はじめに
こんばんは、はみるとんです!
今回は毎回お馴染み、プロデュエリストはみるとんが「新弾テーマ全部組む」という記事となっています!
今回はまさかの強化をもらった【マテリアクトル】や【アルカナフォース】、そしてこれまでにも数多くの強化を貰って地盤がしっかりしている中で更に現代遊戯王に適応する強化をもらった【海皇】や【剣闘獣】などなど、既存強化が非常にアツい弾となりました!
早速見ていきましょう!
【マテリアクトル】
ついに強化だああああああああああああ!!!!!
3種類(実質サポート対応は2種類)しかテーマカードが無く、海外先行テーマなのに1弾で終わって来日後も音沙汰が全くなく1年経った意味不明のテーマ【マテリアクトル】がついにまともにテーマデッキとして組める量の新規を貰いました!
【 エクシーズモンスター 】
星 3 / 水 / ドラゴン族 / 攻2000 / 守2000
レベル3モンスター×2体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから、「マテリアクトル」モンスター1体を特殊召喚するか「マテリアクトル」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②:相手がモンスターを召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
このカードがX素材としている、「マテリアクトル」カードを含むカードを2枚まで手札に加える。
自分の墓地に通常モンスターが存在する場合、さらにフィールドのカード1枚を手札に戻す事ができる。
出典:遊戯王公式データベース
3×2を初動とできる新規エクシーズが登場したお陰で、【ゴブリンライダー】をはじめとしたランク3系の様々なテーマと組み合わせやすく、また3×2で展開することで次なるレベル3を追加できるという、ランク4における【斬機】や【スプリガンズ】などのような展開の中継でリソースを膨らませる役割を担う事もでき、テーマ内に妨害がしっかりとあるので純寄りで誘発を積みつつそれを《原質の炉心溶融》で拾いに行く事もできるという非常に器用なテーマとして仕上がりました。
【ARG☆S】
罠モンスターの欠点である後続の続かなさを出たり入ったりするという未知の挙動により解決した面白新規テーマです!
【 効果モンスター 】
星 4 / 地 / 戦士族 / 攻1800 / 守1800
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手ターンに、自分フィールドに永続罠カードが存在する場合、このカードを手札から除外して発動できる。
フィールドのモンスター1体の攻撃力をターン終了時まで0にする。
②:このカードが召喚した場合に発動する。
このターン、自分の永続罠カードの効果の発動に対して相手は効果を発動できない。
③:フィールドのこのカードを除外して発動できる。
手札・デッキから「ARG☆S」永続罠カードを2枚まで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く(同名カードは1枚まで)。
出典:遊戯王公式データベース
《M.X-セイバー インヴォーカー》から《ARG☆S-栄冠のアドラ》を出す事によって《苦紋様の土像》を構えながら《ARG☆S-紫電のテュデル》と《ARG☆S-飛燕のカパネ》で2回の除去を飛ばしつつ《ARG☆S-HomeStadium》による4回の無効、《影法師トップハットヘア》による魔法罠除去で合計7回盤面に触る事が出来るという驚異の妨害数を誇る盤面を作る事が出来ます。
罠モンスター主体なおかげで誘発を撃たれても素引きの妨害を構えやすく、展開デッキとはまた違った強みのあるデッキとして様々なアイデンティティを持つ面白いデッキです。
【剣闘獣】
「バトルフェイズ2」という異次元の戦闘性能を得て更に独自の強みを得た剣闘獣です!
【 融合モンスター 】
星 12 / 闇 / 獣族 / 攻3700 / 守2600
「剣闘獣」モンスター×5
自分のフィールド・墓地の上記のカードをデッキ・EXデッキに戻した場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードが上記の方法で特殊召喚した場合に発動できる。
次の自分バトルフェイズを2回行う事ができる。
(2):1ターンに1度、相手がモンスターの効果を発動した場合、
発動したターンによって以下の効果を発動できる。
●自分ターン:デッキから「剣闘獣」モンスター1体を特殊召喚する。
●相手ターン:EXデッキからレベル11以下の「剣闘獣」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
元々《スレイブパンサー》の登場により先行展開ができるようにはなっていたのですが、最終盤面に【剣闘獣】関連の妨害を構えていくのは苦手だったため、シンプルにリンク数を伸ばして《召命の神弓-アポロウーサ》などを出すしかなく、初動条件も《レスキューラビット》などのごく一部からしか動けないため先攻の安定感の非常に低いテーマでしたが、《剣闘獣の闘技場-フラヴィス》で《剣闘獣の戦車》などを構えつつ《剣闘獣クラウディウス》からの《剣闘獣ヘラクレイノス》や《剣闘獣ドミティアノス》で十分な先攻展開を構えられるようになったことで、戦闘に入ってアドを取らないと話にならないことで先手でやることがなかった初期に比べて相当テーマデッキとしての完成度が高くなりました。
一方、戦闘を介するテーマ独自の強みという部分も《剣闘獣クラウディウス》からの2回のバトルフェイズで圧倒的な打点を叩きこむことで満たしており、他のテーマにない独自の強みをしっかり残した素晴らしい強化となっています。
【E-HERO】
【HERO】の中でも特に種類が少なく先攻の妨害など攻め手に欠けていた【E-HERO】が展開力を超絶強化され様々な独自の強みを得ました。
【 通常魔法 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札を1枚捨てて発動できる。
デッキからレベル4以下の「E-HERO」モンスター1体を選び、手札に加えるか特殊召喚する。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は「HERO」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
②:このターンに墓地へ送られていないこのカードを墓地から除外して発動できる。
自分の墓地から「ダーク・フュージョン」1枚を手札に加える。
出典:遊戯王公式データベース
《ヒーローアライブ》のような感覚で展開札として使える《イービル・アサルト》が《E-HERO アダスター・ゴールド》でサーチできるので6枚積めたり、展開後に自身を出しながら2ドローできる《E-HERO トキシック・バブル》などシンプルに書いてある事がめちゃくちゃ強いカードが沢山追加されました。
《E-HERO デス・プリズン》によって他の【HERO】へのアクセスも容易になったことで【HERO】の括りでも活躍が期待できるテーマとなり、構築の幅も非常に広がりました。
【SR】
《SRクラッカーネル》のお陰で既存の展開にプラスアルファで追加できる妨害を用意できるようなりました!
