というわけでこんにちは、神結です。
去る7月1日、20枚(カードプール的には17枚)に及ぶ殿堂解除が実施されました。
殿堂が解除されるようになったものわずか数年前のことなのですが、これまでの解除はかなり慎重に慎重を重ねたようで、枚数自体はそれほど多くありません。
結果、環境デッキの強さと明らかに見合っていないようなカードたちが殿堂に居残り続けていたのも否めないですね。
しかし今回はデュエマ20周年ということで何かテンションが上がったのか、特大レベルの恩赦が実施されることになりました。サンキューチアリ。
今回は17枚のカードたちについて簡単に紹介をしつつ、それを踏まえて新弾と合わせた新環境の考察を私なりにやってみたいと思います。
数が多いので早速進めていきましょう。それでは、どうぞ。
目次
プレ殿→殿堂(0枚→1枚)
プレ殿から殿堂になったのは計5枚。いずれも一時代を築いたカードたちです。
《アクアン》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 サイバーロード / 文明 水 / パワー2000 / コスト4
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分の山札を上から5枚、表向きにしてもよい。その中の光と闇のカードをすべて自分の手札に加え、それ以外のカードを自分の墓地に置く。
デュエマが光闇のカードを使って戦うゲームだった頃の産物で、一時代を築いたカードです。
解除にあたり、感慨深い思いを抱いてる人もいるのではないでしょうか(主に30代くらい)。
4マナで最大5枚ドローというのは現代から考えても唯一無二……かどうかはさておき(某設計図たちを思い出しながら)、少なくともこれが通ってしまえば勝つという時代はありました。
というか、コイツが強すぎて《スケルトン・バイス》が使われないくらいだったし。
ただ現代においては4ターン目に5ドローして5ターン目に勝つデッキは、それはそれでむしろ健全な部類ということで、今回の解除に至ったのでしょう。
今後の殿堂解除は少し様子を見てだと思います。さすがにデッキ次第ではファーストチョイスのカードになり得るので。
《超次元バイス・ホール》
(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 闇 / コスト6
相手の手札を見てその中から呪文を1枚選び、捨てさせる。
次のうちいずれかひとつを選ぶ。
自分の超次元ゾーンにあるサイキック・クリーチャーを2体まで、コストの合計が6以下になるように選び、バトルゾーンに出す。
コスト10以下の闇のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。 (ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自分の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
ドロマー超次元の全盛期に大活躍した1枚ですね。
相手の手札の呪文を叩きながら「《時空の支配者ディアボロス Z》を送り出して制圧する」「汎用性の高い小型の超次元を並べる」という中盤から終盤まで使える万能カードでした。
しかしこれらが現代のデュエマで通用するかと言うと……。アドバンスでも超次元の存在感が日に日に小さくなっていっております。
次元を出すだけなら同じ効果を持っている《超次元ジェニー・ホール》が使われていないくらいですし、解除そのものも妥当と思った方は多いのでは?
なんなら、そのまま殿堂そのものが解除されてもしまっても問題なさそうに見えます。アドバンスでしか使用出来ないカードは、かなり緩めに見積もってくれてもいい気がしていますね。
《邪神M・ロマノフ》
(殿堂カード) 【 進化クリーチャー(Mデッキ進化) 】
種族 ゴッド / ダークロード / ナイト / 文明 火 / パワー3000+ / コスト5
Mデッキ進化-自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からクリーチャーを1体選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。表向きにした残りのカードを自分の墓地に置く。表向きにしたカードの中にクリーチャーが1枚もない場合、このクリーチャーを手札に戻し、表向きにしたカードをすべて墓地に置く。メテオバーン - このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、火か闇のコスト6以 下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分のマナゾーンから唱える。G・リンク《邪神R・ロマノフ》または《邪神C・ロマノフ》の左横。
このカードは嬉しいですね……。
《生命と大地と轟破の決断》や《百鬼の邪王門》というわかりやすく相性のいいカードがあるため、【4c邪王門】なんかでは見掛けるカードになるかもしれません。
《“魔神轟怒”万軍投》も、このカードであればタダで撃つことが可能に。
超次元ビート系のデッキそのものが落ち目ではあるため、従来までのような活躍の機会は少なそうですが……。
とはいえ赤も黒も呪文は出続けることになるので、相性のいいカードは増えていくでしょう。
まぁ、個人的には思い入れもあるので使いたい寄りです。
《次元流の豪力》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ビーストフォーク / エイリアン / 文明 自然 / パワー2000 / コスト5
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト6以下の光、火、自然いずれかのサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
《フェアリー・ギフト》もいないなら、まぁ健全なカードということなのでしょう。彼をプレ殿に追い込んだのは《龍覇 サソリス》なのですが……。
基本的には《勝利のリュウセイ・カイザー》を出すのが仕事ですが、たまに《勝利のプリンプリン》を出したり、《舞姫の覚醒者ユリア・マティーナ》を出したりもします。
まぁコイツも、ここ数年のアドバンスに溢れたカードパワーを考えると……といったところでしょうか。《最終龍覇 グレンモルト》とか見てると、普通に健全なカードに見えますね。
正直いますぐ強く使えるデッキというが、現状あまり思い付かないです。このカードも、いずれはしれっと殿堂からも解除されているる気がしています。
《ミラクルとミステリーの扉》
(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 水/自然 / パワー- / コスト5
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
S・トリガー
自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から進化クリーチャー以外のクリーチャーを1体相手に選ばせ、バトルゾーンに出す。残りを好きな順序で自分の山札の一番下に戻す。
このカードも1枚なら帰ってきて欲しかったので嬉しいですね。2枚以上は危険かも?
