目次
最強デッキ紹介について
この記事では、デュエル・マスターズの2ブロック環境で流行しているデッキをTier(ティアー)ごとに分けて紹介します。
今のDMの2ブロック構築の環境のガチデッキを知りたい方にオススメです。
毎月の環境変化に合わせてこちらの記事は更新されます。
(※執筆日 2019年11月13日)
Tier(ティアー)とは
ここでの「Tier」の定義は、「環境での流行度」を表すものとします。
Tier1~3のそれぞれの詳細な説明は、以下の通りです。
Tier1
いわゆる「環境トップ」。
デッキの完成度、デッキパワーが高い場合が多く、使用率や大会入賞率が高い傾向にあり、環境の中心となっているデッキ群を表します。
Tier1のデッキが環境の基準となることが多く、ここに属するデッキ群を中心に環境が回ります。
カードプールが限定されている2ブロック環境では、より殿堂構築に近い構築ができるデッキがTier1に位置づけられる傾向にあります。また環境内のデッキの種類が相対的に少なくなるため、Tier1のデッキの使用率が高いのが特徴です。
Tier2
いわゆる「準環境トップ」。
デッキパワーは申し分ないが、Tier1のデッキとの相性が悪かったり、安定性が欠ける等の理由で使用率が低くなっているデッキ群です。
環境の変化により、Tier1~Tier3を行き来する場合が多いです。
また、Tier1のデッキに比べて特定のカードで対策がしやすい傾向があります。
2ブロック環境においては、「殿堂構築で採用されているカードが欠けて若干デッキパワーが下がっている」デッキがTier2に位置づけられる傾向にあります。
Tier3
いわゆる「中堅デッキ」。
Tier1、2に比べてデッキの完成度やデッキパワーが低く、相対的な入賞率や使用率が低いデッキ群を表します。
新カードの発売で新たに誕生したデッキタイプが属する場合が多いです。
2ブロック環境においては、Tier1のデッキに歯が立たない場合が多く、これらのデッキ群への対策は見送られるケースが多いです。
2019年10月 最強デッキ紹介
Tier1
Tier1①【シータ(4C)ミッツァイル】
殿堂環境と変わらない出力を発揮する、GRクリーチャーを使いこなすミッドレンジデッキ
『零誕!魔神おこせジョルネード1059‼︎』に収録された、《天啓 CX-20》や《マリゴルドⅢ》等の各種マナドライブ持ちGRクリーチャーの登場により台頭したデッキタイプ。
中コスト帯の動きが《DROROOON・バックラスター》、《知識と流転と時空の決断》、《kβバライフ》、《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》等と非常に豊富で、6マナに到達した後は「マナドライブ6」が起動するため各種GRクリーチャーのバリューが跳ね上がります。
《マリゴルドⅢ》や《ダダダチッコ・ダッチー》からクリーチャーを連鎖的に展開し、《BAKUOOON・ミッツァイル》から更に連鎖。最終的には《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」 》を絡めて、相手の反撃を許さずにフィニッシュします。
《超GRチャージャー》、《バングリッドX7》《グレープ・ダール》、《エモG》等のジョーカーズを多めに採用してジョーカーズシナジーを意識した構築も登場しています。
シータカラーをデッキの基盤としていますが、光文明を採用した4Cタイプも多く見受けられます。
【シータミッツァイル】は殿堂構築でもTier1として大活躍中。
殿堂構築とほぼ同じ構築で2ブロック構築ができるため、デッキパワーが他のデッキタイプと比べて高いのが魅力です。採用カードもバラけているため、対戦相手からすればどのカードに対応すればよいのか読むことが難しいデッキです。
【シータミッツァイル】のサンプルデッキリスト
【シータミッツァイル】の詳しい解説
【シータミッツァイル】デッキの全てがわかるガチ解説
※殿堂構築の内容となっております。基本の動きの確認にご利用ください。
Tier1②【赤青ジョーカーズミッツァイル】
対策必須!最速3ターン目にゲームが終わる理不尽デッキ
『必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック』に収録された《 “魔神轟怒”万軍投 》の登場によって登場したデッキタイプ。
序盤は《トムのゼリー》等の軽量ジョーカーズを展開。その後《ザババン・ジョーカーズ》等のルーター呪文を使い手札を捨て、軽減コストで《 “魔神轟怒”万軍投 》をプレイ。複数のジョーカーズGRクリーチャーを一気に展開し《夢のジョー星》を撃ち、《BAKUOOON・ミッツァイル》へと繋げます。
