【2022年7月 制限改定】さらば友よ!ハリファイバーの意志を継ぐ者たち!【デッキビルド講座】

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【2022年7月 制限改定】さらば友よ!ハリファイバーの意志を継ぐ者たち!【デッキビルド講座】

読者の皆さま、こんにちは。かもめ先生です。

さて先日、遊戯王の公式Twitterに7月1日から施工される「リミットレギュレーション」が公開されました。

今回の改定ではかなり広い範囲に影響があるものとなっており、特に注目されていた《餅カエル》の禁止、そして衝撃の《水晶機巧-ハリファイバー》の禁止と、界隈に激震が走る内容となっていました。

特に《水晶機巧-ハリファイバー》は、さまざまなデッキの核となるギミックとして採用されていたことから、新制限下では使えなくなってしまうというデッキも少なくないでしょう。

という訳で、この記事ではファンデッキに影響が大きく出ると予想される《水晶機巧-ハリファイバー》の禁止に備え、その代わりとなるような汎用ギミックを紹介していきたいと思います。

よろしくお願いします。

目次

改定内容のおさらい

【禁止カード】

《餅カエル》《水晶機巧-ハリファイバー》《虚無空間》

【制限カード】

《イーバ》《魔導書の神判》(解除)・《烙印開幕》

【準制限カード】

《A・ジェネクス・バードマン》(緩和)・《ふわんだりぃずと謎の地図》・《烙印融合》

【無制限カード】

《オルフェゴール・ディヴェル》《調弦の魔術師》《深淵の暗殺者》・《雷獣龍-サンダー・ドラゴン》・《ローンファイア・ブロッサム》《氷結界の龍 トリシューラ》《発条空母ゼンマイティ》《終わりの始まり》《サンダー・ボルト》《霞の谷の神風》・《龍相剣現》

環境の最前線で活躍している【スプライト】の強力なエースとして活躍していた《餅カエル》、そして登場以来ずっと多くのデッキで活躍していた《水晶機巧-ハリファイバー》

いずれも強力なカードでありながら多くのデッキで活躍し続け、《餅カエル》は6年、《水晶機巧-ハリファイバー》はおよそ4年半、数多くのプレイヤーを支え続けてくれていました。

特に《水晶機巧-ハリファイバー》はガチデッキからファンデッキまで幅広く使われ続けてきたこともあり、惜しまれる声が数多く聞こえてきました。

もちろん私自身も、《水晶機巧-ハリファイバー》は非常にお世話になったプレイヤーのひとりです。

この場を借りて、感謝の意を伝えさせていただきたいと思います。

今まで本当に、ありがとうございました。

新たな時代を築く、汎用ギミックの紹介

さて、そろそろ本題へと入っていきましょう。

先ほどお話ししたように、《水晶機巧-ハリファイバー》はさまざまなコンボの始動ギミックとして活躍してきました。

代表的なものと言えば、《水晶機巧-ハリファイバー》から《ブンボーグ001》をリクルートしての《幻獣機アウローラドン》(通称「ハリラドン」)や、《水晶機巧-ハリファイバー》と任意のチューナーをリクルートしつつ相手ターンに《シューティング・ライザー・ドラゴン》をS召喚して墓地肥やしをしたりといったものがありましたね。

このように、《水晶機巧-ハリファイバー》は「縛りなしでレベル3以下のチューナーをリクルート」「相手ターンに任意のSチューナーを特殊召喚」という2つの役割があったことが分かるでしょう。

そしてその2つの役割を、「モンスター1体+チューナー1体」を用意するだけで遂行させることができるというのが、《水晶機巧-ハリファイバー》の最も大きな有意性だったと言えます。

このように何かしらのコンボを決めるためには、いくらかの準備としてカードをサーチしたり、モンスターをリクルート・墓地肥やしする必要があるわけですが、これらの2つの要素によってその多くを補完できるというのが《水晶機巧-ハリファイバー》の大きな強みとなっていました。

