こんにちは!ふじおです!
今回は最新弾の追加カードにて遂にテーマ化した【機巧】について、サンプルデッキの紹介をベースに解説していきたいと思います。
本記事では各種【機巧】カードの解説、相性の良いカードの紹介、具体的な展開例など、【機巧】デッキのお得情報を発信していきますので、興味のある方は是非最後までご観覧下さい!
はじめに
今回紹介する【機巧】は2019年4月の『RISING RAMPAGE』から2020年8月の『PHANTOM RAGE』にかけて1枚づつ追加されてきたカード群で、それぞれの効果に統一性があった訳でもなく、個々に完結した役割を持つ上級モンスター群でした。
そして、最新弾『DAWN OF MAJESTY』で5枚の新規カードが追加!
【機巧】下級モンスターとフィールド魔法の追加により「攻守が同じ値の機械族モンスター」を主体とするテーマとして生まれ変わり、遂に【機巧】カードで固めてデッキを構築する意味ができました。
2年間バラバラだった【機巧】シリーズが全員集合する流れは非常にアツく、各カードがこれまでに見られなかったシナジーを発揮します。
また、既存のカードとの組み合わせにも新しい発見があり、新旧入り乱れた新鮮味のあるデッキ構築が楽しめるテーマとなっています!
目次
【機巧】デッキレシピ
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【機巧】デッキに興味がある方はぜひご利用くださいませ
【機巧】デッキの特徴
多属性、機械族、攻守が同じ数値の【機巧】モンスター10種とフィールド魔法1種で構成されており、下級モンスターとフィールド魔法は「攻守が同じ機械族」をサポートする効果を、上級モンスターは妥協召喚又は特殊召喚できる効果+固有の効果を持ちます。
【機巧】下級モンスターは共通して、「手札や場で発動する効果」と「墓地から除外して発動する効果」の2種類を持ち、どれも【機巧】デッキの運用に欠かせない存在です。
【 効果モンスター 】
星 1 / 風 / 機械族 / 攻50 / 守50
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体を手札から守備表示で特殊召喚する。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体を対象として発動できる。このターン、自分はそのモンスターでしか攻撃宣言できず、そのモンスターの攻撃力・守備力は、自分フィールドの攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。
【機巧】上級モンスターは召喚条件と効果がバラバラですが、下級モンスターの補助により展開しやすく、状況に応じて使い分けられます。特に《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》は「攻守が同じ」モンスターをデッキから特殊召喚できる強力な効果を持つので、積極的に使用していくことになります。
【 効果モンスター 】
星 7 / 地 / 機械族 / 攻2250 / 守2250
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:デッキからモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。手札・デッキから、攻撃力と守備力の数値が同じで、属性が対象のモンスターと同じとなるモンスター1体を特殊召喚する。
③:相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功する度に発動する。相手に300ダメージを与える。
また、【機巧】には裏側除外を多用するカードが一部存在し、裏側除外からモンスターを回収できる《機巧鳥-常世宇受賣長鳴》は貴重なリソース回復手段です。
【 効果モンスター 】
星 2 / 光 / 機械族 / 攻950 / 守950
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体をリリースして発動できる。攻撃力と守備力の数値が同じで、リリースしたモンスターより低いレベルを持つ機械族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。裏側表示で除外されている自分のカードの中から、攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体を選んで手札に加える。
展開力に優れており、上級モンスターとリンク展開を絡めた物量押しができるだけでなく、《機巧蛇-叢雲遠呂智》や《強欲で貪欲な壺》の大量除外を活かした《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》による超火力のワンショットキルも可能です。
【機巧】カードの解説
【機巧】下級モンスター
《機巧菟-稻羽之淤岐素》
【 効果モンスター 】
星 1 / 風 / 機械族 / 攻50 / 守50
