はじめに
読者の皆さま、こんにちは。かもめ先生です。
「かっこよくてかわいい女の子のテーマを使いたい!」「安定した展開力のあるS召喚テーマで戦いたい!」
今回はそんな方に向けた、レベル12のSモンスターを主軸に戦う【センチュリオン】デッキの解説記事です。
この記事では、永続罠カード扱いのモンスターを展開して戦う【センチュリオン】デッキの特徴や展開例、相性の良いカードについて解説していきます。
目次
【センチュリオン】デッキレシピ
このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼
【センチュリオン】デッキの特徴
【センチュリオン】デッキとは?
【センリュチオン】は《重騎士プリメラ》と《従騎士トゥルーデア》の2人を主役とした、S召喚のテーマデッキです。
彼女ら2人と彼女らが従えるゴーレム《重騎兵エメトVI》、そして3つの力が合わさった《騎士皇レガーティア》を駆使して戦っていきます。
どうやら2人(と1体)は何かしらのチーム競技に参加しているらしく、その頂点を目指しているようです。(バトルアニメ系によくある設定)
カードイラストもいわゆるロボットアニメのようなデザインがなされていることから、今後に追加されるカードもいろいろなオマージュが見られそうですね。
【センチュリオン】デッキの特徴
【センチュリオン】カードには、テーマのモンスターを「永続罠カード扱いで魔法・罠ゾーンに置く」というものが数多く用意されています。
各種【センチュリオン】モンスターは「永続罠カード扱いの自身を特殊召喚する」という効果を持っており、これらの効果を併せて展開していきます。
また永続罠カードとして置く処理のため《灰流うらら》などの妨害を受けづらく、フリーチェ-ンで特殊召喚を行うため《増殖するG》などの妨害にも対応しやすいと、かなり器用に立ち回れる設計となっています。
S召喚テーマではありますが大量展開で制圧するというよりも、毎ターン大型Sモンスターを展開しながら、周囲のカードで除去や妨害しながら戦うミッドレンジ寄りのデッキと言えるでしょう。
【センチュリオン】デッキの戦い方
【センチュリオン】は手札1枚(と手札コスト1枚)から、レベル12のSモンスター《騎士皇レガーティア》をS召喚することができます。
《騎士皇レガーティア》を維持することができれば、毎ターン手札・墓地の【センチュリオン】モンスターを永続罠カード扱いで置くことができるため、自分・相手ターンにさらにモンスターを展開することが可能です。
レベル12のSモンスターである《赤き竜》をS召喚しておけば、レベル12の《騎士皇レガーティア》を対象とすることで、EXデッキから強力なレベル12のドラゴン族Sモンスターを呼び出すことができます。
S召喚したターンに相手がカードの効果を発動できなくなる《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》や、カードの効果を何でも無効にできる《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》など、強力なモンスターを相手に合わせて使い分けることができます。
《重騎士プリメラ》や《従騎士トゥルーデア》、《スタンドアップ・センチュリオン!》が1枚から展開できるカードとなっており、序盤から終盤まで安定して展開できるのが最大の強みです。
そのためテーマのカード以外のデッキの枠が広く、手札誘発カードを採用したりその他のテーマを採用したりできるため、プレイヤーのスタイルに合わせて自由にカスタムできるというのも魅力となっています。
【センチュリオン】カードの解説
【センチュリオン】モンスター
《重騎士プリメラ》
【 チューナーモンスター 】
星 4 / 光 / 魔法使い族 / 攻1600 / 守1600
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「重騎士プリメラ」以外の「センチュリオン」カード1枚を手札に加える。
このターン、自分は「重騎士プリメラ」を特殊召喚できない。
②:このカードが永続罠カード扱いの場合、自分フィールドのレベル5以上の「センチュリオン」モンスターは効果では破壊されない。
③:このカードが永続罠カード扱いの場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
このカードを特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
【センチュリオン】の主役となっている、サーチ効果を持ったレベル4・魔法使い族のチューナーモンスター。
①:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
《重騎士プリメラ》の①の効果
デッキから「重騎士プリメラ」以外の「センチュリオン」カード1枚を手札に加える。
このターン、自分は「重騎士プリメラ」を特殊召喚できない。
③:このカードが永続罠カード扱いの場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
