皆様、ごきげんようです。 ガチまとめ所属のV(バーチャル)ライター、花咲カナです。
この記事はワタクシがバーチャル電脳都市であるとこの四日市市(?)の方から、元気にデュエル・マスターズの情報をお届けするというものです。
今回は皆さんオリジナル環境で大活躍中のあのデッキについて紹介していきたいと思います。
どうぞ、ゆっくりしていってくださいね。
目次
本日のテーマ「ラッカ鬼羅.Star」
今日ご紹介させていただきますのは、【ラッカ鬼羅.Star】と呼ばれるデッキです。環境デッキとしても活躍中なので、ご存じの方は多いかと思います。
デュエル・マスターズには、これまでも赤白系や青白系のメタビートは数多くありました。
しかし「メタビート」とはやはりどうしてもパワー不足に陥りがち。
【赤白ヴァイカー】などは一時活躍を見せましたが、より強力なデッキの圧力に、メタカードが突破されて負けてしまうなんてこともしばしばありました。
メタビート系のデッキの弱点として、「せっかくメタカードで時間を貰っているのに、ゲームを決めきるようなカードが少なく、貰った時間でゲームに勝てない」という問題があります。
逆を言えば、《音奏 プーンギ》や《奇石 ミクセル》といったメタカードを使うデッキであっても、《“轟轟轟”ブランド》や《BAKUOOON・ミッツァイル》などが現役で活躍していた時代の赤白系のデッキなんかは【赤白轟轟轟】とか【赤白ミッツァイル】などと呼ばれていたので、あんまりメタビートとしては認識されてないですよね。
さて、若干話は逸れましたが、メタビート界隈に救世主が現れます。
まず《「「正義星帝」 <鬼羅.Star>》が、王来篇第1弾で登場しました。
これによってメタビートは再び強力なフィニッシャーが採用出来るようになりました。
赤青白の豊富なメタカードを採用したデッキは【ラッカ鬼羅.Star】と呼ばれ、オリジナル環境に姿を見せます。
この時点ではより強大なパワーを【5cコントロール】などに押されることも多く、「Tier2」くらいに留まってしまいましたが、王来篇第2弾で再び強化を得ました。
《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》と《T・T・T》ですね。
まずテスタ・ロッサくんですが……。
うん、カッコイイ。
赤い2コストのメタカードってだけで既に100年に一度のイケメンなのに、かなり強めの効果まで持っていて、「四日市のOLが選ぶ、いまデッキに採用したいメタカード系男子」の中でも1位に輝いております。
環境的に《異端流し オニカマス》が昔ほどの強さを発揮していないこともあり(選ばれない効果もマッハファイターなどで除去されてしまうようになった以上、一度出て手札に返すよりも置換効果でそもそも場に出てこない方が強いですよね……?)、また不足しがちな赤ということもあって、【ラッカ鬼羅.Star】自体が相当強くなりました。
また、安定感という部分においても《T・T・T》がそれなりにいい仕事をこなしてくれます。
カードを引く手段がどうしても《ネ申・マニフェスト》頼りになってしまっていただけに、その補助としての《T・T・T》は大変にありがたい存在ですね。
多数のメタカードを使いこなそう
そんな感じで強化も貰った【ラッカ鬼羅.Star】ですが、「メタカードを盤面に保ちながら《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》で攻め込み、更にメタカードを展開して相手の反撃を許さない」といった感じの動きが、主な勝ち方になります。
このデッキにはメタカードがそれはもうふんだんに使用されています。
もこみちさんのオリーブオイルくらいどばどばに使われています。
先のテスタ・ロッサを始め、《奇石 ミクセル》に《異端流し オニカマス》、《正義の煌き オーリリア》、《奇天烈 シャッフ》に《その子供、可憐につき》……と、デッキの半分がメタカードな勢いです(まあ《奇天烈 シャッフ》についてはメタカードというより、フィニッシャーとして見る向きもありそうですが)。
これらを上手く使うことが勝利の鍵となります。
テスタ・ロッサやミクセルは序盤から積極的に召喚し、オーリリアで中盤を有利に進めながら、シャッフや可憐で蓋をして勝つ、といったのが主な使い順でしょうか。
引いたカードと相手のデッキの見て適宜適切なメタカードをプレイしたいところです。
2コストは引いたらプレイするのはある程度前提としても、3ターン目ではマニフェストを基本優先して、早いデッキに対しては可憐を。
シャッフも最後に添えてゲームを〆るような使い方もいいのですが、4ターン目に出して相手を一度止めて次に鬼羅Starを狙う、といった動きもできちゃうわけです。
というわけで、結構分岐自体はありますよね。この辺りはやっぱり対面ごとの練習は必要かなぁ、と思います。
