【エピソード4への道】エピソード1&2、ハンターとエイリアンの戦い

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【エピソード4への道】エピソード1&2、ハンターとエイリアンの戦い

「所詮、Zは役に立たなかったな。やはり我らの出番だ。」

戦いの終わった平和の裏で、美しき地上を物色する、得体の知れない生物がいた…。

覚醒編の物語を終えた超獣世界で、未知の勢力が動き出しました。

『エピソード4 パンドラ・ウォーズ』の減点となる、エピソード1の幕開けです。

本記事では、当時の象徴的なカードを振り返りながら、エピソード1&2の物語と、その主人公たるハンター・エイリアンたちのあゆみを辿ってまいります。

なお、設定は『デュエル・マスターズ超全集E1』『デュエル・マスターズ超全集E2』に準拠しました。

目次

激突!サイキック・スーパー・クリーチャー(エピソード1-1)

超次元のさらに奥、パンドラ・スペースから現れた異形の生命体、エイリアン

彼らは覚醒編の敵であったZ一族を陰から操り、超獣世界の侵略を目論んでいました。

Z一族が敗れたため、エイリアンたちは自らの手で侵攻を開始します。

強大な”覚醒リンク”の力を振るうエイリアンたちの前に、クリーチャー世界は(何度目かの)滅亡の危機を迎えました。

しかし、そんな危機的状況の中、新たな勢力が誕生します。

光る傷口を持ち、エイリアンへの反撃を誓う一団――ハンター

ハンター軍のリーダーである《ガイアール・カイザー》はエイリアン基地に突入。

危険な潜入の末に覚醒リンクの秘密を暴き、自らも覚醒リンクの力を手にします。

◆……ここで少しだけ寄り道して当時の環境を振り返ると、むしろリンクせず単体での活躍が目立ったのが《ガイアール・カイザー》でした。

《超次元シューティング・ホール》でブロッカーを破壊しながら登場するSA2打点として、この時代の中速アグロを支え続けた名カードです。

流星と姫と王家の秘密(エピソード1-2,1-3)

覚醒リンクの力を得たことで、ハンターは反撃に向けて動き出します。

まずは精鋭部隊をパンドラ・スペースの調査に向かわせるのですが……

そこで彼らが見たものは、傷ついたエイリアンの女王。

彼女はハンターの精鋭たちに衝撃の事実を告げます。「この戦争は『アンノウン』が仕組んだものである」――!

アンノウンはエイリアンの王・《ファーザー》に、「行方不明の娘はクリーチャー世界の者に殺害された」と吹き込み、その復讐心から攻撃を始めさせたというのです。

そうと分かれば、行方不明の姫を探し出し、《ファーザー》の誤解を解くことで戦争を止められる。

ハンターきっての英雄《リュウセイ》は姫の捜索と救出の任務を帯び、見事に姫――《プリンプリン》と、その従者ゾルゲを見つけ出します。

◆……というわけで、《リュウセイ》&《プリン》の初登場がこのときです。

《永遠のリュウセイ・カイザー》は漫画・アニメでも、ドラゴン龍の正体として大いにフィーチャー。

また、ハンデスへの牽制はもちろん、ひとたび着地すれば相手の後続をほぼ無力化できる制圧力で、環境でも存在感を放ちました。

結果、エピソード期を代表する人気クリーチャーへと成長。以降も数多くの派生カードが生まれたのはご存知の通りです。

ここでの《リュウセイ》人気が無ければ、《流星アーシュ》会長も生まれていなかった……と思うと、歴史の巡り合わせを感じさせますね。

黒幕の出現(エピソード1-3)

《プリンプリン》姫の無事を確認したその矢先、《ゾルゲ》が豹変。その凶刃が《プリン》を貫きます。

《ゾルゲ》こそがアンノウン。《ファーザー》に超獣世界への憎しみを植え付け、争うよう仕向けた元凶だったのです。

(なお、コミカライズ版では《ゾルゲ》は老人のような姿に擬態し《リヒャルト》の偽名を名乗っていたとされ、後年ではその設定を踏まえた言及もされています)

