【第5回TWC】「我はエムラクール!」神のルネッサンス!!エムラクールジャック

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【第5回TWC】「我はエムラクール!」神のルネッサンス!!エムラクールジャック
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ごあいさつ

お世話になっております。

前回寄稿させていただいた記事は下記になります。併せて見てね。

突然ですけど《引き裂かれし永劫、エムラクール》皆さん知ってます?先日のBBPで刷られ超衝撃的でしたね。一徳先生のイラストも相まってやばい奴感満載ですよね。イラスト鑑賞の語彙がないんです。

私はMTGに関してはド素人なもんで、20点削りあうゲームって意外は知りません。あとジェイスとかオーコでしょ、知ってる知ってる。

イラストとかフレーバーのテイストが最近のDMとは違い面白くたまにチェックしたりします。少しご紹介しますね。

《内向きの目の賢者》の「花びら1枚が、蓮の花全体の美しさを主張したりはしない」

なんかは初めてみたとき結構衝撃でした。あとは、この4枚でしょうか。

《レグナの承認》「君の光を見せてやれ。」 ――救われぬ者、クラヴ

が英語原文では

《Regna's Sanction》"Show them the light, my love."    ― Krav, the Unredeemed

になっている箇所とか。DMでは味わえない良さがありますよね。"my love"のところは翻訳で切り落とされてますけど。英語勉強していてよかった。義務教育ありがとう。こういうところでもカードゲームの面白さはどこまでも果てしないなあと思っちゃいます。

私の趣味はここまでにして、本日はDMのエムラクールがテーマです。

目次

コンセプト

ファッティについて

「ファッティ」って何かご存じでしょうか。デカいクリーチャーのことです。アンノウンやキング・コマンド・ドラゴン、ゼニスなんかは大体そこらへんのくくりです。効果も強烈でゲームエンド級のカードがたくさんですね。

コストとサイズがデカい分リターンが大きいっていうわかりやすい原理にのっとっていることがわかります。

でもでもでも、デカくてカードたくさん動かせるカード(《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》etc…)って使っていて爽快感はあるんですけど何でもできるから何にもできないんですよね。

デュエルマスターズは盾5枚破いてとどめさして勝つか相手のデッキ切れで相手を敗けさせることが至上命題ですので、複数枚カード動かせるならその時点で「ループでもさせればいいんじゃないですか?」って横やりが入ってきます。

こればっかりはループを許してくれるかという環境の速さと個人の趣味になるので皆様個々人の意見にお任せするのですが、私の場合は「確かにループでもいいですね」ってお返事することになるかと思います。

ですが、今回は《引き裂かれし永劫、エムラクール》がコンセプトです。そこまでして?って思うんですけど、今回ばっかりは出してみたいっていうところにしか動機がありません。あと雰囲気だけでもMTG味わいたい。という気持ち。

個人的には、15マナもするクリーチャーを踏み倒せる仕組みって作っておけばまた今度それをベースに何かできるかもなっていう自分のための開発というか試行錯誤でもあります。

何を使って出すか

こういうこと考えてる時間が一番TCGやってて楽しいですね。

結論から述べますと、《精霊左神ジャスティス》とコスト7の右側ゴッドでコスト14のクリーチャーを作ります。のちに《蝕王の晩餐》を用いて墓地から《引き裂かれし永劫、エムラクール》を引きずり出して…という算段です。

Exターンが腐るけどまあいいやっていう話です。「召喚」しようとする場合、

  • ビッグマナ
  • 《天運ゼニスクラッチ》を使う
  • 《イッツ・ショータイム》を使う
  • 《超新星 ビッグバン・アナスタシス》に入れる

なんかがあると思うんですけど、その過程で他のゼニスを投げたほうがいいんじゃない?っていう理由を否定するのがすごく難しくなるので踏み倒してアタックトリガーでバチバチに殴り続けようというところに着地させます。

