目次
自己紹介
はじめまして、天河黒兎です。数年前にデュエマをやっていて、DM-33「神化編 第2弾 太陽の龍王」で表紙の《神羅ライジング・NEX》が当たった頃くらいに引退した記憶があります。
そこから数年。時期的には超天篇のちょっと前くらいに某妖精計画さんの動画に出会って、「今のデュエマってこんな感じなのか」と興味が惹かれ、今まで1日も欠かさずに更新された動画を確認している毎日を送るようになりました。
毎日動画を見て、現代デュエマの変遷を目の当たりにしているとどうしても自分でもしたくなりました。ただ諸事情により、超天篇の1年はどうしても暇が取れなくて、もどかしいながらも復帰出来ずにいました。ようやく新年度で復帰出来ると思ったら、世間は自粛ムードで一杯。まだ復帰は遅れそうです。
そんな中、毎日見て脳裏の片隅に溜まっていった知識を元にとあるデッキがレシピとして出来ていました。しかし、そのレシピはとある事情により使えなくなるのが目に見えているのでこのトレカライダーコロシアムで、記事として供養しようと思います。
その主役は───────
────果てしないほどの浪漫の塊です。
切っ掛けと現代のパワー
デュエマに引退したのは先も記した通り、《神羅ライジング・NEX》を当てた頃でしたが、逆にデュエマというものを知ったのは戦国編の頃でした。丁度、買ったコロコロコミックに連載されたデュエマの漫画で《超銀河剣 THE FINAL》を使われていて、当時の少年心にぶっ刺さりました。ただ、当時から今に至るまで、このカードは書いてあることは凄いけど、使うのが難し過ぎると考えていました。
【クロスギア】
【種族】 サムライ
【文明】闇
【コスト】10
■クロスギア:このカードをバトルゾーンに置く。クリーチャーにクロスするには、このカードのコストをもう一度支払う。そのクリーチャーがバトルゾーンを離れても、このカードはバトルゾーンに残る。
■これをクロスしたクリーチャーのパワーは+12000される。
■これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、その攻撃の終わりまで、そのクリーチャーに「G・ブレイカー」を与えてもよい。(「G・ブレイカー」を得たクリーチャーは、相手のシールドをすべてブレイクし、その攻撃の後、自分のシールドをすべてブレイクする)
絶大なまでのパンプ値。そして、敵味方問わずに全てのシールドを叩き割ることが可能になる代わりに設定されたコストは10。しかも、今となっては過去の遺産であるクロスギアは場に出すジェネレートと装備させるクロスの2行程が必要なため、真面目に使うとなると要求コストが20というどう考えても使う前にデュエルが終わりかねない重さに溢れたカードでした。
ノーコストでジェネレート出来る侍流ジェネレートを使ったり、クロスするコストを踏み倒すカードなどの専用サポートを使って、漸く実用圏内まで差し迫ることが出来ても所詮はロマンカード。私にとっては昔の憧れであるものの、一生満足に振るうことが出来ない魔剣だと思っていました。
しかし、そんな状況を覆すことが出来る、とある最強のカードが生まれました。数多のコンボデッカーを歓喜させたと同時に、そこから生まれた数々の凶悪デッキが環境に食い込むこととなった《生命と大地と轟破の決断》。
コスト5以下のクリーチャーを計2体もマナゾーンからバトルゾーンに引っ張り出せるこのカードが全てを変えてくれました。おかげで《ピュアザル》を出し、その上に《大神秘ハルサ》を進化させれば、手札にある好きなクロスギアをジェネレートからのクロス、しかも進化クリーチャーだからこその擬似スピードアタッカーという盤面0からそのターンで決まり得るコンボが発見されました。それを初めてTwitterで見た時は「天才じゃん……」と声が漏れた記憶があります。
そして、ここからデッキ構築が始まりました。
苦悩と発見
あのコンボを搭載したデッキを考える時、一番の課題はダイレクトアタックする手段でした。事前に出しておくか、シールド・トリガーで何とかして攻撃する手段を用意するか。前者は除去されたら終わりだし、後者はあまりピンと来ませんでした。色も合ってて、トリガーでもあった《攻守の天秤》で《大神秘ハルサ》をアンタップさせるのは辛うじて思いついたものの、G・ブレイクの相手のトリガーで除去されたら結局死に札になると思って却下。
そうこう考えている間に某カードの王国さんの動画で同じコンボのデッキが紹介されていたのですが、そこでフィニッシャーとして採用されていたのは《貝獣 ウーニ》と《唸る鉄腕 ギリガザミ》。その2体のスーパー・シールド・トリガーから《ダイヤモンド・ソード》を唱えてダイレクトアタックする構築だったのですが、コンボを決めるまでに2枚しか入ってない《ダイヤモンド・ソード》を引いておく必要があったり、相手のトリガーで出たブロッカーでアウトになりかねないのではと思いました。それこそ《生命と大地と轟破の決断》と同じ弾にトリガーでありながらブロッカーになる最強カードの一角である《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》なんてものが刷られてましたし。
だからと言って、代替案が何かあるかと言われればピンと来ず、そのまま数ヶ月が経ち、年を越すこととなります。
2020年1月。超天篇の悪魔と言われていた《BAKUOOON・ミッツァイル》の殿堂があったものの、悪いのは《BAKUOOON・ミッツァイル》よりもマナドライブを持ったGRクリーチャーで、環境トップは【デイヤーループ】と【シータバーンメア】になっていった頃、私はその時期に開発されたとあるデッキを見つけました。
搭載された軽量GR召喚で《The ジョギラゴン・アバレガン》を捲り、《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》を絡めて無限アタック。そこからあわよくばで捲れたトリガーのGR召喚呪文で横に展開していく【龍終アバレガン】。その分かりやすさと爽快感に感嘆の意を隠せなかった私でしたが、この時あることを思いました。
