はじめに
こんにちは。
しおじです。
今回は今の環境に合わせてチューンされた新しい【アナカラーDOOM】を解説していきます。
超CSでもベスト16に入賞していたり、CSでもオリジナル&アドバンスの両フォーマットで優勝していたりする注目デッキになります。
前回の【アナカラーDOOM】はワンショットコンボでEXWINするものでしたが今回はどうやら違うようです...。
それでは解説に行きましょう!
目次
【アナカラーDOOM】特徴
【アナカラーDOOM】は墓地肥やし&マナ加速を行いながら合間にメタクリーチャーを出し、《超新星DOOM・ドラゲリオン》の着地を目指すデッキです。
このデッキの強みは2つあります。
1つ目は《流星のガイアッシュ・カイザー》。
不意に飛んでくる点が強いのは当たり前ですが、入っているかもしれないというだけで相手のビッグアクションを抑制してくれる可能性があります。
10コスト以上のクリーチャーを軽減する能力がこのデッキとマッチしていて《超新星DOOM・ドラゲリオン》の早期着地だけでなく《キラーザキーナリー》の着地も狙えます。
2つ目はメタがあまり効かない。
《アーテル・ゴルギーニ》や《樹食の超人》のような1枚で一気に墓地を肥やすカードや低コストで複数枚墓地を肥やすカードが多いため墓地リセット系のカードには滅法強いです。
メタクリーチャーも《アーテル・ゴルギーニ》で処理&墓地を肥やすことが出来るので簡単に対処可能!
【アナカラーDOOM】サンプルリスト
今回は超CSで入賞していたものを参考にしたリストを基に解説していきます。
採用カード解説
コンセプトカード
《超新星DOOM・ドラゲリオン》
【 進化クリーチャー(超無限墓地進化) 】
種族 フェニックス / デーモン・コマンド / ドラゴン・ゾンビ / 文明 闇 / パワー12000 / コスト12
■このクリーチャーの進化元クリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■超無限墓地進化:クリーチャーを1体以上自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつ出す。
■T・ブレイカー
■メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚、墓地に置いてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、その選んだクリーチャーのパワーを-9000する。その後、進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
お馴染みになってきた大型踏み倒し進化クリーチャー。
攻撃時に相手クリーチャーを−9000しながらクリーチャーを踏み倒せるので踏み倒しメタクリーチャー1匹なら簡単に越えられるのが強力。
進化元にした墓地のクリーチャーの数だけコストが下がるので、墓地を肥やしながら踏み倒したいクリーチャーをしっかり用意しましょう。
《ハニー=マーガニー/「こっちは甘いぞー」》
【 ツインパクトカード 】
種族 アビスロイヤル / アビスへの誘い / 文明 闇/自然 / パワー2000 / コスト2
種族:アビスロイヤル
■アビスラッシュ:このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる。
────────────呪文────────────
カード名:「こっちは甘いぞー」
文明:自然
コスト:2マナ
種族:アビスへの誘い
■S・トリガー
■自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からクリーチャーを1体手札に加え、残りを墓地に置く。
このデッキを支えてくれている縁の下の力持ち。
主に下の呪文面を使用します。
2コストで手札に好きなクリーチャーを引っ張りながら墓地を2枚肥やせるので、墓地に行ったこのカードを含めて3枚墓地肥やしが出来ます。
S・トリガーが付いている点も優秀で刻んできた相手に対して踏ませると急に《超新星DOOM・ドラゲリオン》が出てくるなんてことも...。
クリーチャー面はアビス・ラッシュを持っている為、フィニッシュターンに打点として重宝することがあります。
《終末縫合王ザ=キラー・キーナリー》
【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / ジュラシック・コマンド・ドラゴン / ドラゴン・ゾンビ / 文明 水/闇/自然 / パワー15000 / コスト10
■EXライフ
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。その選んだクリーチャーを相手の手札へ戻してもよい。その後、その選んだクリーチャーのコスト以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
■相手のクリーチャーが出て、その能力がトリガーする時、かわりにその能力はトリガーしない。
《超新星DOOM・ドラゲリオン》から踏み倒したい大型クリーチャー。
相手のクリーチャーの登場時能力を止める能力が強力で着地させれば相手の行動を縛れます。
EXライフ持ちなのでただでさえ除去しにくいのに《同期の妖精/ド浮きの動悸》が横に立つと本当に退かなくなります。
《アーテル・ゴルギーニ》
【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ディネロ / スーパーカー・ドラゴン / 文明 闇 / パワー6000 / コスト5