《重騎士プリメラ》の③の効果
このカードを特殊召喚する。
①の効果で自身の召喚・特殊召喚に成功した際に、【センチュリオン】カードをサーチすることができます。
初動の展開ではもちろん、③の効果による特殊召喚からも効果を誘発できるため、なるべく自分・相手の毎ターンに効果を発動したいところです。
サーチ先としては、展開に必要となる《スタンドアップ・センチュリオン!》や魔法・罠無効の《騎士皇爆誕》が候補となるでしょう。
現状の【センチュリオン】カードには除去や妨害効果のものが少ないため、保険として後続のカードをサーチするのも選択肢となります。
②:このカードが永続罠カード扱いの場合、自分フィールドのレベル5以上の「センチュリオン」モンスターは効果では破壊されない。
《重騎士プリメラ》の②の効果
②の効果で自身が永続罠カード扱いの場合に、レベル5以上の【センチュリオン】モンスターに効果破壊耐性を付与することができます。
《騎士皇レガーティア》の効果で《重騎士プリメラ》を置いておけば、《騎士皇レガーティア》に耐性を付与しつつ、《重騎士プリメラ》の③の効果の展開に繋げることが可能です。
《従騎士トゥルーデア》
【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 炎族 / 攻1000 / 守2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドのこのカードと、「従騎士トゥルーデア」以外の手札・デッキの「センチュリオン」モンスター1体を、永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
このターン、自分は「従騎士トゥルーデア」を特殊召喚できない。
②:このカードが永続罠カード扱いの場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、このカードのレベルを4つ上げる事ができる。
出典:遊戯王公式データベース
《重騎士プリメラ》の相棒である、炎族・レベル4の非チューナーモンスターです。
①:自分メインフェイズに発動できる。
《従騎士トゥルーデア》の①の効果
自分フィールドのこのカードと、「従騎士トゥルーデア」以外の手札・デッキの「センチュリオン」モンスター1体を、永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
このターン、自分は「従騎士トゥルーデア」を特殊召喚できない。
①のモンスター効果で、フィールドの自身と手札・デッキの【センチュリオン】モンスターを永続罠カード扱いで魔法・罠ゾーンに置くことができます。
展開に必要な《重騎士プリメラ》や《重騎兵エメトVI》を置いておけば、そちら側の効果で特殊召喚効果を発動させながら展開することが可能です。
《重騎士プリメラ》と《従騎士トゥルーデア》、《スタンドアップ・センチュリオン!》は相互にアクセスできるため、これら3枚のいずれか1枚から展開することができるという訳ですね。
②:このカードが永続罠カード扱いの場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
《従騎士トゥルーデア》の②の効果
このカードを特殊召喚する。
その後、このカードのレベルを4つ上げる事ができる。
②の効果は、永続罠カード扱いの自身をフィールドに特殊召喚する効果です。
さらにレベルを4つ上げることで8にすることもできるので、レベル12のS召喚やランク8のX召喚に用いることもできます。
《重騎兵エメトVI》
【 効果モンスター 】
星 8 / 地 / 機械族 / 攻2000 / 守3000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札・墓地に存在する場合、相手ターンに、「重騎兵エメトVI」以外の自分フィールドの「センチュリオン」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置き、このカードを特殊召喚する。
このターン、自分は「重騎兵エメトVI」を特殊召喚できない。
②:このカードが永続罠カード扱いの場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
このカードを特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
【センチュリオン】の名称を持った、レベル8・機械族の非チューナーモンスターです。
レベル4チューナーの《重騎士プリメラ》と合わせて、レベル12のS召喚に繋げるのが基本の使い方となります。
①:このカードが手札・墓地に存在する場合、相手ターンに、「重騎兵エメトVI」以外の自分フィールドの「センチュリオン」モンスター1体を対象として発動できる。
《重騎兵エメトVI》の①の効果
そのモンスターを永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置き、このカードを特殊召喚する。
このターン、自分は「重騎兵エメトVI」を特殊召喚できない。