「《超銀河剣 THE FINAL》って実質超巨大《The ジョギラゴン・アバレガン》なのでは………?」
構築と採用理由
というわけで、《生命と大地と轟破の決断》から《超銀河剣 THE FINAL》まで繋げるコンボに【龍終アバレガン】から得た発想を組み込んだ構築がこちらとなります。
各種カード解説
《フェアリー・ライフ》
【呪文】
【文明】自然
【コスト】2
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから自分の手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分の山札の上から1枚目を、マナゾーンに置く。
安定の2コスト初動。欲を言えば《霞み妖精ジャスミン》も採用したかったのですが、後述する《神秘の宝箱》を採用するとどうしても枠が足りなくなりました。
《神秘の宝箱》
■自分の山札を見る。その中から自然以外のカードを1枚選び、自分のマナゾーンに置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。
3コストブーストであり、マナに落とせるカードを山札から選べる呪文。主にコンボパーツである《ピュアザル》を落としますが、その他のパーツが《大神秘ハルサ》と《生命と大地と轟破の決断》が両方共に自然文明で《神秘の宝箱》の対象外。よって、1コスト重い《レインボー・ストーン》の方が良さそうだけども4コスト域でしたいことが他にもあるのでこちらを採用。
《ボルット・紫郎・バルット》
【クリーチャー】
【種族】ファイアー・バード/サムライ
【文明】火
【パワー】3000
【コスト】4
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中からクロスギアを1枚選び、相手に見せてから手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。■バトルゾーンにある自分の、名前が《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。
クロスギアを山札からサーチが出来るクリーチャー。《CLIMAX–ARMOR!》を採用している関係上、一応手打ち出来るように火文明を採用したくなったので採用。あくまでサーチが目的なので4枚は多く、色確保の観点では2枚は少なく感じたので間を取って3枚。
《kβバライフ》
【オレガ・オーラ】
【種族】グランセクト/デリートロン
【文明】自然
【パワー】+0000
【コスト】4
■S・トリガー(このオーラをシールドゾーンから自分の手札に加える時、コストを支払わずにすぐ使ってもよい)
■これをクリーチャーに付けた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
1枚だけ採用したオーラ版の《フェアリー・ライフ》。《超銀河剣 THE FINAL》から割れて嬉しい枠で、トリガーによるGR召喚のかさ増しと《生命と大地と轟破の決断》を使った後にもマナドライブが達成出来れば僥倖くらいの気持ちで採用されてます。出来ることならもうちょっと入れたかったけども枠が足りませんでした。
《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》
【 ツインパクトカード 】
【種族】グランセクト
【文明】自然
【パワー】5000
【コスト】4
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く。
────────────呪文────────────
【文明】自然
【コスト】3
■カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚、マナゾーンに置く。
《生命と大地と轟破の決断》の天敵である《奇天烈 シャッフ》対策のカード。メタのメタなので採用は2枚。ただ呪文面も手札に来たコンボパーツをマナに落とせるカードなので使える場面がありそうではあるかなと。
《龍装者 バルチュリス》
【クリーチャー】
【種族】ドラゴンギルド/ビートジョッキー
【文明】火
【パワー】4000
【コスト】5
■自分のクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーが自分の手札にあり、その攻撃がこのターン2度目のクリーチャーによる攻撃で、このターン、自分の《龍装者 バルチュリス》をバトルゾーンに出していなければ、攻撃の後、このクリーチャーをバトルゾーンに出してもよい。■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
火文明の枠で入れた自由枠。トリガーでGR召喚からのスピードアタッカーが出来たところからのダメ押し要員として2枚採用したけど、何かに変えても良いと思ったところ。だからと言って、代わりが思いつかなかったので入れました。
《バジュラズ・ソウル》
【クロスギア】
【種族】 サムライ
【文明】火
【コスト】5
■クロスギア
■これをクロスしたクリーチャーのパワーは+12000され、シールドをさらに1枚ブレイクする。
■これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、相手のマナゾーンからカードを2枚まで選び、持ち主の墓地に置く。
殿堂入りしているクロスギア。何故《超銀河剣 THE FINAL》のデッキで採用したのかというと色の問題です。《超銀河剣 THE FINAL》を使う手段は《生命と大地と轟破の決断》のコンボしかないです。何のサポートもなく使えるカードではないし、サポートも火、自然、光文明で固めている以上、このデッキにおける闇文明って無色と意味合い的には同じです。だから、4枚投入する予定だった《超銀河剣 THE FINAL》の1枠を色にもなり、最悪の場合はコスト払って使うことが可能な《バジュラズ・ソウル》にしました。というか《生命と大地と轟破の決断》のコンボでこちらをクロスしても充分に強いと思います。