トリガーという意味では《神歌と繚嵐の扉》があって、これも特に使われていなかったというのもあって妥当だとは思ってます。
正直、山札から踏み倒す系のトリガーそのものがかなり落ち目になりましたね……。
たぶん理由はいくつかあって、第一にメタカードが蔓延っていて自分のターン中に強く動けないこと。第二に「そもそもランダムな踏み倒しをしても勝てない」こと、といった感じでしょうか。
現環境だと《ドラゴンズ・サイン》とか≪ナウ・オア・ネバー≫とか、特定の決まったクリーチャーを踏み倒さないともう受からない、みたいな感じになってしまっていますからね。そりゃ、安定しないですよね。
扉は比較的ランダム要素を抑えられるのと、《龍素記号Sr スペルサイクリカ》や《龍風混成 ザーディクリカ》で唱え直せるメリットがあるので、1枚までならちゃんと楽しめるカードではあると思います。
殿堂→無制限
こちらは歴代の切り札から過去の最強カード、そして現代でもオンリーワンな力を持っているカードまで色々解禁されていますね。
《サイバー・ブレイン》
【 呪文 】
文明 水 / コスト4
S(シールド)・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に戻すとき、コストを支払わずにすぐ使ってよい。)
自分の山札からカードを3枚まで引く。
かつては汎用性の鬼みたいなカードでしたが、現代では明確な採用理由がない限り使われないカードになってしまいました。
アクアンが許されるくらいだから、それはそうなんですよね。3ドローしてもゲームは終わらないですからね。
ちなみに明確に採用理由を提示出来るデッキで言えば、【マーシャルループ】でしょうか。
さすがに《マーシャル・クイーン》から《サイバー・ブレイン》捲ったらちょっとテンション上がっちゃうかな~~~。
《スパイラル・ゲート》
【 呪文 】
文明 水 / コスト2
S(シールド)・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に戻すとき、コストを支払わずにすぐ使ってよい。)
バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
他のバウンスの呪文のスペックを考えるとまぁ妥当でしょう。
青の速攻デッキのお手軽バウンス呪文ということで制限となっていましたが、別に殿堂カードの動きをしているわけではなかったですからね。
一応テンポは取れますが、このゲームってそういうゲームじゃなくなっちゃったからなぁ……。
低コストで自分のクリーチャーを戻せることの方が、現代では価値が高そうかなぁ、と思っています。
《パラダイス・アロマ》
【 クリーチャー 】
種族 サイバー・ウイルス / 文明 水 / パワー2000 / コスト3
G・ゼロ-バトルゾーンにサイバーロードが1体でもあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
予想でも書きましたけど、思ってる以上に遊べるカードだと思います。
そう考えるとG・ゼロって偉大ですよね。古来は《超電磁トワイライトΣ》、現代では《パラディソ・シエル》辺りが相方候補でしょうか。
《海底鬼面城》は没収されているためそれなりの要求値はありそうですが、相変わらずデッキによっては核となりうるカードだなぁと感じています。
《パーロックのミラクルフィーバー》
【 呪文 】
文明 水 / パワー- / コスト7
カードの名前をひとつ選んで言う。その後、自分の山札の上から、選んだ名前のカードが出るまで1枚ずつすべてのプレイヤーに見せる。見せたカードをすべて自分の手札に加える。
まさか帰ってくるとは思ってもいませんでした。
たぶんこのカードをコンセプトにしたデッキは、充分CS入賞出来るだけパワーはあると思っています。7コストの青の呪文ということで、比較的踏み倒しやすくもありますからね。
個人的にはずっと使いたかったカードだったので、たぶんCS等でも機会を見て使っていこうと思っています。
マガツカゼに弱いのは、まぁご愛嬌ということで……。
《プラチナ・ワルスラS》
【 進化クリーチャー 】
種族 マジック・コマンド / イニシャルズ / 文明 水 / パワー6000 / コスト3
■進化:自分の水のクリーチャー1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、カードを3枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札を1枚捨てる。
「こんなとき、《プラチナ・ワルスラS》があればな……」と思った回数も多いカードなので、復活はかなり嬉しいです。
序盤のドロソ兼アタッカーとして、その後のゲームプランを作りやすいカードなんですよ。試合の再現性が高められる、いいカードってわけです。
個人的にはこの解除で【赤青覇道】が強化されていると思うので、開発部デッキを買って遊んでいる方は、これを追加するだけでも充分に楽しめるかと思います。
《凶星王ダーク・ヒドラ》
【 クリーチャー 】
種族 ダークロード / 文明 闇 / パワー6000 / コスト6
自分のクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、そのクリーチャーと同じ種族のクリーチャーを自分の墓地から1体選び、自分の手札に加えてもよい。