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、次の中から2つ選ぶ。(同じものを2回選んでもよい。)
►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。
►自分の山札の上から4枚を墓地に置く。
►コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
■このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。
アナカラー基盤だけでなく最近色んなデッキで活躍している万能クリーチャー。
除去&展開&墓地肥やし&ブロッカー&除去耐性といったように1枚で何役もこなしてくれるスーパーカード。
デッキの性質上、他のアナカラー系よりも墓地肥やしで使うことが多いですが状況をみて能力を使い分けることが重要になってきます。
能力を使う前にしっかり盤面を確認しましょう。
採用候補カード
《龍頭星雲人/零誕祭》
【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / ゼロリスト / 文明 闇 / パワー12000 / コスト10
■自分の墓地にある水または闇のカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、相手は自身の手札を2枚選んで捨てる。
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)
────────────呪文────────────
カード名/零誕祭
文明:闇
コスト:4マナ
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手のクリーチャーを1体破壊する。
クリーチャー面はハンデス。呪文面は確定除去。
クリーチャー面は墓地の水または闇のカードの枚数分コストが下がるのでこのデッキなら容易く場に出せます。
10コスト以上のクリーチャーなので《流星のガイアッシュ・カイザー》の軽減対象でもあります。
急に飛んでくる2枚ハンデスはかなり強力で相手の計算を狂わせます。
《若き大長老アプル》
【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー3000 / コスト2
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■相手のカードは、墓地またはマナゾーンを離れない。
■相手は、墓地またはマナゾーンから呪文を唱えられない。
墓地マナからの踏み倒しを咎めるメタクリーチャー。
【青黒魔道具】のメタとしての採用が今の環境なら考えられますが殿堂後には【青黒魔道具】は居ないと思われるので今ほどこのカードは強くないかもしれません。
ですが、他のデッキに全く刺さらないという訳ではないので十分に採用を検討出来るカードです。
《飛翔竜5000VT》
【 クリーチャー 】
種族 マジック・アウトレイジMAX / 文明 水 / パワー12000 / コスト8
■このクリーチャーの召喚コストを、バトルゾーンにあるクリーチャー1体につき1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■ジャストダイバー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のパワー5000以下のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。次の相手のターン中、相手はパワー5000以下のクリーチャーを出せない。
【赤青マジック】の動きを縛ってくれるクリーチャー。
こちらの《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙ラッキーナンバーこのにあり♪》を越えるためにこのカードを投げられた返しに投げてあげると大量展開が出来なくなるので効果的です。
このデッキのメインの動きを縛ることはないので相手に出されてもそれほど気にしなくて良いです。
回し方
序盤は《ハニー=マーガニー/「こっちは甘いぞー」》や《配球の超人/記録的配球》、《天災デドダム》でマナや墓地を肥やしていきます。
対面によっては《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙ラッキーナンバーここにあり♪》や《奇天烈シャッフ》などのメタクリーチャーを場に出し相手を妨害します。
5マナ域以降は《アーテル・ゴルギーニ》を出して墓地肥やしor盤面除去or展開や《流星のガイアッシュ・カイザー》を出して《超新星DOOM・ドラゲリオン》の着地の準備をします。
準備が出来たら《超新星DOOM・ドラゲリオン》から《終末縫合王ザ=キラー・キーナリー》を出したり、《流星のガイアッシュ・カイザー》の軽減を活かして直接《終末縫合王ザ=キラー・キーナリー》を出したりして、相手をコントロールしてフィニッシュ!
おわりに
いかがだったでしょうか。今回の記事の内容をまとめると、
● 再注目!最新版構築! ●メタがほとんど効かない。 ● 新殿堂の影響もなく、次環境も注目! |
今回はオリジナルフォーマットの方を掘り下げて紹介しましたが導入部分でも触れたようにアドバンスフォーマットでも結果を残しているようです。
次回のDMGPのアドバンスフォーマットで使用するデッキを悩んでるそこのあなた!!
ぜひ組んで回してみてはいかがでしょうか。
オリジナルでは見られないアドバンスならではの動きやコンボが発見出来るかもしれません。
次の環境でも強そうなデッキを他の人よりも先に触れて、新殿堂後の環境をスタートダッシュしましょう。