こんにちは、神結です。
先日実はカーナベルの方を訪問させていただきまして。非常に楽しい体験でした。
それに伴って記事も書いているところなので、ぜひお待ちいただければと思います。
お待ちいただければ……ということで、導入としてはやや強引な手法を採っていますが、折角なので今回は対戦相手の方に悠久の時をお待ちいただくデッキを持ってきましたので紹介させていただきましょう。
「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

今回は【悠久チェンジ】です。
目次
本日の名作デッキ紹介
耐えまくって突然勝つ、新時代の受けデッキ【悠久チェンジ】
というわけで今回の名作デッキは、【悠久チェンジ】になります。
リストはこんな感じ。ちなみにわかりやすさのためにバージョンは統一していますが、このデッキに関しては散らした方がいいと思います。
2017年8月に「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」が発売され、《怒流牙 佐助の超人》や《怒流牙 サイゾウミスト》といった強力なシノビが登場。

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント / アースイーター / シノビ / 文明 水/自然 / パワー3000 / コスト4
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■ニンジャ・ストライク5
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。その後、カードを1枚、自分の墓地からマナゾーンに置く。

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント / シノビ / 文明 光/水/自然 / パワー7000 / コスト7
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■ニンジャ・ストライク 7
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の墓地にあるカードをすべて山札に加えてシャッフルする。その後、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置く。次の自分のターンのはじめに、自分のシールドを1つ、マナゾーンに置く。
元々水文明には《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》+《超次元ガロウズ・ホール》という強力な受けパッケージが存在していることや、同じく「怒流牙忍法帖」に登場した《電脳鎧冑アナリス》といったブーストを獲得したこともあり、「準水単」とも言えるデッキを構築するようにできました。

【 D2フィールド 】
文明 水 / コスト5
■S・トリガー(このD2フィールドをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ展開してもよい)
■自分のターンの終わりに、カードを1枚引いてもよい。
■Dスイッチ:相手のクリーチャーが自分を攻撃する時、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、水のコスト7以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)

【 呪文 】
文明 水 / パワー- / コスト6
バトルゾーンにある、サイキック・クリーチャー以外のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
コスト7以下の水または闇のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。 (ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
この「準水単」にしたときのメリットとして《ストリーミング・シェイパー》を採用できることは挙げられると思いますが、最も恩恵が大きいのは《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》を採用できることでしょう。

【 呪文 】
文明 水 / コスト4
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
■マナ武装7:自分のマナゾーンに水のカードが7枚以上あれば、バトルゾーンにある相手のクリーチャーをすべて持ち主の手札に戻す。
《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》は、水マナ武装7というかなり厳しい制約がありますが、全体バウンスという破格の性能を持ったトリガー呪文です。
上記の受けギミックやブーストの追加によって、水マナ武装7を達成するのがかなり現実的となり、中盤以降は無類の受けを成立させられるようになりました。
ちなみにテキストは2つありますので、武装が未達成でも最低限のバウンス効果(自分も可能)があります。
これを生かして武装達成後は除去耐性持ちを2回飛ばしたり、或いは自分の《龍素記号Sr スペルサイクリカ》を戻したり、《怒流牙 サイゾウミスト》を使い回したり、なんて芸当も可能です。
こうした準水単の受けギミックは、当時の環境トップだった《超戦龍覇 モルトNEXT》に対して強く、仮に速度で突破しようとしてくるならば《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》+《超次元ガロウズ・ホール》で弾き返して、じっくり溜めてくるならば《怒流牙 佐助の超人》などでマナを伸ばしながら7マナを目指し、《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》で切り返すことが出来ます。
というわけでこうして準水単で受けが強いことはわかったのですが、問題は「何のデッキにこのパッケージを組み込むか」でした。
常に負けない状況を整えつつ受け続けることを目指すならば、基本的にはLOや《禁断 ~封印されしX~》飛ばし、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》の解体などを一旦メインの勝ち筋としましょう。
当時は《ヴォルグ・サンダー》が使えたので、基本的には受けながら《超次元ガロウズ・ホール》で《ヴォルグ・サンダー》が投げ続けられれば、一旦それはそれとして成立はします。

