目次
はじめに
みなさん、こんにちは。
前回の記事の反響にびびっているヒバナナです。
読んでくれた方はありがとうございます。読んでいない方は時間があるときに読んでもらえると嬉しいです。
さて、今回の記事ではおもしろい効果を持つカードの紹介と私が考えた使い方を紹介します。
偶然の出会い
【 呪文 】
文明 水 / パワー- / コスト2
相手のシールドを1枚選んで見る。そのあと、それを元に戻す。 これをあと2回まで行ってよい。
このカードとの出会いは約4か月前にさかのぼります。
その頃の私はデッキメーカーの存在を知らず、ガチャ〇グを使っていました。
青黒ハンデスを組もうとした私は《マインド・リセット》をデッキに入れようとして、「マインド」と検索しました。しかし検索結果に《マインド・リセット》はなく、かわりに一番上に出てきたのが《マインド・サーチ》でした。
(ちなみに デッキメーカーには 《マインド・リセット》 がありました)
何気なく《マインド・サーチ》の効果を見た私はこう思いました。 「このカード、もしかして強いのではないか」 そう思った私は早速dmvaultで《マインド・サーチ》の評価を調べました。
(デデン!)ここで問題です。 dmvaultでの《マインド・サーチ》の評価は10点満点のうち何点だったでしょう。
答えは0.7点でした。
10点満点中ですよ? 評価のコメントではフレーバーテキストにある
「なんだ、この程度か。」を評価コメントにされる始末。
このまま引き下がっては、このカードを強いと思った私のメンツにも関わります。 私はなんとしてでも《マインド・サーチ》を使ってやると心に決めました。
心強い味方と立ちはだかる壁
このカードを強いと思ったのは、実はあるカードとのシナジーが浮かんでいたからです。そのカードとは《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》と《奇天烈 シャッフ》です。
【 ツインパクトカード 】
種族 マジック・コマンド / 文明 水 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、数字を1つ選ぶ。その数字と同じコストを持つ相手のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。
────────────呪文────────────
カード名:「本日のラッキーナンバー!」
文明:水
コスト:3マナ
■数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つクリーチャーと呪文を召喚したり唱えたりできない。
【 クリーチャー 】
種族 マジック・コマンド / グレートメカオー / 侵略者 / 文明 水 / パワー4000 / コスト4
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、数字をひとつ言う。
次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つ呪文を唱えられず、同じコストを持つ相手のクリーチャーは攻撃もブロックも出来ない。
《マインド・サーチ》を《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》や《奇天烈 シャッフ》と組み合わせれば、相手のシールドトリガーを封じながら殴ることができます。
最初はこれらのカードと組み合わせようと思っていたのですが、《リキッド・スコープ》という 《マインド・サーチ》 と似たカードがあったことを思い出します。
【 呪文 】
文明 水 / パワー- / コスト4
S(シールド)・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に加えるとき、コストを支払わずにすぐ使ってよい)
相手の手札とシールドを見る。その後、シールドを元の場所に戻す。
(dmvaultでの《リキッド・スコープ》の評価は2.2点でした。)
コストは2上がりますが、能力は完全に《マインド・サーチ》の上位互換です。私が作ろうとしていたデッキでは《リキッド・スコープ》の方がコンセプト的にもあっていたので、構想を練り直さなくてはいけませんでした。
2コストの差
能力的には 《リキッド・スコープ》 は 《マインド・サーチ》 より強いです。 (どっちも弱いと言ってはいけない)
しかし、デュエルマスターズにおいて「コスト」はかなり重要な要素です。コスト論という言葉が浸透していることがその証拠です。近年のインフレによって崩壊しつつありますが...
《マインド・サーチ》 の コストの軽さを活かそうと考えた結果、たどり着いたのが《ミラクル1 ドレミ24》です。
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・ドラゴン / 革命軍 / ドレミ団 / 文明 光/水 / パワー4000 / コスト5 ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ:光または水のクリーチャー(自分の光または水のクリーチャーが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、光または水のコスト3以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。
光や水のクリーチャーから《ミラクル1 ドレミ24》に革命チェンジした時に、登場時能力で《マインド・サーチ》を使います。
そうすると相手のシールドを3枚見てから 《ミラクル1 ドレミ24》 のブレイクするシールドを選ぶので、トリガーをケアしながら殴ることができます。 (見た3枚のシールドがすべてトリガーの場合は諦めましょう。人生諦めも肝心です)
そして《ミラクル1 ドレミ24》を使うと決まった以上、あのカード達を入れないわけにはいきません。
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ドレミ団 / 文明 光/水 / パワー10500 / コスト7
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ―光または水のドラゴン(自分の光または水のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが相手のシールドひとつブレイクするたび、相手はかわりにそのシールドを表向きにする。
その中にある呪文を1枚、コストを支払わずに自分が唱え、持ち主の墓地に置いてもよい。
その後、相手はそのシールドを自身の手札に加える。
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ドレミ団 / 文明 光/水 / パワー12000 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ:光または水のコスト5以上のドラゴン
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、光のコスト5以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。
そうしなければ、カードを1枚引く。
■ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、次の相手のターンの終わりまで、相手はコスト7以下のクリーチャーを召喚できない。
特に《天革の騎皇士 ミラクルスター》は《マインド・サーチ》との相性も良く、《マインド・サーチ》で把握した相手のシールドの呪文を使うことができます。
デッキ完成!
