後は特殊パックで水単色のマジックをですね
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
いやあ。来ますね、「革命・アメイジン・マジック」。
マジック陣営のアレさに泣いた「双龍戦記」時代がウソのような気合の入った新カードたちに、毎日胸をときめかせています。
……実はこれちょっと嘘でして。最近最新情報記事を書くようになったせいで、新カードを見るたびに「また業務が増える……」という新たなドス黒い気持ちが生まれつつあります。
まあなんにせよ、(マジック陣営に限らず)各陣営の強化が本当に無法かつ的確になっているのは事実。しかも今回のセットでいきなりアクセルが踏まれたんだからたまりません。
感覚的には、第一弾で最小構成の4×10をどう埋めるかに苦労していたマジック陣営が、いつの間にか4×30くらいから取捨選択するようになっていた……って感じですね。
正直言ってこれは俺が求めていたマジック陣営(メクレイドで展開を行う単色構成のことです)の強化ではないんですが、それでもこの新たなマジック陣営は素晴らしいものである……と断言できます。
何かにつけて毎度斜に構えている私ですが、今回ばかりは正直に新パックが楽しみです。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードはこちら。
《鎮圧の使徒サリエス》
【 クリーチャー 】
種族 イニシエート / 文明 光 / パワー3000 / コスト2
ブロッカー(相手クリーチャーが攻撃するとき、このクリーチャーをタップして、その攻撃を阻止してよい。その後、その相手クリーチャーとバトルする)
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
DM-04で登場した、コモンのイニシエートですね。
当時の光文明の序盤の基本だった「攻撃不能ブロッカー」の一角にして、フレーバーテキストのテンプレを崩して当時のきたしーを激怒させた……という話は一度しましたね。
今見れば地味なスペックながら、軽くて癖のないスペックで序盤の攻防を支えたり、高パワーを活かしてタップキル戦術を取ったりと何かと便利に扱われたこのカード。
イニシエートには長らく1マナ生物がいなかったことから進化元としても最適で、実際にここから《 聖天使ジーク・バリキューラ 》に進化されたこともあった気がします。
当時の小学生にも大人気だった《 光陣の使徒ムルムル 》の登場まで、お世話になったプレイヤーも多いはずです。
ただ、当時の自分の回りでは(デッキには採用されるものの)そこまで人気がなくてですね。
他の光文明の軽量カードに比べてデザインが複雑で、自由帳へのお絵描きの際にめんどくさかったんですよね。曲線が少なくて描きやすいから光文明を描いてるのに、こんなの描いてられませんからね。そりゃみんな《 予言者ジェス 》とか描くよ。
ところで今回のカード、なんか見た目に違和感がありませんか?
なんというか……イラストがキラキラしすぎてるとか……右下に妙なロゴがあるとか……。
そう。今回のバージョンは例によってプロモカード。
その配布先は、「デュエル・マスターズ パフチョコレート」のおまけです。はい。食玩です。
というわけで今回のテーマは、食玩プロモについて。手短にはなりますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。
今回の《 鎮圧の使徒サリエス 》が収録された「デュエル・マスターズ パフチョコレート」は、2008年5月28日に明治製菓株式会社(現:株式会社明治)から発売されました(DMwiki調べ)。時期としては極神編末期ごろですね。
こちらの特徴は、カードイラストがアニメで使われた3DCGであることと、右下のエキスパンションシンボルが「meiji」ロゴになっていること。この点から識別は容易です。
収録カードは《鎮圧の使徒サリエス》《フォーチュン・ボール》《飛行男》《封魔ガルマジアス》《トット・ピピッチ》《ボルシャック・ドラゴン》《青銅の鎧》《無頼勇騎ゴンタ》の8種類ですが、各カードにイラスト違いが2種あるので合計16種類。
一応パッケージイラストに描かれていた《 ボルシャック・ドラゴン 》が当たり枠のようですが、通常枠でも使いやすい基本カードが選ばれていることから子供にも優しい商品だったと言えるでしょう。
割と好評だったのか、その後も定期的に新セットが登場して第四弾まで続いたこのシリーズなのですが……。
ここでちょっと、第二弾と第三弾の当たり枠を見てみましょうか。ちょっと大きめの画像で。
一見何の変哲もないプロモですが、右下にご注目。
エキスパンションシンボルが、変わってますね?
そう。実は第二弾発売直後の2009年4月1日、明治製菓はグループ企業と合併して新体制になりロゴも一新されたのです。
その関係で、2009年8月9日に発売された第三弾からはエキスパンションシンボルのロゴも変わってるんですね。
昔は「同じシリーズのエキスパンションシンボルなのに大人の都合で途中で変わるの面白いな」くらいに思ってたんですが……。
カード一枚の企画・デザイン・印刷に結構な時間がかかっているという事実を知ってからは、「突然『明治製菓のロゴ変わります!』って言われてデザイン変えたり印刷サンプル刷り直したりした人がいたのかな……」という暗澹とした気分になってしまいました。
メインターゲットのキッズに商品を届けるために、たくさんの……本当にたくさんの大人が汗水たらして働いているという事実に一度気付いてしまえば、もう後戻りはできないのです。
明治の商品で一番おいしいのはメイバランスだと思ってます
というわけで、《 鎮圧の使徒サリエス 》でした。
ちなみに、これ以降のデュエマ関連の食玩は関連企業のタカラトミーアーツから発売されています。さすがにロゴ変更の件とは関係がないと思いたいのですが……。
性質上本流パックを凌ぐ豪華なプロモを付けることは難しいのですが、それでもこういったところから入ってくる層というのはきっといるはずです。
アニメイラストプロモや食玩デッキなど、これからもキッズ層が自然とデュエマに触れられる施策を進めていってほしいものですね。
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