はじめに
「デカくて強いカードで勝ちてぇ!」
皆様、カードゲームにおいて一度はこんなことを思ったことはありませんか? ありますでしょう? あるんですよ。
しかし、世の中というのは良くも悪くもバランスよくできているもので、デカくて強いカードってのはプレイするのに膨大なコストが必要であり、 簡単に 「ゲーム開始とともにポンと出して終わり!」とはいかないわけです。
それどころか、デカくて強いカードの積め込みは、一方的にタコ殴りに会ってワンサイドゲームになり得る可能性すらもあるのが悲しきことに世の条理。
我々のロマンは、憧れは、理想は、世の条理によって無へと帰すのか・・・。
否・・・その汝らのロマン、憧れ、理想。それらを実現できるデッキがこのデュエマには存在する・・・。
それが【不死鳥モルトNEXT】だァッ!!!
速攻も驚く速度で、コントロールをもねじ伏せる破壊力を見せつける。
まさしく我々の想いを体現したデッキが、このデュエマ界には環境に喰いつく“脅威の存在”として君臨しているのですよ!
今回はそんな、我々の想いをこの世に顕現させし【不死鳥モルトNEXT】について、詳しく解説していきます!
また、デッキを組みたくなった方はそのまま【不死鳥モルトNEXT】カードをまとめて購入することもできちゃいます。
当日の15時までにご注文頂ければ、即日発送で【不死鳥モルトNEXT】のデッキパーツをお届け! 気になった方はぜひ!
目次
【不死鳥モルトNEXT】の特徴
【不死鳥モルトNEXT】の特徴は上にも書かせていただきましたが、デカくて強いカードを早期に着地させて一気にフィニッシュまで持っていく「破壊力」。これに尽きます。
その火力を生み出すのは、このデッキテーマ名にも書かれているお馴染みの切り札《超戦龍覇 モルトNEXT》を始め、圧倒的なロック性能を誇る《龍世界 ドラゴ大王》や打点を驚異的に加速させていく《紅に染まりし者「王牙」/クリムゾン・ビクトリー》など。
「これぞ切り札!」と言わんばかりのデカくて強い、それもドラゴンというロマン溢れる方々。
彼らを着地させ、他の追随を許さぬカードパワーで押し切っていくのです。
では、その“ザ・切り札”とも呼べるデカくて強いカードを、どうやって環境に喰いつく“脅威の存在”と思わせるほどの速さで着地させるのか。
それを実現させるのが《爆流忍法 不死鳥の術》と《禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》のコンビ。
「《爆流忍法 不死鳥の術》の『バトルゾーンにある自分のカードを2枚』って、このデカくて強いカードばっかりのデッキじゃ達成できないやん!」
いやいや皆様、《爆流忍法 不死鳥の術》にはこのような裁定があるのです。
Q. バトルゾーンにあるカードとは何ですか?
『デュエル・マスターズ』公式サイト DMR-23 革命ファイナル 拡張パック最終章 ドギラゴールデン vs. ドルマゲドンX Q&A より
A. 多くの場合、バトルゾーンにあるカードはクリーチャーです。D2フィールドや禁断の鼓動、封印などもバトルゾーンにあるカードです。
そう・・・つまり、犠牲にするのは場にいるクリーチャーではなく、《禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》に乗った封印のカードたち。
場にクリーチャーを出しそれらを糧とするのではなく、ゲーム開始時から場に設置した封印を糧とするのです。
これによって、召喚に膨大なコストを必要とするデカくて強いカードだらけのデッキながらも、環境に喰いつく「破壊力」を実現させることができるのでございます!
【不死鳥モルトNEXT】デッキレシピ
デッキの確定枠と自由枠
以上、ここに後述の『4枚(《メンデルスゾーン》or《龍世界 ~龍の降臨する地~》)』をプラスで刺した『21枚+超次元3枚』が確定枠。それらを除いた『19枚』が自由枠となります。
デカくて強いカードの早期着地のために《爆流忍法 不死鳥の術》《禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》を最優先に確保。
そこに、そのコンビから繰り出す火力の要は言わずもがなとして、数少ない受け札でありながら純粋に出しても盤面処理をこなしてくれる《ボルシャック・ドギラゴン》とお友達の《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》を基盤として、今回のデッキリストを作成しております。
残りの枠には思い思いのデカくて強いクリーチャーを詰め込み、相手を即時フィニッシュへと持っていくのです!
