目次
はじめに
カーナベル所属プロのギラサキです。
今回は4月11日(土)に開催される、GP10thのレギュレーションにもなっている「チーム戦」がテーマです。
まず「チーム戦とは」というテーマ、その後、「個人戦との違い」「自分がチーム戦で気を付けている事」という流れとなっています。
※レギュレーションや大会形式についての話が含まれていますが、ここで述べた内容と異なる大会が存在する可能性があります。
チーム戦とは
CSなどの大会は個人戦で行われているものが中心ですが、チーム戦で行われているものも存在します。
基本的には3人チーム戦、稀に5人チーム戦があり、どちらもチーム内で過半数(3人チーム戦なら2人以上、5人チーム戦なら3人以上)が勝利する事でチーム全体の勝利となります。
GP10thでは3人チーム戦なので、2勝以上したチームが勝利となります。
以下、チーム戦=3人チーム戦として話を進めていきます。
個人戦との違い
ここではチーム戦が個人戦と比べてどのような点が違うのかについて話をします。
自分が負けても終わりじゃない
個人戦では自分が負けてしまうと、そこで終わってしまいます。
しかし、チーム戦では自分が負けてしまっても周りのメンハーが勝っていれば、チームとしては勝ちになります。
自分が負けてもまだ望みはある。これはチーム戦の大きな特徴です。
逆に自分が勝ったとしても、チームとしては負けてしまう場合も勿論あります。
回れば勝ち、回らなければ負けというデッキはチーム戦向け(?)
上記で述べたように、自分が負けてもチームメイトが勝てばチームとしては勝ちになります。
例えば「80%の確率でぶん回って勝てるが、20%で全く動けなくどんな相手にでも負けてしまうデッキA」があるとします。
デッキAを個人戦で使用した場合、どこかで20%を引いてしまうとその時点で大会に敗退してしまいます。
最近の競技シーンで勝っているデッキは安定性が高いものが多いため、デッキAのようなものはあまり目立ちません。
しかし、チーム戦では仮にチームの1人が20%を引いてしまった場合でも、他の2人がしっかりと80%を掴む事ができればチームとしては勝利となります。
これは個人戦の場合よりも分の良い勝負となります。
チーム戦と個人戦では強いデッキタイプが少し異なるのではないかと自分は考えています。
個人戦は安定性重視、チーム戦では爆発力重視のデッキが向いているという感じでしょうか。
昔、5人チーム戦で全員が《マーシャル・クイーン》を使ったチームが優勝した事があったのですが、これは完全に爆発力重視のデッキですね。
相談ができる
最近のチーム戦は、チーム内での相談が認められている場合が多いです。
※他人のカードを触れてはいけない、電子機器を触ってはいけない等の条件あり
どのカードをマナに置くか、このターン攻撃するかどうか等、プレイの迷いが生じた時の相談相手が傍にいるのは安心できますね。
相談が裏目になるパターン
相談ができる=良い事というイメージがあるかもしれませんが、相談をした事によって自分に不利益が生じる可能性もあります。
まず、相談をした事によって相手に手札の内容がバレてしまう事です。
相談はどうしても複数人で話す事になるので、相手に話している内容を聞かれる事は多く、その内容から手札の内容を推測されてしまう可能性は大いにあります。
こういった事態を避けるために、不用意に相談しまくるというのは得策ではないかもしれません。
後、相談相手にこれまでの状況を説明しないのは危険という事もあげられます。
基本的には相談相手も対面とのゲーム中ですので、チームメイトのゲームの流れを最初から見ている訳ではありません。
なので、相談を行う時は、相手の手札にある事が分かっているカードや、前のターンの行動などを伝える必要があります。
公開されている盤面をぱっと見で得られる情報と、1ターン目からゲームの流れを見ていたプレイヤーが持っている情報は異なります。
アドバイスをしたものの、相手の手札に○○があるなら違うプレイを伝えた方が良かったな…という後悔を起こさないためにも、アドバイスを受ける為に必要な情報はしっかりと伝えましょう。
※あまりにも時間を使うのはダメです!あくまで必要な事を簡潔に
自分がチーム戦で気を付けている事
チームメンバーの負けは自分の負け
自分が勝ったけど、チームメンバーが負けて敗北したとしても、メンバーのせいにはしないように心がけているつもりです。
相談ありなら、自分がもっと的確なアドバイスができた可能性もありますし、誰がそこに座っていても負けていたような試合内容であれば、割り切るべきです。
信頼しているメンバーを集めてチームを組むことが殆どなので、負けたメンバーを責めるという事は殆どありません。
いつも、負けてしまっても空気の悪くならないという事を意識してチーム戦のCSに出場しています。
楽しむ事が一番です。
不用意にカードを見せない
チーム戦ではメンバー内で考えたデッキをチーム内でシェアしている場合があります。
その場合、自分のデッキの中身を対戦相手に伝えてしまうと、対戦相手がチームメンバーに伝えてサポートされてしまう危険性が生じます。
なので、例えば相手の山札を全て墓地に送るループに入りそうな場合は山札の中身を見られる前に投了したり、相手にできる限り情報を与えないようにしています。
自分の試合内容が自分だけのものではない事はチーム戦ならではだと思います。
さいごに
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
自分は、「勝てた時の嬉しさも悔しさも3倍」になる(?)チーム戦が大好きで、今回のような記事を執筆させていただきました。
ちなみにこの前久しぶりに出場したチーム戦は【零龍ギャスカ】を3人みんなで使い、2位に入賞できました!
この調子でGP10thも勝ちたいですね…!
それでは!
感想や質問などは、コメントして頂ければ時間がある時に簡潔に返信させていただく予定です。
※記事に直接関係のない質問やデッキ診断等は基本的にはお答えできません。申し訳ありません。