【2020年 G.O.D】回し方、対策方法が分かる解説記事!

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【2020年 G.O.D】回し方、対策方法が分かる解説記事!

はじめに

《極まる侵略G.O.D》
コスト9のクリーチャーを9体、最大81コストを踏み倒せるこのカードを主軸とした【GOD】デッキは、その登場以来長らくロマンデッキと見なされていました。

そしてその結論に疑問を抱くプレイヤーもほとんどいませんでした。

しかし2020年に入り、なんとこのデッキタイプがCSにて優勝。

多くのプレイヤーが驚愕し、デッキとしての見直し、再評価の流れが訪れました。

(恥ずかしながら筆者もフェイクニュースではないかと疑ってしまいました)

そんなプレイヤーたちの認識を覆し、活躍の立役者となったのはGRだけでなく墓地やマナからの踏み倒しを封じ、さらには除去耐性を持った《超九極チュートピア》

その活躍は偶然か必然か!?
【GOD】デッキについて詳しく解説していきます!!

目次

【GOD】とは

【GOD】デッキは《巨大設計図》《進化設計図》によってコスト9のカードをかき集め、《超七極Gio》のコスト軽減能力を利用して低コストクリーチャーから進化。

そのまま《極まる侵略G.O.D》に侵略して大量展開を行い、相手のカードプレイを制限して殴り切ることを目的としたデッキです。

目指すものが単純明快であり、初心者の方でも使いやすいデッキタイプだといえます。

《極まる侵略G.O.D》を出せれば勝利は確定的ですが、それまでは相手を妨害する手段が全くない(《超九極チュートピア》を出せるターンは《極まる侵略G.O.D》と同じターン)相手のメタカードを倒せるカードがないなどの弱点もあります。

【GOD】のサンプルデッキレシピ


【GOD】デッキで主に使用するカード効果・画像まとめ

極まる侵略G.O.D

【種族】 エンジェル・コマンド / 侵略者

【文明】 光

【パワー】15500

【コスト】9

■侵略―光のコスト9の進化クリーチャー

■T・ブレイカー

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、光のコスト9のクリーチャーを9体まで、自分の手札またはマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。

このデッキのコンセプトとなるカード。

《極まる侵略G.O.D》がひとたび着地すれば、呪文を封殺する《光神龍スペル・デル・フィン》クリーチャーの展開を妨げる《超九極チュートピア》手札次第でどちらも無効化する《サファイア・ウィズダム》除去耐性を与える《真実の精霊王レオ・ザ・スター》などを一気に展開することができ、まず間違いなく勝利が決まります。

そんな強力ながらも場に出すことが難しいこのカードをいかにスムーズにプレイするかがこのデッキの至上命題となります。

超七極Gio

【種族】 エンジェル・コマンド / 侵略者

【文明】 光

【パワー】11500

【コスト】9

■進化―自分の光のクリーチャー1体の上に置く。

■このクリーチャーを召喚する時、自分の手札にある他のコスト9のカードを好きな数、相手に見せてもよい。

こうして相手に見せたカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。

■ブロッカー

■W・ブレイカー

進化設計図

【 呪文 】

【文明】 自然

【コスト】2

S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)

自分の山札の上から6枚を表向きにする。その中から進化クリーチャーをすべて自分の手札に加え、それ以外のカードを好きな順で自分の山札の一番下に戻す。

《極まる侵略G.O.D》の侵略元の条件は光のコスト9の『進化』クリーチャー。

そんなクリーチャーを用意することは容易ではありません。

その条件を最も満たしやすいのがデザイナーズコンボであるこの《超七極Gio》です。

大量手札補充カードを利用することで実質コストが4、5くらいまで低下します。

超九極チュートピア

【種族】 エンジェル・コマンド / 侵略者

【文明】 光

【パワー】15000

【コスト】9

■進化―自分の光のクリーチャー1体の上に置く。

■侵略―光のコスト9のコマンド

■T・ブレイカー

■誰も、手札からしかクリーチャーをバトルゾーンに出せない。

■自分のクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに光のコスト9の手札を1枚捨ててもよい。 

《極まる侵略G.O.D》が無い場合に代わりにフィニッシャーとなるカード。

手札以外からカードを出せなくなるので、猛威を振るうGRクリーチャーはもちろん、マナゾーンと入れ替わるJチェンジや【ネイチャー】、墓地からクリーチャーを連鎖的に蘇生する【ロマノフワンショット】、山札からの爆発展開を狙う【バルガ】など大半のデッキのメインギミックを無効化することができます。

自身を含めた味方クリーチャーに極めて強力な除去耐性を与えるため場持ちもよく、このカードを出すだけで機能停止するという相手は多いです。

【GOD】デッキの回し方

1、設計図で手札を増やす!!