①の効果で、相手ターンにフィールドの【センチュリオン】モンスターを永続罠カード扱いで置きながら、自身を手札・墓地から特殊召喚することができます。
自己特殊召喚効果を持った【センチュリオン】を対象にすれば、自身を特殊召喚しながら次の展開へとつなげることが可能です。
また【センチュリオン】モンスターを対象に発動した除去効果にチェーンすれば、除去を回避しつつ展開するといった使い方もできるでしょう。
《騎士皇レガーティア》
【 シンクロモンスター 】
星 12 / 光 / 機械族 / 攻3500 / 守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
自分は1枚ドローする。
その後、相手フィールドの攻撃力が一番高いモンスター1体を破壊できる。
②:攻撃力2000以下の自分のモンスターは戦闘では破壊されない。
③:自分・相手のエンドフェイズに発動できる。
自分の手札・墓地からSモンスター以外の「センチュリオン」モンスター1体を永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
出典:遊戯王公式データベース
【センチュリオン】デッキのエースとなる、レベル12・機械族のSモンスター。
①:このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
《騎士皇レガーティア》の①の効果
自分は1枚ドローする。
その後、相手フィールドの攻撃力が一番高いモンスター1体を破壊できる。
①の効果は、自身が特殊召喚に成功した際に1ドローしながらモンスター1体を破壊するというものです。
ドローと破壊の処理は分れているため、相手モンスターが存在していない場合でもドロー効果を発動することができます。
またこの効果は特殊召喚に反応できるため、魔法・罠ゾーンからの特殊召喚や墓地からの蘇生でも誘発させることができます。
現状の【センチュリオン】カードにそうした効果はありませんが、今後の強化カード次第では使う場面もあるかもしれないので覚えておくと良いでしょう。
③:自分・相手のエンドフェイズに発動できる。
《騎士皇レガーティア》の①の効果
自分の手札・墓地からSモンスター以外の「センチュリオン」モンスター1体を永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
③の効果がかなり強力で、お互いのエンドフェイズに手札・墓地から【センチュリオン】モンスターを永続罠カード扱いで魔法・罠ゾーンに置くことというもの。
後続を切らさずにターンを回すことができるので、《騎士皇レガーティア》を維持しておくだけでアドバンテージを稼ぐことができます。
【センチュリオン】魔法・罠カード
《スタンドアップ・センチュリオン!》
【センチュリオン】名称を持ったフィールド魔法です。
②:このカードを発動したターンの自分メインフェイズに、手札を1枚墓地へ送って発動できる。
《スタンドアップ・センチュリオン!》の②の効果
デッキから「センチュリオン」モンスター1体を永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
②の効果はこのカードを発動したターンに手札1枚を墓地へ送ることで、【センチュリオン】モンスターをデッキから永続罠カード扱いで置くことができます。
《重騎士プリメラ》《従騎士トゥルーデア》を置けば、そのまま展開へとつなげることが可能です。
実質的な使いきりのサーチとなっており、この効果さえ通すことができれば最低限の仕事は達成できていると言えるでしょう。
①:自分フィールドに「センチュリオン」モンスターカードが存在する限り、このカードは相手の効果では破壊されない。
《スタンドアップ・センチュリオン!》の①の効果
③:モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
《スタンドアップ・センチュリオン!》の③の効果
「センチュリオン」モンスターを含む自分フィールドのモンスターを素材としてS召喚を行う。
①の効果で自身に効果破壊耐性、③の効果で特殊召喚をトリガーにS召喚を行うことができます。
③の効果がかなり扱いやすく、相手の展開に合わせてS召喚ができるため、S召喚時の効果を任意のタイミングで誘発させること可能です。
S召喚成功時にドローとモンスター破壊が行える《騎士皇レガーティア》はもちろんのこと、相手モンスターを無効化できる《赫聖の妖騎士》なども呼び出せるため、うまく活用すると良いでしょう。
《誓いのエンブレーマ》
【 速攻魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキから「センチュリオン」モンスター1体を永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
このターン、この効果で置いたカードまたはそのカードと元々のカード名が同じカードが自分フィールドに表側表示で存在する間、自分は「センチュリオン」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
