかなぁ
「自然はマナゾーン操作が得意」→「マナの数だけでなく、質を整えるのも自然の担当」っていうデザイン意図だったと思うのよ
フガーフガー(《薫風妖精コートニー》みたいな?)
あと《レインボー・ストーン》や《神秘の宝箱》もそういう意図のカードだと思う
フゴーフゴー(このへんはマナ加速も兼ねた呪文だね)
そう、「色を調整するカード」として作っても、マナゾーンにカードを置いたらマナ加速を兼ねてしまうんだよね
かといって《コートニー》みたいな常在効果だと、除去に巻き込まれて恩恵を失ってしまう
モガーモガー(あ~、そこで生まれたのが《ダンディ・ナスオ》なのか)
1マナ墓地に置く効果は、単にマナの総数を増やさないために与えられたんじゃないかな
フゴフゴ(マナゾーンを入れ替えるだけのカード、って設計だったって推理ね)
モゲモゲ(……それ、1マナ山札の下に置くんじゃダメだったのかな……)
今だとそう思っちゃうけど、当時は墓地利用自体があんまなかったから、分かりやすさ重視だったのかなあ
直後に登場したアーク・セラフィムがマナゾーン操作&ワイルド・ベジーズサポートを得意としてたことからも、《ナスオ》はそのあたりと組ませる意図で作られたカードだと思うのよ
モガーモガー(またアーク・セラフィムの話をしている)
特に、『アーク・セラフィム・リバーサー1/2デッキ』では、相性の良い《霊騎サンダール》と同時収録されてたよ
《ナスオ》が環境で活躍するたびに『アーク・セラフィム・リバーサー1/2』を買え!って後方腕組みしてました
フガ(クズ?)
……まぁ、そんな《霊騎サンダール》やアーク・セラフィムたちが登場した不死鳥編で、《インフェルノ・ゲート》も刷られちゃうんですけどね……
モゲー(あれ?それって……)
【茄子サファイア】【ナスゲート】と呼ばれるリアニメイトデッキが生まれます
何故か【茄子サファイア】は漢字で書かれがちだった記憶がある
フガフガ!(思いっきり墓地操作の方で使われとる!)
この時点で1枚だけなら使えた《ロスト・チャージャー》も含め、カードをピンポイントで墓地に仕込むのが簡単すぎたからな……
モガーモガー(後に1枚のカードになるね)
プレ殿とプレ殿の間に生まれた《ナスロスチャ》、殿堂王来空間の出身だよコイツ……
【茄子サファイア】における《ダンディ・ナスオ》は《ロスト・チャージャー》と違ってクリーチャーが残るのもポイントだったね。3ターン目に《母なる大地》で《解体人形ジェニー》に入れ替わって前方確認したりできたよ
フガーフガー(さっきから邪悪なカードしか出てきてないな)
そもそも《母なる大地》が存在した以上、マナ操作としての《ダンディ・ナスオ》も実はだいぶヤバいよね
ナスオ殿堂への道
その後も相方を変えながら《ナスオ》は様々なデッキで活躍することになるよ
特に注目すべきは【黒緑速攻】【ロマノフサイン】【Mロマ】あたりかな?
【黒緑速攻】においては「墓地にカードを落としつつ1マナ起こせる打点」っていう噛み合いを見せたよ
フガーフガー(1マナで出せる墓地進化《死神術士デスマーチ》と相性が良いんだね)
【ロマノフサイン】や【Mロマ】では、蘇生対象となる《邪眼皇ロマノフI世》や墓地から唱える呪文をピンポイントで落とす役割を果たしたよ
ロマノフって名前の付くカードだと、【B・ロマノフ】でも《カラフル・ダンス》ともども墓地進化を助けてた印象はあるな
モガーモガー(これまた《カラフル・ナスオ》として、後にリメイクされるね)
ちなみに《邪眼皇ロマノフI世》が活躍していた時代に《ノーダンディ・ネギオ》が登場するけど、別に何もせずに歴史に消えていくよ
フンガー(なんだそれ)
そんな《ダンディ・ナスオ》も、主人公が勝太に変わったエピソード1の時期にとうとう殿堂入りを果たすことに……
ホゲー(やっぱり環境で悪さしたの?)
