【2022年4月環境】流行りの最強デッキランキング【Tierランキング】

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【2022年4月環境】流行りの最強デッキランキング【Tierランキング】

はじめに

遊戯王OCG環境では、2022年4月1日からのリミットレギュレーションが施行され、レギュラーパック『POWER OF THE ELEMENTS』が発売されました。

3月から4月にかけて、OCG環境は激動の変化がありました!

3月からどのような変化があったか、今はどのようになっているのか、早速見ていきましょう!

目次

「最強」の定義

 本記事では最強デッキを「遊戯王環境での相対的な強さ」と定義します。

 Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、大会で持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。

 Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、大会でも毎回一定数いると予想されるデッキ」です。

 Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。

また現環境では様々なデッキが活躍しているためTierの変化も激しく、流行や地域差にも左右されるので、あくまで指標として捉えてください。

先月からのカードプールの変化

3月19日には『デッキビルドパック タクティカル・マスターズ』が発売されました。

その中でも【神碑(ルーン)】は各地で少しずつ結果を残しており、環境に新たな風を吹かせるデッキとなり得るかもしれません。

また、4月1日からは新リミットレギュレーションが施行されました。この改訂は環境にかなりの影響を与えました。

その中でもピックアップしたいのが《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》《王宮の勅命》が禁止カード、《聖殿の水遣い》《アラメシアの儀》が制限カード、《金満で謙虚な壺》《烙印開幕》《紅き血染めのエルドリクシル》《鉄獣戦線 フラクトール》が準制限カードに指定されたところです。

《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》は《烙印融合》を意識しての禁止カード指定だと思われるのですが、一番《烙印融合》を使用する【デスピア】は《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》をほとんど使わなかったため影響がありませんでした。融合召喚を使う【シャドール】など他のデッキがとばっちりを受けた印象です。

《王宮の勅命》は、先攻プレイヤーが盤面を形成した後に《王宮の勅命》を発動することで相手を簡単に詰ませることができたため、先攻側の有利を少しでも解消するための禁止カード指定と思われます。

《聖殿の水遣い》《アラメシアの儀》がデッキに1枚しか投入できなくなったことで「勇者」出張の初動が減り、初手から《アラメシアの儀》を発動されるといったことは少なくなりました。

しかし《おろかな埋葬》《彼岸の黒天使 ケルビーニ》などで容易にアクセスできることから「勇者」出張するデッキが減った、といったことはあまりない印象です。

また、準制限カードに指定されたものとして《金満で謙虚な壺》《烙印開幕》《鉄獣戦線 フラクトール》《紅き血染めのエルドリクシル》といった各デッキの初動が減らされました。

そして4月23日には『POWER OF THE ELEMENTS』が発売されました。

このパックでは既存のテーマを強化する新規カードや《月女神の鏃》などの強力な汎用カードが登場しましたが、特に活躍を見せているのが今弾で初登場のテーマである【スプライト】です。

【スプライト】の活躍は凄まじく、一気に環境トップに躍り出るほど各地で結果を残しています。


Tier1

【スプライト】Tier1



【スプライト】はレベル2モンスターを多用するテーマと相性が良いので様々な構築がありますが、ここでは現在の分布・入賞数の多い「ガエル」ギミック採用の構築を紹介します。

【スプライト】は、レベル2・ランク2・リンク2モンスターを活用して戦うデッキです。

メインデッキの「スプライト」モンスターは、レベル2かランク2モンスターが自分フィールドに存在していると手札から特殊召喚できる効果を持っています。

《スプライト・ブルー》と《スプライト・ジェット》はサーチ効果、《スプライト・レッド》と《スプライト・キャロット》は妨害効果を持っています。

このレベル2「スプライト」モンスターを使い、ランク2モンスターである《ギガンティック・スプライト》をエクシーズ召喚します。

《ギガンティック・スプライト》の効果でデッキからあらゆるレベル2モンスターをリクルートできるので、「スプライト」モンスターや、混合させたテーマのギミックであるカード、紹介している構築では《鬼ガエル》などを特殊召喚することができます。