(プレミアム殿堂カード) 【 サイキック・クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / ハンター / 文明 闇 / パワー7000 / コスト6
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、プレイヤーを一人選ぶ。そのプレイヤーは、自身の山札の上から、クリーチャーが2体出るまでカードを墓地に置く。
W・ブレイカー(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自分の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
《超次元ガロウズ・ホール》を再利用することは《龍素記号Sr スペルサイクリカ》があれば問題ありませんが、一度使ったシノビをデッキ下からリフトアップしたり、或いは《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》を再利用出来る方がよいです。
そもそもの話として、「受け」を成立させやすい状況を目指すにあたっては「減った楯を貼り直す」ことがもっともわかりやすいと言えるでしょう。実際、ビートデッキを使って、楯1とかまで減らした後に《煌メク聖壁 灰瞳》とか出されると絶望するじゃないですか?
そんなわけでこの受けパッケージを生かすギミックとして選ばれたのが《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》+《蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド》といういわゆる「悠久チェンジ」でした。

【 クリーチャー 】
種族 レッド・コマンド・ドラゴン / ハンター / エイリアン / 文明 火/自然 / パワー8000 / コスト8
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
W・ブレイカー
相手がコストを支払わずにクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのクリーチャーを持ち主のマナゾーンに置く。
このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれる時、かわりにこのクリーチャーと自分の墓地を山札に加えてシャッフルする。

【 クリーチャー 】
種族 ポセイディア・ドラゴン / 文明 水 / パワー6000 / コスト7
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札の枚数を数えてからすべて捨てる。その後、自分のシールドをすべて手札に加える。(ただし、その「S・トリガー」能力は使えない)その後、こうして捨てた手札1枚につき、自分の山札の上から1枚ずつ、裏向きのままシールドに加える。
W・ブレイカー
どういう組み合わせなのかと言えば、すごくざっくり言うと《蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド》が「手札を全て捨てる→楯を手札に取る→捨てた手札分だけシールドを増やす」というカードなのですが、そこで《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》を挟むことで捨てたカードが山札に返っていくので、これでゲームリセットができますよ、というギミックになります。
ちょっと調べても発掘はできなかったのですが、この「悠久チェンジ」のギミック自体は、この時に開発された訳ではない筈なんですよね。
ですので、ここまで紹介してきたような準水単の受けギミックを成立させるための方法として、古い引き出しから取り出してきた、といった感じでしょうか。
上記で紹介したリストは皆さんお馴染みのフェアリーさんが作成したものなのですが、《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》を積むことによって赤マナを確保できるので、これで《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》という別枠のフィニッシャーを採用することも可能になっています。

【 クリーチャー 】
文明 火 / パワー19000 / コスト10
■スピードアタッカー
■Q・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、バトルゾーンに相手のクリーチャーがなければ、自分はゲームに勝つ。バトルゾーンに相手のクリーチャーがあれば、他のクリーチャーをすべて破壊する。
《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》がまた《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》と相性がよく、《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》+《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》で相手の盤面を全部剥がした返しに《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》でEXWINができるんですね。
というわけで【悠久チェンジ】は、当時の視点で考えるとかなり新時代の受けデッキだったと思います。
ただ必然的にロングゲームを目指していることから、どうしても時間切れとも戦わなくてはいけませんでした。
そこで「楯を増やして受け続ける」のではなく、「1~2回受けた後にすんなり勝てる」構想を目指すようになり、やがてそれに適した《夢の変形 デュエランド》というフィニッシャーを見付けることになります。

【 クリーチャー 】
種族 ジ・アンサー / 文明 水 / パワー14000 / コスト14
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚されてバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から7枚を墓地に置く。
その中から、コスト7以下の水のカードを好きな数、コストを支払わずに使ってもよい。
こうして7枚すべて使った場合、自分はゲームに勝つ。
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、自分の墓地のカードをすべて山札に加えてシャッフルする。
こうして準水単デッキの主流は、悠久チェンジ→デュエランドへと変化していくのです。
おわりに
「DM歴代名作デッキ」、第185回は【悠久チェンジ】でした。
最初このデッキをユーリくんが使ってるのを見て天才だなぁ……と思ったら、後にデュエランドを引っ張り出してきた人がいてですね。いやぁ、天才っていっぱいいるんだなぁと思いましたね。
以降約1年ほどですね、この準水単ギミックに私はお世話になります。《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》はいっぱい宣言したし、訳わかんない数の《怒流牙 サイゾウミスト》を投げたし、覚えてないくらいマイケルのドキンダムを飛ばしました。
というわけで今回はここまで。
「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

それではまた来週お会いしましょう。
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