【環境注目】4c邪王門の回し方と必勝テクニック【邪王門/ジャオウガ】

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【環境注目】4c邪王門の回し方と必勝テクニック【邪王門/ジャオウガ】

はじめに

 どうも◆ドラ焼きです。

 今回紹介するデッキは【4c邪王門】。デュエキングMAX2022で収録された、《龍素記号 wD サイクルペディア》を採用した構築を紹介していきたいと思います。

 【4c邪王門】というデッキは以前から存在しているデッキではありましたが、なぜ《龍素記号 wD サイクルペディア》が採用されるに至ったのかが分かるよう解説していきたいと思うので、是非最後までお付き合いください。

目次

【4c邪王門】特徴

【4c邪王門】の強み

 【4c邪王門】の強みは大きく分けて2つあり、1つが圧倒的な受け性能、もう1つが自分から相手に攻め込む手段を持つデッキであるということです。

 圧倒的な受け性能とは、《百鬼の邪王門》と《一王二命三眼槍》によって担保されているものです。普通のデッキの受けと言えば、STが基本なので最初のシールド5枚にSTがあるかどうかで決まります。

 一方で【4c邪王門】は手札からこういった受け札をプレイしていけるため、最初のシールド5枚は勿論、初期手札やその後引き込んだカードまでを受けとしてプレイしていくことが可能です。

 そのため、《サイバー・ブレイン》や《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》といったカードも単なるリソースとしてではなく、STとして起動した際には受けを更に強めるカードとなります。

 もう1つの強み、自分から相手に攻め込む手段を持つ、というのは《鬼ヶ大王 ジャオウガ》や《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》を使って相手に合わせたゲームの組み立てが可能であるということです。

 相手が盤面処理されることを嫌がるデッキであれば、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》を使う。

相手がワンショット系のデッキであれば、その前に《鬼ヶ大王 ジャオウガ》で先に仕掛ける。というようなゲームメイクが出来ます。

 受けデッキとして相手の攻撃を起点に戦うことも出来るデッキでありながら、自分から動くことも出来るというのはこのデッキの強みと言えるでしょう。


【4c邪王門】の弱み

 【4c邪王門】の弱みは2つあり、動き出しが遅いデッキであること、デッキ全体の文明のバランスが悪いことです。

 動き出しが遅いということについて説明すると、このデッキが強い動きを始めるのは最速で4ターン目に《鬼ヶ大王 ジャオウガ》を投げていきなりワンショットを狙う・・・なんてことは基本的に出来ません。

 何故かというとデッキ全体の文明のバランスが悪いこととも関係していて、どうしても多色カードが多いため理想のムーブをするために3→5のマナカーブの実現が難しいのです。

 そのため、基本的には3ターン目にブースト、4ターン目には《サイバー・ブレイン》で1ターン溜める。4ターン目まで多色を逃がしつつチャージして5ターン目に《鬼ヶ大王 ジャオウガ》or《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》、のような動きになりがちです。

 また、《鬼ヶ大王 ジャオウガ》でのワンショットは《百鬼の邪王門》2枚くらいは必要になるので要求値が高く中々4ターン目には揃いません。

そのため、4ターン目に《鬼ヶ大王 ジャオウガ》を出してエンドし、返しの攻撃は《一王二命三眼槍》と《百鬼の邪王門》で耐える、みたいなこともよくあります。

 とはいえ、速攻デッキに対しては持ち前の受け性能で自分の得意なフィールドで戦えるので、問題になるのは《黒緑ケンジキングダム》のような自分より少し早いコンボデッキになりますね。

 次にデッキ全体の文明のバランスが悪いことについてですが、どうしてもこのデッキはコンセプトを形作っているカードが多色に偏っていて仕方がないことになります。

 しかし、この点さえ少しでも緩和出来れば、先ほど挙げた動き出しが遅いという弱点が目立ちにくくなりますし、色配分・単色枚数に注意してデッキを組んでいかなくてはなりません。


《龍素記号 wD サイクルペディア》採用理由

 ここまで強み・弱みを見ていきましたが、《龍素記号 wD サイクルペディア》の採用理由について紹介していきます。

 今回のサンプルリストでも採用されているこのカードですが、自分は対【青魔導具】、【赤単B我】への対策カードとして採用しています。

 【青魔導具】は、【4c邪王門】とほぼ同じ速度であり元来全然勝てない対面ではないですし、デュエキングMAX2022発売前はCSで1回当たるかどうか、みたいな対面でした。