またこちらメタカードを使われたときの対策として、《超英雄タイム》も採用したいところです。
「鬼羅.Starによる踏み倒しからの展開を狙う」というこのデッキの性質上、逆にメタカードには弱い構築になってしまっていますので。
《ボルシャック・スーパーヒーロー》として使う事は……1年に一度七夕の日にあるかどうか、でしょうかね……。
デッキリストと基本的な動かし方
というわけで、【ラッカ鬼羅.Star】のサンプルリストはこんな感じです。
一番狙いたい動きとしましては、2ターン目にメタクリーチャーを置いて、マニフェストと繋ぎ、4ターン目に《エヴォ・ルピア》からの鬼羅.Starの着地でしょう。
鬼羅.Starさえ着地しちゃえば攻めでも守りでも盤面が強くなるので、いかにこのカードを着地させるか、というゲームが大半です。
そのためにマニフェストで手札を整えたり、T・T・Tで鬼羅.Starを引きに行く、という動きも必要になってきます。
また相手のデッキによっては2、3ターン目に出したクリーチャーを使って《正義の煌き オーリリア》の条件達成を狙いにいき、そのまま《奇天烈 シャッフ》等を添えてごり押しに行くパターンもあります。
最近流行の【ロマイオン天門】なんかと対戦するときは、こういうパターンを狙うこともありますね。
その他のカードの使い方については、次の採用カードでお話したいと思います!
採用カード
《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 火 / パワー2000+ / コスト2
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+2000する。
■相手のターン中に、相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出る時、相手はかわりにそのクリーチャーを墓地に置く。
欠点らしい欠点が「レクスターズを持っていない」くらいには優秀な赤い2コストのメタカード系男子です。
基本的に赤いカードはデッキに不足しがちなので、それを補う意味でも大きなカードが出たなぁ、という感じです。
序盤に投げてもいいですし、中盤以降に他のメタカードと合わせて投げて除去トリガーをケアして攻めてもいいです。
コモンなので入手もしやすいですし、令和には必要なカードなので皆さん4枚用意しておきましょう。
《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》
【 ツインパクトカード 】
種族 メタリカ / 文明 光 / パワー2000 / コスト2
■相手のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを相手がバトルゾーンに出した時、相手はそれを自身の山札の一番下に置く。
【呪文】
カード名:ジャミング・チャフ
文明:光
コスト:5マナ
■次の自分のターンのはじめまで、相手は呪文を唱えられない。
■カードを1枚引く。
このカードも相変わらず強いですね。
未だに高コスト踏み倒し系のデッキが多く、その多くはミクセルで時間が貰えます。
中終盤であっても《ジャミング・チャフ》で使えるという強さはこのデッキでも健在で、特にこのデッキは盤面を展開するデッキでもありますから、「鬼羅.Starで展開してエンドした次のターンに、チャフを撃って勝つ」といったプランを狙うことも出来ますね。
《異端流し オニカマス》
【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー2000 / コスト2
■相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)
■相手のターン中に、相手が召喚以外の方法でクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのクリーチャーを持ち主の手札に戻してもよい。
メタカードといえば、みたいな風格も出てますこのカード。
ですが《Disノメノン》やEXライフの登場で登場当初のような無敵感がなくなってしまいました。
ですので、基本的には9枚目以降の2コストとしてカウントしています。
いや、時代の進みとインフレは恐ろしいものです。
まあ、インフレを引き起こした元凶のひとりと言っても間違いではないと思うのですが……。
《その子供、可憐につき》
【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド / チルドレン / 文明 光/水/火 / パワー3500 / コスト3