つまり汎用ギミックに求められるのは何かしらの「デッキのカードにアクセスする(またはそれらのカードにつながる)」ことが必要となってきます。

この項では、最強の始動ギミックであった《水晶機巧-ハリファイバー》に代わる、デッキのエンジンとなるような汎用ギミックについて、いくらか紹介していきます。

ラドン001

かつて「ハリラドン」として、さまざまなデッキで使用されていたギミックです。

以前は《水晶機巧-ハリファイバー》さえ用意できれば、《ブンボーグ001》をリクルートしつつ、そのまま《幻獣機アウローラドン》につなげることで展開していきました。

《水晶機巧-ハリファイバー》の使えない新制限であっても、これに近しい展開は可能です。

ここではそのギミックの例を、いくつか紹介していきます。

《スクラップ・リサイクラー》1枚からの展開

  1. 《スクラップ・リサイクラー》を召喚し、デッキから《水晶機巧-ローズニクス》を墓地へ送る
  2. 《水晶機巧-ローズニクス》を除外して効果を発動し、《水晶機巧トークン》1体を特殊召喚
  3. 《スクラップ・リサイクラー》《水晶機巧トークン》を素材として、《スクラップ・ワイバーン》をL召喚
  4. 《スクラップ・ワイバーン》の①の効果を発動し、墓地の《スクラップ・リサイクラー》を特殊召喚して《スクラップ・リサイクラー》を破壊する
  5. 《スクラップ・ワイバーン》の②の効果を発動し、デッキから《スクラップ・ゴーレム》を特殊召喚してフィールドのカード1枚を破壊する
  6. 《スクラップ・ゴーレム》の効果を発動し、墓地の《スクラップ・リサイクラー》を特殊召喚
  7. 《スクラップ・リサイクラー》の効果を発動し、《ブンボーグ001》を墓地へ送る
  8. 《スクラップ・ワイバーン》《スクラップ・ゴーレム》を素材として、《警衛バリケイドベルグ》をL召喚
  9. 《警衛バリケイドベルグ》《スクラップ・リサイクラー》を素材として、《幻獣機アウローラドン》をL召喚
  10. 《幻獣機アウローラドン》の効果を発動し、《幻獣機トークン》3体を特殊召喚
  11. 墓地の《ブンボーグ001》の効果を発動し、墓地から自身を特殊召喚

《スクラップ・リサイクラー》1枚からの展開例です。

展開の途中(5.)でフィールドのカード1枚を破壊するタイミングがあるので、先攻1ターン目であれば自分フィールドに破壊できるカードを用意しておく必要があります。

《スクラップ・リサイクラー》自体は《スクラップ・ラプター》や《化石調査》からアクセスすることができるため、初動枚数のかさ増しもしやすいでしょう。

その他のギミックについて

この「ラドン001」ギミックでは、「《ブンボーグ001》にアクセスする」「機械族モンスターをフィールドに用意する」の2つの要素が必要となります。

1枚ギミックの《スクラップ・リサイクラー》より安定性は下がりますが、2枚ギミックであれば同じような展開を行うことも可能でしょう。

《ブンボーグ003》+特殊召喚できるモンスター1体

  1. 手札からモンスター1体を特殊召喚
  2. 手札から《ブンボーグ003》を召喚して効果を発動、デッキから《ブンボーグ001》を特殊召喚
  3. 特殊召喚したモンスターと《ブンボーグ003》を素材として、《警衛バリケイドベルグ》をL召喚
  4. 《警衛バリケイドベルグ》《ブンボーグ001》を素材として、《幻獣機アウローラドン》をL召喚
  5. 《幻獣機アウローラドン》の効果を発動し、《幻獣機トークン》3体を特殊召喚
  6. 墓地の《ブンボーグ001》の効果を発動し、墓地から自身を特殊召喚

《ブンボーグ001》をリクルートできる《ブンボーグ003》と、自身を特殊召喚できるモンスター1体を用いた展開例です。

機械族である《警衛バリケイドベルグ》を経由するため、特殊召喚するモンスターには特に条件もありません。

この展開で用いることができる特殊召喚可能なモンスターには、以下のようなものが挙げられるでしょう。

ギミックに採用を検討できる自己特殊召喚モンスターの一例

星1 《ジェスター・コンフィ》《ブースト・ウォリアー》
星2 《E-HERO ヘル・ブラット》
星3 《レベル・ウォリアー》(レベル変動あり)《サイコウィールダー》《ジャンク・フォアード》《俊足のギラザウルス》《サイコトラッカー》
星4 《Emハットトリッカー》《俊足なカバ バリキテリウム》
星5 《太陽風帆船》《こけコッコ》(レベル変動あり)《リンクスレイヤー》《超量士レッドレイヤー》《急き兎馬》

上記のものは、効果発動を伴わない自己特殊召喚効果を持ったモンスターたちです。

その中でも手札コストを必要とするものや相手フィールドのモンスターの有無などといった条件のない、比較的扱いやすいものを選びました。

もちろんモンスター効果で特殊召喚できる【天威】モンスターや《マジシャンズ・ソウルズ》を用いたり、《簡易融合》《緊急テレポート》といった特殊召喚効果をもった魔法カードを用いるのも良いでしょう。

《ブンボーグ001》にアクセスできるモンスター+機械族モンスター2体を特殊召喚できるカード

この「ラドン001」展開は、言ってしまえば「機械族を含むモンスター3体」と「墓地に《ブンボーグ001》」さえ用意できれば、ギミックとして成立させることができます。

なので「《ブンボーグ001》にアクセスできるモンスター」と「機械族モンスター2体を特殊召喚できるカード」が手札にあれば、《警衛バリケイドベルグ》を経由することでそのまま展開ができる、という訳ですね。

《ブンボーグ001》にアクセスできるモンスター

《スクラップ・リサイクラー》 デッキから《ブンボーグ001》を墓地へ
《マスマティシャン》 同上
《機巧鳥-常世宇受賣長鳴》 《ブンボーグ001》をリクルート
《機巧猪-伊服岐雹荒神》 墓地から自身を除外してデッキから《ブンボーグ001》を墓地へ