【 呪文 】

【文明】 自然

【コスト】2

S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)

自分の山札の上から6枚を表向きにする。その中から進化クリーチャーをすべて自分の手札に加え、それ以外のカードを好きな順で自分の山札の一番下に戻す。

【 呪文 】

【文明】 自然

【コスト】2

自分の山札の上から4枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中から、コスト7以上のクリーチャーをすべて自分の手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。

まずは設計図カードを使い、コスト9クリーチャーを手札にかき集めましょう。

こうして集めたカードは《極まる侵略G.O.D》のインパクトを強めるだけでなく《超七極Gio》のコスト軽減のためにも使うので1枚でも多く手札に集めたいところです。

そのために重要な2枚の設計図カード。どちらの方がより効果的でしょうか。

対象となるカードの多い(25枚)《巨大設計図》か、対象は少ない(14枚)ものの表向きにできるカードの多い《進化設計図》か。

少し考えてみてください。







まずは《巨大設計図》についてみていきましょう。

1枚も手札に加えられない確率が1.2%、1枚手札に加えられる確率が11.1%、2枚が33.2%、3枚が39.1%、4枚が15.4%で

期待値としては2.56枚です。



次に《進化設計図》はどうでしょうか。

1枚もヒットしない確率が5.4%、1枚が22.8%、2枚が35.3%、3枚が25.7%、4枚が9.2%、5枚が1.5%、6枚が0.1%


期待値が2.154枚となります。

最大値としては《進化設計図》が勝るものの、《巨大設計図》を上回る確率はわずか1.6%しかないので両方が手札にある場合には基本的に《巨大設計図》を使うようにしましょう。

ただし、《超七極Gio》《極まる侵略G.O.D》などの必須カードが手札にないという場合にはそれらを手札に加えるために《進化設計図》を使うというのはありです。(これら特定のカードにアクセスできる確率は《進化設計図》の方が勝るため)

2、進化元を用意する!

時の玉ミラク

【種族】 ジャスティス・オーブ/革命軍

【文明】 光

【パワー】1500

【コスト】2

■ブロッカー

■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。

■エスケープ(このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のシールドをひとつ手札に加えてもよい。ただし、その「S・トリガー」は使えない。)

虹彩奪取ケラサイト

【種族】 アウトレイジ

【文明】 光/自然

【パワー】2000

【コスト】2

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。

■各ターン、自分の自然または光のクリーチャー1体目の召喚コストを1少なくしてもよい。

ただし、コストは0以下にはならない。 

手札補充と並行して行わなければならないのは進化元の用意です。

破壊系の除去に耐性のある《時の玉ミラク》《超七極Gio》のコストを1軽減できる《虹彩奪取ケラサイト》のうち、相手に応じて適したものを選択しましょう。

【ドッカンデイヤー】など特段コチラのクリーチャーを処理してくる恐れのない相手には《虹彩奪取ケラサイト》を《DROROOON・バックラスター》などを採用していそうな相手であれば《時の玉ミラク》を進化元として召喚しましょう。

手札補充と進化元の用意ですが、相手にランダム手札破壊カードや低コストの除去カードがありそうな場合には手札補充を先に行いましょう。

これらの脅威がなく、手札に《超七極Gio》《極まる侵略G.O.D》が手札に揃っていない場合には進化元の召喚から行いましょう。

進化元を引いた次のターンでドローしたカードによって使用する設計図カードの選択を変えることができます。(例、《超七極Gio》がなかったので《進化設計図》を使おうと思っていたが、ドローでそれを確保できたので期待値の高い《巨大設計図》に方針転換する)


3、それはまさに神の領域!降臨!!G.O.D!!!

極まる侵略G.O.D

【種族】 エンジェル・コマンド/侵略者

【文明】 光

【パワー】15500

【コスト】9

■進化―自分の光のコスト9のクリーチャー1体の上に置く。

■侵略―光のコスト9の進化クリーチャー

■T・ブレイカー

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、光のコスト9のクリーチャーを9体まで、自分の手札またはマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。

超七極Gio

【種族】 エンジェル・コマンド / 侵略者

【文明】 光

【パワー】11500

【コスト】9

■進化―自分の光のクリーチャー1体の上に置く。

■このクリーチャーを召喚する時、自分の手札にある他のコスト9のカードを好きな数、相手に見せてもよい。

こうして相手に見せたカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。

■ブロッカー

■W・ブレイカー

《超七極Gio》を出せるだけのマナと手札が揃ったらいよいよゲームフィニッシュです。

《超七極Gio》を《極まる侵略G.O.D》に侵略させ、《光神龍スペル・デル・フィン》《サファイア・ウィズダム》など相手の自由を奪うカードを展開しましょう。

これらのカードがあればターンを渡してもほとんどなにもされることは無いので、無理に1ターン中にダイレクトアタックを狙わなくても問題ありません。

サファイア・ウィズダム

【種族】 エンジェル・コマンド / スターノイド

【文明】 光/水

【パワー】15000

【コスト】9

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。

■進化:自分のエンジェル・コマンド1体の上に置く。

■T・ブレイカー

■相手がクリーチャーを召喚した時または呪文を唱えた時、カードを2枚引く。

■相手は、自分の手札の枚数以下のコストを持つクリーチャーを召喚できない。 ■相手は、自分の手札の枚数以下のコストを持つ呪文を唱えることができない。

《サファイア・ウィズダム》をロックの要として展開する場合には手札の枚数が非常に重要なので手札からの展開は抑えましょう。

このプランを行おうとする場合には事前に踏み倒したいコスト9のカードをマナに埋めておくようにしましょう。

《超七極Gio》のコスト軽減のため手札にコスト9カードを抱えておく必要もありますが、《光神龍スペル・デル・フィン》など出したいカードをマナに置き、《閃光の守護者ホーリー》などそれほど踏み倒したいわけではないカードを手札に抱えるなど工夫できる点はあります。

