加齢に従って、不調に「理由」がなくなっていく
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
月が変わってから、原因不明の体調不良が続いています。頭の中にもやがかかった感じで集中できないというか、心ここにあらずというか。
先日はそれが激烈に悪化して、マジで死んでました。一番怖いのは、「この状態がデフォルトであって今まではたまたま上手くいってただけ」という可能性です。生きていたい。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードはこちら。
《天龍神アークゼオス》
【 クリーチャー 】
種族 ファイブ・オリジン・ドラゴン / 文明 光 / パワー15500 / コスト10
■ブロッカー
■T・ブレイカー
■自分のドラゴンが攻撃する時、カードを1枚引いてもよい。その後、光のコスト9以下の、「ブロッカー」を持つ進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
■相手が自分のクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)
DMEX-18にて登場した、ファイブ・オリジン・ドラゴンの一角ですね。単体で語ることは当然何もありません。
太古の超獣世界にて各文明の代表として世界を収め、後に《 Volzeos-Balamord 》として盛大にディスペクトされることになる彼ら。
能力的にもさぞかし強いんだろうな……と思いきや、なんだかどれも「そりゃ重いだけあって出りゃ強いけど……」みたいな、なんかこう……微妙なスペックなんですよね。
同じことできる重いカードが腐るほどあるというか、どれも微妙に既視感のあるスペックというか。
なんか特定の仕事が持てるカード、「『神歌繚嵐』強化のためにモアイランド買ったやつを後悔させるためだけに生まれたドラゴン」こと《 海龍神クリスド 》くらいな気がします。
では、なんで彼らの能力がイマイチ、有り体に言えば時代遅れになったのか。そこには、Kaijudoにおける「Monarch」と呼ばれる存在が関わってきます。
……というわけで、今回のテーマはKaijudoの「Monarch」サイクルです。三回連続やるとは俺も思ってなかったよ!なんで誰も手を付けてないんだよこの分野!もっと語れ!
まず「Monarch」とはなんぞやといいますと、Kaijudoにおけるクリーチャーワールドをかつて収めていた各文明の王と言えるクリーチャーなわけです。直訳すれば「君主」だけありますね。
それぞれが各文明のクリーチャーを制御・支配するアーティファクトを持っており、人間世界と超獣世界を隔てる帳を作り出すためにそのマナを使い果たして眠りについたが、ラスボスのChotenによって目覚めさせられた……という設定があるらしいですよ。知らんけど。
というわけで、それぞれのMonarchの説明を。
光文明のMonarchは、エンジェル・コマンド(日本のそれとは似て非なる存在ですが)の《Eternal Haven》さん。直訳すると「永遠の安息地」ですが、おそらく「エターナル・ヘイブン」と音写したほうがそれっぽいですね。 Angelic Liege(天使の君主)なる異名つきで呼ばれることもあるようです。
なんかよくわからん光文明らしい姿(婉曲的表現)をしていますが、どうやら女性扱いされてるっぽいです。よく見ると周りを飛び交っている女神像っぽいやつが端末みたいなものなのかもしれませんね。
水文明のMonarchは、リヴァイアサンの《 King Tritonus 》。日本の命名ルール的にも「キング・トリトナス」と訳すのが丸そうです。サイバーロード系統ではなく、いわゆる大怪獣タイプが君主をやってる当たりにお国柄を感じます。
見るからに話の通じなさそうな見た目ながら、他のカードのフレーバーやCV設定を見るになんとこれでもちゃんと喋るようです。見かけによらないぜ。
闇文明のMonarchは、ダークロードの《Qween Kalima》。日本語だとそのまんま「女王カリマ」でよさそうです。異名付きの正式名称はQueen Kalima of the Infinite Darkとのことですので、「無限の闇の女王カリマ」と呼んだ方がそれっぽいかも。
闇文明のやることはどの国でも変わらないようで、復活させられて早々に光文明に侵攻を企てたりしています。こういうのの裏側に黒幕(Choten)がいるのも日本と一緒ですね。
火文明のMonarchは、アーマード・ドラゴンの《Infernus the Immolator》。「生贄を捧げる者、インフェルナス」くらいの感覚でしょうか。
向こうでもやっぱり火文明は主人公カラー。主人公のレイに新たな力を与えたり、火文明の代表としてタツリオンの過去の罪を許したりと、露骨に活躍が描かれています。
自然文明のMonarchが、日本でいうジャイアントの《Almighty Colossus》。命名ルールを考えると、「全能の超人」とするのがいいでしょう。
えーと。海外wikiをざっと眺める限り、こいつについて話すことは「歩くだけで付近のマナが回復する」くらいしかなくてですね……。作中で一切喋らないらしいので、話すことが少ないのも当然です。
とまあざっくり紹介してきた彼らなんですが、彼らのテキストに注目。頑張れば中学英語でも読み解けます。たぶん。
彼ら、一番下の文明全体強化能力を除けば五龍神とほぼ同じ能力(厳密には五龍神のほうがアッパー調整入ってますが)持ってるんですよね。
そう、つまり五龍神はMonarchサイクルのリメイクなわけです。国境とゲームと時間を超えたリメイク……とかんがえると、なんだかロマンを感じませんか?
そうなると、五龍神がパッとしない理由もわかります。カードパワーが日本の同時期より低いKaijudoの水準で10年前に作られたカードのリメイクなので、生まれた時から型落ちしてるんですね。
とはいえ、種族にドラゴンを、効果にドラゴンサポートを付けたおかげで「完全にどうしようもない」というところからは踏みとどまることに成功しているのがカードデザインの妙ですね。
面影をがっつり残しつつ、それそのものではないというデザインそのものは結構好きですよ。それがオリジンとドラゴンを名乗ってるのはともかくとして。
……ちなみに、この辺については公式から「(五龍神とMonarchは)世界が違うだけで同じような存在かもしれない」と言及がありました。
え、もしかしてデュエマでおなじみ「並行世界」とか「世界線」概念ってKaijudoも巻き込むの……!?
新章モナーク、モララーク
というわけで、《 天龍神アークゼオス 》でした。
これは全然関係ないんですが、英語を一番手っ取り早く身につける手段は「やりたいことをやる上で英語がないと何ともならないところに自分を追い込む」だと思ってます。
中高生の頃はマジで英語大っ嫌いだったんですが、大学に入ってMTGのオンライン版(日本語未対応)を始めてから見る見るうちに苦手意識が消えていってですね。
……いやその、オンライン版だと(デッキによっては)カードの値段が冗談抜きで紙の1/10とか普通にあったんですよ!マジで!少ないアルバイト代で楽しむには、英語を習得する必要があったんですよ!
結局紙も並行してやることになったから一瞬で何もかも破滅したけど!
さて、次回予告のコーナーです。
弊社のECサイトにはカードごとに「一緒に買ってるランキング」というお遊び要素があるのですが、皆様にはそのランキングのみを見て次回のカードを当ててもらいます。
おや、画像がありませんね。まだ出てないんでしょうか。
というわけで、次回のカードはこれです。各自予習していってください。
この記事の感想などありましたら、#北白河の今日の一枚でのツイートや拡散などなど心よりお待ちしております。
下のボタンからすぐにやると、確実に拡散できてさらにお得!今すぐやれ!
それでは、次の記事で。北白河でした。