《ピュアザル》
【クリーチャー】
【種族】シャイン・モンスター/サムライ
【文明】光
【パワー】5000
【コスト】5
■ブロッカー
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分のクロスギアを1枚、コストを支払わずにこのクリーチャーにクロスしてもよい。
■このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、バトルゾーンに自分のクロスギアがあれば、このクリーチャーは「S・トリガー」を得る。
コンボパーツその1。コンボ決まった後にはトリガーのブロッカーになっているのは便利。
《大神秘ハルサ》
【進化クリーチャー】
【種族】ジャイアント/サムライ
【文明】自然
【パワー】9000
【コスト】5
■進化─自分のサムライ・クリーチャー1体の上に置く。
■侍流ジェネレート(このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札にあるクロスギアを1枚、コストを支払わずにジェネレートしてもよい)
■アクセル(このクリーチャーにクロスギアがクロスされている時、このクリーチャーは次の能力を得る)
→このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。
■W・ブレイカー
コンボパーツその2。お仕事はクロスギアをクロスして殴るだけ。
《生命と大地と轟破の決断》
【呪文】
【文明】自然
【コスト】5
■この呪文を自分のマナゾーンから唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札を一番下に置く。
■次の中から2回選ぶ。同じものを選んでもよい。
→自分の山札の上から1枚目を、タップしてマナゾーンに置く。
→コスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。
→このターン、自分のクリーチャー1体はパワーを+3000され、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。
このデッキを支えているカードにして、超天篇に出た呪文の中で一番様子がおかしいカード。書いてあることがおかしい。5コストで10コスト踏み倒せるらしい。しかもマナゾーンからも唱えられるらしい。本当におかしい。こんなカードがなかったらこんなデッキ組めなかった。ありがとう。
《CLIMAX–ARMOR!》
【呪文】
【文明】火
【コスト】6
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから自分の手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■GR召喚を2回する。このターン、そのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
【龍終アバレガン】から着想を得たトリガーその1。1枚シールドに埋まってるだけで嬉しい、複数枚埋まっていれば大宇宙。効果でスピードアタッカーを付与出来る以上、埋まってると1番嬉しい。
《♪奏でよグローリー》
【呪文】
【文明】光
【コスト】7
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから自分の手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■GR召喚を2回する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)
■次の自分のターンのはじめまで、自分の超GRクリーチャーすべてに「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更してもよい)
【龍終アバレガン】から着想を得たトリガーその2。《超銀河剣 THE FINAL》を放った後のシールドゼロの状態でもGR召喚出来るトリガーから捲れたGRクリーチャーを壁に出来るので次のターンを迎える可能性が生まれるカード。強い。
《超銀河剣 THE FINAL》
【クロスギア】
【種族】 サムライ
【文明】闇
【コスト】10
■クロスギア:このカードをバトルゾーンに置く。クリーチャーにクロスするには、このカードのコストをもう一度支払う。そのクリーチャーがバトルゾーンを離れても、このカードはバトルゾーンに残る。
■これをクロスしたクリーチャーのパワーは+12000される。
■これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、その攻撃の終わりまで、そのクリーチャーに「G・ブレイカー」を与えてもよい。(「G・ブレイカー」を得たクリーチャーは、相手のシールドをすべてブレイクし、その攻撃の後、自分のシールドをすべてブレイクする)
今回の主役。全てを壊す魔剣。ぶっ放せれば強い。ぶっ放すための構築。ただ《バジュラズ・ソウル》の項でも記述したけど、このデッキにおいては色的にも不要だし、重たくてズルせずに使うことは不可能なので、手札に嵩張ると邪魔という判断で3枚採用で落ち着きました。
《マシンガン・トーク》
【GRクリーチャー】
【種族】ジョーカーズ/ワンダフォース
【文明】無色
【パワー】1000
【コスト】2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーを1体選び、アンタップしてもよい。
(ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
《超銀河剣 THE FINAL》で割ったシールドからのGR召喚系トリガーで出てきて、かつ相手のトリガーで《大神秘ハルサ》が除去されてなかったら1番嬉しいカード。今回採用した6種のGRクリーチャーの中で単体では1番強い説はある。