ロマンとお好みのクリーチャー、各々の好きなものを詰め込んであげてくださいませ。
そして今回の【不死鳥モルトNEXT】をまとめた構築がこちら!
デッキリスト
自身の後続の展開と相手への妨害&除去を主軸としたドラゴンたちをピックしつつ、早期着地にドラゴン最強マナ加速《メンデルスゾーン》をチョイスした、【不死鳥モルトNEXT】の中でも特に安全に着実にゲームセットを狙う構築。
例え《爆流忍法 不死鳥の術》が引けなくとも、【赤緑モルトNEXT】とほぼ同じ感覚で展開していけるため、扱いやすさの面でもかなり秀でている形でございます。
【不死鳥モルトNEXT】カード解説
デッキの主要カード
《超戦龍覇 モルトNEXT》
(プレミアム殿堂超次元コンビ) 【 クリーチャー 】
種族 ガイアール・コマンド・ドラゴン / ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 火 / パワー9000 / コスト7
■マナ武装5:このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンに火のカードが5枚以上あれば、火のコスト5以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
■龍マナ武装5:各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、自分のマナゾーンに火のドラゴンが5体以上あれば、攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。
■W・ブレイカー
言わずもがなな「ザ・切り札」。
「マナ武装5」から《爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河》を出して展開を狙うもよし、《覇闘将龍剣 ガイオウバーン/勝利の覇闘 ガイラオウ》で盤面の処理をするもよし。
場面ごとに攻め口を切り替えながら着実に打点を重ねていく、ドラゴンの最高峰ですね!
この《超戦龍覇 モルトNEXT》ができるのは、ただひたすらに攻めていくわけではないぞ! というのが今回のミソ。
相手を詰み切れるか分からない! でもどうにか決め切らないとやられる・・・。
そんな場面では少し発想を転換。
決め切るのではなく、“次に繋ぐ”と考えるのです!
・・・ってなによ、というお話ですが。
装備するウエポンに《始まりの龍装具 ビギニング・スタート/終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》をチョイス。
すると、有難いことにターン終了時に、スレイヤー持ちのコマンドブロッカーが生まれてくるんですねー!
「圧倒的な打点で畳みかけてくるのが【モルトNEXT】でしょ?」と鼻高々に攻撃を受け切った相手の鼻をポッキリとへし折ってやりましょう。
《メンデルスゾーン》
【 呪文 】
文明 火/自然 / コスト2
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
自分の山札の上から2枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中からドラゴンをすべて、タップして自分のマナゾーンに置き、それ以外のカードを墓地に置く。
ドラゴンのマナ加速といえばお馴染みの《メンデルスゾーン》。
少しでも早く《爆流忍法 不死鳥の術》や《超戦龍覇 モルトNEXT》たちに繋ぐことを考えた際、『2→5』と繋がる「2マナ」の加速は非常に大きなポイント。
後述の《龍世界 ~龍の降臨する地~》とどちらを刺すか否かの枠ではありますが、【赤緑モルトNEXT】ちっくに堅実に立ち回れるのが 《メンデルスゾーン》 の魅力。
捲りによるブレを抑え「扱いやすさ」を優先したい場合は、こちらをピックしてあげるのがオススメ!
《爆流忍法 不死鳥の術》《禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》
【 呪文 】
文明 火 / コスト5
■バトルゾーンにある自分のカードを2枚選び、墓地に置く。その後、その中から火の進化ではないクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出す。
(殿堂カード) 【 禁断の鼓動 】
文明 火 / コスト99
■この鼓動は、ゲーム開始時、封印を6つ付けてバトルゾーンに置く。
■この鼓動はバトルゾーンを離れない。
■禁断解放―この鼓動の封印がすべてなくなった時、クリーチャー側に裏返す。
(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。コマンドがバトルゾーンに出た時、その持ち主はそのコマンドと同じ文明を持つ自身のカードから封印をひとつ、墓地に置く。クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する。)
────────────解放後────────────
カード名:伝説の禁断 ドキンダムX
カードの種類:禁断クリーチャー
文明:火
種族:-
パワー:99999
コスト:99マナ
マナ:-
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが禁断解放した時、相手は自身のクリーチャーすべてに封印をひとつ付ける。
■コスト4以下の呪文によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。
■このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。
相手を順々に詰めていく、ないし即時エンディングへ向かわせるデカくて強いクリーチャーを爆速で場に出すのがこのコンビ。
説明はもはや不要。
使って、封印剥がして、お好みのクリーチャーを出す。
単純明快、捲ってドンッです!
