君も有限の時間を無為に過ごそう
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
いやあゴールデンウィークですね。
ゴールデンウィークになると何が起きるかというと、担当スタッフが休みになるわけです。担当スタッフが休みになるということは、俺とよしもとさんが両方いない水曜日が発生するというわけです。そりゃ記事も上がらないというものです。
えーと。すみませんでした。事前に気付けるようにします。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードはこちら。
《レク・シディア》
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / レクスターズ / 文明 光 / パワー3000 / コスト2
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■相手のクリーチャーは、出たターン攻撃できない。
DMRP-21にて登場した、アンコモンですね。
メタリカの初代マスターこと《 オヴ・シディア 》がレクスターズとなった姿なのですが……スター進化を手に入れてから素でレクスターズに加入するケースはなんだかわりとレアな気がしますね。
というわけで今回は前置きもそこそこに、このオヴ・シディアというキャラのカードについて過去を眺める感じでざっくりやっていこうと思います。
彼の初登場はDMRP-02の《 オヴ・シディア 》。「隻眼の王」という異名を持ち、メタリカを統べる長として登場した一枚です。光文明にしては異色の、名前の由来通りの黒曜石じみた黒いボディが特徴的ですね。
ライバルキャラのキラの使うマスターカード……ということで、相当期待されていた(個人の感想です)のですが。
その「ピンチの終盤に繰り出して展開&防御追加で逆転を狙うフィニッシャー」というスペックは、「軽いのを並べまくるだけで強い」メタリカにはちょっと重すぎたようです。当時はなんか並んだ数だけマナが出るやつが生きてましたし。
まあそれでもハマったときの効果自体は強力ですので、《 星の導き 翔天 》や《 大迷宮亀 ワンダー・タートル 》なんかと組み合わせて遊んでた覚えはありますね。ちょうどそういう格安記事が上がったからそちらもどうぞ。
登場時点でデッキになってしまった同期の《 "罰怒"ブランド 》と違ってそこまで使われなかったからか、公式で「もうちょっとやりようがあったかも」と烙印を押されてしまったラビリンスの呪いからか、はたまた《 煌龍 サッヴァーク 》登場までの繋ぎ役として作られたからか、ストーリーにおける彼の出番はおおむねここがピークです。
次に登場したのが、DMBD-04にて登場した《 オヴ・シディアDG 》。私も《 絶対の畏れ 防鎧 》欲しさにデッキ買ったのでよく覚えてます。
要するに、「構築済みデッキの目玉SRカード」枠ですね。マスターがさっそく格落ちになった……と思いきや、同時発売のDMBD-03でもマスターの格下げ版の《 ビギニング・ザ・メラビート 》が収録されてるからおあいこ……なんでしょうか?あっちは雑誌付録の再録ですが。
サッヴァークが完成に至るまでの姿たる「DG」の力を得たからか、さっそくこちらもゼロ文明に。
暴発&シールド追加という起源神垂涎の効果を持つ彼は、おそらく年末に向けてプッシュされる新ギミックこと裁きの紋章(もっと言えば、トリガー付きの《 隻眼ノ裁キ 》)との組み合わせを想定されたものと思われます。
また、+5000のパンプアップのラビリンス効果も《 DG ~裁キノ刻~ 》を想起させる……など、総じて「DG」戦略との関係性を全力で推し進めた一枚と言えるでしょう。
……ただ、根本的な問題たる重さについては据え置き。文明が消えたので《 星の導き 翔天 》からの踏み倒しも消えたのも痛いですね。
まあこれについては「旧来の奴じゃなくて《 DG ~ヒトノ造リシモノ~ 》とか《 エメスレム・ルミナリエ 》とかから出してくれよな!」っていう公式のメッセージだとは思うんですが。ならもっと出したいカードを一か月後に出すなよ!
そこから一年間を挟んで登場したのがDMBD-07の《 オヴ・シディア† 》。 私も《 集結ノ正裁Z 》欲しさにデッキ買ったのでよく覚えてます。 デッキケースとスリーブをカードショップにいたキッズくん(スリーブなしで遊んでた)にあげたりもしましたね。
またもや構築済みデッキの目玉SR枠!《 煌世主 サッヴァーク† 》の力を受けて、さらなる裁きの紋章サポートとして特殊なシンパシーと踏み倒しを引っ提げて登場することになりました。
重ねれば重ねるほど強い裁きの紋章との相性はピカイチ……ではあるのですが、「デカくて踏み倒しができるブロッカー」は言わずもがな超激戦区。そもそも重ねた裁きの紋章を使い回すならDG人造がいますし。
また、いかにシンパシーがあるとはいえさらに重くなったコストも悩みの種。「《 天門ノ裁キ 》から出してくれよな!」という公式のメッセージもあるんですが……ちょっと痒いところに手が届かないスペックかなあ、と言うのが正直なところですね。惜しい……!
ちなみに、この辺から「メタリカの王」という設定は完全に消滅して「サッヴァーク第一の部下」みたいな扱いになってきます。こんなシームレスな格下げある?
順当に行けばGR関連として登場することが期待された超天篇、DMEX-07にて登場したのが《 コヴ・シディア/ライトハンド・ライトニング 》。まさかの右手だけの登板です。
一見地味なスペックながら、「《 オヴ・シディア 》から出せる」「《 オヴ・シディアDG 》で暴発しておいしい」「盾に行けば《 オヴ・シディア† 》の軽減になり、好きな面で踏み倒せる」などと過去の姿とはどれも好相性。
おまけにタップorアンタップ効果によって位相が重要となるメタリカサポートもこなす……という、まさに機能美の化身とも言える一枚に仕上がっています。
ちょっと能力的にはささやかすぎるきらいもありますが、こういうデザインめちゃくちゃ好きですよ。あとはまあ……左手もあれば100点満点でした。
十王篇一年を挟んで王来篇で出てきたのが、《 オヴ・シディア<サザン.Star> 》。格安デュエマ研究所のレギュラー……だったんですが、連載が続くに従ってデッキのバリエーションが増えちゃってそうは言えなくなってきましたね。
《 共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス 》の力を受け継いだこのカードは、どちらかと言うとオヴ・シディアよりもサザン要素の強い一枚。
「小型がいっぱいいるとめっちゃくちゃカードを引ける」という要素を引っ張った上で、2打点のスター進化なので自力でも最低限殴ってビートダウンを加速していける……という感じですね。
「本人の我が強いやつ」「継承先の我が強いやつ」「どっちでもなくなったやつ」の3パターンが存在するスター進化の中でも、特に継承先の血を引いたカードと言えるでしょう。
同時に、オヴ・シディアとしては言うこともなくなっちゃうんですが……。はい。記事のためにカードがあるわけじゃないですからね。
サッヴァークとは別に「DG」のレクスターズとか出ません?
というわけで、《レク・シディア》…というか、 《 オヴ・シディア 》でした。最新の姿にはまだ特に説明がない(はず)なので、次のパックで新たな姿を見せてくれるのを期待しましょう。そんな枠あるか?
……すっごい今さらなんですが、「隻」って漢字辞典を引くと「組になったものの片割れ」って意味なんですよ。
はじめから一個しか眼がないことを「隻眼」っていうの、大丈夫なんでしょうか……?
さて、次回予告のコーナーです。
弊社のECサイトにはカードごとに「一緒に買ってるランキング」というお遊び要素があるのですが、皆様にはそのランキングのみを見て次回のカードを当ててもらいます。
というわけで、次回のカードはこれです。各自予習していってください。次はちゃんと水曜日に上がる予定です。でも水曜はまた俺が休みなんだよな…
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それでは、次の記事で。北白河でした。