《零》の全てがわかる解説記事

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《零》の全てがわかる解説記事

はじめに

超天編のラスボスとしてついに登場する《零龍》 こちらにももちろん期待が集まりますが、《零龍》の登場によって大幅に強化される可能性があるカードがあります。 それが、『零誕! 魔神おこせジョルネード1059!!』に収録された《零龍》の先駆け的存在、《零》です。 《零龍》をいち早く使いこなすためにも、《零》について理解することは大きな助けになります。そんな、今ひそかに注目を集めるカード《零》について詳しく解説していきます!

目次

《零》の能力について

零

■パワード・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのパワーをこのクリーチャーに追加し、選んだクリーチャーのパワーを0にする。
■自分のターンの終わりに、相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。
■バトルゾーンに自分の零龍があれば、自分の闇のカードのコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。

《零》は、『零誕! 魔神おこせジョルネード1059!!』のシークレットレア、および『コロコロコミック』の付録として登場しました。

書籍に付属するものは、返り血で文字が読めない仕様になっているなど、非常にインパクトの強いカードとして世に出ました。

その能力は、まず1つ目がオレガオーラなどですっかりおなじみとなった「パワードブレイカー」です。

しかしこのクリーチャーにとってパワードブレイカーが望ましいものかというと、それは少し難しいところ。


相手のクリーチャーのパワーを奪う能力を持っているので、これと合わせるとフィニッシャーにもなり得る効果なのですが、もう1つのターン終了時に手札を捨てさせる能力とはあまり噛み合いが良くありません。

このクリーチャーがシングルブレイカーであれば、攻撃時に相手クリーチャーを破壊し、ブレイクしたシールドをハンデス効果でそのまま墓地に送るという、往年の《追憶人形ラビリピト》+《卍月 ガ・リュザーク 卍》のような使い方ができたのですが、

追憶人形ラビリピト

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■自分のターン中に、コスト8以上のクリーチャーを召喚した時またはコスト8以上の呪文を唱えた時、相手は自身の手札をすべて捨てる。

卍月ガ・リュザーク卍/卍・獄・殺

■無月の門・絶:各ターンの終わりに、自分の魔導具をバトルゾーンまたは墓地から合計6つ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら6枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
■相手のターンのはじめに、相手は自身のマナゾーンのカードを3枚までしかアンタップできない。
■W・ブレイカー

《零》のパワーがもともと5000あるため、相手クリーチャーを破壊した場合まず間違いなくダブルブレイカー以上になります。

そうすると、相手は残したいカードを手札にキープすることが可能になってしまいます。

相手の動きを制限するシステムクリーチャーとして運用するのであれば、このパワードブレイカーは枷になることが多いです。

かといって、攻撃的なデッキでアタッカーとして採用するかというと、打点が相手依存である点やコストの問題などから、こちらでもやや活かしづらいと言わざるを得ません。

状況によっては活躍するものの使いどころが難しいのが、《零》のパワードブレイカー能力だといえます。


2つ目の能力が、攻撃時に相手クリーチャー1体のパワーを0に低下させ、その分のパワーを自身に加える能力です。

デュエルマスターズにおける最強格の除去手段、パワー低下を毎ターン放てるというのはかなり魅力的です。

パワー0のクリーチャーは破壊され「続ける」ため、大抵のクリーチャーを葬ることができます。

また、この効果はパワーを0に「固定」する能力なので、何らかの手段で対象クリーチャーのパワーが上昇した場合にもそれは無視されパワー0であり続けます。

除去耐性を持つ《終焉の禁断ドルマゲドンX》なども1撃で倒すことが可能です。(禁断爆発後に《零》を出す必要がありますが)

終焉の禁断 ドルマゲドンX

■T・ブレイカー
■このクリーチャーが禁断爆発した時、相手は自身のクリーチャーすべてに封印を1つ付ける。(クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する)
■相手は自身のクリーチャーに付いている封印を墓地に置けない。
■このクリーチャーに封印を付けることはできない。
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにこのクリーチャーの禁断コアを2枚、このカードの下に置いてもよい。
そうしたら、自分のシールドを1つ墓地に置く。
■このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、クリーチャーをすべて破壊し、自分はゲームに負ける。 

下げた分のパワーはこのクリーチャーに加わるので、バトルでも優秀です。

効果で相手クリーチャーを1体破壊し、バトルでもう1体破壊、さらにターン終了時のハンデスも行えるとなれば、かなり相手の勢いを落とすことができます。

ただしスピードアタッカーやマッハファイターを持っていないので、《キリモミ・ヤマアラシ》などを使って、タイムラグなくこの効果が使えるような工夫が必要です。

キリモミ・ヤマアラシ

このターン、次に召喚する自分のクリーチャーの召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。そのクリーチャーをバトルゾーンに出した時、このターンの終わりまでそのクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。

