【第5回TWC】ループはデュエマの芸術だ!

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【第5回TWC】ループはデュエマの芸術だ!
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はじめに

皆さんお久しぶりです。ループとコンボ大好きデュエマプレイヤーたこ焼きです。皇帝ループの記事では思った以上にたくさんの方々に投票していただけたようでびっくりしました。皆さんありがとうございました。

記事の良かったところは引き継ぎ、直すべきところは直してより良い記事を書いていこうと思いますのでこれからもよろしくお願いします。

さて突然ですが皆さんは「ループデッキ」にどんなイメージがありますか?

「相手ばっか楽しんでてつまらん」「長い、長すぎる」「プレイングうまくないと使えないでしょ?」というようにマイナスのイメージを持たれる方も多いと思います。

いいですか、皆さん。

そんなイメージを持つ必要は全くありません。

ループデッキを使うということがどのようなことなのかを知ればきっとあなたのループデッキに対する評価も変わります。今回は皆さんのループデッキへの不快感を吹き飛ばすために「ループデッキ」というものについて詳しく解説していこうと思います。

*ツインパクトカードや超次元クリーチャーなどの名称において、必要ないほうの名称は省かれる場合がありますが、ご容赦ください。

目次

ループはデュエマの芸術だ!

カードゲームの中でもループというのは異色の存在です。相手になにもさせずに倒すこの行為に不快感を持つ方も多いように思われます。しかし、ループデッキというのは、幾つものカードが美しく紡ぐ、まさに芸術作品なのです

芸術作品というと大げさなように聞こえるかもしれません。しかし、一つのループが生まれるというのは、奇跡の現象なのです。

現在デュエルマスターズに存在するカードの種類が何種類か、みなさんご存じですか?その数なんと11690種類(タカラトミー公式、3月25日調べ)です。この膨大なカードプールの中からとてつもないシナジーを生み出す2枚を見つけ出すことがどれだけ難しいことか想像できますでしょうか。

もし適当な二枚を選んでいくとすれば、試行回数は11690×11689÷2= 68322205回。一秒に一回でもすべてのパターンを見るのに2年以上かかります。3種や4種のカードの組み合わせを探すとなれば、その何千倍もの時間をかけなければなりません。

究極銀河ユニバース
まさに大宇宙

この中にある驚異的なシナジーを生むペアは せいぜい100個程度しかないでしょう。ましてや環境で高速ビートダウンデッキと闘えているデッキなんてほんの一握りです。

このように一つのループデッキが環境で戦えているというのは数多の人々の研究と奇跡によってもたらされた、まさに人類の英知の結晶なのです。(言い過ぎ

また、ループデッキを使いこなす人はその裏で通常のデッキには必要のない努力があることも忘れてはいけません。ループデッキを動かすには次の4つの工程が必要なのです。

ドッカンデイヤーループの場合

①決心

あなたは環境トップの一角、ドッカンデイヤーループを作ろうと決心しました。

ウサギやサカナがもうすぐやってくる‥

まずはデッキに必要なカードを揃える必要があります。これはお金さえあれば誰でもできますが、そもそもこの決心をしない人が多いです。 前述のような 、ループというものに対する先入観を捨て、決心した人だけがループデッキ使いになる資格を得ます。

②ループ方法の暗記

次にループルートを覚える必要がありますね。ドッカンデイヤーループの場合は《斬罪 シ蔑ザンド》で破壊ストックを無限に増やし、《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》の離れた時効果を使ってGR召喚を無限に使えるようにしたら、《ヨミジ 丁-二式》の効果で《黒神龍ザルバ》などの相手の山札に干渉するカードで相手のデッキを空にします。…美しいですね。(盲目)

スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘

ふつうはこれを覚えたらループデッキを使えるようになったと思いがちです。しかし、美しいループデッキは反面、繊細であることが多く実践では一つのミスが命取りになることが多いです。そのため、一人回しによってデッキに関して深く知る必要があります。

③デッキの特徴をつかむ

さて、ここから長い長い一人回しが始まります。このデッキはだいたい何ターンキルぐらいなのか、何をされるとループできないのかなどを検証していきます。特定のデッキとの対面を考える場合には、例えば「2ターン目と3ターン目に必ずハンデスされる」など制限をつけると弱点が見えやすいです。