【種族】 エンジェル・コマンド / 侵略者

【文明】 光

【パワー】15000

【コスト】9

■進化―自分の光のクリーチャー1体の上に置く。

■侵略―光のコスト9のコマンド

■T・ブレイカー

■誰も、手札からしかクリーチャーをバトルゾーンに出せない。

■自分のクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに光のコスト9の手札を1枚捨ててもよい。 

また、《極まる侵略G.O.D》や十分な踏み倒し先カードがないという場合でも《超九極チュートピア》で十分というケースが多々あります。

現環境においてはこのカードが刺さらないデッキを探すほうが難しいといえるほどです。

頼もしい除去耐性も持っているので、このカードを出せる状況であれば侵略してそのままごり押しして問題ありません。

【GOD】デッキの対策方法

【GOD】デッキの対策カード

洗脳センノー

【種族】 ジョーカーズ

【文明】 ゼロ

【パワー】4000

【コスト】3

■相手は、自身のターン中、召喚以外の方法でクリーチャーをバトルゾーンに出せない。

奇石ミクセル

【種族】 メタリカ

【文明】 光

【パワー】2000

【コスト】2

■相手のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを相手がバトルゾーンに出した時、相手はそれを自身の山札の一番下に置く。

【文明】光

【コスト】5マナ

■次の自分のターンのはじめまで、相手は呪文を唱えられない。

■カードを1枚引く。

【GOD】デッキの対策方法は非常に簡単です。

踏み倒しメタカードの《洗脳センノー》

このカードをプレイされるだけでこのデッキはその機能を停止します。

《超七極Gio》の召喚まではできるのですが、その先の侵略、踏み倒しが一切できません。

除去系のカードを採用する余裕もないので、できることといえば《超七極Gio》での低速ビートダウンくらいしかありません。

不用意に攻撃して《閃光の守護者ホーリー》を踏むなどのミスを犯さなければ展開できた段階で勝負は決まるといっても過言ではありません。

《奇石ミクセル》も《洗脳センノー》同様【GOD】デッキを1枚で封殺できるカードです。

こちらは《超七極Gio》を山札下に送還できるので《洗脳センノー》以上の脅威だといえるでしょう。

《閃光の守護者ホーリー》もケアできるので、相手の場に進化元がいなければ気軽に攻撃を仕掛けても問題ありません。

仮に《虹彩奪取ケラサイト》がいる状態で《閃光の守護者ホーリー》を踏んでも相打ちをとられるにすぎません。

警戒すべきは相手に何の制限もかけていない状態でターンを渡すことになる《罠の超人》ですが、手札の枚数を見て《超七極Gio》まで召喚することができない場合には攻撃してしまうのもありです。

《進化設計図》がトリガーした場合には、そこで攻撃をやめればOKです)

とはいえ、《奇石ミクセル》を立ててさえいれば相当の時間が稼げるので無理に勝負を急ぐこともないでしょう。

異端流しオニカマス

【種族】 ムートピア

【文明】 水

【パワー】2000

【コスト】2

■相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)

■相手のターン中に、相手が召喚以外の方法でクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのクリーチャーを持ち主の手札に戻してもよい。

これら踏み倒しメタとしては有名どころの《異端流しオニカマス》ですが、こちらは《超九極チュートピア》《真実の精霊王レオ・ザ・スター》など除去耐性を与えるカードがあるので十分な対策にはなりません。注意しましょう。

(一切対策にならないという訳ではありません)

【GOD】デッキに有利なデッキタイプ

【GOD】デッキに有利なデッキタイプとしては、上述した対策カード《奇石ミクセル》を無理なく採用できる【赤白ビートダウン】や【赤白バイク】などが挙げられます。

特に【赤白バイク】は構造的に非常に嫌な相手です。

【GOD】デッキが《奇石ミクセル》に対抗する手段としては進化元としてクリーチャーを用意したうえで《罠の超人》をトリガーさせるしかないのですが、【赤白バイク】は場のクリーチャーを破壊しながら攻撃してくるので《虹彩奪取ケラサイト》プランではまずこれが瓦解します。

《時の玉ミラク》であれば対抗はできるのですが、場に残すためにシールドを回収する必要があるので《罠の超人》のトリガー率が下がります。

また、どちらのデッキも《罠の超人》をケアできるよう《奇石ミクセル》を2枚展開されればその時点でまず逆転が不可能になってしまいます。

まとめ

圧倒的な爆発力を持つ【GOD】

大きな弱点はあるものの、大半のデッキを無効化できるフィニッシャーを持つという強みもあり、非常に高いポテンシャルを持つデッキでもあります。

入賞数1では強いデッキであるという論拠とするには弱いかもしれませんが、生半可なデッキでは優勝することができないというのもまた事実。

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