機械族モンスター2体を特殊召喚できるカード

《SRベイゴマックス》 《SRタケトンボーグ》をサーチして《SRタケトンボーグ》の効果で特殊召喚
《閃刀機-ホーネットビット》 《閃刀姫-カガリ》をL召喚して回収からさらに【閃刀姫】をL召喚
《緊急ダイヤ》 相手依存ではあるが、2体リクルート

またこちらの展開例では、《ブンボーグ001》を素引きしてしてしまってもケアがしやすいという強みもあります。

どうしても「ハリラドン」展開を行いたいというのであれば、こうしたカードも併せて採用することを検討してみるのも良いでしょう。

 

イゾルデギミック

戦士族モンスターでL召喚できる《聖騎士の追想 イゾルデ》は、リクルート効果を持った数少ないリンクモンスターの1つです。

《聖騎士の追想 イゾルデ》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 光 / 戦士族 / 攻1600 /

戦士族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから戦士族モンスター1体を手札に加える。このターン、自分はこの効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できず、そのモンスター効果も発動できない。②:デッキから装備魔法カードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる(同名カードは1枚まで)。墓地へ送ったカードの数と同じレベルの戦士族モンスター1体をデッキから特殊召喚する
【LINK-2:左下/右下】

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《水晶機巧-ハリファイバー》を使えなくなってしまった今、ファンデッキの次期主力ギミックとして最も注目されているモンスターと言えるでしょう。

《聖騎士の追想 イゾルデ》は「戦士族モンスター2体」を素材としてL召喚することができます。

【戦士族】のギミックから展開するのはもちろん、《剛炎の剣士》《コードブレイカー・ウイルスソードマン》を用いることでさまざまな展開ルートに組み込むことができる強みを持っています。

《聖騎士の追想 イゾルデ》を1枚で出すことができるカード

《昇華騎士-エクスパラディン》 《チューン・ナイト》が必要
《V・HERO ヴァイオン》 《D-HERO ディアボリックガイ》が必要
《終末の騎士》 同上
《ネオスペース・コネクター》 《E・HERO ネオス》などが必要
《H・C モーニング・スター》 《ヒロイック・エンヴォイ》《H・C クラスプ・ナイフ》が必要
《インペリアル・バウアー》 《クィーンズ・ナイト》などが必要
《レスキューラビット》 戦士族通常モンスターが必要
《ヒーローアライブ》 【HERO】モンスターが必要
《シュトロームベルクの金の城》 《鉄のハンス》《鉄の騎士》必要
以下は星3S召喚
《ゴヨウ・ディフェンダー》 他に《ゴヨウ・ディフェンダー》が必要
《ライティ・ドライバー》 《レフティ・ドライバー》が必要
《B・F―毒針のニードル》 《B・F―必中のピン》が必要
《深海のディーヴァ》 《海皇子 ネプトアビス》などが必要
《SRマジックハウンド》 《SRデュプリゲート》が必要
《レスキューキャット》 獣族モンスターとチューナーが必要

上記で紹介したものは完全1枚初動のカードでしたが、これら以外のさまざまなカードから展開することができます。

特に《ゴヨウ・ディフェンダー》はEXデッキの枠を3つ分必要としますが、《聖騎士の追想 イゾルデ》+レベル3モンスターを用意できる強力なレベル3Sモンスターです。

後述する展開ルートと併せて非常に強力な展開ギミックとして機能させることができるので、レベル3のS召喚ができるデッキであれば採用を検討してみると良いでしょう。

イゾルデギミック(ランク6)

この展開では《聖騎士の追想 イゾルデ》の効果を用いて、ランク6のXモンスターをX召喚するギミックです。

ランク6のXモンスターには汎用の墓地送り効果を持った《永遠の淑女 ベアトリーチェ》が存在するので、コンボの準備として非常に有用なギミックとなります。

  1. 《聖騎士の追想 イゾルデ》のL召喚成功時の効果を発動し、デッキから【D-HERO】モンスターを手札に加える
  2. 《聖騎士の追想 イゾルデ》の②の効果を発動し、デッキから装備魔法カード2枚を墓地へ送ってデッキから《アマゾネス霊術師》を特殊召喚
  3. 《アマゾネス霊術師》の効果を発動して、デッキから《融合》を手札に加える
  4. 《聖騎士の追想 イゾルデ》《アマゾネス霊術師》を素材として、闇属性のリンクモンスターをL召喚
  5. 手札から《融合》を発動し、手札の【D-HERO】モンスターと闇属性リンクモンスターを素材として《D-HERO デッドリーガイ》を融合召喚
  6. 《D-HERO デッドリーガイ》の効果を手札1枚を捨てて発動し、デッキから《D-HERO ディアボリックガイ》を墓地へ送る
  7. 墓地の《D-HERO ディアボリックガイ》を除外して効果を発動し、デッキから《D-HERO ディアボリックガイ》を特殊召喚
  8. 《D-HERO デッドリーガイ》《D-HERO ディアボリックガイ》を素材として、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》をX召喚

イゾルデギミック(P召喚)

こちらは戦士族のPモンスターを活用した、P召喚のギミックです。

《聖騎士の追想 イゾルデ》の①の効果でサーチした戦士族モンスターは、通常召喚・特殊召喚やモンスター効果の発動こそできませんが、Pゾーンの発動やP効果は用いることができるため、問題なくギミックとして利用することができます。