デッキレシピ
お前の盾は俺のもの
このデッキのコンセプトは、《マインド・サーチ》で見た相手のシールドの呪文を《天革の騎皇士 ミラクルスター》で強奪するというものです。
ここで1つ注意点があります。《天革の騎皇士 ミラクルスター》のブレイク時能力で相手のシールドにある《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》を唱えた場合、《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》は相手のバトルゾーンに出ます。
相手の 《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》 をこちらに寝返らせることはできないので、《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》や《奇天烈 シャッフ》で止めましょう。序盤であれば、あえて相手に使わせるというプレイングもありです。
デッキの回し方
2ターン目に《アストラル・リーフ》を1ターン目に出したサイバー・ウイルスに進化させます。そのまま攻撃時に《ミラクル1 ドレミ24》に革命チェンジ、 《マインド・サーチ》 を使います。
3ターン目の動きは《マインド・サーチ》 を使ったり、革命チェンジで戻ってきた 《アストラル・リーフ》 を再利用するなど色々あります。 そして2ターン目に出した《ミラクル1 ドレミ24》 から 《天革の騎皇士 ミラクルスター》に革命チェンジ、把握した相手のシールドの中から自分にとって有利になるものを使います。
次に、把握した相手のシールドにクリーチャーやオーラのトリガーがある場合についてです。 クリーチャーの場合は《時の法皇 ミラダンテⅫ》か《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》 で封じましょう。 オーラやクリーチャーであっても封じることができない場合は、トリガーを踏んでも押し切れる打点をそろえてから殴るようにしてください。
採用理由
構築は【リーフダンテ】によせているので、ここでは質問がありそうなカードにだけ触れます。
【 NEOクリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー1000 / コスト2
進化:自分の水のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。
《貝獣 ホタッテ》や《パイパーパイプー》も候補にあったのですが、
・ 《アストラル・リーフ》 が引けなかったときに、1ターン目に出したサイバーウイルスに進化できるクリーチャー ・1ターン目にサイバーウイルスを出せなかった場合の2ターン目の革命チェンジ元
上記2つの役割をこなせるため《貝獣 チャバンラ》を採用しています。 破壊時、手札に戻ってくるのもかなり強いです。
GRや超次元は環境上位のデッキとの対戦を想定して組みました。自由枠なので好きなカードをいれるのもありだと思っています。
このデッキの使用者に求められる力
普通のデュエルマスターズの対戦においては、プレイングスキルや相手の使用しているデッキに対する理解が重要です。
しかし、このデッキに関して言えばそれらと同じくらい重要なものがあります。
それは記憶力です。
これは私が実際に回してみての感想なのですが、《マインド・サーチ》で見た相手のシールドを忘れることが結構あります。 相手の盾をせっかく見ても、見たカードがどこのシールドだったのかを忘れては本末転倒です。 しっかりと覚えるようにしましょう。
「チラ見」の魅力
《マインド・サーチ》の面白いところは、相手のシールドを自分だけが見ているという点です。 つまり対戦相手はゲームを左右する重要な情報をこちらに握られているという状態です。自分が知らない大切な情報を相手に知られているというのはかなり心理的にプレッシャーがかかります。
さらに相手のシールドを見る時に
「なんだ、この程度か。」と意味深につぶやくことで、相手により大きな心理的プレッシャーを与えることができます。
(注:大会では非紳士的な行為としてペナルティーをくらう可能性があります)
最後に
今回は環境にもワンチャンあるほどよい強さである(と自分で思っている)デッキを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
デッキの説明が多いので、前回と比べるとネタ要素が減ってしまったのが少し心残りです。
記事への感想やデッキへの質問などがありましたら、遠慮なくコメントしてください。
(コメントはできるかぎり返信するように心がけています)
ここまでご覧いただきありがとうございました!