捲って出そう、デカくて強いクリーチャー
《紅に染まりし者「王牙」/クリムゾン・ビクトリー》
【 ツインパクトカード 】
種族 ヒューマノイド・ドラゴン / ハンター / エイリアン / 文明 火 / パワー8000 / コスト8
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、相手とガチンコ・ジャッジする。自分が勝ったら、自分の山札の上から3枚を見る。その中からドラゴンを1体、バトルゾーンに出してもよい。残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
────────────呪文────────────
カード名:クリムゾン・ビクトリー
文明:火
コスト:4マナ
■S・トリガー
■パワー2000以下のクリーチャーをすべて破壊する。
デカくて強いクリーチャーが詰まっているが故に、このデッキはガチンコジャッジはかなり強め。
この子を出したらほぼほぼもう1体ドラゴン登場、なんて思ってOK! 《爆流忍法 不死鳥の術》や《爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河》等で捲ったら、純粋に打点が増えてハッピー♡な1体ですね。
そして、上のクリーチャー面のインパクトにややかすれてしまいがちですが、下の呪文面も美味しいのがこの子の特徴。
パワーが低いクリーチャーが場に出やすい今の環境、焼ける対象が『2,000以下』であっても意外に魅せてくれます。
《龍世界 ドラゴ大王》
【 クリーチャー 】
種族 レッド・コマンド・ドラゴン / 文明 火 / パワー13000 / コスト10
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャーを1体と相手のクリーチャーを1体、バトルゾーンから選んでも良い。その2体をバトルさせる。
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
■ドラゴンではないクリーチャーがバトルゾーンに出る時、バトルゾーンに出るかわりに持ち主の墓地に置かれる。
言わずと知れた「ドラゴンではないクリーチャー」を場にすら出させない最強クラスのロックカード。
《爆流忍法 不死鳥の術》や《爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河》等の捲り次第では、盤面を処理できずしてクリーチャーが1体ポツンと降臨。
いくらデカくて強いクリーチャーとはいえど、処理ができなければ返り討ちに会いかねません。
しかし、バトルゾーンに出たいなや『パワー13,000』でバトル。
挙句、「ドラゴンではないクリーチャー」を出せすらしない環境をプレゼント。
爆速で現れ、切り札まで繋ぎを葬り、後続を狩る。これぞロックです、覚えておきなさいまし。
《偽りの王 ヴィルヘルム》
【 クリーチャー 】
種族 キング・コマンド・ドラゴン / アンノウン / 文明 闇/火/自然 / パワー12000 / コスト9
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーを1体破壊する。その後、カードを1枚、相手のマナゾーンから選び持ち主の墓地に置く。
相手のカードがどこからでも墓地に置かれた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。
T・ブレイカー
「多色」「ドラゴン」「強いやつ」で脳内検索したら、恐らく全DMPの脳内検索候補の中で、片手で数えられるくらいの検索順位で出てくるであろうお馴染み中のお馴染みな《偽りの王 ヴィルヘルム》くん。
盤面を処理できる、マナを加速できる、という2点はもちろん強力の極み。
しかし、この【不死鳥モルトNEXT】においては「マナ破壊」が最もヤバい、と言えるでしょう。
皆様、考えてもみてください。
3ターン目にマナ破壊ですよ? 喰らう側が後攻だった場合、1マナにされて、チャージしても2マナ。2マナでどうこの子処理すればよいのだ。
喰らった相手、泣いちゃいますよ。下手したら、何もできないもん。
《勝利宣言 鬼丸「覇」》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド / レッド・コマンド・ドラゴン / ハンター / エイリアン / 文明 火 / パワー9000+ / コスト10
■スピードアタッカー
■パワーアタッカー+5000
■このクリーチャーが攻撃する時、相手とガチンコ・ジャッジする。自分が勝ったら、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。(ガチンコ・ジャッジ:各プレイヤーは自身の山札の上から1枚目を見せ、それを一番下に置く。そのカードのコストが相手以上であれば、自分の勝ちとする)
■T・ブレイカー
「相手の返しが怖い・・・けど! このターンで決めないとヤバい!」 そんな場面に最強の輝きを魅せてくれるのが、この《勝利宣言 鬼丸「覇」》です。
攻撃時にガチンコジャッジ、勝てばエクストラターン獲得、という大胆な効果。
この高コストを最高に使いこなす【不死鳥モルトNEXT】からすれば、ガチンコジャッジなんてものは実質無条件と言ってるようなもの。ターンを相手に回すことなく、2ターンかけてじっくりと相手を殴り倒してしまいましょう。
ただひたすら目の前にデカくて強いクリーチャーが並べられていくのに、ターンが回ってこず傍観する相手・・・ゾクゾク感じちゃう、ね・・・。変な性癖に目覚めそう・・・。
《偽りの王 モーツァルト》
【 クリーチャー 】
種族 キング・コマンド・ドラゴン / アンノウン / 文明 闇/火/自然 / パワー17000 / コスト11
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、ドラゴン以外をすべて破壊する。
相手のドラゴンは攻撃することができない。
T・ブレイカー
「相手の盤面、良く見たらすんごい量のクリーチャー並んでるんだけど???」
あー、あるあるー。そのまま殴られてフィニッシュっていうんだろう?