  1. 《聖騎士の追想 イゾルデ》のL召喚成功時の効果を発動し、デッキから戦士族Pモンスターを手札に加える
  2. 《聖騎士の追想 イゾルデ》の②の効果を発動し、デッキから装備魔法カードを任意の数だけ墓地へ送ってデッキから戦士族Pモンスターを特殊召喚
  3. 《聖騎士の追想 イゾルデ》と戦士族Pモンスターを素材として、《軌跡の魔術師》をL召喚
  4. 《軌跡の魔術師》の効果を発動し、デッキからPモンスター1体を手札に加える

この展開では《聖騎士の追想 イゾルデ》と《軌跡の魔術師》の効果を活用し、手札に戦士族Pモンスターと任意のPモンスター、そしてEXデッキに戦士族Pモンスター1体を用意できます。

リクルートする戦士族Pモンスターのレベルと、サーチする戦士族Pモンスターと任意のPモンスターのスケールを調整することで、そのままP召喚へとつなげることも可能です

オフリスギミック

【捕食植物】モンスターである《捕食植物オフリス・スコーピオ》と、そこから呼び出すことができる《捕食植物ダーリング・コブラ》を用いたギミックです。

《捕食植物ダーリング・コブラ》は【捕食植物】モンスターの効果で特殊召喚された際に、デッキから【融合】【フュージョン】名称を持つカード1枚を手札に加える効果を持っています。

現在のカードプールには、強力な【融合】【フュージョン】カードが数多く存在しているため、この「オフリスダーリング」から更なる展開へとつなげていくことが可能となります。

《捕食植物オフリス・スコーピオ》にアクセスできるカード

《ローンファイア・ブロッサム》 リクルート
《おろかな埋葬》→《捕食植物ビブリスプ》 サーチ
《簡易融合》→《捕食植物アンブロメリドゥス》 サーチ
以下は間接的なギミック
《光の王 マルデル》 サーチ
《冷薔薇の抱香》 サーチ
《超栄養太陽》 リクルート
《アロマセラフィ-ジャスミン》 リクルート

オフリスダーリング(5~11シンクロ)

  1. 手札から《捕食植物オフリス・スコーピオ》を召喚し手札のモンスターを墓地へ送って効果を発動、デッキから《捕食植物ダーリング・コブラ》を特殊召喚
  2. 《捕食植物ダーリング・コブラ》の効果を発動し、デッキから《簡易融合》を手札に加える
  3. 手札から《簡易融合》をライフを1000支払って発動し、融合チューナーを特殊召喚

「オフリスダーリング」から《簡易融合》にアクセスし、融合チューナーモンスターを展開する一例です。

《簡易融合》から呼び出せる融合チューナーにはレベル2の《無の畢竟 オールヴェイン》、レベル4の《魔鍵召獣-アンシャラボラス》、レベル5の《テセウスの魔棲物》が存在しています。

レベル3の《捕食植物オフリス・スコーピオ》《捕食植物ダーリング・コブラ》もフィールドにいるので、レベル5・7・8・10・11のS召喚が可能な状態となっています。

中でもレベル7の《シューティング・ライザー・ドラゴン》をS召喚すれば、デッキからモンスターを墓地へ肥やしつつ、続けてS召喚などの展開へつなげることも可能でしょう。

また《シューティング・ライザー・ドラゴン》や、レベル5の《アクセル・シンクロン》といったレベル調整モンスターを用いることで、レベル6やレベル9のS召喚も可能となります。

ドラコロキ始動

先述した「オフリスダーリング」を用いる展開の派生として、「ドラコロキ」のギミックも紹介しておきましょう。

《ドラコネット》と《聖種の地霊》から展開することで、「オフリスダーリング」ギミックに繋ぎつつ、一気にモンスターを展開することができます。

  1. 手札から《ドラコネット》を召喚し、デッキから《聖種の地霊》を特殊召喚
  2. 《聖種の地霊》を素材として、《聖天樹の幼精》をL召喚
  3. 《聖天樹の幼精》の効果を発動し、デッキから《聖蔓の交配》を手札に加える
  4. 《ドラコネット》を素材として、《リンク・ディヴォーティー》をリンク召喚
  5. 手札から《聖蔓の交配》を《リンク・ディヴォーティー》をリリースして発動、墓地の《聖種の地霊》を特殊召喚
  6. 《リンク・ディヴォーティー》の効果を発動、《リンクトークン》2体を特殊召喚
  7. 《聖天樹の幼精》《聖種の地霊》を素材として、《アロマセラフィ-ジャスミン》をL召喚
  8. 《アロマセラフィ-ジャスミン》の効果を《リンクトークン》をリリースして発動、デッキから《捕食植物オフリス・スコーピオ》を特殊召喚
  9. 《捕食植物オフリス・スコーピオ》の効果を手札のモンスターを墓地へ送って発動、デッキから《捕食植物ダーリング・コブラ》を特殊召喚
  10. 《捕食植物ダーリング・コブラ》の効果を発動し、デッキから【融合】カード1枚を手札に加える