また、一人回しの最中に多くの「決断」があるとおもいます。例えば、無理してでもマナの色を確保するか、1ターン待ってドローにかけるか、というようなものです。それをメモしておくと、統計的にどちらの択をとるべきかがわかり便利です。

④弱点を考える、そして補う

そうしたらそこで見えた弱点を補えるようなカードを入れていきましょう。例えば、水文明のカードがなくて3ターン目に《天災 デドダム》が出せないことが多いということが起こったとします。そうしたら《黒神龍ザルバ》の枠を《腐敗麗姫ベラ》に変えてマナの色を確保する、《奇天烈 シャッフ》の枚数を増やす。などの工夫をしましょう。

せっかくプロモになったのに延期されたかわいそうな人

上のようなちょっとの変化では無理な時は、デッキのフィニッシュ手段を大きく変えるのも手です。例えばもっと受けを厚くしたくなった場合は、ドッカンデイヤーループではフィニッシュ方法を《 ひみつのフィナーレ! 》と《 οθ チェスナッツ 》のコンビに変えます。

こちらの場合、 《 ひみつのフィナーレ! 》 を撃ち、 《 οθ チェスナッツ 》 の能力を利用してマナをすべてアンタップします。そして《 回収 TE-10 》の能力で 《 ひみつのフィナーレ! 》 を回収し、また 《 ひみつのフィナーレ! 》 を撃ちます。 《 ひみつのフィナーレ! 》には相手の山札の一枚目を墓地に落とすという効果があるのでこれを繰り返すことでことで相手のデッキを空にできます。このような改良を終えたら、また③に戻り、もくもくと一人回しに励みます。

ひみつのフィナーレ!
ネタカードだと思ってたのに…

このようにループデッキを使えるようになるまでには、デッキを作る。デッキをループ方法を暗記する。回してみて弱点を探す。見つかった弱点を埋められるように工夫する。という4つの工程が存在します。この努力なしではループデッキを使えるようにはなりません。

まとめ

このようにループを使うまでには複雑なループの暗記、試行錯誤の連続、何百回にも及ぶ一人回し…様々な努力によって成し遂げられたものであると言うことを忘れてはいけません。ループをされた時には不快感ではなくむしろ相手の努力に対してリスペクトすべきです。

それでもやっぱりループに対して抵抗を感じる方々はいます。その理由は何なのかというのを僕なりに考えた結果2つの仮説ができました。それは

ループデッキを使えないと思っている(もしくはめんどくさくて使わない)

うざがられて友達を失いたくない

ということです。

「だったらほとんどループ手順を覚えなくてよくて、友達を失わない程度の凶悪さに仕上げればいいんだ‼ついでになるべく安くして敷居を下げよう!」と考え実際にデッキを作っていくことにしました。

ループデッキを作る際に大事な「コツ」のようなものも載せましたので、今までの説明を読んでループデッキに興味を持った方、作ってみたくなった方も是非ご覧ください!

ループデッキを作ってみよう!

今回の目標

ループが簡単で長くない。害悪、理不尽にしない。デッキが安い。(1万円以内)

①ループルートを開拓しよう

新しくループデッキを作る時に一番最初に行う事はなんでしょう?それはループルートを作ることです。面白い、楽しい、強い、そして簡単にループできるデッキを作るのが大きな目標です。

じゃあどうやってループを作るの?ループを考えるのに自信がない人でも簡単にループ方法が見つかる着眼点を紹介したいと思います。それは

共通点を見つけること

です。

これがループデッキを作る際に役立つ着眼点です。つまるところ今あるループデッキのループ方法から共通点を見つけて活かす方法です。今回は環境にいる二つのループデッキから共通点を見つけてみましょう。

ドッカンデイヤーループ

MEGATOON・ドッカンデイヤー
デュエマ界のシンデレラボーイ(ガール?)

ドッカンデイヤーループの核は名前の通り《 MEGATOON・ドッカンデイヤー 》です。このカードの重要な能力は「手札を1枚捨てた時にGR召喚する。」という能力です。

ハイオリーダファイブスター

音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」

このデッキの核《 音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」 》はシールドを追加した時にGR召喚できる能力を持っています。

この二つのデッキの共通点は何でしょう?それは何かを達成するたびにGR召喚できるという能力を持ったクリーチャーを採用している点です。ではほかにもおなじように 何かを達成するたびにGR召喚できる という効果のカードがないか探してみました。その結果、見つかったのがこの二枚です。

イッコダス・ケイジ/種デスティニー
不朽音奏 トロンベルト

上の《 イッコダス・ケイジ/種デスティニー 》は「このクリーチャーがバトルに勝った時GR召喚する」、下の《 不朽音奏 トロンベルト 》は「このクリーチャーがタップした時GR召喚する」という能力を持っています。

では皆さん、ここで問題です。ループデッキを作るにあたり、作りやすそうなのはどちらのカードでしょう?