テーマ内のリンク2モンスターである《スプライト・エルフ》の効果も強力で、墓地のレベル2モンスターを蘇生することができます。

《スプライト・エルフ》の効果によって《鬼ガエル》を複数回召喚・特殊召喚することで墓地に《粋カエル》を含むモンスターを送っておき、《鬼ガエル》《粋カエル》を素材にすることで《餅カエル》をエクシーズ召喚します。

《スプライト・エルフ》の効果は相手メインフェイズにも発動でき、相手モンスターが存在する場合ランク2・リンク2モンスターを蘇生することもできるので、一度使用した《餅カエル》を蘇生することで効果を再び使用することもできます。

【スプライト】は先攻展開するにあたって、手札から特殊召喚して展開するので《灰流うらら》《エフェクト・ヴェーラー》《無限泡影》などの手札誘発を持っていても1枚だけでは展開が止まりにくいです。

また場合によっては《スプライト・レッド》《スプライト・キャロット》の効果で相手の手札誘発をケアしながら動くことも可能であり、この2体も相手ターンに妨害となるため、展開を許すと強力な盤面を形成されがちです。

そして【スプライト】デッキ自体には自由枠が多いため、手札誘発を大量投入しやすいのもデッキの強さに拍車をかけています。

『POWER OF THE ELEMENTS』発売後、各地で結果を残していて、分布・入賞数ともにかなり多いのでTier1の位置付けとしています。

Tier2

【デスピア】Tier2



【デスピア】には「勇者」ギミック採用と不採用の構築がありますが、ここでは現在の分布・入賞数の多い「勇者」ギミック採用の構築を紹介します。

【デスピア】は《氷剣竜ミラジェイド》や《ガーディアン・キマイラ》などの強力な融合モンスターを駆使して戦うデッキです。

《烙印融合》が一度通れば《神炎竜ルベリオン》を融合召喚でき、融合素材にする《悲劇のデスピアン》などの効果でアドバンテージを稼ぎつつ《神炎竜ルベリオン》の効果で《氷剣竜ミラジェイド》を融合召喚できます。

《氷剣竜ミラジェイド》の効果の発動コストとして墓地に送ることができる《烙印竜アルビオン》が「烙印」魔法・罠カードをサーチかフィールドにセットできるので、後続の《烙印融合》や《赫の烙印》などをサーチまたはセットすることができます。

《赫の烙印》の効果でも融合召喚ができるので、相手ターンに《赫の烙印》を発動し、そこから《ガーディアン・キマイラ》を融合召喚、効果が発動できるので《赫の烙印》は妨害としても機能します。

《烙印融合》《赫の烙印》は「烙印」カードなので《デスピアの導化アルベル》でサーチができます。そして《デスピアの導化アルベル》は《烙印開幕》からリクルートもできるので、「烙印」カードへのアクセスが豊富に用意されています。

弱点は初動の《烙印融合》を《灰流うらら》、展開後の相手ターンの《赫の烙印》を《墓穴の指名者》《屋敷わらし》などで止められると妨害が弱くなってしまうところです。

それを解決するために《墓穴の指名者》《抹殺の指名者》はもちろんのこと、《流離のグリフォンライダー》の効果であらゆる妨害を止めるため「勇者」出張セットが入っている構築をよく見かけます。

《氷剣竜ミラジェイド》《烙印融合》のカードパワーの高さによってデッキとしてのパワーも申し分ない強さとなっています。

4月のリミットレギュレーション適用後では《聖殿の水遣い》《アラメシアの儀》《烙印開幕》《金満で謙虚な壺》の規制で以前より安定性が若干落ちていますが、根本的な部分はほぼ変わらないため依然として強力なデッキとなっています。