その後は《パッパラパーリ騎士》や《ゴッド・ガヨンダム》を複数回使ってリソースを伸ばし、《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」 》や《次元の嵐 スコーラー》を絡めてフィニッシュします。
最近では《ザパンプ》が登場するなど、3キルルートにバリエーションが増えました。
殿堂環境と異なりリソース確保手段である《海底鬼面城》やお手軽フィニッシュである《ジョジョジョ・マキシマム》は採用できませんが、いずれも《スッポンジトム》や《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」 》で代替可能です。
殿堂環境とほぼ変わらない構築で高いデッキパワーを発揮でき、理不尽な動きを押し付けて勝利できるのが魅力のデッキです。
【赤青ジョーカーズミッツァイル】のサンプルデッキリスト
【赤青ジョーカーズミッツァイル】の詳しい解説
【赤青ジョーカーズミッツァイル】デッキの全てがわかるガチ解説
※殿堂構築の内容となっております。基本の動きの確認にご利用ください。
Tier2
Tier2①【赤単B-我ライザ】
圧倒的瞬発力&展開力を持つコンボ×ビートダウンデッキ
『超決戦!バラギアラ!!無敵オラオラ輪廻∞』に収録された《龍星装者 “B-我”ライザ》を中心としたデッキタイプ。
序盤は《一番隊 チュチュリス》や《こたつむり》のような軽量ビートジョッキーを展開します。
手札が減ったら攻撃のチャンス!《ダチッコ・チュリス》の軽減効果や《"必駆"蛮触礼亞》 を使用して《龍星装者 “B-我”ライザ》をバトルゾーンに出します。 この時には 《龍星装者 “B-我”ライザ》 の能力を発動するために手札が1枚以下になるよう調整しましょう。
条件を満たしたら後はアタックするだけ。《龍星装者 “B-我”ライザ》の効果で各種ビートジョッキーを連鎖させましょう。この時に《BUNBUN・ヴァイカー》が出るとGRクリーチャーも同時に展開できるため完全にフィーバー状態です。あなたのバトルゾーンにはいつの間にかクリーチャーが溢れかえっているでしょう。
何もない状態からでも《龍星装者 “B-我”ライザ》1枚で捲れる可能性を秘めているのが魅力のデッキです。
【赤単B-我ライザ】のサンプルデッキリスト
Tier2②【青黒ハンデス】
豊富なハンデス呪文と封殺呪文で相手を縛るコントロールデッキ
闇文明の基本戦略である手札破壊(ハンデス)呪文を中心としたデッキタイプ。
序盤は《ゲオルグ・バーボシュタイン/ゴースト・タッチ》、《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》や《ブレイン・タッチ》といった各種ハンデス呪文を使って相手の動きを鈍らせます。
中盤は《Wave ウェイブ》で墓地の呪文を再利用し、GRクリーチャーを展開しましょう。この時に相手の手札を枯らして相手の反撃の芽を摘んだり、《「本日のラッキーナンバー!」》で相手の行動を制限しましょう。
バトルゾーンに十分な数のクリーチャーが並んだら、ここでも《「本日のラッキーナンバー!」》を使用してのシールドトリガーを封じつつ攻撃しましょう。
このデッキにおいて《「本日のラッキーナンバー!」》は序盤~終盤まで使用する重要なカードです。このカードを上手く使うことを意識して立ち回りましょう。
型にはまれば相手に何もさせずに一方的に勝利することができるのが魅力のデッキです。
【青黒ハンデス】のサンプルデッキリスト
【青黒ハンデス】の詳しい解説
【青黒ハンデス】デッキの全てがわかるガチ解説
※殿堂構築の内容となっております。基本の動きの確認にご利用ください。
Tier2③【青緑ジョラゴンジョーカーズ】
その強さは折り紙付き!絶えず進化する主人公デッキ
『零誕!魔神おこせジョルネード1059‼︎』で水文明のジョーカーズが追加され強化されたデッキタイプ。
《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》 の登場で防御力、中盤の展開力が飛躍的に向上しました。《ジョリー・ザ・ジョルネード》はバトルゾーンにジョーカーズを残すことを許さず、今まで【ジョラゴンジョーカーズ】というデッキタイプがうまく扱えなかった《ゴッド・ガヨンダム》等の各種GRクリーチャーを活躍させるクリーチャーです。
最強の突破力とロック力を持つ《アイアン・マンハッタン》の破壊力は健在で、環境的な通りも良いです。