・・・そんなことさせるか!
ってことで、そんな場面に遭遇したら、有無を言わさず《偽りの王 モーツァルト》でドラゴン以外を一気にドーーーン!! からの、相手のドラゴンが攻撃できない効果もおまけにドーーーン!!
横に並べてくる悪い子には、これで盤面すっからかんにしてやりましょう。後は枯れ果てた相手をじわじわと・・・あ、変な性癖が・・・。
【モルトNEXT】の真価を120%引き出すお友達
《爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河》《闘将銀河城 ハートバーン/超戦覇龍 ガイNEXT》
【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 火 / コスト5
これを装備したクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。
これを装備したクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにしてもよい。それが進化ではないドラゴンなら、バトルゾーンに出す。それ以外なら、自分の山札の一番下に置く。
龍解:自分のターン中に自分のドラゴンがバトルゾーンに出た時、それがそのターンに出す最初のドラゴンでなければ、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。
────────────龍解後────────────
カード名:爆熱王DX バトガイ銀河
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:火
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン
パワー:12000
コスト:8
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引く。その後、進化ではないドラゴンを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
■相手のドラゴンではないクリーチャーは、バトルゾーンに出たターン、攻撃できない。 (ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、ドラグハートまたはそれを装備したクリーチャーがバトルゾーンを離れた場合、そこに戻す)
【 ドラグハート・フォートレス 】
文明 火 / コスト5
■バトルゾーンにある自分のドラゴンはすべて「スピードアタッカー」を得る。
■龍解:自分のドラゴンがアンタップされた時、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。
────────────龍解後────────────
カード名:超戦覇龍 ガイNEXT
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:火
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン
パワー:17000
コスト:10マナ
マナ:-
■バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。
■T・ブレイカー
■龍回避―このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりに、フォートレス側に裏返す。
言わずと知れた《超戦龍覇 モルトNEXT》から繰り出される超次元の2つ。
どちらも即時相手をフィニッシュまで持っていける打点を生成する「とりあえず出しとけ!」みたいな子ですが、どちらをピックするかに関しては少しばかり基準があります。
《爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河》はさらなる打点の確保が狙えるため、相手盤面の総数を減らすことができたり、除去されてもなお打点が残ったり。
万が一このドラゴンラッシュを止められたとしても、次のターンに繋げることができます。ある種、堅実な選択ですね。
一方、《闘将銀河城 ハートバーン/超戦覇龍 ガイNEXT》はジャスキルの打点を運に任せることなく確実に作り出すことができます。
相手からの返しに弱い分、「ここで決めないとヤバい!」という場面を打破するのに向いているわけですね。
出しておけば間違いのない子たちですが、その使いどころを知っておくことで、取れる試合をより確実に、苦手な対面もより可能性を。勝率を上げるためにも、ぜひとも覚えておきたいですね!
《銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ》
【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 火 / コスト4
■これを装備したクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。
■龍解:自分のクリーチャーが攻撃する時、そのターン2度目のクリーチャー攻撃であれば、攻撃の後、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。
────────────龍解後────────────
カード名:熱血星龍 ガイギンガ
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:火
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン
パワー:9000+
コスト:7マナ
マナ:-
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが龍解した時、相手のパワー7000以下のクリーチャーを1体破壊する。
■バトル中、このクリーチャーのパワーは+4000される。
■相手がこのクリーチャーを選んだ時、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。
【5Cコントロール】始め、受けがめちゃくちゃ強いデッキタイプというのがご時世的に増えております。
そんなデッキタイプにやらしく刺さっていくのが《銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ》。
《超戦龍覇 モルトNEXT》の2連撃を確保できるのももちろん嬉しい点ですが、龍解後の「相手がこのクリーチャーを選んだ時、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。」という効果が受けの強い相手にぶっ刺さります。
除去しようとこの子をトリガー等で選ぼうものなら、もれなく追加ターンゲット。
そんなものを得てしまったら、【不死鳥モルトNEXT】の他の追随を許さぬ破壊力が相手を葬りさること確実・・・。
盤面の除去もしつつ、相手の除去を封じる。攻守一体をこなす、出せる余裕がある場面ならば優先的に出していきたい1体ですね!