  


【天威勇者】Tier2


【天威勇者】は、《水晶機巧-ハリファイバー》のリンク召喚から《幻獣機アウローラドン》をリンク召喚し、展開することで盤面の制圧を狙うデッキです。

特徴としては、《幻獣機アウローラドン》をリンク召喚したあとの展開から《源竜星-ボウテンコウ》をシンクロ召喚し、「竜星」モンスターと「天威」モンスターを絡めて展開するという点です。

また、最終的な盤面に並ぶのは《フルール・ド・バロネス》や《相剣大師-赤霄》などの優秀な妨害の他、《竜星の九支》がサーチされている状態で《幻竜星-チョウホウ》も並ぶため、《幻竜星-チョウホウ》を破壊して《竜星の九支》の発動無効+《幻竜星-チョウホウ》が破壊された場合に《灰流うらら》などのチューナーモンスターをサーチする、というスキのない盤面を形成することができます。

弱点としては、展開系デッキであるため《増殖するG》をもらうと展開を止めざるを得ないこと、また《灰流うらら》《無限泡影》など各種手札誘発をもらった場合に展開が止まってしまい、妨害を敷けない場合があることです。

しかしデッキに採用されている「勇者」ギミックの《流離のグリフォンライダー》で相手の妨害を無力化させることもできるので、そのまま展開を決めてしまうことも容易です。

《聖殿の水遣い》《アラメシアの儀》の制限カード指定により「勇者」ギミックを直接引いてくることが難しくなりました。

そのため最近では「P.U.N.K.」ギミックを出張させ《彼岸の黒天使 ケルビーニ》を出すことで「勇者」ギミックに触れやすくしている構築が増えています。


【ふわんだりぃず】Tier2


【ふわんだりぃず】デッキは、「ふわんだりぃず」モンスター共通効果である『召喚成功時に鳥獣族モンスターを召喚する効果』を駆使して、大型の鳥獣族モンスターを召喚して盤面を制圧していくアドバンス召喚主体のデッキです。

下級の「ふわんだりぃず」モンスター共通効果として、

  1. 『このカードが召喚に成功した場合に発動できる。○○する(モンスターの種類によってこの部分は異なります)。その後、鳥獣族モンスター1体を召喚できる。』
  2. 『表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。』
  3. 『このカードが除外されている状態で、自分フィールドに鳥獣族モンスターが召喚された場合に発動できる。このカードを手札に加える。』

この3つの共通効果があります。

1の効果で連続召喚をして上級の鳥獣族モンスター召喚へと繋げ、2の効果で除外された「ふわんだりぃず」モンスターを3の効果で回収することで、アドバンス召喚の弱点であった、召喚権の不足問題とアドバンス召喚のリリースによるリソース切れ問題を解決するテーマとなっています。

盤面の制圧力も高く、《ふわんだりぃず×えんぺん》の単体での妨害と、《ふわんだりぃずと夢の町》《ふわんだりぃずと謎の地図》によって相手ターンに《烈風帝ライザー》を召喚して妨害、そして鳥獣族である《烈風の結界像》を置いておくことで特殊召喚封じもすることができます。

またこのデッキは召喚自体はするものの特殊召喚は滅多にしないので、メインデッキでの採用率が高い《増殖するG》を一方的に腐らせることができるのも魅力の一つです。

弱点としては召喚成功時の効果で、さらに召喚という形をとるので《無限泡影》《エフェクト・ヴェーラー》などの効果無効系カードを通すとそれ以降の展開が難しくなるところ。

後攻になったときに攻める手数が、通常の召喚権と《ふわんだりぃずと謎の地図》くらいしかないので相手が少ない妨害でターンを返してきても突破できないという場面もそれなりに存在するところです。

