はじめに
こんにちは。しおじです。
今回はGP2023-1stオリジナルの部でベスト8に2人入賞していた【アナカラー ジウォッチ】というデッキタイプについて解説していきます。
目次
【アナカラージウォッチ】特徴
《天災デドダム》、《終末王秘伝オリジナル・フィナーレ》といった足元を支える優秀なブーストカードと《CRYMAXジャオウガ》、《終末の監視者ジ・ウォッチ》といった信頼出来るフィニッシャーを採用できるデッキです。
他のアナカラーデッキと比べて単体のカードパワーが高いカードを採用しているので、アナカラーなのにカード1枚をプレイするだけでゲームをほとんど終わらせることが出来ます。
残った枠はその時の環境に合わせて踏み倒しメタカードを採用したり、受け札を採用したりと変幻自在です。
【アナカラージウォッチ】サンプルリスト
今回は受け札として《九番目の旧王》、《テック団の波壊GO!》と踏み倒しメタとして《キャディ・ビートル》、《とこしえの超人》を採用したシンプルな構築を紹介します。
採用カード解説
コンセプトカード
《終末の監視者ジ・ウォッチ》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 水 / パワー12000 / コスト10
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時または攻撃する時、クリーチャーを2体まで選び、持ち主の手札に戻す。
■相手のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、または相手が呪文を唱えた時、ターンの残りをとばしてもよい。
相手がクリーチャーを出した時、呪文を唱えた時にターンの残りを飛ばせる強力なロック能力を持ったクリーチャーです。
自分のターン中にS・トリガー等で相手がクリーチャーを出てきた際にはその登場時能力を使う前にターンを飛ばすことが出来ます。
相手のクリーチャーを召喚時と攻撃時に手札に戻すことが出来るので盤面をロックしやすいです。
後述する《流星のガイアッシュ・カイザー》の能力で軽減して早出しするのが理想です。
《CRYMAXジャオウガ》
【 S-MAX進化クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼レクスターズ / 文明 闇 / パワー13000 / コスト7
■鬼S-MAX進化:自分がゲームに負ける時、またはこのクリーチャーが離れる時、かわりに自分の表向きのカードを3枚破壊してもよい。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身のシールドを3枚ずつ選び、残りを墓地に置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、その後、相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。
アナカラーデッキの定番フィニッシャーです。
盤面に攻撃できるクリーチャーが1体いるだけでリーサルを狙うことが出来るクリーチャーです。
盤面にいる自分のクリーチャーの数だけ強く使えるクリーチャーなので、メタクリーチャーを並べて番目を横に広げて出来るだけ勝ちに近い状況で場に出すのが理想です。
《流星のガイアッシュ・カイザー》
【 クリーチャー 】
種族 ブルー・コマンド・ドラゴン / グリーン・コマンド・ドラゴン / ハンター / 文明 水/自然 / パワー8000 / コスト6
■相手のターンの終わりに、相手がそのターン中、マナゾーンのカードをタップせずに、クリーチャーを出すか呪文を唱えていて、バトルゾーンに自分の 《流星のガイアッシュ・カイザー》がなければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚引く。
■自分のコスト10以上のクリーチャーの召喚コストを4少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■相手のクリーチャーは出たターン、自分を攻撃できない。
相手のクリーチャーor呪文の踏み倒しに反応して手札からノーコストで場に出せるクリーチャーです。
自分の10コスト以上のクリーチャーのコストを4軽減することが出来るので大型のフィニッシャーも早く場に出すことが出来ます。
相手のクリーチャーがバトルゾーンに出た時にそのクリーチャーはプレイヤーへの攻撃を妨げる能力があるので【赤単ガガガ】や【鬼羅.Star】などには強力なロック能力として機能します。
流行りの【サガループ】の《超神星DOOM・ドラゲリオン》の即攻撃を妨げることも出来るので【サガループ】に対しても有効なメタカードとして機能します。
登場時に2枚ドローする能力があるので6コストを払って召喚した時にも後続を確保しながら、盤面にクリーチャーを出すことが出来ます。
採用候補カード
《豊潤フォージュン》
【 呪文 】
文明 自然 / コスト3
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、自分のマナゾーンのカードが5枚以下であれば、カードを1枚引く。
手札を減らさずにマナを伸ばすことが出来る初動です。
自分の動きを通した方が良い環境ではこちらを追加で採用しましょう。
《切札勝太&カツキング〜熱血の物語〜》の攻撃対象を作らずにマナを伸ばせるのでこちらの方が強い状況もあります。
《絶望と反魂と滅殺の決断》
【 呪文 】
文明 闇 / コスト5
■この呪文を、自分の墓地から唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
→相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。
→コスト4以下の闇のクリーチャー1体またはコスト4以下の闇のオーラを1枚、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
→相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。
手軽に相手の手札と盤面に触れれるカードです。
墓地からも唱えることが出来るので1度手札から唱えた後に墓地から唱えるとお得に使うことが出来ます。
コントロールに寄ったカードなのでこのデッキとは相性が良いです。
《ロスト・Re:ソウル》
【 呪文 】
文明 闇 / コスト7
■G・ストライク(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■相手は自身の手札をすべて捨てる。
《絶望と反魂と滅殺の決断》と違って細かいハンデスは出来ませんが唱えることが出来れば相手の手札を全て捨てさせ、リソースを一気に刈り取ることが出来ます。
コントロール系のデッキが多い環境ではこちらの方が効果的でしょう。
《B.F.F.モーメント》
【 呪文 】
文明 水 / コスト6
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■カードを1枚引く。
■自分の手札の枚数以下のコストを持つ相手のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。
コストの近い《九番目の旧王》と違って《Dの博才サイバーダイスベガス》から唱えられるS・トリガー付きの呪文です。
破壊でなく手札に戻すバウンスなので多面除去をした際に《烈火大聖ソンクン》の能力を使われずに済みます。
またコストが6なので《九番目の旧王》、《テック団の波壊GO!!》などとコストが違うので《奇天烈シャッフ》の宣言を迷わすことが出来ます。
回し方
序盤は相手のデッキが何かを探りながら、そのデッキに刺さるメタカードをプレイしたり、キープしたりします。
中盤は《終末王秘伝オリジナル・フィナーレ》を唱えて一気にマナを伸ばしたり、《流星のガイアッシュ・カイザー》を出して相手の攻撃を牽制しながら《終末の監視者ジ・ウォッチ》の着地の準備をします。
終盤は並べたメタクリーチャーと《天災デドダム》の横に《CRYMAXジャオウガ》を出して一気にフィニッシュしたり、《終末の監視者ジ・ウォッチ》を出してコントロールして最後は安全に攻撃して、より勝ちに近い詰め方をします。
おわりに
いかがだったでしょうか。今回の記事の内容をまとめると、
● 環境に合わせたメタカード搭載 ●アグロ系を受けるための豊富な受けカード ● 《 CRYMAXジャオウガ 》と《 終末の監視者ジ・ウォッチ 》でフィニッシュ |
《アナカラージャオウガ》と違い、もとのカードパワーを上げて他のデッキと戦えるようにしたこのデッキ。
《天災デドダム》と《CRYMAXジャオウガ》の組み合わせは無限大なんだなと改めて思いました。
《天災デドダム》と《CRYMAXジャオウガ》のデッキは環境や好みに合わせて構築を変えることが出来るので、アナカラーデッキを持っているけど《終末の監視者ジ・ウォッチ》を持ってない方は組んでみてはいかがでしょうか。