【問1】テック
Thinking time

正解は 《 イッコダス・ケイジ/種デスティニー 》 です。ちょっと簡単だったかもしれませんね。

なぜ?って思った方、安心してください!今からその理由を多面的に説明していきます。あってた方は自分の考えた理由とあっていたか確かめてみてください。

イッコダス・ケイジ/種デスティニー 》 がいい理由

理由① コストが圧倒的に軽い

まずはだれでも見ればわかるコストの理由です。 《 イッコダス・ケイジ/種デスティニー 》 はマナコスト4なのに対し、 《 不朽音奏 トロンベルト 》 はマナコストが6です。このマナコストの差は2に見えますが、実際には1000億ぐらいの差があります。その原因となっているカードがこの二枚です。

《マリゴルドIII》と《生命と大地と轟破の決断》はともに効果でマナゾーンからコスト5以下のクリーチャーを踏み倒すことができます。《生命と大地と轟破の決断》はともかく 《マリゴルドIII》 は、GRゾーンを使うループデッキになる以上おのずと入ってくるカードだと思われます。そのため、このコスト差は差は大きいです。

ループデッキに限らず、現代デュエマにおいて核となるクリーチャーがコスト5以下であると、戦略の幅が一気に広がります。僕はデッキを作る際に少し意識しています。

理由② メタクリーチャーに強い

《 イッコダス・ケイジ/種デスティニー 》はマッハファイターを持っているため、出たターンにメタクリーチャーを除去しながらループを行う準備ができます。呪文面でも、相手の小型クリーチャーや 《卍 新世壊 卍》をはがすことができて便利です。

卍 新世壊 卍
次期環境戦えるか?

一方《 不朽音奏 トロンベルト 》 は、除去耐性こそあるものの、メタクリーチャーへの耐性は全くありません。これでは《 洗脳センノー 》などによって、ループに入ることを妨げられてしまうかもしれません。

理由③ あれ?よく考えてみると…

はい皆さん。ネタバレの時間です。もう一度《 不朽音奏 トロンベルト 》 の効果を読んでみましょう。

「 このクリーチャーがタップした時、GR召喚する。 」

じゃあ仮に無限回タップすることができるようになったとするとタップしてアンタップしてタップして・・・・

これ無限アタックで勝っとるやん(# ゚Д゚)

爆烈マグマロイヒ
無限アタックでおなじみ

もちろん《 チキチキ・JET・サーキット 》などで、味方を全員スピードアタッカーにしたうえで、アタック時に 《凶鬼67号 アゴクイ 》で破壊、その後何らかの方法で蘇生というようなルートがないことはありませんが、そんなことをしている時間は現代デュエマにはありません。あくまで楽しみながらも勝つことを目標にデッキを作っていきましょう。

以上三つの理由で、今回は《イッコダス・ケイジ》を中心にGRクリーチャーを駆使したループデッキを作っていきましょう。

①続き

ではつぎに《イッコダス・ケイジ 》 でループをするために必要な条件である無限回のバトルを達成できるようなカードを探しましょう。今までにあるデッキの中でバトルでループするデッキは・・・ありました。

「紅蓮ゾルゲループ」です。このループデッキでは 《紅蓮の怒 鬼流院 刃 》の持つ、自分のハンターがバトルに勝った時にそれよりコストの小さいハンターを超次元ゾーンからバトルゾーンに出す能力と《偽りの名 ゾルゲ》の持つ、クリーチャーがバトルゾーンに出た時に、クリーチャーを二体選んでバトルさせる効果を組み合わせたデッキです。

そこに、バトル後に覚醒してコストの高くなる《 遊びだよ!切札一家なう!/カレーパン・マスター 切札勝太 》を組み合わせることで、コストの階段をジャンプします。あとは無限に(当時は殿堂入りしていなかった)《 ヴォルグ・サンダー 》を出せるので、相手の山札を空にできますね。

