【第5回TWC】ペテルギウス・ファイナルキャノンを使いたい!

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【第5回TWC】ペテルギウス・ファイナルキャノンを使いたい!
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目次

はじめに

初めまして、テリタマと申します。

普段は時々CSに出場しながら、地元のカードショップでデュエルマスターズをプレイしています。

皆さんはデッキを組んだことはありますか?その時に「このカードをどうしても使いたい!」なんてことを思ったがある方は多いでしょう。私もその1人です。

そんな「○○を使いたい!」をテーマにデッキができるまでの苦悩と完成したデッキを紹介したい思っています。

最強の不死鳥

突然ですが、「種族フェニックスを持つカード」といえば何を思い浮かべますか?

最も有名なのは《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》、もしくはそれの元となった《究極銀河ユニバース》でしょうか。

そんなフェニックスの中でも圧倒的存在感を放つのがこのカードです。

《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》

DM-22で登場したフェニックスの1体でグレート・メカオー、グランド・デビル、ポセイディア・ドラゴンのいずれか3体を進化元にします。

特筆すべきはこのクリーチャーだけが持つ能力、メガメテオバーン6です。6枚のメテオバーンを要求される代わりに相手のバトルゾーンとマナゾーンを壊滅させる非常に強力な効果を持っています。

決まれば勝ち!圧倒的カッコ良さ!まさに最強と言っても過言ではありません。

このカードを使ってその圧倒的パワーを見せつけたい!その思いでデッキ構築を始めました。

デッキ構築①

《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》を使うには以下の2つの条件をクリアする必要があります。

  1. 《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》をバトルゾーンに出す
  2. メテオバーンを6枚用意する

1.の条件は対象の種族のクリーチャーをどうやって並べるかが鍵となります。対象となる3種族(グレート・メカオー、グランド・デビル、ポセイディア・ドラゴン)のうち現代のカードパワーに耐えうるスペックを持つカードは非常に少ないです。《奇天烈 シャッフ》、《斬隠蒼頭龍バイケン 》ぐらいでしょうか。

2.の条件は《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》自身の能力を用いることで達成できます。自分のクリーチャーを破壊すると《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》の下に置くことができます。進化元に3体のクリーチャーを使うため、追加で3体のクリーチャーを破壊する必要があります。

また、進化クリーチャーを重ね、それを進化元に《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》を進化させることで6枚分のメテオバーンの種を用意することもできます。

進化元と《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》自身を出しつつ6枚分のメテオバーンを用意する、この2つの条件を一度に満たすカードがあります。

《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》です。

呪文面の効果で進化元と進化クリーチャーを場に出し、それらの上に《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》を重ねることができます。

進化クリーチャーには《奇天烈 ガチダイブ》を選びました。このカードは《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》の進化元になるだけでなく、アタック時にメガメテオバーン6よりも先にこのカードを侵略させることでメテオバーンの種を2枚増やすことができます。

ブーストして《轟破天九十九語》を投げつける。簡単ですね。

デッキレシピ① 轟破天ペテルギウス


このデッキの動かし方は以下の様になっています。

必要なもの手札:《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》《奇天烈 ガチダイブ》、クリーチャーマナ:《奇天烈 シャッフ》か《斬隠蒼頭龍バイケン 》が計3枚、《奇天烈 ガチダイブ》《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》

  1. 《轟破天九十九語》を発動し、進化元3体+《奇天烈 ガチダイブ》の上に《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》を重ねる。
  2. 《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》のアタック時に手札の《奇天烈 ガチダイブ》を侵略、手札のクリーチャーをその下に置く。
  3. 《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》のメガメテオバーン6を解決、相手のバトルゾーンとマナゾーンを手札に。

パワーの下がった《ドルツヴァイ・アステリオ》を相手のクリーチャーに自爆させることで《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》の進化元を増やす方法もあります。

進化元となる《奇天烈 シャッフ》、《斬隠蒼頭龍バイケン 》が防御札や妨害札になる点もポイントです。

自問自答①

轟破天ペテルギウスを作り終えた時にふと思いました。

Q.これ《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》で良くね?

