※2020年1月に 《BAKUOOON・ミッツァイル》 《侵革目 パラスラプト》 《バロン・ゴーヤマ》 が殿堂入りした為、現在このデッキは公式大会や店舗大会では使用する事は出来ません。
はじめに
「ネイチャーループ」
豪快な踏み倒し能力を持つ《生命と大地と轟破の決断》を用いたこのデッキは、パーツの楯落ちを気にする必要があまりなく、安定して4ターン目にフィニッシュを決められる新感覚のループデッキです。
既存のワンショットデッキ「ロマノフワンショット」などと比べるとキルターンが早く、多くのデッキに優位性を持っています。
そんな強力な環境デッキ「ネイチャーループ」について、詳しく解説していきます!
目次
「ネイチャーループ」のデッキレシピ
「ネイチャーループ」とは
「ネイチャーループ」は、《生命と大地と轟破の決断》から《カラフル・ナスオ》《侵革目パラスラプト》を踏み倒して山札を掘り進めながらマナを増やしていき、場に一定数のクリーチャーが並んだところで《BAKUOOON・ミッツァイル》を召喚、GRクリーチャーと通常クリーチャーの能力を組み合わせて《ツタンメカーネン》の能力を無限に起動させ、相手の山札を削り切るループデッキです。
マナブーストを行うことで4ターン目にフィニッシュできるキルターンの速さ、《逆転のオーロラ》によりコンボパーツの楯落ちをケアできること、コンボパーツを気軽にマナに置けるという点で、既存のループデッキに対して大きな優位性を確保しています。
「ネイチャーループ」デッキの回し方
①パーツを揃えながらマナを伸ばす!
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このクリーチャーを破壊してもよい。そうしたら、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
出典:デュエルマスターズ
T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)
自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
出典:デュエルマスターズ
このデッキは5マナあればフィニッシュすることができます。
一刻も早くそこに到達するために、しっかりとマナブーストを撃つようにしましょう。
また、マナゾーンには《生命と大地と轟破の決断》、《侵革目パラスラプト》、《バロン・ゴーヤマ》もしくは《カラフル・ナスオ》の3枚が必要になります。
(《生命と大地と轟破の決断》は手札から使ってもよい)
《ダンディ・ナスオ》や《トレジャー・マップ》を使って必要なカードを集めることも忘れないでください。
マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚をマナゾーンに置く。自分のターン中、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計6枚以上あれば、このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。
出典:デュエルマスターズ
コンボの開始を阻害する《奇天烈シャッフ》などのメタクリーチャーを出された場合には、《バングリッドX7》で処理しましょう。
《生命と大地と轟破の決断》発動!マナと場を一気に展開する。
この呪文を自分のマナゾーンから唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) →自分の山札の上から1枚目を、タップしてマナゾーンに置く。 →コスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。 →このターン、自分のクリーチャー1体はパワーを+3000され、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。
出典:デュエルマスターズ
ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。カードが自分のシールドゾーンを離れた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
自分のシールドを好きな数、マナゾーンに置く。
出典:デュエルマスターズ
5マナたまったらいよいよ切り札呪文《生命と大地と轟破の決断》の出番です。
このとき、シールドを1枚もブレイクされていない、もしくは《逆転のオーロラ》を撃った後でも《生命と大地と轟破の決断》を使えるだけのマナがあるという場合には、《逆転のオーロラ》を先にプレイしておくとコンボパーツが集まり、《侵革目パラスラプト》のマナからの召喚能力が使えるようになるので、後々楽になります。
特定のパーツがそろっておらず、《逆転のオーロラ》を撃って丸裸になるのはコンボが始動しない可能性もあり怖い、ということもあるかと思います。
このとき、先攻の場合(5ターン目もしくはブーストを1度撃った4ターン目)
それまで見つけていないコンボパーツがシールドに埋まっている確率は53%あります。
《トレジャーマップ》で探したが見当たらなかった、などという場合にはこの確率はさらに上昇します。
また、《カラフル・ナスオ》と《バロン・ゴーヤマ》についてはどちらかがあればよいのです。
思い切って撃ってしまったほうが良いケースが多いです。
《ダンディ・ナスオ》であらかじめシールドの中身を確認できているとやりやすいですね。
《生命と大地と轟破の決断》の効果で出すのは、《侵革目パラスラプト》と《カラフル・ナスオ》の2枚です。
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自然のクリーチャーをすべて、自分の墓地からマナゾーンに置く。いずれかのプレイヤーのシールドが2つ以下なら、自分のターン中にクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
出典:デュエルマスターズ
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から4枚をタップしてマナゾーンに置く。その後、自分のマナゾーンのカードを4枚、墓地に置く。
出典:デュエルマスターズ
《カラフル・ナスオ》の効果で墓地に落とした自然のクリーチャー、ブーストクリーチャー、《ラ・ズーネヨマ・パンツァー/逆転のオーロラ》などがまとめてマナゾーンに送られ、一気にマナが増えます。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中からカードを1枚選んで自分のマナゾーンに置いてもよい。そうした場合、カードを1枚自分のマナゾーンから墓地に置き、《バロン・ゴーヤマ》以外の進化ではないワイルド・ベジーズを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。その後、山札をシャッフルする。
出典:デュエルマスターズ
このとき、《カラフル・ナスオ》の代わりに《バロン・ゴーヤマ》をはさむことでマナの総量、自由に使える量がともに増加し、《BAKUOOON・ミッツァイル》の種となる場のクリーチャーの数が増え、マナゾーンの調整もできると、よいこと尽くしなので、プレイできる場合には積極的に使うようにしてください。
このようにして増えたマナを用いて《生命と大地と轟破の決断》を再びプレイ、同様に自由にできるマナを残しながら山札を掘り進め、場の数を並べていきます。
場に6体程度クリーチャーが並び、無限ループに必要となる2枚の《BAKUOOON・ミッツァイル》、《ノーダンディ・ネギオ》がマナに落ちたら、いよいよループフィニッシュです。
③《BAKUOOON・ミッツァイル》とGRクリーチャーで無限ドローフィニッシュ!
