平行世界にすら居場所がない
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
だいぶカードが出揃ってきたパラレル・マスターズですが、起源神は枠がなさそうですね。
大丈夫です。絶好の再録チャンスを逃すのは、いつものことですから。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードはこちら。
《ウマキン☆プロジェクト》
【 クリーチャー 】
種族 トリックス / サイバー・コマンド / チームウェイブ / 文明 水/自然 / パワー0000+ / コスト4
■バズレンダ [cc02](このクリーチャーのコストを支払う時、追加で [cc02]を好きな回数支払ってもよい。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、その{OL} 能力を1回と、追加で [cc02]支払った回数、使う)
{OL}自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚を手札に加え、もう1枚をタップしてマナゾーンに置く。
■パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■自分のマナゾーンにあるカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。
つのだ☆ひろ、ゴー☆ジャス、ダイアモンド☆ユカイ…
DMRP-13で登場した、SRです。20thレアにて広江礼威氏のイラストで再録されたことでも話題になりましたね。
バズレンダを活かした圧倒的なリソース獲得能力を持つ、今なお多くのデッキに採用される一枚です。
こいつを見てると、昔【ターボゲート】で使ってた《 ハイドロイド混成体 》を思い出すんですがそれはまた別の話。偽ウーロ、あんまり使われなかったな……
ところで、このカードで目につくのは何といってもその名前に誇らしげに輝く「☆」。
あらゆる手段を駆使して目立ちまくりバズを狙うチームウェイブらしいネーミングですが、カード名に「☆」が最初に使われたカードが何かわかりますか?
ちょっとだけ考えてみてください。
はい、《 ニケ ※◎☆#△ 》ですね。正解者はタップをプレゼント。私はカードを引きますね。
というわけで、今回のテーマは「カード名に含まれる記号の初出」について。カードについたエアロパーツの元祖を辿っていきましょう。
あ、「・」については多すぎてカウントしてられないので今回は対象外にしますね。DM-01から腐るほどいるって!
ちなみに、カード名と記号は公式カードリストでチェックしております。もし間違えてたらごめんね。
「!」(感嘆符)の初出となるのが、DM-36の《 蛇手の親分ゴエモンキー! 》。
殿堂入りも果たしたこのカードですが、地味ながらこう言った点でも前代未聞の能力を持っていたりします。
かつては冠詞部分(ハンター勢に顕著)に強調のためについたり、最近ではセリフっぽい名前の呪文名にもよく使われる「!」ですが、実はクリーチャー名の末尾についているのはこれと《 遊びだよ!切札一家なう! 》と《 超法 カツドンGO! 》《 リッチ警官 キャッシュ! 》だけだったりします。
「?」(疑問符)の初出となるのが、《 エイリアン・ファーザー<1曲いかが?> 》
最近ではクソ動画チームウェイブの呪文で頻出する「?」ですが、よく考えたら…というかまあよく考えなくても普通カード名には入らないタイプの記号です。
たぶん一番マシな使われ方してるのが《 懐疑の虎狼 ミラーズホロウ/「汝は偽名なりや?」 》あたりですかね。
こう考えると「フレーバーの代わりにツインパクトの呪文名をセリフにする」っていうやつ、けっこうなソリューションだったんですね…。
「、」(句点)の初出となるのが、《 その子供、凶暴につき 》。
これもセリフ系呪文で多数出てくるようになった記号ですが、初出は意外にもコラボカードのこれ。他にもコラボの《 精神を刻む者、ジェイス 》やギャンパレセットなど、妙にコラボに多い印象があったりします。
「:」(コロン)の初出となるのが、《 真実の巨兵 サンダーバードRe: 》。
G・ストライクの「Re:」シリーズでばらまかれたこの記号ですが、意外にもそれ以前の使用頻度は少なめ。《 暴君憑依:マキシマム ザ 亮君 》や《 Code:1059 》くらいだったりします。
他にも「∞」→《 激流剣砲 カツ∞キング 》や「。」→《冥界の不死帝 ブルース /「迷いはない。俺の成すことは決まった」》のように一枚にしかついてないものもありますね。
何かほかに変な記号がついてるカードがありましたら、Twitterでぜひお声がけください。
最後に、カード名におけるアルファベットの初出ってわかりますか?またクイズです。
答えは、DM-20の《 無敵巨兵オメガブラックZ 》と《 無敵巨兵ゴーマッハV 》。正解者にはゴーマッハからタップをプレゼントです。私は手札を補充しますね。
ギリシャ文字(サバイバー)やギリシャ数字(《 機神装甲ヴァルゲットⅢ 》)より登場が遅いのはちょっと意外ですね。
印刷に至るまで考え抜かれたカード名というものは、実は有限のリソース。そんなカード名に新たなバリエーションをもたらしてくれる記号というのは、実は我々が思っているより重要なものなのかもしれませんね。
……いや、だからと言って 「𝄇」とかつけられても困るんですけど。お前のことやぞキラ。
池畑慎之介(ピーター)が一時「池畑慎之介☆」って名乗ってたの初めて知りました
というわけで、《 ウマキン☆プロジェクト 》でした。
これをリクエストしたなりチャマン(「キャップ」を名乗っていました)はおそらくチームウェイブの代表としてこのカードを選んだんだと思いますが、《 キング・マニフェスト 》はもうやっちゃったんですよね…。
背景ストーリーにおいて何をやったかわかってないカード、結構書くのが難しかったりします。精進せねば。
さて、次回予告のコーナーです。
弊社のECサイトにはカードごとに「一緒に買ってるランキング」というお遊び要素があるのですが、皆様にはそのランキングのみを見て次回のカードを当ててもらいます。
おや、ランキングどころか画像が存在しませんね。これはどういうことでしょう。まだできてないんでしょうか。
というわけで、次回のカードはこれです。各自予習していってください。
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それでは、次の記事で。北白河でした。