発想のスタート地点のゴッドでコスト14達成ですが、あまり時間をかけてバトルゾーンに7コストのゴッド2体を並べている余裕、正直とても怪しいです。カジュアル対戦用にしたって有象無象にひき殺されます

ですが幸いなことにゴッドはEP期にプッシュされていました!環境に食い込むほど強いデッキがありました!そのころのデッキの基盤を拝借します。

《神聖斬 アシッド》主軸の「黒緑アシッド」です。

《青銅の鎧》《解体人形ジェニー》で序盤のアドを稼いで5マナで超次元。パワーカードを投げつつ《神聖斬 アシッド》を召喚。 序盤に展開したcipクリーチャーをサクって《精霊左神ジャスティス》 などをリクルート、さらにパワーカードを投げていくデッキ(だそうです)。

この 「黒緑アシッド」を使い、今回はゴッドを2体並べることを狙います

「黒緑アシッド」の基本に忠実に展開。コスト14になるよう 《精霊左神ジャスティス》 をGリンク。 《蝕王の晩餐》 を発動してコスト15の《引き裂かれし永劫、エムラクール》をキャストという流れです。

種族は違うけど、すべて神として崇められてます。

ただ、大きな欠点があり 《神聖斬 アシッド》 の発動タイミングはターン終了時です。 《精霊左神ジャスティス》 で捲る5枚もしくは手打ちの 《蝕王の晩餐》タイミングに《引き裂かれし永劫、エムラクール》の着地タイミングが依存しており、また相手に一度ターンを渡します。

なので、ジェニーできっちり効果的なハンデスをしたいところ…。

ここまででコンセプトと到達点、デッキの大筋が見えてきました。

執拗なストーリー論

私はデッキにストーリーを求めます。これは完全に趣味です。

「オラクリオン」って神様なんですよね。オラクルの信者たちが(犠牲になって)自分たちで作り上げた人造の神様(っぽいなにか)。んでその後にヨミが魂を吹き込んだ「ゴッド・ノヴァ」とか出てきました。

オ、オラクリオンたちが合体したケロ!?いや、あれはオラクリオンじゃないケロ……あれはなんだケロ!? ---蛙跳び フロッグ

dmwiki「 《蛙跳び フロッグ》」より引用

でこのデッキはその有象無象の信者が信仰の対象にしている神様たちを踏み台にしてMTGの「伝説のエルドラージ」を呼び出します。

プレインズウォーカー/planeswalkerではないが次元と次元の間を渡る事ができ、姿を現した次元のありとあらゆる生命とマナを食い尽くす、恐るべき捕食者である。

mtgwiki「エルドラージ/Eldrazi 」より引用

DM次元に現れた《引き裂かれし永劫、エムラクール》がオラクルの信仰対象である神様たちを食い尽くすのたまらないですね。今回全体的に個人ブログでやれよって内容です。許して下さい。

姉妹のなれの果てを知ったシガルダは、たた咽び泣くことしかできなかった。  《悪夢の声、ブリセラ》

mtg.jp「 《悪夢の声、ブリセラ》 」より引用

デッキ構築

リスト

まずデッキリストを下記に示します。


流れはすでに書いてあるのでそんなに書くことがありません。フロッグ採用なのはアシッド用。

《引き裂かれし永劫、エムラクール》召喚後について

最初にジェニーでハンデスしたいてボソッと言ったのですが、このデッキではハンデスが超重要です。エムラクールに基本的に効果耐性がないため、下手に相手のハンドが潤沢な中に放り込むと《スパイラル・ゲート》一枚でどかされたりします。エターナルΩがあるっちゃありますが、手札に戻ってきちゃうともうマナゾーンへ直行です。

こう聞くとクソ雑魚シチュエーションしか作れないカードに思うのですが、このデッキで《引き裂かれし永劫、エムラクール》が着地している状況では横に《神聖斬 アシッド》と《精霊左神ジャスティス》がいたりするのでパワーで押したり、アシッド起動による立て直しが狙えたりします。

