というわけでこんにちは、神結です。
殿堂発表が日に日に近付いてきています。
殿堂というと以前北白河さんが「殿堂予想とか~~~~どうせ決まったもの受け入れるしかないし~~~~オレらに見えない情報もあるのに~~~~そういうのだっせ~~~~~」(超絶誇張)と言っているのをみたので、ちょっとこのテーマを取り扱うこと自体が恐縮ではあるのですが。
とはいえ、全国大会へ向けたランキングも終わり、本番を控えるこのタイミングで取り扱うのが自然ということもあり、やはり触れておきたい話題です。
ですがせっかくなので、今回は趣向を変えてアドバンス担当らしく「アドバンス専用カードの殿堂・プレ殿解除ができるのかどうか」について、個人的な意見を書いていこうと思います。
ちなみに既に待機所?は出来ていますので、カウントダウンをしたい人はぜひ。
対象カード
・アドバンスでしか使用できないカード(サイキッククリーチャーやドラグハート、GRクリーチャーなど)
・アドバンスじゃないとフルスペックを発揮出来ないため、オリジナルでは出番のないカード(GR召喚をするカードなど)
ちなみに《熱き侵略 レッドゾーンZ》はかなり微妙なラインではありますが、アド専ってカードでもないので今回は対象外とします。
評価基準
環境がぶっ壊れないかどうか
以上。
解除に関する所感
《邪帝斧 ボアロアックス》
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(殿堂カード) 【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 自然 / コスト4
■このウエポンをバトルゾーンに出した時またはこれを装備したクリーチャーが攻撃する時、自然のコスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■龍解:自分のターンの終わりに、バトルゾーンにある自分のクリーチャーのコストの合計が20以上であれば、このドラグハートをフォートレス側に裏返してもよい。(ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、ドラグハートまたはそれを装備したクリーチャーがバトルゾーンを離れた場合、そこに戻す)
────────────龍解後────────────
カード名:邪帝遺跡 ボアロパゴス
カードの種類:ドラグハート・フォートレス
文明:自然
コスト:7マナ
マナ:-
■クリーチャーを自分の手札から召喚した時、自然のコスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■龍解:自分のターンのはじめに、バトルゾーンにある自分のクリーチャーのコストの合計が30以上であれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。
────────────龍解後────────────
カード名:我臥牙 ヴェロキボアロス
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:自然
種族:ジュラシック・コマンド・ドラゴン
パワー:15000
コスト:10マナ
マナ:-
■自分の手札からクリーチャーを召喚した時、またはこのクリーチャーが攻撃する時、自然のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
解除可能ランク:A
解除実現ランク:C
現使用デッキ:自然単イミッシュ、5cモルトなど
長く愛され続ける緑ドラグナーたちのお家も、今年で10年。読みは「イビルトマホーク」です。
緑ドラグハートの代表とも言えるような1本でしたが、コロナ以降は《最終龍覇 ロージア》やら《最終龍覇 グレンモルト》に強奪されている日々が続いていました。サソリス、デッドマンより邪悪なのはコイツらやぞ。
そんなわけで当時は需要も高く、2022年~2023年頃は「プレミアム殿堂入り」の候補にも上がってきたカードです。しかし神アートに収録されたこともあり、一旦「ボアロプレ殿論争?」は決着がついた?と言っていいでしょう。
そんなボアロですが、最近のドラゴンデッキでは中々活躍の場が訪れていません。《夢双龍覇 モルトDREAM》が次元枠を独占してしまうこともあり、
代わりといってはなんですが、現在では緑ドラグナーである《龍覇少女隊ハラグロX》の元に返却されて、もっぱら《イミッシュ・イツァヤナ》様に勝利を捧げることになっております。
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【 進化クリーチャー 】
種族 ミステリー・トーテム / ツォルキン / 文明 自然 / パワー12000 / コスト5
■進化:自然のクリーチャー1体の上に置く。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札をシャッフルする。その後、山札の上から1枚目を表向きにする。それが進化でないクリーチャーなら出す。そうでなければ、マナゾーンに置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、自分のミステリー・トーテム・クリーチャー1体につき、そのクリーチャーが出た時にトリガーする能力を1つ使ってもよい。