【 ペンデュラムモンスター 】
星 2 / 風 / 機械族 / 攻200 / 守1800
【Pスケール:青8/赤8】
このカード名のP効果は1ターン1度しか使用できない。
①:自分の墓地から「スピードロイド」カード1枚を除外して発動できる。
デッキから「スピードロイド」Pモンスター1体を自分のPゾーンに置く。
このターン、自分は風属性モンスターしか特殊召喚できない。
【モンスター効果】
このカード名の①②のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「SRクラッカーネル」1体をチューナー扱いで特殊召喚する。
②:このカードがEXデッキに表側で存在する状態で、自分の「クリアウィング」モンスターが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
このカードを除外し、そのモンスターの攻撃力を700アップする。
出典:遊戯王公式データベース
手札に【SR】をサーチする事が出来る状況で今までは《SRベイゴマックス》以外だと単に手札から特殊召喚して1枚分足すだけの役割しかないカードが多く、あまりサーチが手数に反映されづらかったのですが、《SRクラッカーネル》からの《SRウィング・シンクロン》によってそのままシンクロモンスターに繋がる動きで展開の多様性が非常に上がりました。
【白き森】
《白き森の聖徒リゼット》の登場で【白き森】の動きから【罪宝】に繋がるようになり、それにより【アザミナ】や【ディアベルスター】などに派生したりテーマ間の繋がりが各段に強くなりました。
【 効果モンスター 】
星 2 / 光 / 幻想魔族 / 攻0 / 守0
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札のこのカードを相手に見せて発動できる。
手札から「白き森」モンスターか「アザミナ」モンスター1体を特殊召喚する。
②:自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、「アザミナ」融合モンスター1体を融合召喚する。
③:このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「罪宝」カード1枚を手札に加える。
出典:遊戯王公式データベース
自身を特殊召喚して融合やシンクロに繋げるだけで雑に召喚権に誘発を貰った際の乗り越え手段としても機能するため、上記の複合のしやすさによってそれぞれのテーマの持つ貫通札での貫通がしやすくなったのも加えて非常に展開力のあるテーマとなりました。
【原石】
【 効果モンスター 】
星 4 / 地 / ドラゴン族 / 攻1600 / 守0
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚した場合に発動できる。
デッキから「原石」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
②:このカードをリリースして発動できる。
デッキから通常モンスター1体を墓地へ送る。
③:自分スタンバイフェイズに、自分フィールドか墓地に通常モンスターが存在する場合に発動できる。
墓地のこのカードを手札に加える。
出典:遊戯王公式データベース
元々展開の補助として汎用性の高い出張ギミックだった【原石】がサーチ手段である《原石竜アナザー・ベリル》を得たことで更に安定するようになり、【デモンスミス】ギミックの強化もあり展開後のリターンも向上しました。
【アルカナフォース】
【 融合モンスター 】
星 10 / 光 / 天使族 / 攻3300 / 守3300
カード名が異なる「アルカナフォース」モンスター×3
自分・相手フィールドの上記のカードを墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
①:このカードが特殊召喚した場合に発動する。
コイントスを1回行い、その裏表によって以下の効果を適用する。
●表:レベル10の「アルカナフォース」モンスター1体を召喚条件を無視して手札・デッキから特殊召喚する。
●裏:コイントスを行う効果を持つカード1枚をデッキから手札に加える。
②:「光の結界」がフィールドゾーンに存在する限り、相手はフィールドのモンスターの効果を発動できない。
出典:遊戯王公式データベース
《アルカナフォースXIX-THE SUN》からの《アルカナフォースEX-THE CHAOS RULER》の展開を行う事によって、《光の波動》1枚から確定で《アルカナフォースXXI-THE WORLD》に繋がるようになりました。
これは実質「《アルカナフォースXIX-THE SUN》+《アルカナフォースXV-THE DEVIL》を揃える」という始動条件からも行えるため、《デスペラード・リボルバー・ドラゴン》を2回墓地へ送る事でも達成でき、召喚権もコンボ以外に使って良いことから《スクラップ・リサイクラー》による【スクラップ】展開から1枚初動でターンスキップまで到達できるようになりました。
《機械仕掛けの騎士》の存在により《スクラップ・リサイクラー》に妨害をもらった際の貫通も非常にしやすくなったため、ギミック自体も強化されています。
【天威】
【相剣】のサブギミックや通常モンスター関連のサポートとして添え物で使われがちだった【天威】ですが、ついに展開と妨害を兼ね備えた強力なシンクロモンスターが登場したことで【天威】中心に構築できるようになりました!