最近では《ジョラゴン・オーバーロード》という序盤~終盤まで使える新たな初動を獲得しました。
デッキパワーは高いですが、最新弾で登場した《全能ゼンノー》への回答が限られていることや、Tier1の【赤青ジョーカーズミッツァイル】に対する防御が脆いことからTier2に落ち着いています。
【青緑ジョラゴンジョーカーズ】のサンプルデッキリスト
【青緑ジョラゴンジョーカーズ】の詳しい解説
【青緑ジョラゴンジョーカーズ】デッキの全てがわかるガチ解説
※殿堂構築の内容となっております。基本の動きの確認にご利用ください。
Tier2④【赤白ミッツァイル】
対処困難なメタクリーチャーとGRクリーチャーによるビートダウンデッキ
光文明の強力メタカードと火文明の突破力の高いカードを融合させたデッキタイプ。
2ターン目は《音奏 プーンギ》や《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》等の光文明メタクリーチャーで妨害+展開をします。
3ターン目は《音奏 アサラト》や《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》+《KAMASE-BURN!》等でGRクリーチャーを展開します。
4ターン目は《MANGANO-CASTLE!》や《BAKUOOON・ミッツァイル》から打点を並べ、フィニッシュします。
《DROROOON・バックラスター》を採用することで展開力とバトルゾーンの制圧力を高めることも出来ます。
殿堂構築では主流の《超次元 サプライズ・ホール》が採用できない為、呪文を封じる力は弱まってしまっていますが、それでもデッキ基盤は健在であるため強力なデッキであることは間違いありません。
【赤白ミッツァイル】のサンプルデッキリスト
Tier2⑤【青魔導具】
豊富なシールドトリガーと、決まれば勝利濃厚のコンボを持つコンボデッキ
『超決戦!バラギアラ!!無敵オラオラ輪廻∞』に収録された《卍 新世壊 卍》と《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を中心としたデッキタイプ。
《卍 新世壊 卍》をキャストしリソースの確保と「魔導具」呪文のカウントを貯め、《月下卍解 ガ・リュミーズ卍》をコストを支払わず使用し、《凶鬼卍号 メラヴォルガル》を含む複数のドルスザクを展開しつつ追加ターンを獲得し、勝利するコンボデッキです。
豊富なシールドトリガーに加え、タッチで採用されている火のシールドトリガー《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》から《 月下卍解 ガ・リュミーズ卍 》を捨てることにより、相手のバトルゾーンを壊滅させることができます。
最近では《「本日のラッキーナンバー!」》で8宣言されることへの対策として《MEGATOON・ドッカンデイヤー》を採用して、《 月下卍解 ガ・リュミーズ卍 》で獲得したエクストラターンに貯め込んだ手札を全てGRクリーチャーに変換するプランを採用している構築も見られます。
現在もデッキとしての動きは十分強力ですが、 《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》 を封殺しつつ【青魔導具】の速度より早くフィニッシュしてくるデッキが増えたため、現在は以前より控えめな立ち位置にいます。
【青魔導具】のサンプルデッキリスト
【青魔導具】の詳しい解説
【青魔導具】デッキの全てがわかるガチ解説
※殿堂構築の内容となっております。基本の動きの確認にご利用ください。
Tier3【デッキ紹介】
デュエル・マスターズにおいては、Tier3(Tier4)以降に位置するデッキが非常に多いです。これらのデッキ群には新しく登場したデッキタイプなども含まれ、環境の変動次第ではTier1やTier2に上がる可能性も大いに秘めています。
ここではTier3に位置するデッキ群を羅列的に紹介します。
・赤青覇道
・メタリカミッツァイル
・バラギアラ
・印鑑パラス
・オレガオーラ
・青黒カリヤドネループ
等
まとめ
11月後半~12月には「全国大会2019 エリア代表決定戦」が控えており、プレイヤーたちの研究が加速するため、恐らく2ブロック環境は大幅に変動することになると思います。
新商品である「ガチヤバ4!無限改造デッキセットDX!! ジョーのビッグバンGR」、「ガチヤバ4!無限改造デッキセットDX!! ゼーロのドラゴンオーラ」の発売も間近であり、【オレガオーラ】などの現在Tier1、2に存在しないデッキタイプも台頭してくるかもしれません。
今後の2ブロック環境の変動に注目です!