【不死鳥モルトNEXT】デッキの回し方
①兎にも角にも5マナへ繋げ!
【不死鳥モルトNEXT】のスタート地点は、《爆流忍法 不死鳥の術》を発動できる『5マナ』。ここに届かなければ、何も成せずに散りゆくことでしょう。
故にこそ! まずは兎にも角にも、このスタート地点である『5マナ』に達せねばならないのです!
ここで1つご安心を。
『5マナ』に届くにあたって必要なものは、《メンデルスゾーン》《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》のいずれか“1枚だけ”で良いのです。1枚使えば『2→5』or『3→5』と繋がっていきます。
いかがでしょう、そう思えば「え、割と行けんじゃん」と心が軽くなる! ・・・はず。
ただし! 《爆流忍法 不死鳥の術》が手札に見えていない場合は要注意。『5マナ』に届いても展開の札がないわけですからね。
《爆流忍法 不死鳥の術》が見えていなくとも焦ることはありません。そのための「【不死鳥モルトNEXT】の中でも特に安全に着実にゲームセットを狙う構築」です。 詳しくは後述の「②」を飛ばして「②if」までお飛びください!
《爆流忍法 不死鳥の術》で捲れ!
スタート地点の『5マナ』に届いた、《爆流忍法 不死鳥の術》も手札にある。 そうなれば、進むは1つ。《爆流忍法 不死鳥の術》発動です!
《禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》の禁断から2枚を選び、その中のドラゴンを場に繰り出しましょう!
「捲ったら《爆流忍法 不死鳥の術》と《超戦龍覇 モルトNEXT》が出た」等、切り札級のデカくて強いクリーチャーとそれ以外が捲れたら、当然デカくて強いクリーチャーを場に出します。
・・・が、捲った2枚がどちらも切り札級だったら・・・?
これはもちろんのこと、相手の場や戦況次第、というのが解です。
簡単に書き出すと・・・
相手の返しが怖いけど、このターンで決めないとヤバい!
→《勝利宣言 鬼丸「覇」》でエクストラターン確保 or 《紅に染まりし者「王牙」/クリムゾン・ビクトリー》で展開を狙う
やや余裕があるけど、相手の返しが怖い!
→《龍世界 ドラゴ大王》で後続を狩る
もう相手の打点が確保されてる!
→《偽りの王 モーツァルト》で処理
相手が動き始めるより先に動けた!
→《偽りの王 ヴィルヘルム》でマナ焼却 or 《龍世界 ドラゴ大王》で後続を狩る
それ以外
→基本《超戦龍覇 モルトNEXT》でOK!
という感じ。
もちろん上記はあくまで理想ですし、いずれの条件でも上記以外のピックが正解の可能性もありますし、はたまた複数の条件が重なっている場面もあり得ます。
そのため、バンバン対戦して、どんな場面でどのカードをピックするのが最適解なのか。
少しずつ経験値として蓄えていくのがベストアンサーになってしまいますね。
②if マナ加速連打で切り札に繋げ!
『5マナ』到達、《爆流忍法 不死鳥の術》発動! となれば理想ですが・・・。
カードの引きは時の運。当然、理想通りにいかない可能性もあります。
その場合は、《超戦龍覇 モルトNEXT》始め、切り札を直接手札から召喚できるまでマナ加速を連打しましょう!
《メンデルスゾーン》《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》を手札に残しつつ、プレイを続けていくのです。
引けなかったときは致し方なし。
思考を切り替え、【赤緑モルトNEXT】を扱うかの如く着実に一歩ずつ切り札に繋いでいきましょう!