この展開では《アロマセラフィ-ジャスミン》《リンク・ディヴォーティー》、「オフリスダーリング」を用いて、一気にモンスターを展開しています。

《リンク・ディヴォーティー》の制約によってリンク3以上のモンスターを出せなくなっていますが、他の召喚法の縛りなどもないので、さまざまなルートへ派生させることができます。

 

ディヴァイナーギミック

【天使族】の強力なサポートカードである、《宣告者の神巫》を用いた展開ギミックです。

デッキ・EXデッキから天使族モンスターを墓地へ送りつつ、自身のレベル変動できるチューナーでもあるため、さまざまな展開へとつなげることができます。

《宣告者の神巫》

【 チューナーモンスター 】
星 2 / 光 / 天使族 / 攻500 / 守300

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキ・EXデッキから天使族モンスター1体を墓地へ送る。このカードのレベルはターン終了時まで、そのモンスターのレベル分だけ上がる。②:このカードがリリースされた場合に発動できる。手札・デッキから「宣告者の神巫」以外のレベル2以下の天使族モンスター1体を特殊召喚する

出典:遊戯王OCGカードデータベース

ディヴァイナーヒエラルキア

  1. 手札から《宣告者の神巫》を召喚して効果を発動、デッキから《トリアス・ヒエラルキア》を墓地へ送る
  2. 墓地の《トリアス・ヒエラルキア》の効果を《宣告者の神巫》をリリースして発動、自身を特殊召喚
  3. 《宣告者の神巫》の効果を発動、デッキから《ワルキューレ・セクスト》を特殊召喚
  4. 《ワルキューレ・セクスト》の効果を発動、デッキから《ワルキューレ・フュンフト》を特殊召喚
  5. 《ワルキューレ・フュンフト》の効果を発動、デッキから《リミッター・ブレイク》を墓地へ送る
  6. 《リミッター・ブレイク》の効果を発動、デッキから《スピード・ウォリアー》を特殊召喚

《宣告者の神巫》から、モンスター4体を展開するルートの一例です。

《宣告者の神巫》はリリースされた際にデッキからレベル2以下の天使族モンスターを特殊召喚することができるので、【ワルキューレ】以外にもさまざまな展開へとつなげることができます。

ディヴァイナーソウルズ(7シンクロ)

  1. 手札から《宣告者の神巫》を召喚して効果を発動、EXデッキから《虹光の宣告者》を墓地へ送る
  2. 《虹光の宣告者》の効果を発動し、デッキから《イリュージョン・オブ・カオス》を手札に加える
  3. 手札の《イリュージョン・オブ・カオス》の効果を発動し、デッキから《マジシャンズ・ソウルズ》を手札に加え、《イリュージョン・オブ・カオス》をデッキの一番上に戻す
  4. 手札の《マジシャンズ・ソウルズ》の効果をデッキの《イリュージョン・オブ・カオス》を墓地へ送って発動、自身を特殊召喚
  5. レベル6になっている《宣告者の神巫》《マジシャンズ・ソウルズ》を素材として、レベル7SモンスターをS召喚

《宣告者の神巫》からSモンスターを展開するルートです。

この展開では途中で《マジシャンズ・ソウルズ》を出していることから、手札の魔法・罠をドローに変換できる、という利点もあります。

またレベル7のSモンスターには《シューティング・ライザー・ドラゴン》が存在するので、そちらの効果を用いてレベル6以下のモンスターを墓地肥やしするなどのような活用方法が可能となります。

ディヴァイナーソウルズ(ランク6)

  1. 手札から《宣告者の神巫》を召喚して効果を発動、EXデッキから《虹光の宣告者》を墓地へ送る
  2. 《虹光の宣告者》の効果を発動し、デッキから《イリュージョン・オブ・カオス》を手札に加える
  3. 手札の《イリュージョン・オブ・カオス》の効果を発動し、デッキから《マジシャンズ・ソウルズ》を手札に加え、《イリュージョン・オブ・カオス》をデッキの一番上に戻す
  4. 手札の《マジシャンズ・ソウルズ》の効果をデッキの《ブラック・マジシャン・ガール》を墓地へ送って発動、墓地の《ブラック・マジシャン・ガール》を特殊召喚
  5. レベル6になっている《宣告者の神巫》《ブラック・マジシャン・ガール》を素材として、ランク6XモンスターをX召喚
  1. 手札から《宣告者の神巫》を召喚して効果を発動、EXデッキから《虹光の宣告者》を墓地へ送る
  2. 《虹光の宣告者》の効果を発動し、デッキから《イリュージョン・オブ・カオス》を手札に加える
  3. 手札の《イリュージョン・オブ・カオス》の効果を発動し、デッキから《幻想の見習い魔導師》を手札に加え、《イリュージョン・オブ・カオス》をデッキの一番上に戻す
  4. 手札1枚を捨てて、手札から《幻想の見習い魔導師》を特殊召喚
  5. 《幻想の見習い魔導師》の効果を発動、デッキから《ブラック・マジシャン》を手札に加える
  6. レベル6になっている《宣告者の神巫》《幻想の見習い魔導師》を素材として、ランク6XモンスターをX召喚