3つ目の能力は、自分のターンの終わりに相手に手札を自身で選んで捨てさせる効果です。

この効果によって、たとえ除去されても最低限の仕事は果たせるようになっています。

相手のクリーチャーを確実に倒しながら手札も奪うという、非常にいやらしい戦い方ができます。

《爆霊魔 タイガニトロ》と合わせると毎ターン相手の手札を空にできますが、

爆霊魔 タイガニトロ

■マナ武装5:自分のターンの終わりに、自分のマナゾーンに闇のカードが5枚以上あれば、相手は自身の手札から1枚選び、残りを捨てる。

3,4ターン目にはフィニッシュを決めに来る高速化した環境でこの2体を揃えるのはやや難易度が高いかもしれません。

ただし、1度《爆霊魔タイガニトロ》で相手の戦力を落としたうえでなら不可能という訳ではないので、序盤をどうしのぐかがカギになります。

最後の能力は、《零龍》が場にあれば闇のカードのコストを1軽減する効果です。

《滅亡の起源 零無》が「零龍の儀」というカードタイプであり「零龍」カードなので、合わせて使えば即座に《零》のコスト軽減効果が発動します。

クリーチャー、呪文、それ以外のカードもすべてが軽減対象で、ターンに1度などの制限もないので、自然を採用しない純粋な闇デッキにおいては非常に重宝します。

現在《零》が環境で活躍している、そしてできるとはなかなか言いづらいところがありますが、《零龍》が登場しこのコスト軽減効果が解禁されれば、このカードの評価が大きく上がることは間違いありません。

強力な効果を3つも宿す《零》、潜在能力も含め、その力は侮れません。

《零》はどんなデッキと相性が良い?

《零》を使うのであれば、コスト軽減効果発動の都合上《零龍》と合わせて使うことが前提となります。

なので、基本的には《零龍》と相性の良いデッキの中から採用を検討していくことになります。


構築済みデッキによって基盤となるカードが大幅に増えた「闇単オーラ」はどうでしょう。

大卍罪 ド・ラガンザーク 卍

■罪・無月の大罪(自分の墓地にあるオーラ1枚につき、このオーラを使うコストを1少なくしてもよい。そうしたら、このターンの終わりに、自分のクリーチャーを1体破壊する。ただし、コストは0以下にならない)
■これをクリーチャーに付けた時、またはこれを付けたクリーチャーが攻撃する時、コスト8以下のオーラを2枚まで自分の墓地から選び、そのクリーチャーに付ける。
■これをバトルゾーンから自分の墓地に置く時、かわりに山札の一番下に置く。
■相手のターンの終わりに、これを自分の墓地から山札の一番上に置いてもよい。

卍∞ ジ・エンデザーク ∞卍

■これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■罪・無月の∞罪:自分のターンのはじめに、これが自分の墓地にあれば、自分のクリーチャーを2体破壊してもよい。そうしたら、このオーラをバトルゾーンに出す。
■これをクリーチャーに付けた時、コスト7以下のオーラを1枚、自分の墓地から選び、そのクリーチャーに付ける。

残念ながら、オーラ以外の不純物を増やすのに見合うほどのメリットは得られません。


では、フィニッシャーの不足を《零龍》によって解決した「卍デ・スザーク卍」は?

卍デ・スザーク卍

■無月の門:自分の魔導具をバトルゾーンに出した時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から2つずつ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体破壊する。
■このクリーチャーの下に4枚以上カードがあれば、相手のクリーチャーはタップしてバトルゾーンに出る。

残念ながらこちらも、魔道具の数を減らすのは本意ではありません。

手札破壊は《追憶人形ラビリピト》が、コスト軽減は《堕魔ヴォガイガ》が、除去は《卍デ・スザーク卍》が行ってくれます。

デッキ内を特定のカードで固める必要があるデッキでの採用は少々難しいです。


S級不死 デッドゾーン

■進化―自分の闇のクリーチャー1体の上に置く。
■S級侵略「不死」―闇のコマンド(自分の闇のコマンドが攻撃する時、自分の手札または墓地にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい。)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーを-9000する。

オーラデッキや魔道具ほどの縛りがないデッドゾーンデッキでは、居場所を作ることができます。

この場合は《終焉の禁断ドルマゲドンX》を採用せず、フィニッシャーが《零龍》に絞られる形になります。

《終焉の禁断ドルマゲドンX》を使わない関係上《終断δ ドルハカバ》の枠が《轟音 ザ・ブラックV》になるなど、普段とは少し違った面白い構築ができそうです。

終断δ ドルハカバ

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■バトルゾーンに自分のフィールドがあれば、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。

轟音 ザ・ブラックV

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■スピードアタッカー
■このクリーチャーが攻撃する時、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。


他には、墓地肥やし、ハンデス、蘇生、クリーチャー破壊の全てをこなす「ヘルボロフ」デッキでの採用も面白いです。


極・龍覇 ヘルボロフ

■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト3以下のドラグハート1枚、またはコスト5以下の闇のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。
■W・ブレイカー 

極魔王殿 ウェルカム・ヘル

■このドラグハートをバトルゾーンに出した時、または自分のドラグナーが攻撃する時、闇のコスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
■龍解:自分のターンの終わりに、自分のクリーチャーを4体破壊してもよい。そうした場合、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。

《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》《零》を蘇生する動きはかなり強力です。

《零》の値段

カードの写真を撮影するだけで、該当カードの買取価格を検索できるツールができました。

《零》以外にもデュエル・マスターズ全てのカードの買取価格をチェックすることができるので、是非使ってみてください。

まとめ

《零龍》の登場により、その真価をはかられる《零》

眠れる獅子が目覚めるのか、はたまたただの張りぼてに終わるのか。

その真価を見極めるのはこの記事を読んだあなたです!

新たなる《零》の力、ぜひその手で試してみてください!


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