目次
最強デッキランキングとは
はじめに
この記事では、カーナベル所属のプロプレイヤーであるユーリが現環境で活躍しているデッキを考察し、デッキレシピの紹介や簡易デッキ解説をしていきます。
現環境を知り今週末の大会に備えるプレイヤーや、環境デッキを組んでみたい人におすすめの記事です。
この記事を読んであなたも環境デッキの理解を深めましょう!
また、デッキを組みたくなった方はカードをまとめて購入することもできます!
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※環境の変遷に伴い随時更新されます
最強の定義
本記事では最強デッキを「デュエル・マスターズ競技環境での相対的な強さ」と定義します。
Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、大会で持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。
Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、大会でも毎回一定数いると予想されるデッキ」です。
Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。
以前の環境との違いについて
11月19日(木)のルール変更により閣ループができなくなり、閣ループがメインギミックだった【ラッカドラグナー】が環境から姿を見せなくなりました。
その結果【ラッカドラグナー】を使っていたプレイヤーが【デイガドラグナー】に流れ母数を大きく伸ばしました。
その他のデッキにはルール変更による直接の影響はありませんでしたが、【ラッカドラグナー】に不利だったデッキは若干評価を上げています。
また、新たに環境へ登場した【ドロマーオーラ】は不利対面が少なく、安定性が高いことが評価され環境に食い込んできました。
11月21日(土)に発売した「蒼龍革命」のカードには強力なものもあり、現在様々なデッキが試案されていますが、現在の環境では形が定まっておりません。今後期待のあるデッキです。
それでは解説していきたいと思います。
Tier1
【デイガドラグナー】Tier1
ドラグナーデッキの中でも特に《爆熱剣バトライ刃》での捲りに特化させたデッキです。
《爆熱剣バトライ刃》を装備した《龍覇 グレンアイラ》や《爆龍覇ヒビキ》で大型ドラゴンを呼び出すことでゲームを決めます。
《ヘブンズ・フォース》と《イーヴィル・フォース》の2種類の踏み倒しが採用されており、引いた試合は早い展開でゲームを進めることができます。
特に《ヘブンズ・フォース》が絡んだ際の動きは最大値が高く、引いた試合は手札と《爆熱剣バトライ刃》の捲りによっては2ターンキルができる場合もあります。
また、《龍覇 グレンアイラ》や《爆龍覇ヒビキ》のアタック時に《勇者の1号ハムカツマン蒼》を革命チェンジさせれば安定して《ニコル・ボーラス》や《∞龍 ゲンムエンペラー》などの強力な多色ドラゴンを場に出すことが可能です。
革命チェンジの裁定の変更によりバトライループはできなくなりましたが、デッキのメインのギミックではなかったため、あまり大きな影響はありません。
一度は【リースヴァイカー】の台頭で数を減らしましたが、裁定変更によって大幅な弱体化を受けた【ラッカドラグナー】の代わりとなるドラグナーデッキとして再び注目を浴びています。
【デイガドラグナー】に有利なデッキ
- 【リースヴァイカー】
Tier2
【リースヴァイカー】Tier2
《奇石ミクセル》や《音奏プーンギ》、《Q.Q.QX.》などのメタクリーチャーが中心のいわゆるメタビートと言われるデッキです。
メタクリーチャーで序盤を凌ぎ、《BUNBUN・ヴァイカー》で打点を大きく膨らませるのが主な勝ちパターンとなっています。
多種多様なメタカードが採用されており、環境内の様々なデッキに対して対応できるのが特徴です。
特に、《Q.Q.QX.》は【デイガドラグナー】等のデッキに対応できるメタカードでありながら、シールドトリガーを無視して攻撃できるアタッカーでもあります。
そのため、メタカード満載のデッキではあるものの、手札にメタカードが渋滞して負けるということはあまりありません。
しかし、特定のメタカードの重要度が高い相手に関してはそれを絡めた引きを要求されることも多く、有利対面であっても取りこぼしてしまうことがまれにあります。
明確に不利な対面はありませんが、上記の理由により有利な対面も取りこぼしてしまうことがあるため、この位置にいます。
【リースヴァイカー】に有利なデッキ
- なし
【青黒カリヤドネ】Tier2
豊富な低コスト呪文で墓地を肥やしながらデッキを回し、《魔導管理室カリヤドネ》で《ブラッディ・クロス》をループさせることで相手をライブラリアウトさせるループデッキ。
デッキの多くが低コストかつ手札を入れ替えるカードで構成されているため事故が少なく、安定して4~5ターン以内にループに入れるのが特徴です。
一見メタカードが刺さるように見えますが墓地メタに関しては《知識と流転と時空の決断》での《ソゲキ丙-一式》や《カット丙-二式》でリソースゲームに持ち込むことで対応できるため見た目に反して弱点が薄いデッキとなっています。
しかし、デッキのほぼすべての動きを呪文に頼っているため、呪文を封殺するカードをプレイされてしまうとなすすべがなくなってしまいます。
そのため、【赤白レッドゾーン】の《ジャミングチャフ》や【デイガドラグナー】の《光神龍スペル・デル・フィン》にはなすすべがありません。
また、5コスト以下の呪文を縛る《∞龍 ゲンムエンペラー》にも対抗策ができないデッキでしたが、《ZEROハンド》が採用されるようになり、【デイガドラグナー】から踏み倒される《∞龍 ゲンムエンペラー》に対して多少あらがうことが出来るようになりました。
が、【カリヤドネループ】に対して有効なメタカードが多く採用された【リースヴァイカー】が台頭してきたことにより少し数を減らしました。
【青黒カリヤドネ】に有利なデッキ
- 【デイガドラグナー】
- 【リースヴァイカー】