しかし《無限泡影》《エフェクト・ヴェーラー》などの効果無効系カードは《ふわんだりぃずと旅じたく》でケアできる場面も多く、かなり隙のないデッキとなっています。


【竜輝巧(ドライトロン)】Tier2


【竜輝巧(ドライトロン)】は、儀式モンスターをサポートする下級「ドライトロン」モンスターを駆使して儀式召喚を行い、盤面を制圧するデッキです。

妨害として置くモンスターが《崇光なる宣告者》《神光の宣告者》で採用が分かれているのですが、今回は《崇光なる宣告者》を使用した型を紹介します。

【竜輝巧】の特徴として、まず一つ目にテーマ内儀式魔法の《流星輝巧群》の効果が挙げられます。

普通、儀式魔法はリリースするモンスターのレベルを参照して儀式召喚を行うのですが、《流星輝巧群》はリリースするモンスターの攻撃力を参照して儀式召喚を行います。

この効果で、レベルが高い儀式モンスターでもリリースするモンスターの攻撃力が高ければ簡単に儀式召喚ができます。

そして《流星輝巧群》によって《崇光なる宣告者》を儀式召喚することで、相手の行動を封殺することを目指すデッキになっています。

もう一つの特徴として、レベル1「ドライトロン」モンスターは以下の共通効果を持っています。

  • 『このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。』
  • 『自分の手札・フィールドから、このカード以外の「ドライトロン」モンスターまたは儀式モンスター1体をリリースして発動できる。このカードを手札・墓地から守備表示で特殊召喚する。その後、○○できる(モンスターの種類によって異なります)。この効果を発動するターン、自分は通常召喚できないモンスターしか特殊召喚できない。』

この効果のリリース先として《サイバー・エンジェル-弁天-》を使うことで、デッキから別の《サイバー・エンジェル-弁天-》をサーチし、レベル1「ドライトロン」モンスターの共通効果のコストを実質なしで使用できます。

《サイバー・エンジェル-弁天-》のサーチは天使族・光属性モンスターならなんでも対応しているので《宣告者の神巫》などもサーチでき、さらに展開を伸ばすことにもつながります。

そして展開したレベル1「ドライトロン」モンスターを活用して儀式召喚やリンク召喚などを行います。

展開が決まれば《崇光なる宣告者》の圧倒的な無効効果でそのまま勝てることが多いです。

しかし弱点として《崇光なる宣告者》を「壊獣」モンスターでリリースされる、《禁じられた一滴》などのチェーン不可なカードで《崇光なる宣告者》を無力化されることが挙げられます。

また展開系デッキなので、やはり相手の《増殖するG》が通ると《崇光なる宣告者》の複数妨害があっても相手がドローした豊富な手札で越えられることが多く、それを考えると展開をストップせざるを得ない場面があります。

展開系デッキのあるあるですが、相手の《増殖するG》が重いことが課題となっています。

展開が決まったときの制圧力は飛び抜けていて、手数もかなり多いので《増殖するG》以外の手札誘発は貫通できることもよくありますが、《増殖するG》が重いなどの理由でTier2となっています。


Tier3

Tier3に該当するデッキが現環境ではとても多く、全てを紹介することは難しいため、Tier3に該当する現在注目のデッキについて解説します!

【閃刀姫】Tier3


【閃刀姫】は、リンク1の「閃刀姫」モンスターと「閃刀」魔法カードを駆使して戦うデッキです。

特徴として、墓地に3枚以上魔法カードがあると「閃刀」魔法カードは追加効果が得られるものが多いです。

特に準制限カードの《閃刀起動-エンゲージ》は通常の効果でサーチと、追加効果でドローまで付いてきます。

他にも《閃刀機-ウィドウアンカー》《閃刀機-シャークキャノン》は相手の妨害と自分の展開を兼ねることのできるカードとなっています。

そして、「閃刀姫」リンクモンスターは《閃刀姫-ジーク》を除き、「閃刀姫」モンスター1体でリンク召喚できるのも特徴の一つです。

メインデッキに入る「閃刀姫」モンスターの《閃刀姫-レイ》《閃刀姫-ロゼ》からリンク1の「閃刀姫」モンスターのリンク召喚へと繋げ、「閃刀姫」リンクモンスターの効果でアドバンテージを稼ぐのが基本的な動きとなっています。