ただし、このデッキにおいての防御札は、ほぼ《ボルシャック・ドギラゴン》頼り。
《爆流忍法 不死鳥の術》と分かった際には、《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》を優先的に残しておくのが吉です。
【不死鳥モルトNEXT】のカスタマイズ
赤単不死鳥モルトNEXT -マナ事故に憎しみを-
《メンデルスゾーン》ではなく、《龍世界 ~龍の降臨する地~》を採用した、【不死鳥モルトNEXT】の中でもより爆発力に長けた構築。
そして、今回はさらに一押し。全て火単色にすることで、マナ事故たるものを完全に葬り去ってみました。
《龍世界 ~龍の降臨する地~》《ボルシャックライシス・NEX》のピックにより、上述の構築よりも展開力にパラメータを振っています。
ただし、その分盤面の除去性能がやや低下。
「デカくて強いクリーチャーを並べて、押し切ってしまえ!」というパワープレイです。
カード解説
《龍世界 ~龍の降臨する地~》
【 ドラゴニック・フィールド 】
種族 ドラゴン・ワールド / 文明 火 / コスト3
■自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。それが進化ではないドラゴンなら、このドラゴニック・フィールドを墓地に置いてもよい。そうしたら、そのドラゴンをバトルゾーンに出す。
「トップを捲ってドラゴンなら出す!」という、とんでもなくシンプルなカード。
ただし、デカくて強いクリーチャーを詰め込んだ【不死鳥モルトNEXT】となれば、その効果は「切り札」とニアリーイコールです。
ただし、このカードで《超戦龍覇 モルトNEXT》を捲った場合、マナに火のカード5枚と火のドラゴンが『5体』いなければ「マナ武装5」及び「龍マナ武装5」が発動しないので要注意。
また、種族は「ドラゴン・ワールド」ですが、クリーチャーではないため「龍マナ武装5」や《爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河》等、「〇体」という指定の効果対象にはならない点もお忘れなく。
《ボルシャックライシス・NEX》
【 クリーチャー 】
種族 メガ・アーマード・コマンド・ドラゴン / ハンター / 文明 火 / パワー25000 / コスト15
■ダブル・シンパシー:ドラゴン(このクリーチャーの召喚コストは、バトルゾーンにある自分のドラゴン1体につき2少なくなる。ただしコストは0以下にならない)
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■自分のドラゴンすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■自分のドラゴンが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがドラゴンなら、バトルゾーンに出してもよい。
《紅に染まりし者「王牙」/クリムゾン・ビクトリー》と同じく、横にドラゴンを展開してくれるカード。
おまけにスピードアタッカーまで付与してくれる、打点生成の鬼です。
ちなみに「〇体」という指定ではないため、上述の《龍世界 ~龍の降臨する地~》も一応出せます。
万が一除去されたときの保険として“出し得”なのでお忘れなきよう。
【不死鳥モルトNEXT】デッキを使うオススメプレイヤー
さて、ここまで解説をしてきた【不死鳥モルトNEXT】しかりその他の【モルトNEXT】 は、「カッコイイデッキが使いたい!」「火力で相手をねじ伏せたい!」「主人公になりたい!」そんなプレイヤーの方々にオススメなデッキテーマ。
しかし、そんな中でも「デカくて強いカードで勝ちてぇ!」という憧れを持つ方。
そして、どんな環境であっても勝利をもぎ取れる、ある種万能な立ち位置のデッキを持ちたいと思う方。
そんな方々にこそオススメしたいのが、【モルトNEXT】の中でも この【不死鳥モルトNEXT】なのです。
どんなデッキにも引けを取らない速度と破壊力、両方を兼ね備えた圧倒的な爆発力を秘めています。
強さは欲しいけど、楽しむことは忘れたくない。
カッコよく大立ち回りで駆け抜けたい。
そんなデュエマを楽しみたいと願うDMPであれば、一度は触れて欲しいオススメのイケメンデッキですよ!
おわりに
速攻も驚く速度で、コントロールをもねじ伏せる破壊力を見せつける【不死鳥モルトNEXT】。
誰しもが一度は持った「デカくて強いカードで勝ちてぇ!」という憧れをバッチリ果たしてくれます。
ロマンに憧れるプレイヤーはもちろんのこと、他の追随を許さぬ爆発力は全デュエマプレイヤーに一度は触れてもらいたいデッキテーマです!
カーナベルでは【不死鳥モルトNEXT】のデッキパーツや相性のいいカードを豊富に準備しています。
探したいカードがすぐに見つかり、当日15時までの注文で即日発送のカーナベルはすぐにデッキを組みたいあなたにオススメです!
気になった方はぜひぜひ、組んでみてはいかがでしょうか!