【今日の一枚】vol.31《ア・ストラ・ゼーレ》俺がオーラでオーラが俺で

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【今日の一枚】vol.31《ア・ストラ・ゼーレ》俺がオーラでオーラが俺で

こんにちは。北白河と申します。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

この企画「今日の一枚」では「今バズっているカード」「今高騰しているカード」「今話題のカード」「往年の名カード」「今北白河の中でアツいカード」など、独断と偏見で北白河が選んだカードを定期更新(週四回くらい更新できたらいいな)で毎日1枚取り上げて語っていきます。

というわけで、今日もやっていきましょう。それでは、今日のカードはこちら。

《ア・ストラ・ゼーレ》

【オレガ・オーラ】
【種族】トリックス/デリートロン
【文明】 水
【コスト】6
【パワー】+6000

■これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■これをクリーチャーに付けた時、そのクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。こうして6体以上が手札に戻されたなら、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。
(オレガ・オーラ:これを自分のGRクリーチャー1体に付けるか、1体GR召喚してそれに付ける。そのクリーチャーがバトルゾーンを離れたら、これも同じゾーンに行き、その後、そのGRクリーチャーは自分の超GRの一番下に戻る。)

オーラはにんきもの

DMRP-09にて登場した、マスターカードですね。同セットのマスターカードでは唯一のメインデッキに入るカードであり、同時に唯一のオレガ・オーラでもあります。アニメではギャップ(当時はキャップと同一人物として扱われていましたが)の切札として登場しました。地味に初めての水文明のマスターカードでもあり、これにより各文明にマスターカードが揃うことになりました。

そのスペックはと言うと、パワー+6000にパワードブレイカー付与。加えてこのクリーチャーのパワー以下の相手クリーチャーを全バウンスし、6体以上戻すことができれば追加ターンというものです。水文明の最高レアで6体以上除去できるとなんかでかいことが起きるの、どこかで見たことがありますね。具体的には昨日見ました。

小粒の多い水文明のGRクリーチャーとは一見相性が悪いように見えますが、(忘れられがちですが)本来オレガ・オーラは一体のGRクリーチャーに積み上げて使用することを想定しており、高パワークリーチャーを作ってほしい、という公式の意図が見え隠れしますね。

その効果を見るに、「GRウィニーを横並べして一斉攻撃!」がドクトリンの当時のワンダフォースのGRクリーチャーを一掃して追加ターンの優位を築くことを想定したデザインだと思われます。

オーラはすごいぞ 天才的だぞ

とはいえ「相手に6体クリーチャーが並んでいる状態」はまあぶっちゃけ負け寸前であり、実用性という意味ではちょっと疑問符が付きます。ありそうなパターンとしてはよっぽどガチガチに膠着しているか、相手の一斉攻撃を《終末の時計 ザ・クロック》でいなした直後くらいでしょうか。

むしろ単に「6000+α以下の全体バウンスつきWブレイカークリーチャー」として、特に関係のないデッキに出張するケースが多かったように思います。《異端流し オニカマス》などのアンタッチャブルをどかせるのも魅力でした。GRクリーチャーはおまけと割り切り高パワーで固めるか、「あったら嬉しい」くらいのおまけを目当てにするかは好みが別れるところですが、13000まで除去範囲が広がる《ドドド・ドーピードープ》狙いで前者に寄せるパターンが多かったように思います。

オーラとしては大型ですが手打ち可能で取り回しのいいコストであることは大きな利点で、《極幻知 ギャ・ザール》から出せることはDMEX-05版のフレーバーテキストにもあるデザイナーズコンボです。オーラ戦略の主力が【ド・ラガンザーク】に移り、さらにそもそものGR召喚を使った戦略がループに移行した今となってはかなり厳しいと言わざるを得ませんが……。

トリックスってなあに

背景ストーリーにおいては、水文明のマスター(ギャップ)が生み出した、最初にして最強のオレガ・オーラとされています。 そもそもトリックスとは水文明のマスターによって《パラダイム・パラダイスLab.》にて作られた人工種族で、 その中でもギャップによって作られたプログラムやデータ生命体(≒GRクリーチャーやオレガ・オーラ)は「世界をデバッグし楽園を作るもの」という意味で、デリートロンと名付けられています。……いや仮にもそんな前向きな目的のプログラムに「デリート」とか付けちゃダメでしょ!宇宙船「お前を殺す号」とかそんなノリじゃねえか!

「トリックス」の由来については純粋に「トリック」から来ているというのが濃厚ですが、ウィザーズ的にはかつてMTGに存在した同名のデッキ【トリックス】の意味合いも込められているんじゃないかなあと邪推しています。「『出た時に大量のライフを得るがしばらく後に同量のライフを失う』というカード《Illusions of Grandeur》を出した後に相手に押し付ける」というコンボデッキで、イリュージョン→手品→トリック→トリックスという流れでこの名前がついたらしいですよ。

公式がデュエマにおいてMTGのこのデッキに言及したのはこれが初めてではありません。初回は《ビックリ・イリュージョン》の「魂の本質を変えてしまえば、ウサギだって竜になれる。」というフレーバーテキストです。どのへんに【トリックス】要素があるかというと、《Illusions of Grandeur》のイラストがそのまんま「ウサギを魔法で竜に見せかける」というものだからです。

参考画像(カーナベルMTGコーナーよりお借りしました)

スタッフが一部MTGと共通していることもあり、デュエマにもたまにこういう小ネタが挟まれます。興味があれば調べてみるといろいろ発見があるかも知れません。

え、ムートピア?そのうち滅ぶんじゃないですか?

というわけで、《ア・ストラ・ゼーレ》でした。明日で毎日更新が終わる!と思いきや、翌日が通常更新の日だったことに気付きました。つらい。それでは、次の記事で。

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