 しかし、【青魔導具】に《「無月」の頂 $スザーク$》が採用されるようになってからはCSに出れば少なくとも1度は当たることを覚悟していなければならないTier1デッキの1角となりました。

 そのため、【4c邪王門】に対【青魔導具】へのメタとなる「カード除去」を採用しなければならないようになります。

 弱みの項で話した通り、【4c邪王門】は色バランスに気を使わないといけないデッキなので、多色のカード除去は採用できません。かといって、単色のカード除去は火単色が多く、3,4枚採用するとそれはそれで事故率が上がります。

採用しづらい

 そこで採用されるようになったのが《龍素記号 wD サイクルペディア》です。このカードは1度使ったカード除去をもう1度使えますし、《百鬼の邪王門》から出れば、墓地のカード除去を再利用して相手の《卍 新世壊 卍》を破壊しつつ攻撃していけます。

 ついでに、《百鬼の邪王門》の効果を2倍に出来ることがあったり、《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》に革命チェンジ可能だったりと、デッキとも噛み合うカードで、文明も水・闇と多色なのは目を瞑るとして悪くありません。

 また、【4c邪王門】に《龍素記号 wD サイクルペディア》が採用され始めたのと同時期に数を増やした【赤単B我】は【4c邪王門】側の受けを貫通出来るだけの攻めの性能のあるデッキでした。

 これに対して《百鬼の邪王門》から出てくるアタリとして、《龍素記号 wD サイクルペディア》が数えられることから、ますます《龍素記号 wD サイクルペディア》がテンプレに定着するようになったと考えています。

 このような理由で《龍素記号 wD サイクルペディア》採用入りが最近では主流になってきていますが、今後の環境次第ではまた別のカードに挿し変わる可能性もあるカードだと思います。

【4c邪王門】サンプルリスト


採用カード解説

コンセプトカード

《百鬼の邪王門》、《一王二命三眼槍》

 このデッキの強みである受けを担うカードであり、攻めの展開でもこれらのカードが無いと過剰打点を組みづらいことから、どちらも4枚ずつ採用しておきたいカードです。

 《一王二命三眼槍》の枚数を減らすと、《鬼ヶ大王 ジャオウガ》を出して1ターン溜めるような動きを取りづらくなるでしょう。


《鬼ヶ大王 ジャオウガ》

【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼札王国 / 文明 闇/火 / パワー7000 / コスト5

■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドをすべて手札に加えてもよい。ただし、その「S・トリガー」は使えない。

 このデッキの5マナでの強い動きその1。自分のシールドを回収して、後続を確保しつつ、相手の攻撃は《百鬼の邪王門》や《一王二命三眼槍》で防いでいきます。

 《百鬼の邪王門》を使ってのワンショットも可能ですが、基本的にはギリギリまで攻め込むタイミングを見計らい、ここぞというタイミングで攻めれるのが良いでしょう。

 今回のサンプルリストでは4枚採用ですが、このカードからワンショットするにせよ溜めるにせよ、このカードを引けないと話にならず、また、火・闇という文明は1枚はマナに置いておきたいということでしっかり採用しています。

 個人的には《黒神龍ブライゼナーガ》のようなカードは《鬼ヶ大王 ジャオウガ》を4枚入れた上で追加で採用することを検討したいカードだと考えています。


《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》

【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ・ドラゴン / ヒューマノイド / 文明 水/火/自然 / パワー5000+ / コスト5

■マッハファイター
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から5枚を見る。そのうちの1枚を相手に見せてから手札に加え、残りを好きな順で山札の下に置く。こうして見せたカードが火または自然なら、クリーチャーを1体選び、手札に戻す。
■革命2:自分のシールドが2つ以下なら、自分のシールドゾーンにあるこのクリーチャーに「S・トリガー」を与える。
■革命0:自分のシールドが1枚もなければ、このクリーチャーのパワーを+10000し、「スピードアタッカー」と「T・ブレイカー」を与える。

 このデッキの5マナでの強い動きその2。各種革命チェンジと合わせてテンポを取りつつ、《鬼ヶ大王 ジャオウガ》や《百鬼の邪王門》といったゲームを決められるカードを集めていきます。

 このデッキは能動的に自分のシールドを0枚に出来るため、パワー15000のSAとしても運用しやすく、かなりデッキと噛み合っているカードですね。


《龍素記号 wD サイクルペディア》と相性が良いカード

《龍素記号 wD サイクルペディア》

【 クリーチャー 】
種族 クリスタル・コマンド・ドラゴン / ダークロード / 文明 水/闇 / パワー5000 / コスト5

■ブロッカー
■ジャストダイバー
■このクリーチャーが出た時、コスト4以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。
■自分の手札から呪文を唱えた時、その呪文を自分の墓地からもう1度、コストを支払わずに唱えてもよい。この能力は各ターン1度しか使えない。
■自分の墓地から呪文を唱えた時、唱えた後で、墓地のかわりに山札の下に置く。