●デッキから「センチュリオン」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
出典:遊戯王公式データベース
このカードは【センチュリオン】名称を持っていないのですが、重要な関連カードなのでこちらで紹介します。
①:以下の効果から1つを選択して発動できる。
《誓いのエンブレーマ》の①の効果
●デッキから「センチュリオン」モンスター1体を永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
このターン、この効果で置いたカードまたはそのカードと元々のカード名が同じカードが自分フィールドに表側表示で存在する間、自分は「センチュリオン」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
●デッキから「センチュリオン」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
デッキから【センチュリオン】モンスター永続罠カード扱いで置くか、【センチュリオン】魔法・罠カードをセットすることができます。
デッキにアクセスできる効果でありながら、速攻魔法でもあるため柔軟に対応できるという非常に強力なカードとなっています。
【センチュリオン】展開は安定性こそ高いものの、途中で妨害を受けてしまうともろいという弱点がありますが、このカードでそれをある程度までカバーすることが可能です。
ただし、呼び出した【センチュリオン】モンスターが存在する場合は制約が付いているため、テーマ外のモンスターを展開したい場合は注意しておきましょう。
《騎士皇爆誕》
【 カウンター罠 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、
自分の魔法&罠ゾーンの表側表示のモンスターカード1枚を墓地へ送って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
出典:遊戯王公式データベース
【センチュリオン】名称を持った、カウンター罠です。
①:モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、
《騎士皇爆誕》の①の効果
自分の魔法&罠ゾーンの表側表示のモンスターカード1枚を墓地へ送って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
自分の表側表示の魔法・罠ゾーンのモンスターカードを墓地へ送ることで、モンスター・魔法・罠カードの効果を無効にして破壊することができます。
現状の【センチュリオン】には、《騎士皇レガーティア》によるモンスター除去とこのカードによる無効破壊のみであるため、貴重な妨害カードとして活用することとなります。
発動に必要となるカードは、《重騎兵エメトVI》の入れ替え効果や《騎士皇レガーティア》のエンドフェイズ効果で用意すると良いでしょう。
【センチュリオン】デッキと相性が良いカード
《赤き竜》
【 シンクロモンスター 】
星 12 / 光 / ドラゴン族 / 攻0 / 守0
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「赤き竜」のカード名が記された魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②:自分・相手ターンに、「赤き竜」を除く、フィールドのレベル7以上のSモンスター1体を対象として発動できる。
このカードをEXデッキに戻し、対象のモンスターと同じレベルのドラゴン族Sモンスター1体をS召喚扱いでEXデッキから特殊召喚する。
《赤き竜》は、時死因をEXデッキに戻しながら任意のドラゴンゾクSモンスターを呼び出す効果を持ったレベル12のSモンスターです。
レベル4・8で構成される【センチュリオン】でS召喚可能なモンスターであり、レベル12の《騎士皇レガーティア》を対象とすることで、レベル12のドラゴン族SモンスターをS召喚扱いで呼び出すことができます。
呼び出せるドラゴン族Sモンスターには強力な制圧効果を持ったものも多く、【センチュリオン】展開で安定して繋げることができるため、非常に相性が良いカードとなっています。
《強欲で貪欲な壺》
(準制限カード) 【 通常魔法 】
「強欲で貪欲な壺」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外して発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
汎用的に用いられる、強力なドローソースとなる通常魔法です。
【センチュリオン】は初動の展開が安定性が高く、中盤以降はデッキに必要なカードも少ないため、デメリットもそこまで気にせずこのカードを発動することができます。
【センチュリオン】カードのみでは妨害がすこし心もとないので、こうしたドローカードを使って手札誘発などの汎用カードを引き込みたいところですね。
