こんにちは、◆ドラえもんです。
今回紹介するデッキは【ひっくりリリアング】です!
どんなデッキやねんと言われそうですが、名場面ベストが発売される以前から自分が独自に調整をしていたデッキになります。
《「ひっくり返したれやぁぁぁ‼」》を使う上で、《熱血星龍 ガイギンガ》を踏み倒すのは確かに強力だけど、それだけだと面白くないなあ…というのがこのデッキの出発点です。
【 呪文 】
文明 火 / コスト7
■G・ゼロ:相手のシールドが自分のより4つ以上多ければ、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■火のコスト7以下のクリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンから出す。そのクリーチャーは、相手のシールドを1つブレイクする。
取り敢えず7コスト以下の火の超次元ゾーンにあるクリーチャーを全部見てみると、こんなカードがありました。
カード名:終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:光/闇/火
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン/エンジェル・コマンド・ドラゴン/デーモン・コマンド・ドラゴン
パワー:7000+
コスト:5
■ブロッカー
■スレイヤー
■W・ブレイカー
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+2000する。
■自分のドラグナーすべての召喚コストを最大2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン/エンジェル・コマンド・ドラゴン/デーモン・コマンド・ドラゴン
《終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》
「エンジェル・コマンド・ドラゴン」・・・・?
【 呪文 】
文明 光 / コスト4
■G・ゼロ-バトルゾーンに自分のエンジェル・コマンド・ドラゴンがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■次の自分のターンのはじめまで、相手は呪文を唱えられない。
なんか悪いデッキが出来そうな気がする・・・・・
それでは早速解説に入りましょう。このデッキの特徴、デッキリスト、回し方の順に紹介していきます。
目次
【ひっくりリリアング】特徴
【ひっくりリリアング】の主役は《「ひっくり返したれやぁぁぁ‼」》です。
このカードを使うために、《ナゾの光・リリアング》とスーサイド戦法の組み合わせを採用しています。
※スーサイド戦法:自分のクリーチャーを破壊することでアドバンテージを得る戦法のこと
そして《「ひっくり返したれやぁぁぁ‼」》から出すのは、《終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》です。
そしてG0呪文の《ミラクルストップ》を使って相手の妨害をしていきます。
あるいは、ここまでの展開の中で何枚も呪文を使えているなら《次元の嵐 スコーラー》も出せるはずです。
エクストラターンを得て、一気にゲームを決めに行きます。
大体このデッキのキルターンは4~5ターン目です。
準備が整うまではドローやサーチを繰り返し手札の質を高め、勝負所となるターンで一気に呪文を連打して勝ちに行きます。
そういった堅実な動き以外にも《デビル・ドレーン》を使ってより速いターンに勝負をしかけることも出来ます。
そういった見極めが醍醐味のデッキと言えるでしょう。
【ひっくりリリアング】サンプルリスト
【ひっくりリリアング】採用カード解説
コンセプトカード
このデッキはマナからカードを回収出来ず、かつ、ハンドキープもシビアなデッキなのでコンセプトとなる、《「ひっくり返したれやぁぁぁ‼」》、《ミラクルストップ》はそれぞれ4枚と3枚と多めに採用しています。
また、上記のカードを早期に使うための《デビル・ドレーン》もコンセプトカードの1枚。
殿堂カードですが、《ロジック・キューブ》等でサーチが可能です。
スーサイド戦法のためのカード
まずは破壊される時にエスケープで場に残る《ナゾの光・リリアング》と《時の玉 ミラク》。
呪文を踏み倒す効果だけでなく、攻撃出来るかどうかは重要です。ただ《時の玉 ミラク》のブロッカーが役に立つ場面もあります。
さらに、上記2種類を破壊してアドバンテージを得られる、《堕牛の一撃》、《邪魂転生》、《ブータン転生》。
《邪魂転生》は採録によって、テキストが変更されています。ただ特にゲーム中の挙動には変更がありません。
詳しく知りたい方のためにこの記事の最後で軽い説明をしています。
呪文のサポートカード
スーサイド戦法における破壊対象を作りつつ、呪文の使用回数も増やせる《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》はこのデッキと相性が良いカードです。
【 呪文 】
文明 光 / コスト3
■GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)
■コスト3以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。
超GRゾーンは場から離れた時にアドバンテージを得られるカード、場に出ただけで山札を操作出来るカード等で固めるのがオススメです。
今回採用した6種類以外にも、《オレちんレンジ》、《シャギーⅡ》等もオススメです。
さらに自分のシールドの内容を把握しつつ、手札に足りない呪文カードを持ってくることの出来るサーチカードを6枚採用しています。初動として優秀なカードたちです。
呪文サポートカードとして最後に、《次元の嵐 スコーラー》。
【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / スペシャルズ / 文明 水 / パワー11000 / コスト11
■G・ゼロ:このターン中に自分の呪文を5枚以上唱えていれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。■W・ブレイカー■このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、それがこのゲーム中にバトルゾーンに出した最初の《次元の嵐 スコーラー》なら、このターンの後で自分のターンをもう一度行う。
このデッキのフィニッシャーです。
《異端流し オニカマス》、《とこしえの超人》等で《「ひっくり返したれやぁぁぁ‼」》があまり使い物にならない状況でも無理矢理このカードで突破することが出来ます。
その他のカード
最後に残った枠に《とこしえの超人》のような相手のメタカードへの対策カードを採用します。今回は《デッドリー・ラブ》と《秩序の意志》を採用しました。