腐ってもベースが黒緑アシッドという汎用性あるデッキタイプですので、信頼できますね。

既視感

「は?デッキ開発部で見たやつやん」

って思った方いますか?私は中高時代、デッキ開発部を毎週楽しみにしていたプレイヤーの一人です。

デュエルマスターズをやっている方なら少なからず耳にしたことはあるのではないでしょうか。「デッキ開発部」。説明は端折りますけど、公式供給のデッキ構築コンテンツです。最初のほうは隔週で更新されていたのに今はいずこへ…。

気づいた方、なかなかのDMギークですね。さて実はこのデッキの基盤というか根っこみたいなのはデッキ開発部でも触れられていました。いつも通り序盤にユウヤ君がぶっ飛んだ感じですね。なぜその方向に育っていったのか。

ちなみにこの回ですね。https://dm.takaratomy.co.jp/archive/capture/volweeklydash56 「ついに完全復活!いや、復活どころじゃない、これは神のルネッサンスだ!新たな神の持つその力をすべて使い尽くせ!闇自然《新人類 ヨミ》ゴッド・ノヴァデッキ!!」

タイトルにお借りしました。

《神聖斬 アシッド》からゴッド展開、《精霊左神ジャスティス》、《ヒラメキプログラム》を捲った5枚から発動してアシッドをサクって《新人類ヨミ》を着地させ中央Gリンクをきめる…というデッキが序盤にちょこっと触れられてますね。

って、これでは昔のデッキ開発部と同じなんですよね。手を加えたい…かといって《引き裂かれし永劫、エムラクール》の着地までは手を入れる余地がありません。なので序盤の展開に手を加えます。

デッキ拡張のご提案

アシッドの効果使うのって結構めんどくさいですよね。ジェニーなどで今の時代シールドに触れるのはリスクしかないですし。

そこで今回は《カエルB ジャック》を使いタップ状態のクリーチャーを作りにいきます。さらに呪文を使うコストも下げられるのでアシッドを早く召喚できるように工夫して、かみ合わせをよくしてみます。

そんなわけで青色を加えた3c+無色デッキの構築はこんな感じ。


簡潔に変更点を述べますと、

2ターン目に墓地肥やしとアシッド用に《戦略のD・H アツト》《【問2】ノロン⤴》を投げます。必要なパーツも引き込めるので便利。

3ターン目に 《カエルB ジャック》 を放り投げておき、4ターン目に《戦慄のプレリュード》を低減してコスト1か2で発動。《神聖斬 アシッド》をコスト2(7-5)で投げます。ここでアシッドの着地が意味するのは「《引き裂かれし永劫、エムラクール》が4ターン目に投げられる」ということですね。

完全にコンボデッキよりになりますね。

繰り返しになりますがバウンスだけ警戒が必要です。

また、エムラクールに固執しなくとも、早期にジャスティスニューオーダー+アシッドの盤面が作れますので、多少は気楽に構えてもいいかと。

ちなみに、黒緑アシッドベースではアシッド着地までが5,6ターンほどかかるため、安定はしていますがかなり遅く感じると思います。(トリガーの有無に至っては大差が…)皆様の好みはどちらでしょうか。

最後に

わりと愛用してる《引き裂かれし永劫、エムラクール》について寄稿させていただきました。

公式が刷ったはいいけど…ていうカード、たくさんあると思います。一つずつ要素をさらって、比べて、デッキを組む。コロナで外にもあまり出られないですし、気になってたカードに一日費やしてみたりするのはいかがでしょうか。すごく楽しい時間になると思います。

BBP発売から間もない夜中、とあるTCG通販サイト見てたらカッコよくて勢いで買っちゃった高額カード「これどうやって使うねん…」っていう場面、社会人TCGPならあると思うんですよ。あるでしょう?ねえ?

以上、デッキ解説記事でした。

併せてよんでね。

デッキリンク


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