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体を手札から守備表示で特殊召喚する。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体を対象として発動できる。このターン、自分はそのモンスターでしか攻撃宣言できず、そのモンスターの攻撃力・守備力は、自分フィールドの攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。
展開補助と打点集中ができる「菟」
召喚時に手札から「攻守が同じ機械族」を特殊召喚できるため、単純に場数を増やしたり【機巧】上級モンスターをダイレクトに展開する事ができます。
墓地で発動する効果は、場の「攻守が同じ機械族」の攻撃力を1つにまとめる事ができます。相手モンスターを戦闘でしか突破できない時や《機巧辰-高闇御津羽靇》の効果で攻撃制限がある時に使うと効果的です。
②:1500LPを払って発動できる。EXデッキから特殊召喚されたフィールドのモンスターを全て破壊する。このターン、自分はモンスター1体でしか攻撃できない。
《機巧辰-高闇御津羽靇》の②の効果
《機巧鳥-常世宇受賣長鳴》
【 効果モンスター 】
星 2 / 光 / 機械族 / 攻950 / 守950
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体をリリースして発動できる。攻撃力と守備力の数値が同じで、リリースしたモンスターより低いレベルを持つ機械族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。裏側表示で除外されている自分のカードの中から、攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体を選んで手札に加える。
リクルートとリソース回復ができる「鳥」
場の「攻守が同じ機械族」をリリースして、それよりレベルの低い「攻守が同じ機械族」をデッキから特殊召喚できます。特に《機巧蛇-叢雲遠呂智》は優秀なリリース要員で、《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》をスムーズに特殊召喚する事ができます。
墓地で発動する効果は、裏側除外されている「攻守が同じ機械族」を1枚回収できます。《機巧蛇-叢雲遠呂智》や《機巧伝-神使記紀図》、《強欲で貪欲な壺》で除外されたモンスターを再利用できて非常に強力です。
《機巧蛙-磐盾多邇具久》
【 効果モンスター 】
星 3 / 光 / 機械族 / 攻1450 / 守1450
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体を選んでデッキの一番上に置く。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
デッキトップ操作とモンスター蘇生ができる「蛙」
デッキの「攻守が同じ機械族」を1枚デッキトップに置く効果を持ち、《機巧伝-神使記紀図 》と組み合わせる事で擬似的な確定サーチとなります。
①:自分メインフェイズに発動できる。自分のデッキの上からカードを3枚めくる。その中から攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。残りのカードは裏側表示で除外する。
《機巧伝-神使記紀図》の①の効果
墓地で発動する効果は「攻守が同じ機械族」を蘇生するシンプルで強力なものとなっています。《緊急ダイヤ》でこのカードと《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》をセットで展開し、リンク召喚から蘇生に繋ぐ流れが強力です。
《機巧猪-伊服岐雹荒神》
【 効果モンスター 】
星 4 / 水 / 機械族 / 攻1850 / 守1850
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体を対象として発動できる。攻撃力と守備力の数値が同じで、対象のモンスターより低いレベルを持つ機械族モンスター1体をデッキから墓地へ送る。対象のモンスターの攻撃力・守備力は墓地へ送ったモンスターのレベル×100アップする。
特殊召喚と墓地肥やしができる「猪」
場に「攻守が同じ機械族」が居れば手札から特殊召喚できる効果を持ち、非常に使い勝手が良いモンスターです。
墓地で発動する効果は、場の「攻守が同じ機械族」を選び、デッキから選んだモンスターよりレベルより低い「攻守が同じ機械族」を墓地に送り、打点を上げる効果です。《機巧蛙-磐盾多邇具久》や《機巧鳥-常世宇受賣長鳴》を墓地に送れば手数が増えてシンプルに強いです。
【機巧】上級モンスター
《機巧嘴-八咫御先》
【 効果モンスター 】
星 5 / 光 / 機械族 / 攻2050 / 守2050
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは自分フィールドの通常召喚されたモンスター1体をリリースして手札から特殊召喚できる。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンの自分メインフェイズに発動できる。モンスター1体を召喚する。自分はこの効果で召喚したターン、そのモンスターと元々の種族が同じモンスターしか特殊召喚できない。