こちらは先ほどの展開から派生した、ランク6Xモンスターを展開するルートの一例です。

《マジシャンズ・ソウルズ》《ブラック・マジシャン・ガール》を出したり、自己特殊召喚効果を持つ《幻想の見習い魔導師》を出したりすることで、レベル6モンスターを展開していきます。

そしてランク6には《永遠の淑女 ベアトリーチェ》が存在するので、墓地送り効果を用いてさまざまなコンボへとつなげていきましょう。

 

ガイドクリッター

《魔界発現世行きデスガイド》と、その効果でリクルートできる《クリッター》を用いたギミックです。

《クリッター》の効果で攻撃力1500以下のモンスターをサーチできるので、さまざまなコンボパーツへつなぐことができる代表的なギミックの1つとなっています。

ケルビーニ展開

  1. 手札から《魔界発現世行きデスガイド》を召喚して効果を発動、デッキから《クリッター》を特殊召喚
  2. 《魔界発現世行きデスガイド》《クリッター》を素材として、《彼岸の黒天使 ケルビーニ》をL召喚
  3. 《クリッター》の効果を発動、デッキから攻撃力1500以下のモンスターを手札に加える
  4. デッキからレベル3モンスターを墓地へ送って《彼岸の黒天使 ケルビーニ》の効果を自身を対象に発動、墓地へ送ったモンスターの攻撃力分アップさせる

「デスガイドクリッター」の代表的な展開の一例です。

《クリッター》の効果で攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に、《彼岸の黒天使 ケルビーニ》の効果でレベル3モンスター1体を墓地に用意することができます。

またこの展開では《彼岸の黒天使 ケルビーニ》をL召喚していますが、《ユニオン・キャリアー》にすることでまた別の展開へとつなげることも可能となっています。

ガイドクリッター(2~12シンクロ)

  1. 手札から《魔界発現世行きデスガイド》を召喚して効果を発動、デッキから《クリッター》を特殊召喚
  2. 《魔界発現世行きデスガイド》《クリッター》を素材として、《彼岸の黒天使 ケルビーニ》をL召喚
  3. 《クリッター》の効果を発動、デッキから《神樹のパラディオン》を手札に加える
  4. デッキから《カーボネドン》を墓地へ送って《彼岸の黒天使 ケルビーニ》の効果を自身を対象に発動、自身の攻撃力分を800アップさせる
  5. 墓地の《カーボネドン》を除外して効果を発動、デッキから《アレキサンドライドラゴン》を特殊召喚
  6. 手札から《神樹のパラディオン》を、リンク先に特殊召喚
  7. 《神樹のパラディオン》《アレキサンドライドラゴン》を素材として、レベル7SモンスターをS召喚

《クリッター》《カーボネドン》の効果を用いて、S召喚の素材となるモンスターを供給するギミックです。

展開例ではレベル7のS召喚を行っていますが、アクセスするモンスターを変えることでさまざまなレベルのS召喚につなげることが可能です。

《クリッター》でサーチして特殊召喚できるモンスターの例

《ジェスター・コンフィ》 星1
《リンク・インフライヤー》 星2
《魔境のパラディオン》 星3
《Emハットトリッカー》 星4
《ガーベージ・ロード》 星5
《燈影の機界騎士》 星6
《異次元の精霊》 星1チューナー
《神樹のパラディオン》 星3チューナー

《カーボネドン》でリクルートできる通常モンスターの例

《プチリュウ》 星2
《ハウンド・ドラゴン》 星3
《アレキサンドライドラゴン》 星4
《カース・オブ・ドラゴン》 星5
《エレキテルドラゴン》 星6
《真紅眼の黒竜》 星7
《ガード・オブ・フレムベル》 星1チューナー
《守護竜ユスティア》 星2チューナー
《ラブラドライドラゴン》 星6チューナー

《クリッター》《カーボネドン》からアクセスできるモンスターは、上記のようにさまざまなものが存在します。

これらのレベルとチューナー・非チューナーを組み合わせることで、幅広いS召喚を可能としている、という訳ですね。

ガイドクリッター(イゾルデ)

  1. 手札から《魔界発現世行きデスガイド》を召喚して効果を発動、デッキから《クリッター》を特殊召喚
  2. 《魔界発現世行きデスガイド》《クリッター》を素材として、《剛炎の剣士》をL召喚
  3. 《クリッター》の効果を発動、デッキから《神樹のパラディオン》を手札に加える
  4. 手札から《神樹のパラディオン》を、リンク先に特殊召喚
  5. 《剛炎の剣士》《神樹のパラディオン》を素材として、《聖騎士の追想 イゾルデ》をL召喚

こちらは「ガイドクリッター」から《聖騎士の追想 イゾルデ》につなげるルートの一例です。

イゾルデギミックと併せて採用することで、展開ルートの選択肢を増やし、デッキの柔軟性を高めることが可能となります。

初動のイゾルデギミックを使いたい場合はこちらの展開ルートを取りつつ、状況に応じて《彼岸の黒天使 ケルビーニ》《ユニオン・キャリアー》のギミックに移行できるというのが、この「ガイドクリッター」の一番の強みと言えるでしょう。