【手札誘発】カード
《灰流うらら》
【 チューナーモンスター 】
星 3 / 炎 / アンデット族 / 攻0 / 守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果
《増殖するG》
【 効果モンスター 】
星 2 / 地 / 昆虫族 / 攻500 / 守200
このカードを手札から墓地へ送って発動する事ができる。このターン、相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はデッキからカードを1枚ドローする。この効果は相手ターンでも発動する事ができる。「増殖するG」は1ターンに1度しか発動できない。
【センチュリオン】カードは多くが展開に活用できるカードとなっているため、その他の部分は自由に構築することができます。
《灰流うらら》や《増殖するG》といった手札誘発カードを採用しておけば、【センチュリオン】カードだけでは足りない妨害の要素をしっかり補ってくれます。
とくに《騎士皇レガーティア》のドロー効果が有効に活かすという点から見ても、相手ターン中に引き込んでそのまま効果発動できる手札誘発カードはかなり相性が良いと言えるでしょう。
【センチュリオン】デッキの回し方
【センチュリオン】カード1枚と手札1枚からの展開例
【使用カード/条件】
- 《重騎士プリメラ》
- 手札コスト1枚
【結果】
- 《騎士皇レガーティア》
- 《スタンドアップ・センチュリオン!》
- 《重騎士プリメラ》が永続罠カード扱い
- 《従騎士トゥルーデア》が永続罠カード扱い
- 墓地に《重騎兵エメトVI》
【手順】
展開ルートを見る ▼【盤面の解説】
《重騎士プリメラ》と手札コスト1枚からの展開例です。
このルートは《重騎士プリメラ》以外にも、《従騎士トゥルーデア》《スタンドアップ・センチュリオン!》でも同様に展開することができます。
またこれらのカードは《誓いのエンブレーマ》や《篝火》、《テラ・フォーミング》からアクセスできるため、実質的に16枚ものカードが初動として数えることが可能です。
この展開で【センチュリオン】展開に必要なパーツすべてにアクセスできるため、次ターン以降は永続罠カード扱いとなった【センチュリオン】モンスターだけで同様の展開を再現することができます。
《重騎士プリメラ》《従騎士トゥルーデア》《重騎兵エメトVI》《スタンドアップ・センチュリオン!》がフィールドや墓地にあれば、相手ターン中にも展開することができます。(後述)
ただ【センチュリオン】には墓地や除外のカードをデッキに戻すといったリソース回復カードが現状存在しないため、相手の墓地メタカードなどを受け続けると苦しくなる点は留意しておきましょう。
相手メインフェイズ中のS召喚を用いた展開例
【使用カード/条件】
- 《騎士皇レガーティア》
- 《スタンドアップ・センチュリオン!》
- 《重騎士プリメラ》が永続罠カード扱い
- 《従騎士トゥルーデア》が永続罠カード扱い
- 《重騎兵エメトVI》
【結果】
- 《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》
- 手札に《騎士の絆》
- このターン中に相手がフィールドで効果を発動できない
【手順】
展開ルートを見る ▼【盤面の解説】
先述の展開から、相手にターンを渡した後の展開例です。
【センチュリオン】展開を使えば、相手ターン中にレベル12のS召喚を行うことができます。
この展開では《赤き竜》を呼び出して《騎士皇レガーティア》を対象に効果を発動し、レベル12ドラゴン族Sモンスターである《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》をS召喚扱いで呼び出しています。
《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》は実質的なターンスキップの効果を持っていますが、環境の変化によっては継戦能力の高い《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》を呼び出すなど、状況に応じて使い分けると良いでしょう。
もちろん場合によっては《赤き竜》ではなく、2体目の《騎士皇レガーティア》や《赫聖の妖騎士》をS召喚することも考えられます。
《赫聖の妖騎士》を呼び出しておけば、もし除去を受けて墓地へ送られてしまってもそのエンドフェイズに手札・デッキから《重騎士プリメラ》を特殊召喚できるため、次ターンの展開を1アクション増やすこともできます。
また展開途中に《重騎士プリメラ》を特殊召喚するため、【センチュリオン】カードのサーチも行っています。
展開例では次ターン以降の展開に備えて《騎士の絆》をサーチしていますが、こちらも状況に合わせて対応するようにしましょう。
【センチュリオン】デッキをカスタムするおすすめカード
【ホルス】関連カード
《ホルスの栄光-イムセティ》
【 効果モンスター 】
星 8 / 闇 / 魔法使い族 / 攻3000 / 守1800