③:このカードの①の方法で特殊召喚したこのカードがリリースされた場合に発動する。自分は2050LP回復する。
モンスターの召喚権を追加できる「嘴」
【機巧】で扱うには一見地味な効果に見えますが、今回紹介したデッキでは隠し球の《紅蓮魔獣ダ・イーザ》を強引に召喚するという役割があります。
《機巧牙-御神尊真神》
【 効果モンスター 】
星 6 / 風 / 機械族 / 攻2150 / 守2150
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:除外されている自分のカードが6枚以上の場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、手札からモンスター1体を捨てて発動できる。デッキから「機巧牙-御神尊真神」以外の、攻撃力と守備力の数値が同じモンスター1体を手札に加える。③:モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。除外されている自分のカード6枚を選んでデッキに戻す。
手札を切りつつサーチができる《牙》
裏側除外を多用する【機巧】デッキなら容易に召喚条件を満たす事ができ、特殊召喚できるカードも揃っているので使い勝手が良いです。
墓地で仕事をする【機巧】モンスターを切りつつ、《機巧猪-伊服岐雹荒神》をサーチして更なる展開をする事で盤面をグングン伸ばす事ができます。
《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》
【 効果モンスター 】
星 7 / 地 / 機械族 / 攻2250 / 守2250
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:デッキからモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。手札・デッキから、攻撃力と守備力の数値が同じで、属性が対象のモンスターと同じとなるモンスター1体を特殊召喚する。
③:相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功する度に発動する。相手に300ダメージを与える。
強力なリクルート効果を持つ「狐」
相手の場のモンスターの属性に依存しますが、デッキのモンスターを特殊召喚する効果は非常に強力です。また、【機巧】上級モンスターの中では比較的召喚条件が緩く、下級によるサポートに頼らずとも展開に参加する事ができます。
【機巧】モンスターは6属性存在しており、場や墓地でアドバンテージを稼ぐ効果も多々あるので、相手の場にモンスターが居れば殆どの状況で強く使う事ができます。
また、今回の構築では【壊獣】カードを採用しているため、除去しつつある程度狙った属性のモンスターを送りつけられるようにしています。
《機巧蛇-叢雲遠呂智》
【 効果モンスター 】
星 8 / 闇 / 機械族 / 攻2450 / 守2450
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードが手札・墓地に存在する場合、自分のデッキの上からカード8枚を裏側表示で除外して発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:自分のEXデッキからカード3枚を裏側表示で除外し、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
お手軽に特殊召喚できる「蛇」
全ての【機巧】上級モンスターの中で最も緩い特殊召喚条件を持ち、相手ターンにも展開できる為非常に使い勝手が良いです。
打点、リンク素材、《機巧鳥-常世宇受賣長鳴》のリリースとして非常に優秀で、《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》の攻撃力アップにも一役買ってくれます。
《機巧蹄-天迦久御雷》
【 効果モンスター 】
星 9 / 炎 / 機械族 / 攻2750 / 守2750
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:EXモンスターゾーンにモンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:EXモンスターゾーンの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その表側表示モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。
③:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。このカードに装備された自分のモンスターカード1枚を選んで特殊召喚する。
EXモンスターを装備して除去できる「蹄」
相手は選びますが強力な除去能力を持ち、上手く戦闘できれば擬似的なコントロール奪取にもなります。
自身の効果で手札から出す場合は《機巧菟-稻羽之淤岐素》や《機巧鳥-常世宇受賣長》を素材にリンク1を展開する事で簡単に特殊召喚条件を満たす事ができます。
《機巧辰-高闇御津羽靇》
【 効果モンスター 】