 

サイバースギミック

モンスターの展開を得意とした、【サイバース族】を主軸としたギミックです。

サイバース族モンスターには《フォーマッド・スキッパー》《ドットスケーパー》《サイバース・ガジェット》といった、1枚からモンスターを展開できるものが数多く存在しています。

この項では、それらのモンスターを活用したギミックの展開例について紹介していきます。

スキッパーエクシード

  1. 手札から《フォーマッド・スキッパー》を召喚
  2. 《フォーマッド・スキッパー》の効果を発動し、EXデッキの《スケアクロー・ライトハート》を見せてカード名をコピーする
  3. 《フォーマッド・スキッパー》を素材として、《スケアクロー・ライトハート》をL召喚
  4. 《スケアクロー・ライトハート》の効果を発動して、デッキから《肆世壊=ライフォビア》を手札に加える《フォーマッド・スキッパー》の効果を発動して、デッキから《パラレル・エクシード》を手札に加える
  5. 手札から《肆世壊=ライフォビア》を発動し、デッキから《ヴィサス=スタフロスト》を手札に加える
  6. 手札の《ヴィサス=スタフロスト》の効果を発動、《スケアクロー・ライトハート》を破壊して自身を特殊召喚する
  7. 墓地の《スケアクロー・ライトハート》の効果を発動、自身を特殊召喚する
  8. 《ヴィサス=スタフロスト》《スケアクロー・ライトハート》を素材として、リンクモンスターをL召喚
  9. 手札の《パラレル・エクシード》の効果を発動、自身をリンク先に特殊召喚してレベル4となる
  10. 《パラレル・エクシード》の効果を発動し、デッキから同名カードを特殊召喚してレベル4となる

《フォーマッド・スキッパー》と《パラレル・エクシード》を用いた展開ギミックです。

リンク1の《スケアクロー・ライトハート》を用いて展開しつつ、《パラレル・エクシード》でさらにモンスターを呼び出していきます。

この時点でフィールドにはリンクモンスター、レベル4モンスター×2が存在するので、そのままL召喚に繋げたりランク4のX召喚に繋げたりすることができます。

ディサイプルディヴォーティー

  1. 手札から《ドットスケーパー》を召喚
  2. 《ドットスケーパー》を素材として、《リンク・ディサイプル》をL召喚
  3. 墓地の《ドットスケーパー》の効果を発動し、自身を特殊召喚
  4. 《ドットスケーパー》を素材として、《リンク・ディヴォーティー》をリンク召喚
  5. 《リンク・ディサイプル》の効果を《リンク・ディヴォーティー》をリリースして発動、デッキから1ドローして手札1枚をデッキの一番下に戻す
  6. 《リンク・ディヴォーティー》の効果を発動、《リンクトークン》2体を特殊召喚

《ドットスケーパー》1枚から、フィールドにモンスターを展開していきギミックです。

《ドットスケーパー》以外でも、《サイバース・ガジェット》《レディ・デバッガー》でも同様の展開を行うことができます。

この展開では《リンク・ディヴォーティー》を用いているので、リンク3以上のリンクモンスターは出せなくなってしまいますが、リンク2以下のリンクモンスターや他の召喚法は問題なく用いることができます。

そのため、《ユニオン・キャリアー》や《Gゴーレム・クリスタルハート》といった展開効果を持ったリンクモンスターを呼び出しつつ、さらなる展開へ繋げるようにしていくと良いでしょう。

 

ギガンティックギミック

リンクモンスターをX素材にできるランク2のXモンスター《ギガンティック・スプライト》の登場で、リンク2モンスターを軸とする展開に更なる可能性が生まれました。

《ギガンティック・スプライト》はX素材を1つ使うことで、デッキから任意のレベル2モンスターを特殊召喚することができるので、コンボの準備ギミックとして組み込むことが考えられます。

ここまでに紹介したギミックでも《聖騎士の追想 イゾルデ》《彼岸の黒天使 ケルビーニ》《ユニオン・キャリアー》を用いるものが多いので、その派生ルートとして組み込むことができます。

特に《聖騎士の追想 イゾルデ》《彼岸の黒天使 ケルビーニ》は、自身の効果によってリクルートや墓地肥やしを行えるので、そのままレベル2モンスターを特殊召喚することで、《ギガンティック・スプライト》をX召喚することができます。

  • 《聖騎士の追想 イゾルデ》の②の効果を発動し、デッキから装備魔法カード2枚を墓地へ送ってデッキからレベル2戦士族モンスターを特殊召喚
  • 《彼岸の黒天使 ケルビーニ》の効果コストで《カーボネドン》を墓地へ送り、《カーボネドン》の効果でデッキから《プチリュウ》を特殊召喚
  • 「ガイドクリッター」展開でリンク2を出し、《クリッター》《リンク・インフライヤー》をサーチし、そのままリンク先に特殊召喚

キャリアーギガンテック

また《ギガンティック・スプライト》は、《ユニオン・キャリアー》と非常に相性が良いということで注目を集めています。

《ユニオン・キャリアー》はデッキから対応するモンスターを装備できるためコンボの準備に非常に有用なのですが、自身がL召喚したターンにはL素材にできないという制約があつというのが唯一の欠点でした。