前者は手札から使いやすいコストなのが良し、後者は状況は選ぶものの実質0コストでストライクバックとエスケープの噛み合いの良さがウリです。
《ロジック・キューブ》等で状況に応じて持ってこれるのでどちらも2枚ずつ採用しています。
また、他のカードでは《斬罪 シ蔑ザンド》もオススメです。
上記2種では対応出来ない《異端流し オニカマス》に対抗出来ますし、自分のクリーチャーを無月の大罪込みで2回破壊出来るのでこのデッキと相性が良いです。
今回は呪文じゃないという点をデメリットと考えて不採用にしています。
超次元ゾーン
《「ひっくり返したれやぁぁぁ‼」》から出る超次元ゾーンのカードを紹介していきます。
確定枠は《終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》1枚、《熱血星龍 ガイギンガ》2枚、《不死身のブーストグレンオー》1枚です。
残りの4枠は好きなカードを入れてOKです。自分はあると何かと便利な以下の4体にしています。
【ひっくりリリアング】回し方
このデッキ、癖のあるデッキなので最初の内は回し方に困ることもあるかもしれません。回す上でのいくつかの指針を紹介していきます。
まず自分のシールドの中身を把握する
まずは、《ロジック・キューブ》系のカードで自分のシールドが何なのかを把握します。ちゃんとシールドに何があるかは5枚全部把握した方がいいです。
自分は以下の順番で確認しています。
①《「ひっくり返したれやぁぁぁ‼」》と《ミラクルストップ》がそれぞれ何枚シールドにあるか
②闇文明のカードがどれだけシールドにあるか。→ドローソースをどれだけ盾から持ってこれるか、《秩序の意志》は使えるか等、かなり重要です。
③その他のカード
そして、1の段階でおおよそのゲームプランを頭の中で描きます。
このあと紹介するプラン1に派生する場合は《デビル・ドレーン》を、プラン2に派生する場合にはドローソースや状況に応じた呪文をサーチします。
次はそのゲームプランについて見ていきましょう。
プラン1:《デビル・ドレーン》から発進
《デビル・ドレーン》を打ったあと、《「ひっくり返したれやぁぁぁ‼」》を2枚打てる場合、もしくは、《「ひっくり返したれやぁぁぁ‼」》と《ミラクルストップ》を打てる場合に取ることの多いプランです。
基本的に《デビル・ドレーン》1枚からそのターン中にゲームを決めることは出来ません。しかもシールドが0枚になるので自分自身が危険な状況になります。
なので《デビル・ドレーン》を打っても直ぐには負けないような状況、自分が一気に優位に立てる状況でこのプランを取ります。
《ミラクルストップ》さえ打っていれば1ターン貰えるようなデッキが相手なら、《終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》+《ミラクルストップ》で時間稼ぎをします。
そして次のターンに《次元の嵐 スコーラー》まで到達させて確実に勝利を目指しましょう。
プラン2:手札を潤沢
手札をしっかり増やしてから一気に呪文を連打して《次元の嵐 スコーラー》まで繋げるプランです。
シールドを把握した際に、《「ひっくり返したれやぁぁぁ‼」》の枚数が少ない時に取るプランです。
基本的にはこのプランを取っていくことになります。
使える時に使えるだけカードを使うのではなくて、「次のターンに呪文5回を使うために」と考えて、あえて《ナゾの光・リリアング》や《堕牛の一撃》、《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》を温存する場面もあります。
実際に回っている様子が見れる動画
おわりに
いかがだったでしょうか。
このデッキをまとめるとこんな感じです。
- スーサイド戦法を利用して手札を増やし、一気に勝負を決めに行くデッキある
- 特に呪文主体のデッキ相手では《ミラクルストップ》で強気に戦うことが出来る
- ゲーム序盤で自分のシールドを把握し、そこでゲームプランを決めておくの回す上でのコツ
自分のオリジナルデッキ!、と銘打ちたいところではありますが、元々あった【スーサイドリリアング】の基盤を元に新弾のカードを使ってみたデッキでした。
名場面ベストのカードをふんだんに採用出来るのもこのデッキの良いところです。
特に《邪魂転生》は採録によってかなり集めやすくなりましたね。
《邪魂転生》は再録によりテキストが変更されています。
自分は最初これを見たときに、「あれ…?もしかして《ナゾの光・リリアング》を《邪魂転生》で破壊して、エスケープするとカードがドロー出来なくなった?」と思いました。
しかし、実際は問題なくドロー出来ます。”破壊したクリーチャー”というのは実際に破壊されたクリーチャーではなく、破壊しようとしたクリーチャーの数を数えます。
なので《ナゾの光・リリアング》でエスケープしても問題なくドロー出来ます。
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / スペシャルズ / 文明 光 / パワー2000 / コスト2
■キズナ(このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャー1体のP能力を使う)
P光のコスト3以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。
■エスケープ(このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のシールドを1つ手札に加えてもよい。ただし、その「S・トリガー」は使えない)
因みに《BAKUOOON・ミッツァイル》の場合は”破壊されたクリーチャー”を参照してGR召喚するため、エスケープ等で破壊を置換した場合はGR召喚出来ません。デュエマ語は難しいですね…
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / ワンダフォース / 文明 火 / パワー9000 / コスト9
■このクリーチャーを召喚する時、自分のクリーチャーを好きな数破壊してもよい。こうして破壊したクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にならない。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このクリーチャーを召喚する時に破壊されたクリーチャー1体につき、GR召喚する。
■自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
最後に、このデッキはプランニングも楽しく、相手との駆け引きも重要なデッキです。
使いこなすことが出来れば、環境デッキとも互角に戦えることもあります。
興味を持った方は是非使ってみてください。まだまだ改善の余地や強化の余地もあるデッキなので、環境デッキへの昇華も見込めるかもしれません‼