A.その通りです。

《轟破天九十九語》でクリーチャーを大量に出すなら進化元に制約がない《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》の方が優秀です。

私の持論なのですが、あるカードを使うには別のカードとの差別化が必要だと考えています。《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》を使うからにはそれを使う理由が必要です。

デッキ構築は振り出しに戻りました。

デッキ構築②

進化元を用意する方法について、轟破天ペテルギウスを作成した時に思いついたことがあります。

《ビックリ・イリュージョン》を使えば進化元は何でも良いのでは!?

《ビックリ・イリュージョン》で3体のクリーチャーにグレート・メカオーを付与、その上に《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》を進化させることができます。

続いてメテオバーンの種を用意する方法です。侵略を使うアイデアは悪くありませんでした。しかし《轟破天九十九語》を使用しないため、手札に侵略を複数枚抱える必要があります。どこからでも侵略できる夢のようなカード…

ありました。《SSS級天災 デッドダムド》は手札だけでなく墓地とマナからも侵略が可能です。

《ビックリ・イリュージョン》で、《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》をコマンドに、アタック時に《SSS級天災 デッドダムド》を3枚重ねることによってメガメテオバーン6を達成できます。

あとは進化元となるクリーチャーを3体出しつつ、《ビックリ・イリュージョン》を2回唱えながら、《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》自身を出せるカードが必要です。

3体分のクリーチャーは《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》等のGR召喚で、《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》《母なる星域》《蝕王の晩餐》で出すことが出来ます。

これらのカードは全てコスト3以下の呪文…

…本当に?

デッキレシピ② カリヤドネペテルギウス


このデッキの動かし方は以下の様になっています。

必要なもの手札:《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》2枚墓地:《ビックリ・イリュージョン》(または《暴龍警報》)、《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》2枚、《ロジック・キューブ》《蝕王の晩餐》《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》その他:《SSS級天災 デッドダムド》3枚

  1. 1枚目の《魔導管理室 カリヤドネ》で《ビックリ・イリュージョン》(または《暴龍警報》)、《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》《ロジック・キューブ》を選択。《ビックリ・イリュージョン》(または《暴龍警報》)で《魔導管理室 カリヤドネ》にコマンド種族を付与。《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》でGR召喚。《ロジック・キューブ》《ビックリ・イリュージョン》を手札に。
  2. 2枚目の《魔導管理室 カリヤドネ》で《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》《蝕王の晩餐》を選択。《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》でGR召喚、効果で手札の《ビックリ・イリュージョン》を唱えクリーチャーにグレート・メカオーを付与。《蝕王の晩餐》でコスト5のGRクリーチャーを破壊、墓地から《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》を進化。
  3. 《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》でアタック、コマンド種族が付与されているので《SSS級天災 デッドダムド》を3枚侵略。
  4. 《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》のメガメテオバーン6を解決、相手のバトルゾーンとマナゾーンを手札に。

墓地に多くのパーツが必要ですが、《魔導管理室 カリヤドネ》を《スパイラル・ゲート》で戻しながらパーツを揃えにいくこともできるので見た目以上には難しくないです。

《ビックリ・イリュージョン》がシールドに埋まった?

…諦めましょう。(一応《デビル・ドレーン》を採用すると回収できます)

自問自答②

カリヤドネペテルギウスを作り終えた時にふと思いました。

Q.これ《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》を抜いて青黒カリヤドネで良くない?

A.その通りです。

《魔導管理室 カリヤドネ》を使うなら普通の青黒カリヤドネで《ブラッディ・クロス》を連打した方が良いです。

《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》は強力なフィニッシャーです。しかしながら、それよりも強力なフィニッシャーがいるならその魅力は半減してしまいます。

デッキ構築は振り出しに戻りました。

デッキ構築③

クリーチャー展開の手段としてGR召喚はとても優秀であると感じました。また、フィニッシュ手段に乏しいデッキに《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》を入れることを学びました。

GR召喚で戦いつつフィニッシャーに乏しいデッキ…

《Wave ウェイブ》はGRクリーチャーの展開に優れています。しかしながら、フィニッシュ手段については殿堂カードの《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》頼みになる場面もあり少し不安定です。

フィニッシャーとして《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》を採用することで安全なフィニッシュを目指します。

またGRクリーチャーには《クリスマIII》等の自身を破壊することで効果を発動できるものがあり、メテオバーンの種をスムーズに用意することができます。

これならいけるのでは?