- 【赤白レッドゾーン】
【青白ギャラクシールド】Tier2
《凄惨なる牙パラノーマル》のシールドに置かれた際の強力な効果を活かすために、表向きのシールドを作れる《策略のエメラル》や《「絶対の盾騎士」》などを採用しているかなり守りに特化したコントロールデッキです。
《凄惨なる牙パラノーマル》の効果は小型のクリーチャーで戦うデッキには滅法強く、場合によってはそれだけでゲームを決めてしまうことも。
《希望のジョー星》と《DG-パルテノン〜龍の創り出される地〜》等のメタカードが採用されているため幅広いデッキに対応することができ、受けが強く安定感もあるため人気のデッキです。
しかし、【リースヴァイカー】の《Q.Q.QX.》が非常に重く、不利がついているため、Tier2に落ち着いています。
【青白ギャラクシールド】に有利なデッキ
- リースヴァイカー
【ドロマーオーラ】Tier2
軽量のオーラで盤面や手札をコントロールするデッキです。
《極幻空 ザハ・エルハ》と《 */零幻チュパカル/*》が強力なシステムカードとなっており、この2枚が揃えばリソースを補充しながら盤面展開をすることが可能です。
普通、この手のシステムカードは除去に弱いのが常識ではありますが、このデッキでは、《白皇世の意志 御嶺》につけることによって除去への耐性を得るため、一度プレイするとゲームの終了時まで場に残ることが多々あります。
また、《極幻空 ザハ・エルハ》は《スローリー・チェーン》のシールドを墓地に置く能力を無効化できるため、相手に《スローリー・チェーン》の発動を止める手段がなければ無限に耐久することが可能です。
コントロールしきった後、《白皇世の意志 御嶺》を《ダイヤモンド・ソード》で攻撃可能にすることで一斉攻撃をするフィニッシュプランが主ですが、《白皇世の意志 御嶺》と1体クリーチャーがいれば《ダイヤモンド・ソード》でジャスキルを無理やり狙うことも可能です。
特別不利なデッキがなく、安定感が高いため最近使用率が上がってきています。
【ドロマーオーラ】に有利なデッキ
- なし
Tier3
【赤白レッドゾーン】Tier3
豊富なメタクリーチャーで相手の動きを制限しながら、高打点の侵略クリーチャーを絡めてビートダウンするデッキ。
7月の殿堂施行により《熱き侵略レッドゾーンZ》が殿堂入りし、攻める際のパワーが落ちてしまいました。
しかし、デッキの本筋であるメタクリーチャー+高打点は健在です。
特に《GOOOSOKU・ザボンバ》はメタクリーチャーの展開と侵略というこのデッキの重要な要素を1枚で達成することができるため、非常に強力な1枚となっています。
また、新しく登場した《魔軸の鎖 カメカメン》によって呪文がさらに使いやすくなり、呪文を絡めてのビートダウンがしやすくなりました。
特にアタック時に唱えられる《MANGANO-CASTLE!》は非常に強力で、侵略クリーチャーが引けなくともゲームを決めることができるようになりました。
相性の悪い【ラッカドラグナー】の登場で下火となっていましたが、【ラッカドラグナー】が裁定変更によって環境からいなくなったため、再び注目されています。
【 赤白レッドゾーン】に有利なデッキ
- 【青白ギャラクシールド】
【青魔導具】Tier3
《卍新世壊卍》の効果で《月下卍壊ガ・リュミーズ卍》を唱え、《凶鬼卍号メラヴォルガル》等のドルスザクを出して押し切るコンボデッキです。
《卍新世壊卍》の後に魔導具呪文を4回唱える必要があるため、いかに早いターンに《卍新世壊卍》をプレイできるかが勝敗に大きく関与する、《卍新世壊卍》に依存気味のデッキです。
しかし、その分《卍新世壊卍》を引いた際のパワーは非常に高く、Tier1のデッキにも引けを取りません。
また、《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》で《月下卍壊ガ・リュミーズ卍》を捨てることによる全体除去や、《MEGATOON・ドッカンデイヤー》によるワンショットのギミックを搭載しており、《卍新世壊卍》が序盤に引けないからと言って全く戦えないわけではありません。
しかし、現環境では速度が間に合わない対面の多さや、カード除去への弱さ、《希望のジョー星》や《∞龍 ゲンムエンペラー》等のメタカードが出てきたことからこの位置になっています。
【青魔道具】に有利なデッキ
- 【デイガドラグナー】
- 【青黒カリヤドネ】
- 【赤白レッドゾーン】
【旅路バーンメア】Tier3
《バーンメア・ザ・シルバー》の展開力に《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》のフィニッシュ力を合わせたかなり攻撃的なデッキです。
《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》から捨てられる《アイアン・マンハッタン》の破壊力は健在で、相手によってはそれだけで勝ってしまう場合もあります。
また、 《ポクチンちん》、《洗脳センノー》といった優秀なメタカードを無理なく積むことが出来る点も優秀です。
最近では《∞龍ゲンムエンペラー》を破壊しつつ、《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》にチェンジできる《チキン・タッ太》の採用が増えています。
爆発力のあるデッキではありますが、現在の環境にマッチしているわけではないのでこの位置となっています。
【旅路バーンメア】に有利なデッキ
- 青黒カリヤドネ
まとめ
現環境について
【ラッカドラグナー】が裁定変更により環境から消え、環境の強いデッキが固まっていないのが現状です。
蒼龍革命で登場した《蒼き守護神ドギラゴン閃》はドラグナーに採用されたり、ラッカカラーや赤黒カラーで専用デッキが研究されていますが、環境に入るほどの大きな活躍はまだ見せていません。
カード本来のパワーは非常に高いカードではあるので、上手い構築が現れれば環境のトップに躍り出るかもしれません。
おわりに
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