星 10 / 水 / 機械族 / 攻2950 / 守2950
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:EXデッキから特殊召喚されたモンスターがフィールドに2体以上存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:1500LPを払って発動できる。EXデッキから特殊召喚されたフィールドのモンスターを全て破壊する。このターン、自分はモンスター1体でしか攻撃できない。
③:このカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。相手の墓地のモンスター1体を選んで除外する。その後、その攻撃力分だけ自分のLPを回復する。
EXモンスターを全て破壊する「辰」
EXデッキから特殊召喚されているモンスターを殲滅する効果を持ちますが、特殊召喚条件を相手のモンスターのみで満たしている場合に威力を発揮するので、使い勝手はあまり良くないです。
シンプルに自分の展開の際の追加打点や《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》から出せる除去兼最大打点として運用することになります。
【機巧】フィールド魔法
《機巧伝-神使記紀図》
【 フィールド魔法 】
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。自分のデッキの上からカードを3枚めくる。その中から攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。残りのカードは裏側表示で除外する。
②:攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスターが召喚・特殊召喚される度にこのカードにカウンターを1つ置く。
③:このカードのカウンターの数が10以上の場合、攻撃力と守備力の数値が異なるフィールドのモンスターは効果を発動できない。
擬似サーチと条件付きロックができる強力サポート
デッキの上から3枚を捲って「攻守が同じ機械族」を手札に加える効果は【機巧】モンスターで固めたデッキならほぼヒットし、維持すれば毎ターン発動できるため非常に強力です。裏側除外されてしまうカードも《機巧鳥-常世宇受賣長鳴》が絡めばリソースになるので無駄がありません。
「攻守が異なるモンスター」の効果を発動できなくする効果は【機巧】モンスターが影響を受けないようにデザインされており、起動できれば強力です。なお、守備力を持たないリンクモンスターには効果が適応されません。
【機巧】デッキと相性が良いカード
《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》
【 効果モンスター 】
星 3 / 炎 / 悪魔族 / 攻? / 守?
このカードの攻撃力と守備力は、ゲームから除外されている自分のカードの数×400ポイントになる。
圧倒的なテキストの短さ!
今回紹介した構築には《機巧蛇-叢雲遠呂智》や《強欲で貪欲な壺》等の大量除外ギミックを採用しており、例えば機巧蛇-叢雲遠呂智》を1度でも特殊召喚していれば攻撃力が3200まで上昇します。怖い。
《妨げられた壊獣の眠り》
【 通常魔法 】
「妨げられた壊獣の眠り」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:フィールドのモンスターを全て破壊する。
その後、デッキからカード名が異なる「壊獣」モンスターを自分・相手のフィールドに1体ずつ攻撃表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは表示形式を変更できず、攻撃可能な場合は攻撃しなければならない。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「壊獣」モンスター1体を手札に加える。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
除去と展開を兼ね備えたパワーカード!
デッキから特殊召喚する処理とモンスターの送りつけを同時に達成できるため、《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》とは最高のシナジーを誇ります。
相手の場に出した【壊獣】モンスターは《アカシック・マジシャン》や《セキュリティ・ドラゴン》でバウンスする事で綺麗に使い回す事ができます。
《緊急ダイヤ》
【 速攻魔法 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合に発動できる。機械族・地属性の、レベル4以下のモンスター1体とレベル5以上のモンスター1体をデッキから効果を無効にして守備表示で特殊召喚する。このカードを発動するターン、自分は機械族モンスターでしか攻撃宣言できない。
②:フィールドにセットされたこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから機械族・レベル10モンスター1体を手札に加える。
お手軽に機巧を展開できるパワーカード!