このデッキに入っている《 偽りの名 ゾルゲ》 は《 イッコダス・ケイジ》 と相性抜群です。

イッコダス・ケイジ》で出したGRクリーチャーをそのまま 《 偽りの名 ゾルゲ》 の効果で《イッコダス・ケイジ》 とバトルさせて破壊し、また 《イッコダス・ケイジ》 の効果でGR召喚する。

これで超簡単なループが出来上がりました。ではデッキの骨格が出来上がったところで少しずつ肉をつけていきましょう。

この章のちょっとしたポイント

・ループデッキを作るときはまずループ方法から考え、肉付けする感じでデッキを作る。

ループが思いつかないときは今あるループデッキの共通点から攻める。

・(ループに限らず)コスト5以下と6以上の差はでかい

・メタカードを意識する。

・ほかの方法でいいじゃん、という風にしない。(コンセプトの崩壊を起こさない)

・ループデッキに関しては古いデッキを漁ると、ヒントがあることが多い。昔の人たちも結局同じように特殊勝利することを目指しているため、フィニッシュ直前の動きが近いことが多い。

②フィニッシュ方法を決めよう

つぎにフィニッシュ方法を決めましょう。フィニッシュは完全ロックで殴る方法と、Extra winを使う方法、相手の山札を空っぽにして勝つ方法が考えられますが、今回のループは盤面にクリーチャーが残らないので3つ目で行きましょう。

また、フィニッシャーの中で《ツタンメカーネン》《ブラッディ・クロス》などは自分の山札を同時に削ってしまうため、適当に採用することはできません。よく考えてからフィニッシャーを選びましょう。

このループでは上で説明したようにGR召喚を無限にでき、破壊も無限にできます。つまり、GRクリーチャーの登場時能力と破壊時能力を無限に使えるということです。まず最も相性が良さそうなGRクリーチャーはこの2枚ですね。

コスパ最高!

《マリゴルドIII》と《ヨミジ 丁-二式》はどちらもループパーツを踏み倒すことができます。《 ヨミジ 丁-二式》 はフィニッシュループにも使えそうです。しかし、《 ヨミジ 丁-二式》 の効果は自身を破壊しなければならないため、《 イッコダス・ケイジ》 の破壊先になれるようなフィニッシャーが必要です。そこで今回は《 腐敗麗姫ベラ 》さんにフィニシャーになってもらいましょう。

腐敗麗姫ベラ
悪女代表

これで《 ヨミジ 丁-二式 》を破壊しても大丈夫です。ループの骨格ができました‼

まずは《 天啓 CX-20 》などで無限ドローして、《 バクシュ 丙-二式 》で手札から《 腐敗麗姫ベラ 》を捨てれば準備完了です。

初期盤面

次に《 ヨミジ 丁-二式 》の効果で、自身を破壊し、墓地から《 腐敗麗姫ベラ 》 を蘇生します。

次に《 腐敗麗姫ベラ 》 と《 イッコダス・ケイジ 》をバトルさせて《 腐敗麗姫ベラ 》 を破壊、《 イッコダス・ケイジ 》を効果でGR召喚します。

これで、また《 ヨミジ 丁-二式 》 が回ってくるまで、GR召喚すればOKです。これで、《 腐敗麗姫ベラ 》 をいっぱい出せるので、相手の山札を削り切れます。

このループなら早い、簡単、見てる側も退屈しないとあって一応最初の目標は満たしていると思います。

この章のちょっとしたポイント

・相手の山札に干渉するカードは、ループのフィニッシャーになる。(当たり前)

・ループが壊れないかよく考えてからフィニッシャーにを選ぶ。

③ループを支える脇役

ループは確かに強力ですが、それを支えるのは《 ”魔神轟怒”万軍投 “》や《神秘の宝箱》などの名脇役たちです。これらがあって初めてループが成り立ちます。

これらの中にはマナ加速や大量のアドバンテージを稼ぐ積極的なものと、防御や妨害に尽くすものがあります。代表的なものだと、前者にはドッカンデイヤーループ、後者にはナウ・オア・ネバーループがあげられます。

今回、まず最初に僕が思いついたのは後者に入るランデス戦略でした。《 龍素記号Sr スペルサイクリカ 》で《 焦土と開拓の天変 》を使いまわし、最後は 《襲来、鬼札王国! 》 で 《偽りの名 ゾルゲ》 を蘇生してループしようと思いました。