うーん、この時期《ナスオ》を使うデッキが支配的だったって印象は無いんだよなあ
どちらかというと、当時は「『これでいいじゃん』を招く万能カードは縛っておく」方針だったんじゃないかな
モガモガ(《龍神ヘヴィ》とかのパターンか)
ほどなく調整版の《ジオ・ナスオ》が出たことからも、「ちょっと《ダンディ・ナスオ》は万能すぎた」って認識だったんだろうね
フンガフンガ(まあそうだよな……)
個人的にはこの、「環境支配率に関わらず、汎用性が高すぎるカードは縛る」路線ってマイナーカードにチャンスが訪れるから好きなんだよねえ
モゲーモゲー(また思想が強い話をする)
変なコンボのゴールが「《シャコガイル》でいいじゃん」ってなりがちだから、そろそろ《シャコ》は規制されると思ってました
フガーフガー(そういう観点だと、今回《ダンディ・ナスオ》と同時にプレミアム殿堂入りした《生命と大地と轟破の決断》はそれこそ汎用性の鬼だったよね)
コイツがマナゾーンから撃てるばっかりに、《ダンディ・ナスオ》はコイツを装填する役割も与えられてしまったからな……
モンガモンガ(本来の「マナゾーン調整」って役割に戻れたじゃん)
こんなのが俺の望んだことだったのか……?
フンガフンガ(世界を滅ぼすみたいな言い方するな)
いやほんと、《生命と大地と轟破の決断》は「そりゃ強いですよね!!!」みたいなカードなので、うーんって感じでなあ
世界中の《パーフェクトネイチャー》が《パーネイチャー》になることをずっと望んでいた
モゲー(陰キャすぎる)
ちなみにカーナベルの検索窓に『パーネイチャー』って入れると《生命と大地と轟破の決断》の方が先に出てくるぞ!
フンガフンガ(一生使わない情報だ)
《生命と大地と轟破の決断》に限らず、マナゾーンから悪さするカードが注目されるたびに《ダンディ・ナスオ》にお呼びがかかってたから、
《ナスオ》もプレ殿は時間の問題だったんだろうな、って感じはするんだけどねえ
愛されナスオのダンディ・ライフ
フガーフガー(ここまで見てきたけど、《ダンディ・ナスオ》って関連・リメイクカードも多いよね)
挙げてこなかったところで《ファッション・ナスオ》《ダンディ・ライフ》なんかもあるね
モゲーモゲー(効果の強さはもちろんだけど、名前やイラストも多くのプレイヤーが愛したんだろうねえ)
ヘンテコな名前やイラストのカードが少なかった初期デュエマの中で、存在感を放ってたフシはあるよ
という話をイラストランキングの時にちょっとだけしました
フガーフガー(何でも出てくるな過去記事)
モンガモンガ(派生カードじゃなくても、《ダンディ・ナスオ》が描かれてるカードってありそうだよね)
……
宿題!!!
モンガ?(お?来ましたね?)
「《 ダンディ・ナスオ 》が描かれているバニラクリーチャーはどれ?」
- 《 魔神兵ズゴーン 》
- 《 掃除機装サイクロン・クリア 》
- 《 剛腕秘宝ズンダバ 》
- 《 光撃巨兵レーザリオン 》
モゲモゲ?(マジで全部知らんカードなのだが……?)
自然のカードではないこともあって、《ナスオ》はやられ役として登場してるよ!
モンガモンガ(何のヒントにもなってない)
エンディング
ばにら所長のデュエマだべり部!今回は《ダンディ・ナスオ》をお送りした。
このコーナーではこれからも、デュエマに関する豆知識や懐かしトーク、小ネタをゆるーく紹介していくぞ。
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今回の宿題、「《 ダンディ・ナスオ 》が描かれているバニラクリーチャーはどれ?」
- 《 魔神兵ズゴーン 》
- 《 掃除機装サイクロン・クリア 》
- 《 剛腕秘宝ズンダバ 》
- 《 光撃巨兵レーザリオン 》
の答えも大募集だ!
ばにら所長のデュエマだべり部、略して「デュべり部」は、毎週土曜20時更新!土曜の夜は、一緒にデュべろう!
モゲー(《希望のジョー星》についてもなんかないの?)
やりたいことは分かるけどそりゃダメだったよね、としか……
来週土曜につづく!