このデッキはデッキそのものがイミッシュ様に全てを捧げるような構造をしており、最終的にはデッキの中身を全部盤面に吐いて勝ちます。
そして《イミッシュ・イツァヤナ》にアクセスするカードとして《龍覇少女隊ハラグロX》が重宝されており、《龍覇少女隊ハラグロX》→《邪帝斧 ボアロアックス》→《イミッシュ・イツァヤナ》のルートが基本的なデッキの狙いになります。
しかしこのデッキは《イミッシュ・イツァヤナ》で捲れた2枚目以降の《龍覇少女隊ハラグロX》が弱く、そこでチェインが止まるという問題点があります。
まぁそれはそれで味ではあるのですが、せっかく《とこしえの超人》のようなメタカードを突破した上で、
そもそも《邪帝斧 ボアロアックス》が2本になることで決定的にゲームに違いが生まれるかと言えばそうではなく、もし何かがダメな場合はそれは《邪帝斧 ボアロアックス》という存在自体がダメということになります。
また《邪帝斧 ボアロアックス》が複数あることで《とこしえの超人》のようなメタカードを突破しやすくなるかというと、別にそういう話でもないので……。
そういった意味でも、現状《邪帝斧 ボアロアックス》については殿堂解除してもよさそうに感じています。
ただまぁ、現実的な視点で行くと非常に再録しづらい3D龍解のカードを解除するかというとかなり微妙といいますか……。
もしされた場合は、イミッシュ使いが祭壇に凄まじい金額を捧げることになりそうです。
《ヴォルグ・サンダー》
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(プレミアム殿堂カード) 【 サイキック・クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / ハンター / 文明 闇 / パワー7000 / コスト6
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、プレイヤーを一人選ぶ。そのプレイヤーは、自身の山札の上から、クリーチャーが2体出るまでカードを墓地に置く。
W・ブレイカー(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自分の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
────────────覚醒後────────────
カード名:雷獣ヴォルグ・ティーガー
カードの種類:
文明:闇
種族:デーモン・コマンド/ハンター
パワー:11000
コスト:12マナ
マナ:-
このクリーチャーが攻撃する時、相手の手札を見ないで1枚選び、捨てさせる。その後、その捨てたカードよりコストが小さいクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
リンク解除(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、そのサイキック・セルのいずれか1枚を選んで超次元ゾーンに戻し、残りのカードを裏返す)
※覚醒リンクするために必要なカード(ヴォルグ・サンダー/サンダー・ティーガー)
※プレミアム殿堂カード
解除可能ランク:S
解除実現ランク:E
使う分には何ら問題のないカードです。ごく普通のカードですし、帰って来たとかそもそも使われるかすら怪しいでしょうし、環境的な影響はなさそうだとみていいです。
お馴染み《復活の祈禱師ザビ・ミラ》による複数枚同時投下フィニッシュにしても、現在は《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》という完成したら勝ちのカードが存在しているため、正直誤差だと思います。
しかしその上で、殿堂解除が実現する可能性は限りなく低いでしょうか。《呪紋の化身》が帰ってこないのに近しいような気がします。
やっぱり、初心者に優しくないですよ。
アドバンスならよくね?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそうではなく、カジュアルイベントは「持っているカードを使いたい」というニーズに合わせるため、むしろアドバンスで開催されることも多いのです。
かつては「超次元呪文のみデッキ」のような歪みを是正する側だった存在でしたが、気付けば自身が歪みとなってしまったというなんとも皮肉な1枚ですが。
まぁ、既に役割を終えた感はあります。ゆっくりしててください。
《BAKUOOON・ミッツァイル》
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(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / ワンダフォース / 文明 火 / パワー9000 / コスト9
■このクリーチャーを召喚する時、自分のクリーチャーを好きな数破壊してもよい。こうして破壊したクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にならない。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このクリーチャーを召喚する時に破壊されたクリーチャー1体につき、GR召喚する。