■自分のコスト4以上のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■相手の進化クリーチャーと、「スピードアタッカー」または「マッハファイター」を持つ相手のクリーチャーは、タップしてバトルゾーンに出る。
相手のアタッカーを止めるだけではなく、こちらのアタッカーをSAにしてくれます。
SAの付与されたシャッフの強さは、みなさん《轟く革命 レッドギラゾーン》でよくよくご認識のことかと思います。
鬼羅.Starで出せて、鬼羅.Starから出たカードをSAにし、鬼羅.Starで出すことによって反撃を封殺する……ほんとにこのデッキとの相性は抜群です。
初手にくればマナ基盤としても活躍してくれるのも、嬉しい要素です。
《T・T・T》
【 呪文 】
文明 光/水/火 / コスト3
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶相手のクリーチャーを3体まで選んでタップする。
▶カードを3枚引く。
▶このターン、次に召喚する自分のクリーチャーのコストを最大3少なくする。ただし。コストは0以下にはならない。そのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
これも強いカードです。
が、色と多色枚数の都合上、2~3枚くらいが採用出来る限界でしょう。
ほぼほぼドロー目的で使いますが、相手のブロッカーを寝かせて突破したり、シャッフやオーリリアにSAを付けて盤面に放り込んだり、といった使い方もできることは覚えておきたいところ。
《ネ申・マニフェスト》
【 クリーチャー 】
種族 トリックス / レクスターズ / 文明 水 / パワー2000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、カードを3枚引き、その後、自分の手札を2枚捨てる。
■シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーはブロックされず、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。
余計なルビが振ってありますが、神カードといって差し支えないと思います。
レクスターズで3枚もの手札交換、そして選ばれない効果まで付与と隙がありません。
毎回思うんですが、強すぎるカードって書くことないんですよね。
《カタブランプー》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 火 / パワー4000+ / コスト4
■キリフダッシュ [ff02](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを [ff02]支払って召喚してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーを1体選び、アンタップする。そのターン、そのクリーチャーのパワーを+2000する。
鬼羅.Starをアンタップするカードです。そのために入っています。
使い方としてはマナが余っているならキリフダッシュで、そうでないなら鬼羅.Star効果で投げましょう。
ただこれをどう使うかはプレイヤーの腕の見せ所でもあります。
《ジャミング・チャフ》を唱えたターンに勝ちきれるよう手札にため込んでおいたり、温存しておくことも大事です。
一方で鬼羅.Starで盤面の小型がブロッカーになるので、投げておくとありがたい壁にもなります。
この辺りは互いの盤面と相手のリーサルなどを考えて、使う使わないを決めたいところです。
《正義の煌き オーリリア》
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / 文明 光 / パワー4500 / コスト4
このクリーチャーをアンタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーまたは自分のタップしているクリーチャーに変更してもよい。
ラビリンス:自分のシールドの数が相手より多ければ、相手はコスト5以下の呪文を唱えられない。
《ヘブンズ・フォース》のプレ殿後はどうしても4というコストの重さが目立つカードでしたが、鬼羅.Starの登場によって「攻撃しながらオーリリアを投下出来る」というシチュエーションを作れるようになりました。
特にコントロール系のデッキや天門のようなトリガーが強いデッキに対しては、「オーリリアで5以下を止めて、シャッフで踏んでしまうとまずいトリガーをケアする」といった運用をします。
序盤の妨害から詰めまでキーカードになるので、1枚はプレイしておきたいカードです。
《エヴォ・ルピア》