W・ブレイカー(シールドを攻撃したとき、このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
ヒドラでヒドラを回収出来るのはバグだと思ってました。ずっと。
「光ってるドラゴンが強い! 」みたいな小学生時代の自分でも、このカードの凶悪さだけはよ~~~く理解していました。だって、使われると負けるんだもん。
しかしカードを使い回す時代が終わった現代となっては、このカードがバグみたいなテキストだったとしても環境には合いませんでした。100mを8秒で走れても、やってる大会が将棋だったら関係ないですからね。
そんなわけで数年前にプレ殿が解除されましたが、残念ながら使われていません。
「このカードが1枚ではなくて複数枚で真価を発揮するカードだから!」といった要素もなくはないでしょうが、単純に方向性の問題でしょうね……。
《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》
【 ドラグハート・フォートレス 】
文明 闇 / コスト5
■このドラグハートをバトルゾーンに出した時、または自分のドラグナーが攻撃する時、闇のコスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
■龍解:自分のターンの終わりに、自分のクリーチャーを4体破壊してもよい。そうした場合、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。
【龍解後】
カード名:極・魔壊王 デスゴロス
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:闇
種族:デーモン・コマンド・ドラゴン
パワー:13000
コスト:10マナ
マナ:-
■このクリーチャーが龍解した時、相手のクリーチャーを2体まで破壊する。
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置いてもよい。その後、進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
■T・ブレイカー
■龍回避―このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりに、フォートレス側に裏返す。
【黒単ヘルボロフ】は一時期最強のデッキでしたが、それを支えていたのは2枚の《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》による完全制圧でした。
黒の優秀な小回りが利くカードで手札を刈り取りながら実質的な"詰み"を作っていくのは、かなりプレイヤーの腕が試されるデッキだったんですね。だからTIGHTさんみたいに、勝ってる奴はずっと勝ってる、みたいな。
結果的にヘルボロフくんのお家は殿堂となり半壊してしまいましたが、いまでも根強いファンが多いデッキです。
正直《極・龍覇 ヘルボロフ》が現代のカードパワーに追い付いていないので環境で活躍することはなさそうですが、このカードに書いてあることは本物。
ドラグハート自体が強いギミックなので、新ドラグナーがくれば或いは……。
《カモン・ピッピー》
【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / ハンター / 文明 火 / パワー1000 / コスト5
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、 次のうちいずれかひとつを選ぶ。
▼コスト3以下のファイアー・バード・サイキック・クリーチャーを2体まで、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
▼コスト6以下の火のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
まぁ《次元流の豪力》が許されるならこっちも……。
こちらもギフトがないので理不尽感はなくなっていますよね。
こちらもギフトからクソデカトリッパーこと《勝利のリュウセイ・カイザー》を繰り出すことが出来ます。ちなみに《勝利のプリンプリン》は出せません。
代わりといってはなんですが、1枚から2枚展開が出来るので《BAKUOOON・ミッツァイル》のような数が欲しいカードとはちょっと相性がいいんですよ。
一応こっちは《鬼寄せの術》で早出し出来るので、3ターンリュウセイしてニコニコしたいデッキで遊びたい方は、是非。
《獰猛なる大地》
【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト8
進化ではないクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。相手のマナゾーンから進化ではないクリーチャーを1体選び、相手はそれをバトルゾーンに出す。その後、バトルゾーンから自分と相手のクリーチャーを1体ずつ選び、持ち主のマナゾーンに置く。
というわけで《獰猛なる大地》も解禁されました。
これ許して貰えるんだと思いましたが、まぁメタカードに引っかかりやすい8マナのカードを綺麗に撃てたら勝っていいよ、ってことなんでしょう……。
基本的には相手の場のクリーチャーを弱くして、自分の場のクリーチャーを強くするカードです。