【 チューナーモンスター 】
星 4 / 光 / 幻竜族 / 攻1000 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:幻竜族モンスターか、効果モンスター以外の表側表示モンスターが自分フィールドに存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが幻竜族SモンスターのS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
EXデッキから「天威」Lモンスター1体を特殊召喚する。
その後、自分はこの効果で特殊召喚したモンスターのリンクマーカーの数×1000LPを失う。
この効果で特殊召喚したモンスターはL素材にできない。
出典:遊戯王公式データベース
天威が中心に据えづらかった理由として今までは【天威】モンスターを場に並べても出来る事が特に妨害やデッキからのアクセスに繋がらない【天威】リンクモンスターを並べる事だけだったのが、《天威龍-スールヤ》からの《天威龍-ムーラ・アーダラ》によって《天威無窮の境地》を経由して幻竜族へとつなげる事が出来るようになったため、【天威】側がギミックの始動要因としてここだけ引いてもうれしい役割を担う事が出来るようになりました。
【メタル化】
《鋼炎の剣士》の追加でシンプルに《鋼鉄の幻想師》へのアクセスが増えて安定した他、【デモンスミス】ギミックが強くなった事で《鋼鉄の幻想師》が単体でサーチを行いながら光・悪魔になれる利点を生かして展開を行いつつ最終盤面に出たモンスターを変換して《メタル化・強化反射装甲》による妨害を構えるという動きが狙いやすくなりました。
【 効果モンスター 】
星 6 / 炎 / 機械族 / 攻2500 / 守1600
このカードは通常召喚できず、レベル5以上の戦士族モンスターをリリースして発動した「メタル化・強化反射装甲」の効果で特殊召喚できる。
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:手札のこのカードを相手に見せて発動できる。
「鋼炎の剣士」以外の「メタル化・強化反射装甲」のカード名が記されたカード1枚をデッキから手札に加え、このカードをデッキに戻す。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手が効果を発動する度に、このカードの攻撃力は300アップし、相手に500ダメージを与える。
出典:遊戯王公式データベース
また出す先としても《鋼炎の剣士》は非常に優秀で、ライフを直接取りに行く事で手数による後手捲りを否定する事が出来、《刻まれし魔ラクリモーサ》のバーンも含めてかなり相手のライフに圧をかけられるようになりました。
【海皇水精鱗】
【 効果モンスター 】
星 7 / 水 / 海竜族 / 攻2800 / 守1600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の手札・フィールド(表側表示)から他の水属性モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが召喚・特殊召喚した場合、デッキから「海皇」モンスターか「水精鱗」モンスター1体を墓地へ送り、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に戻す。
③:自分フィールドに「轟海皇 ポセイドラ」以外のモンスターが存在する限り、相手モンスターはこのカードを攻撃対象に選択できない。
出典:遊戯王公式データベース
《轟海皇 ポセイドラ》が登場した事で、《海皇精 アビスライン》から出して強いモンスターが増えたことで、《海皇精 アビスライン》に繋がる《水精鱗-ディニクアビス》および《水精鱗-アビスパイク》のバリューが上がることになるため、既存の初動カード達のバリューが全体的にめちゃくちゃ高くなりました。
さらに《轟海皇 ポセイドラ》は墓地肥やしをしながら除去を行う事が出来るため、同じく追加された《海皇精 アビストリーテ》からの蘇生先を用意する事も出来、《海皇精 アビスライン》からの展開がかなり綺麗に二回りぐらい強くなる正統進化といった感じの強化を貰いました。
リソース回復の《アビスチーム》が《海皇精 アビストリーテ》からついでに持ってこれるのも無駄がなく、全体的に足りない部分の補強が行われ、特定のカードへの依存度が低い器用なテーマとなりました。
おわりに
今回は新テーマも既存テーマの強化も単に先攻で妨害効果持ちを並べるというだけではなくそのテーマの特性を活かした独自性のある動きをするものばかりで非常に面白いものが多かったです!
【デモンスミス】や【原石】【マテリアクトル】などは汎用的な展開手段として出張で輝く性能も持っているので、今回直接強化されなかったデッキも強くなっているものが沢山あると思うので、是非皆さんも自分のデッキに合ったカードを探してみてください!
それでは最後まで読んで頂きありがとうございました!