焦土と開拓の天変

2ターン目マナ加速。3ターン目《マナ・クライシス》。4ターン目《 焦土と開拓の天変 》 。5ターン目《 龍素記号Sr スペルサイクリカ 》で《 焦土と開拓の天変 》で合計3マナランデスして・・・

これ絶対友達なくすやん(´;ω;`)

せっかくループが単純でも戦術が害悪だと友達をなくしかねません。しかも少々プレイングも難しくなってしまいます。最初の目標に沿ってませんね。それなら自分の勝ち筋をまっすぐ通すデッキのほうが良いと考えて、また一から作り直しました。

マナカーブを意識する

まずは勝ち筋の通し方を考えます。このデッキは 《偽りの名 ゾルゲ》 を出さないとループが始まりませんので。どういう風に8マナ帯に到達するかが問題でした。

そうして考えているうちに一枚のカードをすっかり忘れていたのを思い出しました。そう、《襲来、鬼札王国! 》 です。このカード、受けをこなしながら《 偽りの名 ゾルゲ》 を蘇生できる優れもので、絶対採用しないといけませんね。メタカードに対しても《 イッコダス・ケイジ 》 があるのでそれほど心配する必要はありません。

ループデッキに踏み倒し系カードはつきものです。一気に戦術の幅が広がります。

襲来、鬼札王国!

これでデッキに火、自然、水、闇の四色が入ることが決まりました。5文明にするとプレイング難易度が上がってしまうので何とかこの4色に収めたいですね。

またGRをマナカーブの中に入れて有効利用することも考えていきましょう。今のところの予定では、2ターン目にマナ加速し、3ターン目と4ターン目で準備を整えて、5ターン目にループするルートをとりたいです。そこで、3、4ターン目にGR召喚を大量にできる。あのカードを入れようとしましたが…

高っ!

さすがに4枚6000円は敷居が高すぎますね。なのでこの枠は、GR召喚回数が減りますが 《γγ モンキュウタ 》で妥協しましょう。一応手札を捨てなくていいという差別点はあります。いちいち捨てる手札で悩まなくていいのでスピ―ティーです。

γγ モンキュウタ

また、《 襲来、鬼札王国! 》や《 ヨミジ 丁-二式 》 で《 偽りの名 ゾルゲ》 を踏み倒す予定なため、墓地肥やしも大切です。そこで《ダーク・ライフ》と《天災 デドダム》を入れたいところなのですが《天災 デドダム》は値段が高いです。そこで《天災 デドダム》の代わりになってもらうのがこちら!

*/弐幻ムクチューン/*

*/弐幻ムクチューン/* 》です。マナが増えない のがネックですが、手札からもカードを墓地に送れるのが便利です。 コストが1多いことに関しては、2コストのマナ加速の枚数を増やしてあげることで解決できそうです。

また、このループデッキは《 イッコダス・ケイジ 》 と 《 偽りの名 ゾルゲ》 を出した後で、もう一体パワー3000以下のクリーチャーを出す必要があります。なので、最低コストでGR召喚できる《大罪より生まれし果実》を採用します。

大罪より生まれし果実
襲われなくてよかったね

一見《 失罪 モグニ否フ 》のほうが良いように見えますが、地味についているパワー+2000によって《 イッコダス・ケイジ 》 のパワーを超えてしまう可能性があるのでアウトです。

これでだいたいのデッキの動きが決まりました。

2ターン目に確実にマナ加速を決めながら、3,4ターン目にマナ加速を絡めつつ手札を補い、5ターン目で《 襲来、鬼札王国! 》 からの《 偽りの名 ゾルゲ》 +《 大罪より生まれし果実》 か、GR召喚を大量にして 《マリゴルドIII》と《ヨミジ 丁-二式》 を狙うという感じの方針にしましょう。

一回ここまでのデッキの内容を整理してみます。とりあえず今までに挙げたカードと、《フェアリー・ライフ》を4投、《霞み妖精ジャスミン》を2枚入れます。GRは《 バクシュ 丙-二式 》 のみ一枚で他は2枚です。