このカードはちゃんと強くて、獰猛+ヴィルヘルムで気持ち良くなったり、獰猛+鬼修羅でそのまま効果を2回使ったりと、結構自由度も高くやりたいことも出来ます。
個人的には、《獅子頂龍 ライオネル》とのコンボが好き。
現代だと《禁時混成王 ドキンダンテXXII》あたりと相性がいいでしょうか。このカードは踏み倒しに制限がないので、撃ったらちゃんと勝てるようにデッキを構築したいですね。
《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》
【 クリーチャー 】
種族 ロスト・クルセイダー / 文明 闇/火/自然 / パワー1000 / コスト5
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのターン、自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」と「スレイヤー」を得る。そのターン中、それらのクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く。
このカード好きなんですけどねぇ……。
帰還した理由は例に漏れず環境の変化、というよりこのカードが環境に追い付いていないのが現状です。周囲のインフレが凄い。
現代の3色の5コストクリーチャーって、《ドンドン吸い込むナウ》を撃ちながらマッハファイターで革命チェンジ出来るらしいんですよ。
ただ色合い的には優秀な1枚なので、デッキによっては採用候補になるカードかも? デアリカラーの強いカードって少ないですからね。
あと、なんやかんやでこのコスト帯で全体SA付与は珍しいです。
個人的にはこのカードで盤面を捌いてマナを伸ばしたあと、終盤にマナから出して全体SAでトドメを刺すって使い方がが好きです。
《ガヨウ神》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / スペシャルズ / 文明 ゼロ / パワー4000 / コスト5
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計5枚以上あれば、カードを2枚引く。その後、ジョーカーズを1枚、自分の手札から捨ててもよい。そうしたら、カードを2枚引く。
ジョーカーズ最強のカードのうちの1枚が帰宅してくれましたね。サンキューチアリ、サンキューイマムー軍曹。
元々《ジョギラゴン&ジョニー ~Jの旅路~》+≪バーンメア・ザ・シルバー≫の組み合わせ自体は強力だったので、ガヨウまであると結構ヤバいことまで出来ると思ってます。
ジョーくんシリーズのラストということもあって、奮発してくれたんでしょうか。
正直、使いたいですよね。将来的に、普通にCSで見掛けるようにもなるかも……?
《破界秘伝ナッシング・ゼロ》
【 呪文 】
文明 ゼロ / コスト7
■アタック・チャンス-無色クリーチャー(自分の無色クリーチャーが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい)
■自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。こうして見せた無色カード1枚につき、このターン、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体はシールドをさらに1枚ブレイクする。見せたカードはすべて、好きな順序で山札の上か下のどちらかに戻す。
まぁ。
コイツは……。
いいか…………。
マガツカゼにも引っ掛かるし………………。
ちなみにこのカード、不意に飛んでくると相手の計算がバグるので意外性は高めです。
ただこのカードって《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》を前提とした運用ではあるので、このカードがないのとさすがに厳しいとは思ってます。
やっぱり《希望のジョー星》と組み合わせて遊んでいこうな。
環境に与える影響は……?
というわけで17枚のカードを紹介させていただきました。
実際、これらの解除されたカードはCS会場で見掛けることは全然あると思っています(もちろん、全てではありませんが)。
しかし環境デッキとして上位に食い込むかと言われると、ちょっと懐疑的です。
そもそも、Tier1を揺るがすほどのカードを返してしまうのは元も子もないでしょうが、環境にそこまで変化がなさそうなのは残念ですね。
う~~~んJOどうやって倒そうかな……。
実際、新弾のカードとめちゃくちゃ相性がいいって感じでもないので、旧環境のデッキがしばらく活躍することになると思います。
オリジナルではJO退化を軸としたデッキが活躍すると思いますし、アドバンスでもガイアッシュ覇道やドラグナーも含めて、それは同様でしょう。
ただ面白いカードは自体は幾つかあるので、特に昔の知らないカードの挙動などを是非使って欲しいなぁ、というのは個人的にあります。
特にMデッキ進化とかね。なんかマガツカゼで止まってヤバいけど。
まとめ
というわけで今回は、殿堂解除されたカードの所感について書いてみました。
感想などは是非Twitterの方でお願いします。
是非皆さんも、殿堂解除カードされたカードを集めて使って充実したデュエマライフをお過ごしください。僕は《サイバー・ブレイン》4枚使います。ヒストリーデュエマで。
それでは、また次回の記事で~。