しかし《ギガンティック・スプライト》のX召喚の素材として用いるのは問題なく行うことができるので、《ユニオン・キャリアー》とレベル2(リンク2)を用意できれば、そのままX素材としてしまうことで装備モンスターを破壊して墓地へ送ることができます。

このギミックと特に相性が良いのが《おもちゃ箱》で、機械族である《ユニオン・キャリアー》自身に装備しつつ《ギガンティック・スプライト》のX召喚の素材となることで装備状態から破壊されてしまうため、そのまま《おもちゃ箱》のリクルート効果を発動することができます。

ガイドクリッターを用いた展開例

  1. 手札から《魔界発現世行きデスガイド》を召喚して効果を発動、デッキから《クリッター》を特殊召喚
  2. 《魔界発現世行きデスガイド》《クリッター》を素材として、《ユニオン・キャリアー》をL召喚
  3. 《クリッター》の効果を発動、デッキから《リンク・インフライヤー》を手札に加える
  4. 手札から《リンク・インフライヤー》を、リンク先に特殊召喚
  5. 《ユニオン・キャリアー》の効果を発動し、機械族を参照してデッキから自身に《おもちゃ箱》を装備する
  6. 《ユニオン・キャリアー》《リンク・インフライヤー》を素材として、《ギガンティック・スプライト》をX召喚
  7. 破壊された《おもちゃ箱》の効果を発動し、デッキから攻撃力または守備力が0の通常モンスター2体(同名以外)を特殊召喚する

先述した「ガイドクリッター」の展開から「キャリアーギガンテック」のルートへ派生させた動き方の一例です。

《おもちゃ箱》の効果で通常モンスターをリクルートして天k内つつ、さらに《ギガンティック・スプライト》でレベル2モンスターをリクルートすることも可能となっています。

《おもちゃ箱》でリクルートできる通常モンスターの例

《聖種の地霊》 星1
《千眼の邪教神》 星1
《星杯を戴く巫女》 星2
《守護竜ユスティア》 星2チューナー
《星杯に選ばれし者》 星3
《ドラゴン・ゾンビ》 星3
《星杯に誘われし者》 星4
《ジェムナイト・サフィア》 星4
《迷宮壁-ラビリンス・ウォール-》 星5
《千年の盾》 星5
《PSYフレーム・ドライバー》 星6
《ラブラドライドラゴン》 星6チューナー
《神龍の聖刻印》 星8

《おもちゃ箱》から呼び出せる通常モンスターには、1~6・8レベルのものやチューナーなどさまざまなものが存在します。

これらを組み合わせてS召喚やX召喚を呼び出しつつ、さらなる展開コンボへとつなげていきましょう。

 

余談

このように《水晶機巧-ハリファイバー》が使えなくなってしまっても、さまざまなカードを駆使することで、多くの部分は代用が可能と言うことが分かりました。

しかしながら、いかに《水晶機巧-ハリファイバー》の汎用性が高かったのかということが、身に染みるものでもあったと思います。

ここまで紹介したギミックでは、機械族モンスターを要求したり戦士族モンスターを要求したりと、メインデッキの構築をいくらか縛る必要があります。

今まで《水晶機巧-ハリファイバー》やチューナーを用意するだけで可能だったコンボが、メインデッキやEXデッキの枠をいくらか消費して展開しなければならないのは、多少なりとも窮屈さを感じることとなるでしょう。

ですが《水晶機巧-ハリファイバー》の規制は、同時にこれまで刷ることができなかったようなパワーカードの登場を予期させるものであると、私自身は考えています。

最近のところで言えば【竜剣士】の強化などが発表されていましたし、今後もこのような高スペックなカードが登場することは間違いないでしょう。

特にS召喚周りのカードは、《水晶機巧-ハリファイバー》によって大きく支えられていたとともに、《水晶機巧-ハリファイバー》の存在によってなかなか新規カードが刷られにくいというジレンマを抱えていました。

S召喚を愛してやまない方々にとって今回の改定はなかなか堪えるところもあったかと思いますが、今後またぶっ壊れ新規カードの登場に期待しつつ、デッキをじっくりリペアしていって頂ければと思います。

 

おわりに

いかがだったでしょうか。

今回の規制はなかなかに踏み込んだものだったこともあり、多くのプレイヤーが影響の受けたものとなりました。

《水晶機巧-ハリファイバー》を失った痛みはつらいものではありますが、構築をいくらか見直したり、展開のハードルを落としたりすれば、多くのデッキは再び用いることができるはずです。

ハリショックの痛みを受け入れつつ、また少しモチベーションが回復したくらいで大丈夫ですので、ゆっくり自分のデッキを見つめなおしていって欲しいなと思っています。

それに、どうせまた《水晶機巧-ハリファイバー》に代わるぶっ壊れカードは出ます。そういうもんです。

なので、それまで気長にじっくり待ちましょう。僕も一緒に待ってますので。

ここまでのご精読、ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。

前回の記事はこちら!


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