《機巧蛙-磐盾多邇具久》と《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》を同時にリクルートする事で、リンク2を作りながら《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》を蘇生させて効果を発動する強力なムーブが可能となります。
発動ターンは機械族でしか攻撃できなくなる制約があるため、《紅蓮魔獣ダ・イーザ》が戦闘に参加できなくなる点は注意しましょう。
【機巧】デッキの魅力
今回紹介している構築ではあまり焦点を当てていませんが、【機巧】の最たる魅力は拡張性の高い機械族テーマである所だと考えます。
遊戯王OCGにおいて機械族テーマの横のつながりは強く、【機巧】がもたらす機械族への恩恵もまた大きいものとなりました。
「攻守が同じ機械族」という点では【ブンボーグ】への恩恵が特に大きく、全てのモンスターがサポート圏内なので《機巧猪-伊服岐雹荒神》や《機巧伝-神使記紀図 閣》との噛み合わせが良さそうです。
《機巧鳥-常世宇受賣長鳴》単体で見ても、自身をリリースすれば「レベル1で攻守が同じ機械族」になれる訳ですので、【D(ディフォーマー)】における《D・モバホン》や【Sin】における《Sin パラドクスギア》のようなデッキの核になるモンスターの採用枚数を実質的に増やす事ができます。
新旧様々な機械族との親和性は【機巧】がテーマ化したから発揮されたものであり、こういった「棚からぼたもち」的な強化はもっと発見されて欲しいですね。
【機巧】デッキの回し方〜概要〜
デッキの回し方①:壊獣で除去しつつ稲荷の効果を起動させよう!
このデッキは基本的に後攻を選択し、【壊獣】カードで相手の盤面を崩しつつ《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》のリクルート効果から展開をスタートさせます。
豊富なドローソースとパワーの高い魔法カードで手数を確保し、きっちり初動を通しましょう。
デッキの回し方②:機巧モンスターでバトンを繋ぎ盤面を広げよう!
《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》から《機巧鳥-常世宇受賣長鳴》や《機巧牙-御神尊真神》、《機巧猪-伊服岐雹荒神》を展開し、そこから連鎖するように【機巧】モンスターを並べていきましょう。
道中《アカシック・マジシャン》や《セキュリティ・ドラゴン》のリンク召喚を挟み、【壊獣】モンスターを再利用しながら動ければ完璧です。
デッキの回し方③:圧倒的な火力でねじ伏せよう!
【壊獣】モンスターやリンクモンスターで更地にした盤面に《トポロジック・ゼロヴォロス》や《ヴァレルソード・ドラゴン》、《紅蓮魔獣ダ・イーザ》等のフィニッシャーを放ち、ライフポイントを奪い去りましょう!
【機巧】デッキの回し方〜展開例〜
【使用カード】
- 《妨げられた壊獣の眠り》
- 《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》
- 手札コスト
- 破壊可能なモンスター(自分・相手の場を問わない)
【結果】
- 《ヴァレルソード・ドラゴン》
- 《壊星壊獣ジズキエル》
- 手札に《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》
- 墓地に《妨げられた壊獣の眠り》
- 墓地に《機巧鳥-常世宇受賣長鳴》
【手順】
- 《妨げられた壊獣の眠り》を発動してモンスターを破壊し、自分の場に《壊星壊獣ジズキエル》、相手の場に《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》を特殊召喚する。
- 《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》の効果を発動し、手札から特殊召喚する。効果により《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》を対象に《機巧鳥きこうちょう-常世宇受賣長鳴トコヨウズメノナガナキ》をデッキから特殊召喚する。
- 《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》をリリースして《機巧鳥-常世宇受賣長鳴》の効果を発動し、《機巧牙-御神尊真神》をデッキから特殊召喚する。
- 手札を1枚コストに《機巧牙-御神尊真神》の効果を発動し、《機巧猪-伊服岐雹荒神》をサーチする。
- 手札の《機巧猪-伊服岐雹荒神》を特殊召喚し、《機巧猪-伊服岐雹荒神》と《機巧鳥きこうちょう-常世宇受賣長鳴トコヨウズメノナガナキ》で《アカシック・マジシャン》をリンク召喚。《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》をバウンス。
- 墓地の《機巧猪-伊服岐雹荒神》を除外して《機巧牙-御神尊真神》を対象に《機巧蛙-磐盾多邇具久》をデッキから墓地に送る。