なんかデッキメーカーがうまく使えなかった

現在約7000円(カーナベル価格)。

さあ残り3000円の勝負です。デッキの対応力とパワーを上げていきましょう。

この章のちょっとしたポイント

・踏み倒しはループデッキにおいて、デッキの圧縮や戦術の増加に期待ができる。一方でメタカードに対してより一層注意が必要だ。

・初動の枚数は、デッキのパワーと安定性との選択である。ループデッキの場合ループを補助するカードとの選択となる。今回は《天災 デドダム》を採用できないため、いち早く4コスト帯に向かわなければならず、初動枚数を増やした。

④仕上げ

さあついに仕上げの時がやってきました。先ほどのデッキを見てまず思うことが水文明が少ないということです。また、いっさい妨害カードを入れないと、ほかの高速ループデッキに一瞬でボコボコにされます。なので余った枠に《 奇天烈 シャッフ 》を2枚、《 機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」 》を1枚投入します。このくらいの妨害なら友達なくさないよね?

また、トリガーの枚数が少ないのも気になります。カードを墓地に落とせるカードも足りません。そこで《 九番目の旧王 》と、《ガチャマジョ・チャージャー》を入れることにします。

次にGRの残りの枠についてですが、このデッキは4マナや、5マナの時にも結構GR召喚します。そこで残りの枠はマナドライブが3か4、もしくはなしのGRクリーチャーを入れましょう。よいものを探した結果ドローができる《 サザン・エー 》と序盤のマナ加速用の《 クリスマIII 》を二枚ずつと、残りの一つには墓地デッキの対策になる《 ポクタマたま 》を入れることにしました。

サザン・エー

その後、カードがあふれてしまっているメインデッキを微調整し、完成したデッキレシピがこちら!


カードの解説は今までの流れでだいたいしたので、このデッキが目指すムーブを紹介します。

①2ターン目にマナ加速を決める。《ダーク・ライフ》だとグッド。

②《γγ モンキュウタ 》 や 《 */弐幻ムクチューン/* 》 、《ガチャマジョ・チャージャー》 でリソースを稼ぎながらGR召喚。途中《 奇天烈 シャッフ 》などをはさみつつ《 イッコダス・ケイジ 》 着地。

③ 《 襲来、鬼札王国! 》 か、②で打ったカードを使い、《 偽りの名 ゾルゲ》 を出す。そのままループしてかつ。

要求値は高いですが、一応4キルは可能です。相手のターン中にもループできます。

このデッキは、なるべく簡単で速いループを入れ、妨害手段をなるべく減らし、かつ値段を抑えるように作りました。かかった費用は約10500円とややオーバーしましたが、カーナベルで全て買った場合ですので、ほかのカード通販なども駆使し、それぞれのカードの最安値で攻めればもう少し安く組めると思います。

ポイントまとめ

・ループデッキを作るときはまずループ方法から考え、肉付けする感じでデッキを作る。

ループが思いつかないときは今あるループデッキの共通点から攻める。

・(ループに限らず)コスト5以下と6以上の差はでかい

・メタカードを意識する。

・ほかの方法でいいじゃん、という風にしない。(コンセプトの崩壊を起こさない)

・古いデッキをあさると、ヒントがあることが多い。

・相手の山札に干渉するカードは、ループのフィニッシャーになる。(当たり前)

・ループが壊れないかよく考えてからフィニッシャーにを選ぶ。

・踏み倒しはループデッキにおいて、デッキの圧縮や戦術の増加に期待ができる。一方でメタカードに対してより一層注意が必要。

・初動の枚数は、デッキのパワーと安定性との選択である。ループデッキの場合ループを補助するカードとの選択となる。

・ループデッキでも「決断ループ」レベルの高速ループでない限り、ある程度の妨害札やシールド・トリガーは必要。

・マナドライブは強力なものから入れればいいというわけではない。GR召喚を使うタイミングと相談しよう。

終わりに

いかがだったでしょうか。今までループデッキに対してマイナスのイメージを持っていた方にちょっとでもループデッキ使ってみたいなぁと思っていただけたら本望です。

ちょっとしたポイントのところは本当に基本的で当たり前のことしか書けませんでしたが、少しでも参考になれば幸いです。

今回紹介したデッキレシピは一部を変えることで環境で大活躍のドッカンデイヤーループに変身します。このデッキを基にループデッキというものに慣れてから、少し難しめのドッカンデイヤーループに移行するというのをお勧めします。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は image-124.png です

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。ループデッキという新しい世界に触れて、あなたのデュエマライフがより豊かなものになることを祈っています。


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