姫を傷つけられた怒りから、《リュウセイ》は覚醒リンクの力に目覚め、《ゾルゲ》を撃破しました。

それでも姫は戻らない――そう悲しんでいた《リュウセイ》の目の前で、《プリン》の体が輝き、傷が癒えていきます。

立ち上がった《プリン》と《リュウセイ》は《ファーザー》の誤解を解き、ここにハンター・エイリアン間の和平が実現しました。

《偽りの名 ゾルゲ》登場。海外アーティストによる独特で不気味なアートワークも相まって、非常に存在感のある悪役でした。

環境では【紅蓮ゾルゲ】のキーパーツとして活躍。ハンターや《カレーパン・マスター 切札勝太》と併用され、なんだかヒーロー陣営の一員のような存在になっていました。

ストーリーとのギャップがシュールですね。

決戦、アンノウン(エピソード1-4)

ハンター・エイリアン間の戦争は終結。

《ファーザー》は自らの過ちを悔い、自らの城で和平を祝した宴を催します。

しかし、その宴の最中、次なるアンノウン《13》が襲来。

惑星を落とすという規格外の攻撃により、パンドラ・スペースもろともパンドラ城を崩壊させました。

《ファーザー》《マザー》夫妻は自らの命と引き換えに皆を逃がし、パンドラ・スペースと運命を共にします。

怒りと悲しみに包まれた《プリン》《リュウセイ》は《ガイアール・カイザー》とともに”V覚醒リンク”を達成。《13》を倒し、夫妻の敵を討ちます。

しかし、次いで現れたアンノウン《シャーロック》は「覚醒リンクを無効にする力」を持っていました。

リンクを解かれ、絶体絶命のハンター・エイリアン連合。

《リュウセイ》は《プリン》と、夫妻の残した「希望の双子」を守るべく、《シャーロック》と決死の戦いに挑みます。

――と、当時の物語で明かされたのはここまで。

後に『覚醒流星譚』において、《リュウセイ》はさらなる強化形態・《リュウセイ・ザ・ファイナル》となり《シャーロック》に対抗したことが補完されました。

《シャーロック》の最後の抵抗により《ガロウズ》が犠牲に、《リュウセイ・ザ・ファイナル》の奇跡の反動として《リュウセイ》自身は記憶を失って世界を放浪することになった……とされています。

◆というわけでエピソード1の最終章。《シャーロック》は『エピソード4』でもその存在感を示していますね。

実際の環境ではそんな《シャーロック》に制圧されることなく、また積極的にリンクを目指すでもなく、《勝利のガイアール・カイザー》《勝利のリュウセイ・カイザー》《勝利のプリンプリン》が単体性能の高さから活躍を見せました。

これ、当時のサイキック呼び出しが「特定の文明を持つ」ことを参照していたので、多色サイキックはそれだけでアクセス手段が豊富だったのも大きいんですよね。

特に《勝利のガイアール・カイザー》は、疑似マッハファイター持ちのコマンド=侵略元としての適性も高かったり、《蒼き団長 ドギラゴン剣》《勝利のアパッチ・ウララー》からの呼び出し候補になったりと、勝太編を通して広く活躍の機会を得続けました。

黄金世代の幕開け(エピソード2-1,2-2)

アンノウンが勢力を拡大する中、アンノウンよりさらに上位の存在――ゼロ文明のゼニスが出現しました。

「願い」によって顕現するゼニスは、アンノウンの支配欲によって呼び起こされたと言われています。

彼らはトライストーンをクリーチャーたちに埋め込み、心なき自らの傀儡・アンノイズとしました。感情を奪うことで、支配を強固にすることこそがゼニスたちの目的だったのです。

この危機に、ハンター・エイリアン連合軍は新たなレジスタンス『ゴールデン・エイジ』を結成します。初代リーダーとなったのは《無限鉄拳オニナグリ》

《オニナグリ》はゼニスの手先となった光デーモン・コマンドによって殺害されますが、彼は命尽きる直前、後継として《鬼丸》を指名しました。

この《鬼丸》こそが、エイリアン王家の残した希望。

若き英雄《鬼丸》を中心に、ゴールデン・エイジたちの攻勢が始まります。

◆エピソード2ではサイキック・クリーチャーや超次元呪文が一切登場しなくなり、変わってゼニスと無色カードが存在感を放つことになりました。

踏み倒しではない「召喚」を要求するゼニスによって、デュエマ史の中でも飛び抜けてランプ戦略の存在感が強まった時期と言えます。

中でも強力だったのが、エピソード2第2弾で登場した《「祝」の頂 ウェディング》《勝利宣言 鬼丸「覇」》

前者はシールド送り×シールド焼却、後者は追加ターンという凶悪な効果で活躍を見せました。

高レアリティのカードがちゃんと強いことは喜ばしい一方、資産ゲーの加速が問題視され始めたのもこの時代だと記憶しています。

ちなみに余談ですが、種族推しも当時のテーマであり、《お目覚めメイ様》がデビューしたのもこの時代です。

運命の双子(エピソード2-3)