- 墓地の《機巧蛙-磐盾多邇具久》を除外して《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》を墓地から特殊召喚。
- 《壊星壊獣ジズキエル》以外のモンスターで《ヴァレルソード・ドラゴン》をリンク召喚。
【盤面の解説】
後手から相手の盤面を崩してワンショットキルを狙う時の展開例です。
キルが難しそうであれば、手順7の《機巧蛙-磐盾多邇具久》の使用を我慢してターンを返します。その場合、残ったリソースだけで【壊獣】モンスター+《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》を再展開できるため、状況に応じて【機巧】下級モンスターの墓地効果を温存する事も大切です。
【機巧】デッキをカスタムするおすすめカード
《ブンボーグ001》+《ブンボーグ003》
【 チューナーモンスター 】
星 1 / 地 / 機械族 / 攻500 / 守500
①:このカードの攻撃力・守備力は、自分フィールドの機械族モンスターの数×500アップする。
②:このカードが墓地に存在し、
フィールドに機械族モンスターが2体以上同時に特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
【 効果モンスター 】
星 3 / 地 / 機械族 / 攻500 / 守500
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「ブンボーグ003」以外の「ブンボーグ」モンスター1体を特殊召喚する。
②:1ターンに1度、自分フィールドの「ブンボーグ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、自分フィールドの「ブンボーグ」カードの数×500アップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
ブンボーグ出張でよりアグレッシブに!
より強く召喚権を使えるようになり、《水晶機巧−ハリファイバー》やシンクロモンスターを使用した展開が可能になります。
また、【機巧】に出張させるメリットとして《機巧伝-神使記紀図》や《機巧鳥-常世宇受賣長鳴》の効果で《ブンボーグ003》を確保しやすい点が挙げられます。
《幻獣機アウローラドン》+《幻獣機オライオン》
【 リンクモンスター 】
星 3 / 風 / 機械族 / 攻2100 /
機械族モンスター2体以上
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。自分フィールドに「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)3体を特殊召喚する。このターン、自分はリンク召喚できない。
②:1ターンに1度、自分フィールドのモンスターを3体までリリースして発動できる。リリースしたモンスターの数によって以下の効果を適用する。
●1体:フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
●2体:デッキから「幻獣機」モンスター1体を特殊召喚する。
●3体:自分の墓地から罠カード1枚を選んで手札に加える。
【LINK-3:左/下/右下】
【 チューナーモンスター 】
星 2 / 風 / 機械族 / 攻600 / 守1000
自分のメインフェイズ時に墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。
手札から「幻獣機」と名のついたモンスター1体を召喚する。
自分フィールド上にトークンが存在する限り、このカードは戦闘及び効果では破壊されない。
また、このカードが墓地へ送られた場合、「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)1体を特殊召喚できる。
「幻獣機オライオン」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
爆発的な展開力でよりEXデッキを活用した形に!
前述したブンボーグ出張と合わせて採用する事で、先行制圧まで視野に入る展開力を手に入れる事ができます。
また、幻獣機トークンは「攻守が同じ機械族」に該当するので、【機巧】カードとのシナジーが期待できます。
【機巧】モンスターを駆使すれば《水晶機巧−ハリファイバー》に依存する事なく《幻獣機アウローラドン》+《ブンボーグ001》の展開に繋げられるため安定感があり、こちらをメインに【機巧】デッキを構築するのもオススメです!
おわりに
以上、【機巧】デッキの紹介でした!
紹介した以外にも様々な構築、出張が考えられる面白いテーマだと思います。
デッキパーツは当記事からまとめてご購入頂く事もできるので、興味がある方は是非一度手に取ってみてはいかがでしょうか?
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!