【未踏のデッキの夢を見て】第七十六夜:ハイパーエナジーへの哀歌

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【未踏のデッキの夢を見て】第七十六夜:ハイパーエナジーへの哀歌

ダブルツインマーク2セカンド

はじめまして。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。夢を見ています。

いやあ。来ますね、『邪神vs邪神Ⅱ』。あまりにも今更ですが、Ⅱて。

昨今の「2パックで通年の1ギミックを完成させる」パターンらしく、超魂XとNEO進化戦略の完成度を飛躍的に跳ね上げてくれるこのパック。私も楽しみにしています。

具体的に言えば、このパックの新カードが出てもらわないとこの記事で出せないデッキが死ぬほどスタックしています。これに加えて格安も控えてるの勘弁してくれ。

この企画は、「前人未到のデッキを組むことを目指し、毎週一本ずつ新たなデッキを作成する」ものとなっています。

というわけで、夢のように不確かにやっていきましょう。今回のテーマは、こちら。

《メトロ=トロノーム》

【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー1000 / コスト2

■スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)
■自分のコスト6以上のカードを使うコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■自分のコスト6以上のクリーチャーが出た時、このターン、そのクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できる。このターン中に攻撃したら、ターンの終わりにそのクリーチャーを山札の下に置く。

というわけで、今回のテーマは《メトロ=トロノーム》

ハイパーエナジーの強烈なサポート役にして、すでにこの企画でも何度も擦られているサイクルの一員ですね。

今回はこのカードを駆使して、すでに出涸らしとなりつつあるハイパーエナジーというギミックから最後の一滴まで搾り取る夢を見ていこうと思います。

さて。実はこのカード、サイクル中でも屈指の「使いにくいカード」だったりします。

何故かというと、出てすぐ殴らせたいハイパーエナジー持ちがあんまりいないうえ、素で殴れるタイプのハイパーエナジーを出すと山札に戻るデメリットだけ与えちゃうからです。サイクルの他のカードはおおむね効果つけ得みたいな感じなんですが、こいつだけはデメリットになり得るんですよね。

このカードを活かすには、まず「素では殴れず、殴れるようになって嬉しいハイパーエナジー持ち」を用意する必要があるんですが……。

その中でも貴重な「噛み合うカード」が、こちらの《超暴淵 ボウダン=ロウ》。出た時と攻撃した時で合計10枚墓地肥やし&最大10枚蘇生……というのはさすがに強烈です。

この蘇生に《 邪魂龍 ジャビビルブラッド 》あたりを噛ませてやれば、出てきた面々も即座に殴れるようになりあらゆる角度からワンショットが成立しますね。

幸いにも水文明の力を借りれば序盤の手札が超安定する……というのは先行研究がありますし、今回はループとか考えず、水闇ベースのハイパーエナジーによる展開と飽和打点で勝ちに行くパターンを考えましょうか。

5枚目以降のザンボロン
格安の救世主

で、ざっくり組んで回してみるとちょっとした問題が発生しまして。

トリガーなどで《 邪魂龍 ジャビビルブラッド 》をどかされると、やりたいこと全部止まるんですよね。普通なら《 邪龍 ジャブラッド 》とかで耐性を付ければいいんですが、今回の構築だとアビス軸じゃなくなることもあってそこまで頼れない……というのもキツいです。

あと、デッキの都合上素出ししている暇があんまりなさそうなので、この「耐性付与役」には蘇生圏内の5コスト以下、できれば《 邪魂龍 ジャビビルブラッド 》と被らず素出しが狙える2-3マナ域のカードが要求されますね。

なんとかして、「種族に頼らず」「《 邪魂龍 ジャビビルブラッド 》をはじめとする面々に耐性を付与できるカード」は無いのでしょうか?

疑似ジャストダイバーつければよくね?

そう。よく考えなくても、ハイパーエナジーで《超暴淵 ボウダン=ロウ》が出せているなら、バラバラエティ3は勝手に達成しているんですよ。それなら、《 パシフィック・ヒーロー 》は「いつ出しても後続に疑似ジャストダイバーを付与する」パワーカードになること間違いなしです。

《 超暴淵 ボウダン=ロウ 》の蘇生効果は出す順番を選べるので、最初に出せば問題なし。最初からジャストダイバーなので自身がアタッカーにもなれるし、おまけに3コストなので場持ちの良いハイパーエナジー元としても及第点……と、なかなかいい噛み合いを見せてくれそうです。これはデッキができそう!

というわけで、完成したデッキがこちらです。


あんまりこの企画に求められてないタイプの真面目な構築になっちゃいましたが、なんとか仕上がりました。

概ね見たまんまの構築なんでアレなんですが、思ったよりできる子だったのが《貴布人 テブルカッケ=エディ》。1→2→7の動きの後の4ターン目に出して、残った1マナで墓地に落ちた《 超暴淵 ボウダン=ロウ 》をハイパーエナジーで召喚するパターンがあるのは嬉しい誤算でした。要するに3マナ3ドローつき生物みたいなもんですからね。

今回は展開とワンショットに特化したのでアレなんですが、もっとメタクリやハンデス持ちを積んでコントロールに寄せたりするのも楽しげです。1マナ基盤とかも廃して、《冥土人形ヴァミリア・バレル》《修羅の死神フミシュナ》で妨害しながら最後の締めにボウダン……みたいな動きも狙えそうですね。

ちなみに、ここにたどり着くまでに「光文明を足して《 金天使 エン・ゴルギーニ 》で守ればいいのでは?」というアイデアがも出ていまして、ちゃんと死産でした

やっぱり水文明の《 バブル・ボール 》《 ツイン・シックス 》という基盤がすごかったということで……。


さて。このデッキが真に「未踏」のデッキかを確認するためには、あと一工程必要です。それは。

デッキメーカーによる、先行研究チェックです。

キーパーツ数枚程度を含むデッキを検索することで、このアイデアが既出か初出があるかが見込める……ということですね。この検索結果が「1件」ならば、晴れて私は未踏の地に到達したことになります。

というわけで、《メトロ=トロノーム》《超暴淵 ボウダン=ロウ》《パシフィック・ヒーロー》での検索結果は……!

『未踏』、失敗……!

わりとデザイナーズ的な動きだけに、さすがに先駆者がいたか……!

とはいえ、純正の水闇基盤でやろうとしていたのはこれが唯一。他の構築の多くは、《超暴淵 ボウダン=ロウ》の蘇生が文明を問わないことを活かして様々なフィニッシャーを積んだ形でした。こういうところにそれぞれの発想が見えると、なんだかまだ可能性が眠っていそうでワクワクしますね。

ただ、《超暴淵 ボウダン=ロウ》《 魔光神官ルドルフ・アルカディア》《白騎士の聖霊王 ℵHEAVEN》を狙う構築にはさすがに度肝を抜かれましたね……!夢を詰め込みすぎだろ!

頭空っぽのほうが夢詰め込める

というわけで、夢を見ていました。

実際にデッキをこねてみて、「水文明以外のハイパーエナジー基盤がちょっとしょんぼり気味なのは、最序盤のドローによる安定感がないから」という身も蓋もない現実を得てしまったのは嬉しくもあり悲しくもあるところ。どんなに夢を見ても、それを実現するためのデッキ構築というフィールドは現実の中にあるのです。

夢と現実の交わるところで、うまいこと納得いくデッキを拾っていきたいですね。

この記事の感想などありましたら、#未踏のデッキの夢を見てでのPostや拡散などなど心よりお待ちしております。

それでは、次の夢で。北白河でした。

前回はこちら

最近そういう名前の放置ゲーにハマっています


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