《鬼丸》の奮闘むなしく、ゴールデン・エイジは戦況を打破するには至りません。

むしろ、強大なキング・コマンド・ドラゴン《ベートーベン》の前に壊滅の危機を迎えます。

この危機を覆したのは、予想外の出来事でした。

《鬼丸》の戦いに心を揺さぶられたのか、アンノウンやアンノイズからトライストーンが抜け落ちます。

トライストーンは自らの意思を持ったクリーチャーとなり、アンノウン達もまた《真実の名》に目覚めたのです。

絶体絶命のピンチだった《鬼丸》も奮起。自らゼニスの力を取り込み、《鬼丸「王牙」》となり、《ベートーベン》との決戦に挑みます。

そして明かされる《ベートーベン》の正体。

彼こそが《鬼丸》の双子の兄であり、もう一人の『希望の双子』、《修羅丸》だったのです。

《鬼丸》は兄を包むキング・コマンド・ドラゴンの鎧を破壊し、《修羅丸》を救い出すことに成功しました。

◆エピソード2の折り返し期には、キング・コマンド・ドラゴンが参戦。

環境面で言うと、「ビマナ×ドラゴン」プッシュの一環として《メンデルスゾーン》が登場したことは特筆すべきでしょう。

また、ストーリー内での《鬼丸》のゼニス化と呼応するように、過去のクリーチャーやハンター陣営がゼニス化した『ホワイト・ゼニス・パック』が発売。

これ以降、長期間に渡って愛される《刃鬼》が初登場となりました。

守護者の真実(エピソード2-4)

ついに並び立った希望の双子。

彼らの前に、はじまりのゼニス・《シャングリラ》が立ちはだかります。

ガーディアン達のすべてを守りたい、外敵を排除したい、という矛盾した願いから生まれた《シャングリラ》。
ゼロ文明の力を持つようになったのは、文明を問わずすべてを守りたいからなのか、はたまた無となることで苦しみを断ちたいからか。

理由はどうあれ、今のクリーチャー世界を脅かす《シャングリラ》を放置することはできません。希望の双子は、最後の戦いに挑みます。

……が、流石に原初のゼニスは強大でした。《鬼丸》は死に瀕し、その危機を庇って《修羅丸》も倒れます。

命が尽きようとする中、《修羅丸》はその力を楯に変え、《鬼丸》へと受け継ぎます。

《超絶奇跡 鬼羅丸》の誕生です。

《鬼羅丸》は《シャングリラ》とともに消え――

世界からゼニスは消え去り、トライストーンだけが残されました。

ゼロの力を受け継ぐ者と、それに対抗する無法者の新たな物語が始まる予感がしますが――それはまた別のお話。

◆エピソード2、大団円。《シャングリラ》周りの描写は書籍だと少なめだったため、当時のフレーバーテキストから一部を補完しています。

この頃になると現実的なコスト域の無色クリーチャーやサポートカードが姿を見せ始め、ビマナ型以外の無色デッキへの種蒔きが始まります。

また、墓地肥やしギミックが本格化し始めたのもこの頃。次のエピソード3で、黎明期の【墓地ソ】が生まれます。

おわりに

物語とカードから、ハンターとエイリアンの戦いを辿ってまいりました。

エピソード1の終盤で破壊されてしまったパンドラ・スペース。

その復興を諦めていなかった《プリンプリン》と、彼女の前に立ちはだかる新たな苦難――

そんな視点で『エピソード4 パンドラ・ウォーズ』のカードを見ると、また新たな発見があるかもしれません。1枚1枚のカードのアートを、フレーバーテキストを、ぜひじっくり見直してみてください。

本記事が、『パンドラ・ウォーズ』をより深く楽しむ一助となれば幸いです。

それではまた、次の記事にてお会いしましょう。


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