また、《閃刀起動-リンケージ》の登場で、初動の増加やワンキルパターンができたため、現在注目のデッキとしてピックアップしました。

弱点としては、形成する盤面の妨害が他のデッキと比べて貧弱であるため突破されやすいところです。

ペースにハマったときの強さや、Tier1の【デスピア】に比較的強く出られること、弱点、分布と入賞数を考慮してTier3の位置付けとしました。


【電脳堺】Tier3


【電脳堺】はレベルが3の倍数のモンスターでテーマが構成された、持ち前の展開力を駆使して盤面を制圧する展開系デッキです。

メインデッキの「電脳堺」モンスターはレベル3と6のみで、《電脳堺姫-娘々》と《電脳堺嫦-兎々》以外のモンスターは以下の共通効果を持っています。

・このカードが手札に存在する場合、自分フィールドの「電脳堺」カード1枚を対象として発動できる。そのカードとは種類(モンスター・魔法・罠)が異なる「電脳堺」カード1枚をデッキから墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。

・上記の効果に加えてそのカードによって違う処理を行う。(例えば《電脳堺媛-瑞々》なら「電脳堺」カードのサーチ)

・「このターン、自分はレベルまたはランクが3以上のモンスターしか特殊召喚できない」という制約がつく。

この効果で次々と「電脳堺」モンスターを特殊召喚し、《電脳堺狐-仙々》《フルール・ド・バロネス》などのシンクロモンスターや《永遠の淑女 ベアトリーチェ》などのエクシーズモンスターを出して盤面を制圧します。

「電脳堺」の魔法・罠カードも強力なカードが多いです。

特に《電脳堺門-朱雀》は表側表示のカードを破壊する妨害効果を持っているので、モンスターと罠で妨害が分かれることで相手が対処しづらい盤面を作ることができます。

また【電脳堺】はモンスター効果が手札で発動する性質上、制約に引っかからない「勇者」ギミックとも相性が良く、OCGの現環境で使われている【電脳堺】は「勇者」ギミック出張セットを採用しているものがほとんどです。

最近大会分布にも顔を見せることが多くなったため、Tier3の注目デッキとしてピックアップしました。


【LL鉄獣戦線】Tier3


【LL鉄獣戦線】は「LL」「鉄獣戦線」の複合デッキで、お互いの持ち前の展開力で盤面を制圧するデッキです。

メインデッキの「鉄獣戦線」モンスターは、共通効果によって墓地から獣・鳥獣・獣戦士族モンスターを除外し、除外した枚数と同じ数のリンクマーカーを持つ獣・鳥獣・獣戦士族リンクモンスターを特殊召喚して展開します。

「LL」モンスターは展開力に長けたエクシーズ召喚主体のテーマです。

《LL-リサイト・スターリング》を使用した連続展開を行い《FNo.0 未来龍皇ホープ》や《天霆號アーゼウス》などの強力なモンスターも使用できます。

この2つのテーマは鳥獣族を使用するという共通点があり、墓地に貯まった「LL」モンスターをコストに「鉄獣戦線」モンスターの効果を発動する、《鉄獣戦線 ナーベル》がレベル1・鳥獣族モンスターなので「LL」モンスターのサポートの一部対象内である、などといった点で噛み合いも良いです。

そして最終盤面で《FNo.0 未来龍皇ホープ》や《LL-アンサンブルー・ロビン》、《戦華盟将-双龍》《王神鳥シムルグ》から出される《霞の谷の巨神鳥》などの強力な妨害が形成されるのが大きな強みです。