■自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
解除可能ランク:D
解除実現ランク:D
現使用デッキ:火光水BAKUONSOOO
GR召喚の総大将的な1枚です。
ちょっと前までは「まぁ《BAKUOOON・ミッツァイル》強いけどいいかな~~~」とか思っていたんですが、《頂上混成 BAKUONSOOO8th》との組み合わせで洒落にならないことがわかってきました。
というのもメタクリーチャーを展開していくラッカ(火光水)カラーとの相性がよく、彼らを元手にしてGR召喚しやすいんですよね。
そして《ジェイ-SHOCKER》に辿り着けばクリーチャートリガーのケアが出来ますので、実質的な単騎連射の2枚目としてカウントされています。
《BAKUOOON・ミッツァイル》と《頂上混成 BAKUONSOOO8th》が並び立つなんて場面もありますし、《頂上混成 BAKUONSOOO8th》がないときの打点の補完としても優秀なので、現状の強さを鑑みても、《BAKUOOON・ミッツァイル》の解除は非常に危険であると感じています。
《爆熱剣 バトライ刃》
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(プレミアム殿堂カード) 【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 火 / コスト3
■これを装備したクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。それが進化でないドラゴンか進化でないヒューマノイドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら山札の一番下に置く。
■これを装備したクリーチャーは攻撃されない。
■龍解:自分のターンの終わりに、そのターン、ドラゴンをバトルゾーンに出していれば、ターンの終わりにこのカードをフォートレス側に裏返してもよい。
────────────龍解後────────────
カード名:爆熱天守 バトライ閣
カードの種類:ドラグハート・フォートレス
文明:火
コスト:5マナ
マナ:-
■自分の火のドラゴンまたは火のヒューマノイドが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。それが進化ではないドラゴンまたは進化ではないヒューマノイドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら、自分の山札の一番下に置く。
■龍解:自分のターン中、ドラゴンをバトルゾーンに出した時、それがそのターンに出す最初のドラゴンでなければ、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。
────────────龍解後────────────
カード名:爆熱DX バトライ武神
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:火
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン
パワー:12000
コスト:8マナ
マナ:-
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中の進化ではないドラゴンと進化ではないヒューマノイドをすべてバトルゾーンに出す。こうして見せたカードが3枚ともドラゴンであれば、そのターン、バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。その後、残りのカードを好きな順序で自分の山札の一番下に戻す。
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
■龍回避―このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりにフォートレス側に裏返す。
※プレミアム殿堂カード
解除可能ランク:B
解除実現ランク:C
現状の《夢双龍覇 モルトDREAM》を軸とするデッキで、《爆熱剣 バトライ刃》は必ずしも確定枠ではないかもしれません。
閣ループがない以上、《爆熱剣 バトライ刃》でしか出来ないことがそんなに多くないからです。
だから実はワンチャン帰ってくるんじゃないかと思ったりもするんですが……。
あ、でも「アドバンスならぶっ壊していいから《爆熱剣 バトライ刃》返そう」みたいなのはちょっと反対で。
個人的に開発がどう考えているかは不明ですが、アドバンスは外部ゾーンを使ってゲームをするデュエル・マスターズであり、別に何になんでもありのレギュレーションと解釈している訳ではなくてですね。
まぁ「めっちゃダム作ったら面白いしあの村潰そうぜ」って言われても、住んでる人たちは当然反対するからな……。
《マリゴルドⅢ》
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(プレミアム殿堂カード) 【 GRクリーチャー 】
種族 グランセクト / デリートロン / 文明 自然 / パワー3000 / コスト4