《ブルンランブル》
【GRクリーチャー】
【種族】ビートジョッキー/ワンダフォース
【文明】火
【パワー】2000
【コスト】2
■マナドライブ2(火):このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンのカードが2枚以上で火文明があれば、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このクリーチャーとその選んだクリーチャーをバトルさせる。
(ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
《“魔神轟怒”ブランド》用に火文明のGRクリーチャーを採用したくて入れました。一応盤面除去出来るからアリではあるけども、火文明なら他のGRクリーチャーでも良い気がした。
《ソニーソニック》
【GRクリーチャー】
【種族】ビートジョッキー/ワンダフォース
【文明】火
【パワー】1000
【コスト】3
■マナドライブ3(火):このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンのカードが3枚以上で火文明があれば、このクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
(ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
マナドライブ3(火)でスピードアタッカーになるGRクリーチャー。《♪奏でよグローリー》で捲っても攻撃に参加出来るが、5マナの時にマナから《生命と大地と轟破の決断》を打ってコンボを決めるとマナが2まで減ってマナドライブが起動しなくなるのは注意点。
《ポッポーポップコー》
【GRクリーチャー】
【種族】ビートジョッキー/ワンダフォース
【文明】火
【パワー】2000
【コスト】3
■マナドライブ3(火):このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンのカードが3枚以上で火文明があれば、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体破壊する。
(ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
ブロッカーを除去出来る火文明のGRクリーチャー。トリガーで出てきた相手のブロッカーを除去して道を拓くのが主な役割。《ソニーソニック》と同じでマナドライブが達成しない可能性があるのは注意しておく。
《王子》
【NEO GRクリーチャー】
【種族】エイリアン/ハンター
【文明】自然
【パワー】1000+
【コスト】3
■NEO進化:自分のGRクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■このクリーチャーに含まれるカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。
■このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚、自分のマナゾーン、手札、または墓地から選び、このクリーチャーの下に置く。
自然だけども場合によっては擬似的なスピードアタッカーとして運用が出来るNEO GRクリーチャー。《CLIMAX–ARMOR》か《♪奏でよグローリー》が1枚は絡む必要がある上に2枚目以降に捲らなければいけないとはいえ、GRゾーンを即打点に出来る択が増えるなら採用しないわけがなかった。
《“魔神轟怒”ブランド》
【GRクリーチャー】
【種族】ビートジョッキー/ワンダフォース
【文明】火
【パワー】3000+
【コスト】5
■自分の火のクリーチャーを3体以上バトルゾーンに出したターン、このクリーチャーに「スピードアタッカー」「パワーアタッカー+6000」「W・ブレイカー」を与える。
■超天フィーバー:各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、このターン中に自分の火のクリーチャー5体以上バトルゾーンに出していれば、自分のクリーチャーをすべてアンタップする。
主に1つ目の効果しか使えません。なんなら1つ目も使えるか分かりません。そのため、超天フィーバーなんて出来たら脳から興奮物質がドバドバ分泌されます。因みに5枚の盾から今回採用されたGR召喚出来るトリガーが2枚以上捲れる確率は約31.1%、3枚以上捲れる確率は約6.5%です。覚えておいてください。
最後に
元々はこの構築でデュエマに復帰しようと思っていたけど、とある事情により使えなくなったと冒頭で言いましたが、その事情というのは公式からのGR召喚の黒歴史判定ですね。その結果として《U・S・A・BRELLA》や《リツイーギョ #桜 #満開》という露骨なまでなGRメタカードが目立つようになりました。
このデッキはフィニッシュブローにGRクリーチャーによる物量の押し込みを採用している以上はどうしても上記の2枚を超えれないし、依然として《奇天烈 シャッフ》がキツいのは変わりません。致命的なメタのどれかに寄せて対策は可能でも何処かで漏れは発生するし、公式がGR召喚を嫌うのならば、これからもGR召喚に対するメタカードは刷られかねません。その度にこのフィニッシュを軸にした構築は相対的に弱体化せざるを得ないのは、あまりにも将来性がありません。
そういった理由があって、この構築で復帰することは諦めました。でも、十王篇は十王篇で面白い動きをするカードがあったりして、それはそれで楽しそうだなと思いました。
結果的に物凄く長い記事になってしまいましたが、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。何か改良案とか思い付いたり、感想などがあればコメント欄に書いていただければ幸いです。