弱点はモンスター頼りの妨害になるため《禁じられた一滴》《冥王結界波》によって妨害が全て消えてしまうといった点です。

形成される盤面の妨害の強さ、手数の多さによる捲りやすさ、メタがあまり流行っていないことを評価して現在注目のデッキとしてピックアップしました。


【神碑(ルーン)】Tier3


【神碑】は「デッキ破壊」を勝ち筋とした魔法カード中心のテーマです。

【神碑】のデッキタイプとして「閃刀姫」型、「召喚獣」型、など多くの型がありますが、今回は流行りの《幻獣機アウローラドン》による展開型について紹介します。

まずテーマの大半を占める「神碑」速攻魔法について。

「神碑」速攻魔法には以下の共通効果があります。

・このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
・発動後、次の自分バトルフェイズをスキップする。
・2つの効果から1つを選択して発動する。
・1つ目が『○○する。その後、相手のデッキの上からカードをX枚除外する。(Xはカードによって異なる)』という効果。
・2つ目が『EXデッキから「神碑」モンスターをEXモンスターゾーンに特殊召喚する。』という効果。

選択できる1つ目の効果によって何かしらのアクションをしつつデッキ破壊を行います。
《輝く炎の神碑》や《凍てつく呪いの神碑》などは相手の妨害をしつつデッキ破壊ができるので、デッキ破壊が完了するまでの時間を稼いでくれます。

選択できる2つ目の効果によってEXデッキから「神碑」モンスターを特殊召喚できます。
特に《神碑の翼フギン》は【神碑】デッキの軸となるフィールド魔法《神碑の泉》をサーチできます。

フィールド魔法である《神碑の泉》は、「神碑」速攻魔法をデッキに戻すことで毎ターン最大3枚ドローできる他、「神碑」速攻魔法を相手ターンにも発動できるようになります。

これによって毎ターン手札を補充しつつデッキ破壊を行うデッキとなっています。

しかしそれだけではパワーが足りないので、相性のいいテーマやギミックと組み合わせることが環境で戦うためのセオリーとなっています。

《幻獣機アウローラドン》を使用する型は「神碑」速攻魔法でEXデッキから《神碑の翼フギン》を出し相手の妨害を誘うことで、その後の《水晶機巧-ハリファイバー》から《幻獣機アウローラドン》をリンク召喚して展開するのを通しやすくできます。

《幻獣機アウローラドン》からの展開で《TG ハイパー・ライブラリアン》をシンクロ召喚し、さらに他のシンクロモンスターも連続でシンクロ召喚し続けることで《TG ハイパー・ライブラリアン》による大量ドローを狙います。

この大量ドローした手札で「神碑」速攻魔法を毎ターン発動、相手の妨害とデッキ破壊を行います。

各地の大会や、4月に開催されている日本選手権の店舗予選などで最近結果を残しているので、今回注目のデッキとしてピックアップしました。


Tier3に位置するデッキは他にも【相剣】【@イグニスター】【幻影騎士団】【アダマシア】【海晶乙女】など紹介しきれなかったデッキがたくさんあります。


環境のまとめと今後の展望

4月1日からのリミットレギュレーション施行後、『POWER OF THE ELEMENTS』発売前までは、前環境から活躍していた【デスピア】【天威勇者】【ふわんだりぃず】が猛威を振るっていました。

しかし『POWER OF THE ELEMENTS』発売後は【スプライト】の猛進撃によって他のデッキは分布数を減らし、【スプライト】がTier1へと一気に駆け上がりました!

今後も【スプライト】が環境を席巻するのか、はたまた他のデッキが環境上位に食い込んでくるのか注目です!

おわりに

遊戯王OCGの4月の環境について解説いたしました。

この記事が皆さんのデッキ構築・環境への理解の手助けとなっていれば幸いです。

それでは5月の環境解説記事でまたお会いしましょう!

マスターデュエル環境はこちら!


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