 墓地の呪文を使いまわせるので、《サイバー・ブレイン》や除去呪文でアドバンテージを取りつつ、次のターン以降の《百鬼の邪王門》の効果を倍にする、という動きが強力です。

 このカードを普通に召喚するような展開は少しゆっくり過ぎる動きではあるものの、突破力の高い動きになるため、余裕さえあれば狙っていきたい動きになります。

 手札からプレイするだけが出番というわけでもなく、《百鬼の邪王門》や《蒼き団長 ドギラゴン剣》による踏み倒しから出すことも多いカードです。

 このデッキは《百鬼の邪王門》のおかげで攻撃時には墓地が大量に増えます。こうして増えた墓地から状況に合わせて呪文をプレイし、詰めていけるのがこのカードの強みです。


《勝熱と弾丸と自由の決断》、《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》

 対【青魔導具】へのメタカードとなるカード除去です。

 《勝熱と弾丸と自由の決断》は終盤において自分の《龍素記号 wD サイクルペディア》から使い、《龍素記号 wD サイクルペディア》自身を疑似的なSAとして運用することで詰めていくことも可能なカードです。

 また、【アナカラーハンデス】相手の《若き大長老 アプル》の処理、《希望のジョー星》の処理などにも一役買うカードですね。

 《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》は火単色ということで《勝熱と弾丸と自由の決断》よりも色が強く、引いている場合に《鬼ヶ大王 ジャオウガ》が若干投げやすくなります。

 また、対【赤単B我】に対しては自分の《百鬼の邪王門》から、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》、《龍素記号 wD サイクルペディア》、《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》のいずれかを捲らなければ打点を捌ききれません。

 その時のアタリを少しでも増やすカードとして、《勝熱と弾丸と自由の決断》と合わせて採用しています。


《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》

(殿堂カード) 【 ツインパクトカード 】
種族 マジック・コマンド / 文明 水 / パワー6000 / コスト6

■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、数字を1つ選ぶ。その数字と同じコストを持つ相手のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。

【呪文】
カード名:「本日のラッキーナンバー!」
文明:水
コスト:3マナ
■数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つクリーチャーと呪文を召喚したり唱えたりできない。

 【4c邪王門】は色バランスが難しいデッキで、《龍素記号 wD サイクルペディア》が採用されたこともあって《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》の枚数を3枚から2枚に減らすことになりました。

 これを受けて減ってしまった《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》の枚数をカバーするような形で1枚《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》を採用しました。

 これにより、詰めの局面で《龍素記号 wD サイクルペディア》から唱える動きが可能になっています。

おまけ:アドバンスでも使える【4c邪王門】

 最近はアドバンスのCSも増えてきていてますが、一般的には【4c邪王門】はオリジナルのデッキだと認識されています。ただ、アドバンスでも遊べるようにアドバンス対応のサンプルリストも軽く紹介しておきます。


 《MEGATOON・ドッカンデイヤー》でGRに、《爆龍覇 リンクウッド/「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」》で超次元を使えるため、アドバンス特有の面白さを味わうことが出来ます。

 また、P革命チェンジ、P侵略も上手く活用できるデッキなのでそういう意味でもアドバンスを楽しめるデッキになっていると思います。

 また、オリジナルではハンデス系のデッキに対して有効な《サイバー・ブレイン》を採用していましたが、アドバンスではハンデスはそこまで飛んできませんし、《十番龍 オービーメイカー Par100》を返せる《ドンドン吸い込むナウ》を採用してみました。

 オリジナルで【4c邪王門】を組んではいるけど、アドバンス用のデッキを持っていないという方は、このデッキでアドバンスを遊んでみてはいかがでしょうか。

おわりに

 新しい【4c邪王門】を紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

 自分も何度かCSで使用していますが、【黒緑ケンジキングダム】のような苦手デッキが存在する一方で、【赤緑アポロ】や【赤単我我我】といったかなり有利対面も存在する点が魅力なデッキとなっています。

 また、単なる相性ゲーのみの単純なデッキというわけでもなく、環境に合わせてチューニングしたり、コントロール相手にロングゲームを仕掛けることも楽しいデッキとなっています。

 環境に速攻デッキが存在する限り、ずっと楽しめるデッキだと思いますので、この記事を参考に是非遊んでみてください!


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