こんばんは、はみるとんです。
リンクロスが禁止になりました!!!!!!!!
哀しいです。色んなデッキで使える良いギミックだったのですが、やっぱりリンク数を伸ばしていくのが環境デッキラインで考えると強すぎましたね。
《サモン・ソーサレス》や《守護竜エルピィ》のとき同様、ファンデッキの希望であった汎用パワーカードが規制されてしまうのはとても哀しいです。
でも大丈夫!《リンクロス》が居なくても、遊戯王の広いカードプールを漁れば代用可能なギミックは必ず存在します!
というわけで、今回はとりわけ《リンクロス》の恩恵が大きかった「シンクロ召喚」に関して紹介してきたいと思います!
目次
《リンクロス》禁止で出来なくなった事
【 リンクモンスター 】
星 1 / 光 / サイバース族 / 攻900 /
リンク2以上のリンクモンスター1体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。そのリンク素材としたリンクモンスターのリンクマーカーの数まで、自分フィールドに「リンクトークン」(サイバース族・光・星1・攻/守0)を特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「リンクトークン」をリンク素材にできない。
【LINK-1:下】
さて、まずは《リンクロス》がどんな使われ方をしていたかおさらいしていきましょう。
このカードは《水晶機巧-ハリファイバー》や《聖騎士の追想 イゾルデ》、《ドラグニティナイト-ロムルス》からの《ドラグニティの神槍》など、リンク2によってデッキからモンスターをリクルート出来るカードと一緒に使われていました。
リンク2の効果によってチューナーを確保し、《リンクロス》からのリンクトークンで非チューナーを確保、そこからシンクロに繋いでいくという動きです。
《水晶機巧-ハリファイバー》からのルート例
1.《水晶機巧-ハリファイバー》から《幻獣機オライオン》を特殊召喚
2.《リンクロス》に変換してリンクトークンを2体特殊召喚
3.《幻獣機オライオン》とリンクトークンで《武力の軍奏》をS召喚
4.《幻獣機オライオン》の効果で幻獣機トークンを特殊召喚
5.《武力の軍奏》の効果で《幻獣機オライオン》を吊り上げ
6.場が《リンクロス》、《武力の軍奏》、《幻獣機オライオン》、リンクトークン、幻獣機トークンになるので、ここから更に展開していく
このように、《水晶機巧-ハリファイバー》を出すだけでチューナー+非チューナーを用意できるというのが《リンクロス》が存在していた頃のシンクロデッキの便利な展開初動でした。
現在の《水晶機巧-ハリファイバー》からの展開
《スクラップ・ワイバーン》を使った展開
【 リンクモンスター 】
星 2 / 地 / ドラゴン族 / 攻1700 /
「スクラップ」モンスターを含むモンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地の「スクラップ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。その後、自分フィールドのカード1枚を選んで破壊する。②:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、フィールドの表側表示の「スクラップ」モンスターが効果で破壊された場合に発動できる。デッキから「スクラップ」モンスター1体を特殊召喚する。その後、フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
【LINK-2:左/下】
1.《水晶機巧-ハリファイバー》の効果によりスクラップチューナーを特殊召喚
2.《スクラップ・ワイバーン》をリンク召喚し、効果でチューナーを蘇生し破壊
3.《スクラップ・ワイバーン》効果で《スクラップ・ゴーレム》をリクルートし自身破壊
4.《スクラップ・ゴーレム》でスクラップチューナーを蘇生
スクラップチューナーにはレベル1の《スクラップ・マインドリーダー》、レベル2の《スクラップ・ワーム》、レベル3の《スクラップ・ゴブリン》がいるので、レベル5の《スクラップ・ゴーレム》と合わせてレベル6~8のシンクロを出す事が出来ます。
《ユニオン・キャリアー》を使った展開
【 リンクモンスター 】
星 2 / 光 / 機械族 / 攻1000 /
種族または属性が同じモンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。このカードはリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。