デッキレシピ③ ウェイブペテルギウス


《Wave ウェイブ》とハンデスでテンポを取りながら《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》の着地を狙います。

進化元は《ビックリ・イリュージョン》による種族変更で、《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》自身の踏み倒しは《母なる星域》で、メテオバーンの種はGRクリーチャーの自壊、もしくは《邪魂転生》で用意します。

進化クリーチャーのフィニッシャーとして挙げられる《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》と比較すると、クリーチャーが6体で済む点、色の問題などから差別化ができます。

以下重要カードの解説です。

・《Wave All ウェイボール》、《Wave ウェイブ》

【クリーチャー】

種族トリックス/ ワンダフォース/ 文明水/パワー5000 /コスト2

■このクリーチャーは攻撃できない。
■各ターン、自分がはじめて呪文を唱えた時、GR召喚する。
■クリーチャーの能力によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。

【クリーチャー】
種族 トリックス/ワンダフォース
文明/水 パワー5000/コスト5

■このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、コスト4以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。
■各ターン、自分が1枚目の呪文を唱えた時、GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)

GRクリーチャーの展開手段としてこの2種のカードを採用しました。通常のウェイブハンデスには《Wave ウェイブ》のみであることが多いですが、盤面に最低でも6体のクリーチャーが必要であるため《Wave All ウェイボール》も採用しました。

《ブレイン・タッチ》《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》

【呪文】
文明 水/闇/
コスト3

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■カードを1枚引く。

【ツインパクトカード】
種族 サイバー・コマンド/文明 水/闇/パワー6000/コスト6

■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト3以下の呪文を合計2枚まで、両プレイヤーの墓地から選ぶ。それらをコストを支払わずに唱え、その後、持ち主の山札の一番下に置く。


────────────呪文────────────
カード名:ウォズレックの審問
文明:闇
コスト:2マナ

■相手の手札を見て、コスト3以下のカードを1枚選び、捨てさせる。

ハンデス札。コンボを決めるまでに何らかの妨害手段が必要と考え、《Wave ウェイブ》と相性の良いハンデス呪文を採用しました。

《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》はクリーチャー面で使っても非常に強力です。

  1. 《サイバー・K・ウォズレック》で《ビックリ・イリュージョン》と《母なる聖域》を同時に唱え、《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》を場に出す。
  2. 複数体の《Wave All ウェイボール》、《Wave ウェイブ》の効果を起動、複数体の自壊持ちGRクリーチャーを場に出し破壊。
  3. 破壊するGRクリーチャーを《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》の下に置きメガメテオバーン6の条件を達成。

このような流れができると6マナで《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》を起動できます。

《ヨミジ 丁-二式》

【GRクリーチャー】
種族 マフィ・ギャング/デリートロン/ 文明 闇/パワー2000/コスト4

■マナドライブ7(闇):このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンのカードが7枚以上で闇文明があれば、このクリーチャーを破壊してもよい。そうしたら、このクリーチャーの◇能力を使う。
◇コスト8以下の進化ではないクリーチャー1体またはコスト8以下のオーラを1枚、自分の墓地からバトルゾーンに出す。

非常に強力なカードとして知られていますが、このデッキの場合は呪文面で使った《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》を蘇生することができます。GR召喚から一気に盤面を覆せる可能性のある破格の1枚です。

おわりに

今回は《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》を使ったデッキを紹介しました。

《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》を生かし切れているかはわかりませんが、1つの答えにはなったかと思います。

皆さんの感想、意見等お待ちしております。


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