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「王の棺」が存在する場合、このカードは墓地から特殊召喚できる。
②:このカードを含む手札を2枚墓地へ送って発動できる。
デッキから「王の棺」1枚を手札に加える。
その後、自分は1枚ドローできる。
③:このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドの他のカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
フィールドのカード1枚を墓地へ送る。
《王の棺》
【 永続魔法 】
このカード名の②の効果は1ターンに4度まで使用できる。
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの「ホルス」モンスターは、自身を対象としないカードの効果では破壊されない。
②:手札を1枚墓地へ送って発動できる。
デッキから「ホルス」モンスター1体を墓地へ送る。
③:1ターンに1度、自分の「ホルス」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
その相手モンスターを墓地へ送る。
【ホルス】は、《王の棺》が存在すれば自己再生できるレベル8モンスターで構成されたテーマデッキです。
【センチュリオン】がレベル4チューナーや4・8レベルで構成されるため、【ホルス】モンスターとあわせてレベル12S召喚やランク8X召喚が容易になるという部分から相性が良い組み合わせとなっています。
【センチュリオン】【ホルス】のいずれかのギミック単体でもしっかり戦えるため、安定した強さが担保されているのが最大の特徴と言えるでしょう。
【セリオンズ】関連カード
《セリオンズ“キング”レギュラス》
【 効果モンスター 】
星 8 / 地 / 機械族 / 攻2800 / 守1600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地の、「セリオンズ」モンスターまたは機械族モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
②:相手がカードの効果を発動した時、自分の手札・フィールドから「セリオンズ」モンスターカード1枚を墓地へ送って発動できる。
その効果を無効にする。
③:このカードを装備した「セリオンズ」モンスターは、攻撃力が700アップし、このカード名の②の効果を得る。
《セリオンズ“ブルズ”アイン》
【 効果モンスター 】
星 7 / 炎 / 戦士族 / 攻2100 / 守1600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地の、「セリオンズ」モンスターまたは戦士族モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
②:自分フィールドの「セリオンズ」カード1枚と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
③:このカードを装備した「セリオンズ」モンスターは、攻撃力が700アップし、このカード名の②の効果を得る。
【セリオンズ】はさまざまな種族のモンスターで構成された、レベル7・8モンスター中心のテーマデッキです。
とくに《セリオンズ“キング”レギュラス》は、墓地の【センチュリオン】機械族モンスターを装備しながら特殊召喚でき、無効効果を持っているため妨害として活用することができます。
【センチュリオン】の初動や展開の手数を増やすカードとして、非常に優秀なカード群となっています。
《澱神アポピス》
【 永続罠 】
①:自分・相手のメインフェイズに発動できる。
このカードは発動後、通常モンスター(爬虫類族・地・星6・攻2000/守2200)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。
このカードは罠カードとしても扱う。
自分フィールドに他の永続罠カードが存在する場合、さらにその数まで相手フィールドの表側表示のカードを選んでその効果をターン終了時まで無効にできる。
《澱神アポピス》は、無効効果を内蔵したレベル6の永続罠モンスターです。
【センチュリオン】は永続罠カード扱いで置かれるため、《澱神アポピス》で複数枚のカードを無効にでき、妨害カードとしても展開カードとしても活用できます。
レベル6なのも都合がよく、レベル4チューナーと併せてレベル10S召喚に繋げることができるという点も優秀です。
おわりに
いかがだったでしょうか。
【センチュリオン】デッキは非常にデッキのまとまりが良く、動きもかなり分かりやすいので、初心者から上級者まで幅広い方にオススメできるテーマデッキです!
カードのイラストやデザインもさることながらデッキパワーもかなり高いデッキとなっていますので、カジュアル対戦から大会環境まで、さまざまな場面で戦える良質なデッキと言えるでしょう。
興味を持っていただけたなら是非とも実際にカードを手に取ってプレイしてみていただければ幸いです。
ここまでのご精読、ありがとうございました!