①:自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。元々の種族または元々の属性が対象のモンスターと同じモンスター1体を手札・デッキから選び、攻撃力1000アップの装備カード扱いとして対象のモンスターに装備する。この効果でデッキから装備した場合、ターン終了時まで自分はその装備したモンスターカード及びその同名モンスターを特殊召喚できない。
【LINK-2:右/下】
【 ユニオンモンスター 】
星 5 / 光 / 機械族 / 攻2100 / 守1000
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。●自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象とし、このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
②:装備されているこのカードを除外して発動できる。このカードを装備していたモンスターに、装備可能なレベル4以下のユニオンモンスター1体をデッキから装備する。
《水晶機巧-ハリファイバー》から《ジェット・シンクロン》を出し、《ユニオン・キャリアー》をリンク召喚、効果で自身に《ユニオン・ドライバー》を装備して、その効果でユニオンモンスターを装備し、特殊召喚します。
これによって自身効果で蘇生した《ジェット・シンクロン》+ユニオンモンスターが並ぶので、シンクロ召喚を行う事が出来ます。
レベル7…《メタル化寄生生物-ルナタイト》など
レベル4…《A-アサルト・コア》など
レベル3…《比翼レンリン》など
レベル2…《マシンナーズ・ピースキーパー》など
レベル1…《バスター・ショットマン》など
よって、レベル2~5、レベル8のシンクロを作る事が出来ます。
《幻獣機アウローラドン》を使った展開
【 リンクモンスター 】
星 3 / 風 / 機械族 / 攻2100 /
機械族モンスター2体以上
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。自分フィールドに「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)3体を特殊召喚する。このターン、自分はリンク召喚できない。
②:1ターンに1度、自分フィールドのモンスターを3体までリリースして発動できる。リリースしたモンスターの数によって以下の効果を適用する。
●1体:フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
●2体:デッキから「幻獣機」モンスター1体を特殊召喚する。
●3体:自分の墓地から罠カード1枚を選んで手札に加える。
【LINK-3:左/下/右下】
《水晶機巧-ハリファイバー》から《ブンボーグ001》や《ジェット・シンクロン》などの機械族チューナーを特殊召喚し、《幻獣機アウローラドン》をリンク召喚、効果によってトークンを3体出し、チューナーを蘇生してシンクロ展開に繋いでいきます。
《幻獣機アウローラドン》の効果で自身とトークンをリリースする事で《幻獣機オライオン》などの幻獣機モンスターをデッキから特殊召喚する事が出来、トークンと合わせて《源竜星-ボウテンコウ》や《アクセル・シンクロン》を出す事でレベルが自由に調整できるので、メインデッキとエクストラデッキの枠をうまくやりくりすれば好きなレベルのシンクロモンスターを出す事が出来ます。
汎用性もリターンもとても大きいですが、リンク召喚が行なえなくなってしまうので、シンクロ後の展開の幅は狭まってしまいます。
《水晶機巧-ハリファイバー》+非チューナーが用意出来るカード
上記の展開は《水晶機巧-ハリファイバー》で出すチューナーが固定となってしまいましたが、《リンクロス》が担っていた《水晶機巧-ハリファイバー》の役割として、「好きなチューナーを呼びだしS素材にする」という部分が大きく、例えば《ヴァイロン・キューブ》を出して光属性シンクロを出す事で装備魔法をサーチする、といった具合に、チューナー側が縛られない強みがありました。
単体の初動で《水晶機巧-ハリファイバー》を作りつつ非チューナーを用意出来れば、《水晶機巧-ハリファイバー》で出すチューナー側は縛られないため、これが可能な初動カードを紹介していきます。
《ジェネクス・ウンディーネ》
【 効果モンスター 】
星 3 / 水 / 水族 / 攻1200 / 守600
このカードが召喚に成功した時、自分のデッキに存在する水属性モンスター1体を墓地に送る事で、自分のデッキから「ジェネクス・コントローラー」1体を手札に加える。