■マナドライブ6(自然):このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンのカードが6枚以上で自然文明があれば、コスト5以下の進化ではないクリーチャー1体またはコスト5以下のオーラ1枚を、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。 (ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
※プレミアム殿堂カード
解除可能ランク:D
解除実現ランク:D
マナドライブGR代表みたいな奴です。
そしていまなお汎用的かつ強力な能力を有しています。
具体的に何と組み合わせてどうという話ではないのですが、いまデッキを作っていても「あ~~~~~マナゾーンからコスト5以下のクリーチャーを出せるようなGRクリーチャーがいたらなぁ~~~~~」とか思うことが多々あるので、本当にダメなんだと思います。
《MEGATOON・ドッカンデイヤー》
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(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / ワンダフォース / 文明 火 / パワー5000 / コスト5
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札をすべて捨てる。
■自分の手札を1枚捨てた時、GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)
解除可能ランク:A
解除実現ランク:B
現使用デッキ:特になし
《BAKUOOON・ミッツァイル》亡き後のGR召喚を支えた1枚です。
ドローで稼いだリソースを直接盤面に変換出来るという、かなり珍しいカードでもあります。
4cデイヤーでの活躍もあって殿堂して以降も【水魔導具】のサブフィニッシャーや【4c邪王門】の当たり枠としてちょくちょく採用されているケースはありましたが、現状ではそこまでの活躍はありません。
まぁどうしてもGRクリーチャー自体で直接勝つというゲームが減ってしまった結果、《MEGATOON・ドッカンデイヤー》を使う理由がなくなってしまっているというのはあるでしょう。
リソースを稼ぐなら《“魔神轟怒”万軍投》で済みますからね。
手札を盤面に変換出来る能力自体はかなり貴重でありますが、それを活かせる場面は限定的であり、特にプレ殿のGR2種を解除しないなら、《MEGATOON・ドッカンデイヤー》自身は返しちゃっても問題ないかなぁと感じています。
《ヨミジ 丁-二式》
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(プレミアム殿堂カード) 【 GRクリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / デリートロン / 文明 闇 / パワー2000 / コスト4
■マナドライブ7(闇):このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンのカードが7枚以上で闇文明があれば、このクリーチャーを破壊してもよい。そうしたら、このクリーチャーの◇能力を使う。
◇コスト8以下の進化ではないクリーチャー1体またはコスト8以下のオーラを1枚、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
※プレミアム殿堂カード
解除可能ランク:C
解除実現ランク:B
様々な伝説を持つ超天篇の最強GRクリーチャーの1つです。シールド戦でループとか、たぶんこの先ないと思うんだよな。
マナドライブ自体は7とそれなりに重く、昨今のような3キルはないでしょうか。ですが、ブースト《ヨビニオン・マルル》からの《“魔神轟怒”万軍投》で綺麗に繋がるので、4キル率はそれなりにありそうです。
そしてドライブが達成された状態で着地したら、勝つカードではあるでしょう。
勿論《とこしえの超人》などのメタクリーチャーはありますが、突破できないカードではないです。
《ヨミジ 丁-二式》→《復活の祈祷師ザビ・ミラ》→《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》とかいうアドバンス夢のコンボとかしてみたくはあります。
アドバンスのゲームレンジを考えると、戻ってきて環境に影響自体は与えそうですが、環境を大きく変えるかは案外微妙な気がします。年月を経て、ギリギリラインの内側に戻ってきたかなぁという印象を持っています。
というわけで、アドバンス専用カードの評価以上ですが、最後に実質アドバンス用カードたちにオマケを付けておきます。
オマケ 《零龍》キッズたち
《怨念怪人ギャスカ》
現環境なら最強クラスのお馬鹿。《死神覇王 ブラックXENARCH》健在で解除されたら絶対に使う。
《暗黒鎧 ザロスト》
コスト支払わずに4コストのクリーチャー1体を供給できるお馬鹿。《影邪盗霊》が登場した今、帰ってきたら流石に熱すぎるカードだけど、故に無理でしょう。
《暗黒鎧 ダースシスK》
自分のクリーチャーを自壊するのはもちろん、4枚あれば何故か展開まで出来る。普通に打点。だからコストは支払わなきゃダメなんだって。
というわけで、新殿堂の発表は2/28。皆さん、楽しみに待ちましょう。
それでは、また。