【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / 文明 光/水/火 / パワー4000 / コスト4
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引く。その後、このクリーチャーから進化できるコスト5以下のクリーチャーを1体、自分の手札からこの上に置いてもよい。
引いていると1ターンスキップ出来るカードです。弱いわけがないです。
鬼羅.Starの着地や鬼羅.Starの効果で出して分身など、全てを鬼羅.Starのために作られたカードだと言えます(?)。
色マナにもなりますが、セットで着地出来たときのリターンが大きいので、なるべくキープしたいなぁ、とは思っています。
《奇天烈 シャッフ》
【 クリーチャー 】
種族 マジック・コマンド / グレートメカオー / 侵略者 / 文明 水 / パワー4000 / コスト4
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、数字をひとつ言う。
次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つ呪文を唱えられず、同じコストを持つ相手のクリーチャーは攻撃もブロックも出来ない。
鬼羅.Star着地までの時間稼ぎと、鬼羅.Star着地後のフィニッシャーとして使います。
攻めではトリガー封殺、守りではアタッカーを止めたりキーカードの呪文を止めたりと、大活躍をしてくれます。
……繰り返しになるんですけど、強いカードになると書くことなくなってくるんですよね。
《「正義星帝」<鬼羅.Star>》
【 スター進化クリーチャー 】
種族 メタリカ / ヒューマノイド / レクスターズ / 文明 光 / パワー8500 / コスト5
■スター進化:レクスターズまたは光のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、カードを1枚引く。その後、コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
■自分のコスト4以下のクリーチャーはすべて「ブロッカー」を得、自分のターンの終わりにアンタップする。
ここまでのカード解説を読んでいる方はご存じかと思いますが、デッキのあらゆるパーツがこのカードの着地を助けるために採用されています。
すき焼きでいうところの牛肉です。しかも国産の結構な高級和牛です。多分豆腐がシャッフで長ネギがオーリリアでとき卵がテスタ・ロッサ。
攻めるときはだいたいイメージ通りでよいのですが、「アンタップ+ブロッカー付与」はしっかり意識しておきたいところです。
特に次ターンまで待てば安全にフィニッシュ出来るときに、どういった盤面なら次のターンが回ってくるのか、常に考えておくことが大事だと思っています。
《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》
【 ツインパクトカード 】
種族 アーマード・ドラゴン / ハンター / 文明 火 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、パワー3000以下のサイキックではないクリーチャーをすべて破壊する。その後、パワー5000以下のサイキック・クリーチャーをすべて破壊する。
【呪文】
カード名:超英雄タイム
文明:火
コスト:2マナ
■バトルゾーンにある相手のコスト3以下のカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
どうしてもメタカードに弱いので、除去カードは一種は欲しいです。
《超英雄タイム》はあらゆる3コストのカードを除去出来ます。
相手のテスタ・ロッサもそうですし、ミクセル、リツイーギョ希望のジョー星までなんでもいけます。
特にこれまで《洗脳センノー》と 希望のジョー星 を両方剥がせるカードはこれまでなかったので、革命的です。赤単色という色も偉いですね。
クリーチャー面は……自分のクリーチャーが消し飛びさえしなければ……。
おわりに
というわけで、今回は【ラッカ鬼羅.Star】のお話でした!
環境デッキとしてのポテンシャルも高く、比較的お求めやすい値段のデッキにもなっております。
CSが休止している地方の方も多いですが、これを機に練習期間だと思ってちょくちょく触ってみてもよろしいのではないでしょうか?
このチャンネルでは、花咲カナが引き続きデッキの紹介や作成をしていく予定です。
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それでは、また次の配信でお会いしましょう~
【ラッカ鬼羅.Star】は環境で活躍中!