1.《ジェネクス・ウンディーネ》を召喚し、《水晶機巧-ローズニクス》を落とし、《ジェネクス・コントローラー》をサーチ
2.《水晶機巧-ローズニクス》効果でトークンを特殊召喚し、《リンク・スパイダー》に変換
3.《リンク・スパイダー》効果で《ジェネクス・コントローラー》を特殊召喚
4.《リンク・スパイダー》と《ジェネクス・コントローラー》で《水晶機巧-ハリファイバー》を作る
最終盤面:《水晶機巧-ハリファイバー》、チューナー、《ジェネクス・ウンディーネ》
レベル3+任意のチューナーでシンクロを行う事が出来、《幻獣機オライオン》を出して《源竜星-ボウテンコウ》を経由すれば好きなレベルのシンクロが行なえます。
《ゴヨウ・ディフェンダー》
【 シンクロモンスター 】
星 3 / 地 / 戦士族 / 攻1000 / 守1000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:1ターンに1度、自分フィールドのモンスターが戦士族・地属性のSモンスターのみの場合に発動できる。
エクストラデッキから「ゴヨウ・ディフェンダー」1体を特殊召喚する。
②:このカードが攻撃対象に選択された時に発動できる。
このカードの攻撃力はそのダメージステップ終了時まで、このカード以外の自分フィールドの戦士族・地属性のSモンスターの数×1000アップする。
自身の効果で3体分になる事ができ、うち2体を使って《聖騎士の追想 イゾルデ》から《屈強の釣り師》を出したり《彼岸の黒天使 ケルビーニ》から《カーボネドン》でチューナーを出したりする事で《水晶機巧-ハリファイバー》を作れます。
1枚で3シンクロを作れるカードは以下の通りです。
- 《レスキューキャット》⇒レベル2獣チューナー+レベル1獣非チューナー
- 《ライティ・ドライバー》⇒《レフティ・ドライバー》
- 《深海のディーヴァ》⇒《海皇子 ネプトアビス》
- 《SRベイゴマックス》⇒《SR赤目のダイス》
- 《B・F-毒針のニードル》⇒《B・F-必中のピン》
《ヒーローアライブ》
【 通常魔法 】
自分フィールド上にモンスターが表側表示で存在しない場合、ライフポイントを半分払って発動する事ができる。自分のデッキからレベル4以下の「E・HERO」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
《E・HERO エアーマン》を出して《V・HERO ヴァイオン》をサーチし、《D-HERO ディアボリックガイ》を落とす事で戦士族が3体並ぶので、《聖騎士の追想 イゾルデ》から《屈強の釣り師》などを出して《水晶機巧-ハリファイバー》+《D-HERO ディアボリックガイ》の形に出来ます。
《V・HERO ヴァイオン》を残した場合星5~7、《D-HERO ディアボリックガイ》を残した場合星7~9を出す事が出来ます。
《スクラップ・リサイクラー》
【 効果モンスター 】
星 3 / 地 / 機械族 / 攻900 / 守1200
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、自分のデッキから機械族モンスター1体を選択して墓地へ送る事ができる。1ターンに1度、自分の墓地に存在する機械族・地属性・レベル4モンスター2体をデッキに戻す事で、自分のデッキからカードを1枚ドローする。
《幻獣機オライオン》などを落として上述の《スクラップ・ワイバーン》展開に行く事で、《スクラップ・ゴーレム》からの蘇生により《スクラップ・リサイクラー》を特殊召喚出来るので、ここから《ジェット・シンクロン》などを落として《水晶機巧-ハリファイバー》展開に行けます。
《スクラップ・ゴーレム》を残す事で星6~9、《スクラップ・リサイクラー》を残す事で星4~7のシンクロを作る事が出来ます。
シンクロを展開に絡める事のメリット
シンクロ召喚は、他の召喚方法に比べて「枚数を増やす」事がとても得意な召喚方法です。
リンク召喚の場合、2体のモンスターをリンク2にした上でそこから枚数を増やす事の出来るカードは《水晶機巧-ハリファイバー》を除くと《聖騎士の追想 イゾルデ》や《ドラグニティナイト-ロムルス》のような素材条件の厳しい物ばかりですが、シンクロの場合は素材縛りなしで2枚分、3枚分になる事の出来るカードが数多く存在します。
《リンクロス》が消えてシンクロに繋げる難易度は上がってしまいましたが、展開先のギミックは変わりなく使えるので、今回の記事を参考に初動を工夫する事で、《リンクロス》の抜け穴を埋めていきましょう。
というわけで、今回はシンクロ召喚に便利なギミックを紹介していきました!
最後まで読んで頂きありがとうございました!