このクリーチャーを召喚する時、自分のクリーチャーを好きな数破壊してもよい。こうして破壊したクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にならない。
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このクリーチャーを召喚する時に破壊されたクリーチャー1体につき、GR召喚する。
自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
出典:デュエルマスターズ
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚、自分のマナゾーンから山札の一番上に置いてもよい。そうした場合、カードを1枚、自分の墓地からマナゾーンに置く。
出典:デュエルマスターズ
前項の最後で述べたとおり、十分な数のクリーチャーと2枚の《BAKUOOON・ミッツァイル》、《ノーダンディ・ネギオ》が用意できたら、ループに向けて動き出しましょう。
それでは、ループの起動条件を解説します。
【バトルゾーン】
《BAKUOOON・ミッツァイル》A、《侵革目パラスラプト》A、《ノーダンディ・ネギオ》、《ツタンメカーネン》、《バクシュ 丙-二式》、《マリゴルドⅢ》A&B、その他のGRクリーチャーは場にあること
【マナゾーン】
《BAKUOOON・ミッツァイル》B、《侵革目パラスラプト》B、、これらを除いたマナ6枚以上(《マリゴルドⅢ》のマナドライブ条件)
【墓地】
《ループ証明用自然クリーチャー》1枚(何でもOK)
【シールド】
自分もしくは相手のシールドが2枚以下(《侵革目パラスラプト》のマナからの召喚条件)
①バトルゾーンの《侵革目パラスラプト》Aの能力でマナゾーンの《BAKUOOON・ミッツァイル》Bを召喚。
この際バトルゾーンにある前述の7体を破壊して、GRクリーチャーである《ツタンメカーネン》、 《バクシュ 丙-二式》、《マリゴルドⅢ》A&B を出す。
②《マリゴルドⅢ》Aの効果でマナゾーンの《侵革目パラスラプト》Bを場に出す。
マナドライブ6(自然):このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンのカードが6枚以上で自然文明があれば、コスト5以下の進化ではないクリーチャー1体またはコスト5以下のオーラ1枚を、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。 (ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
出典:デュエルマスターズ
③《侵革目パラスラプト》Bの効果で《侵革目パラスラプト》Aと《ノーダンディ・ネギオ》と《ループ証明用自然クリーチャー》をマナゾーンに。
④《マリゴルドⅢ》Bの効果で《ノーダンディ・ネギオ》を場に。
⑤《ノーダンディ・ネギオ》の効果で《ループ証明用自然クリーチャー》を山札の上に戻し、墓地の《BAKUOOON・ミッツァイル》Aをマナゾーンに。
⑥《ツタンメカーネン》の効果で《ループ証明用自然クリーチャー》をドロー。
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、各プレイヤーはカードを1枚引く。(ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札に含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
出典:デュエル・マスターズ
⑦《バクシュ 丙-二式》の離れたときの効果で《ループ証明用自然クリーチャー》を捨てる。
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、各プレイヤーは自身の手札を1枚選んで捨てる。 (ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
出典:デュエル・マスターズ
⑧ ①(初期盤面)に戻る。
この手順において自分の山札の枚数は減っていないが、相手の山札は1枚減少している。これを無限に繰り返すことで、相手の山札切れで勝利となる。
他にもループ手順はありますが、この方法が使うカードの種類、枚数も少なく、はじめのうちはやりやすいのではないかと思います。
この盤面を作ることを目標として、プレイを進めていきましょう!
「ネイチャーループ」と相性の良いカード
ループは不要?《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》
超無限進化:自分のクリーチャー1体以上の上に置く。
T・ブレイカー
メガメテオバーン10:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを10枚、墓地に置いてもよい。そうしたら、自分はゲームに勝つ。
出典:デュエルマスターズ
今回は《BAKUOOON・ミッツァイル》によるループフィニッシュ型を紹介しましたが、「ネイチャー」デッキにはこちらを採用したタイプもあります。
特段ループはせず、シンプルに数を並べ、《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》に進化させて勝つ。
このタイプもシンプルながら非常に強力です。
エクストラターンで安全に。《次元の嵐スコーラー》
G・ゼロ:このターン中に自分の呪文を5枚以上唱えていれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 W・ブレイカー このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、それがこのゲーム中にバトルゾーンに出した最初の《次元の嵐 スコーラー》なら、このターンの後で自分のターンをもう一度行う。
出典:デュエルマスターズ
「ネイチャーループ」は連続して何度も呪文をプレイします。
山札の底に行った呪文も《バロン・ゴーヤマ》などで再びマナに送り込めるので、5回唱えることもそう難しくはありません。
ループの際にはそれほど必要にはなりませんが、先ほど紹介した「ユニバース」型で召喚権の回復、マナの回復などで大きな活躍を果たします。
目指すは3ターンフィニッシュ!《桜風妖精ステップル》&《妖精の裏技ラララ・ライフ》
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
このクリーチャーが破壊された時、カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。
出典:デュエルマスターズ
G・ゼロ―バトルゾーンの自分のスノーフェアリーがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
出典:デュエルマスターズ
4ターンでフィニッシュするループデッキというのは十分恐ろしいですが、このギミックを搭載することでそのキルターンは「赤単ブランド」と並ぶ3ターンまで早めることができます。
たったの3ターンでループを決められた日には、相手は茫然自失とするしかないでしょう。
「ネイチャーループ」の対策カード
その宣言がすべてを止める!《「本日のラッキーナンバー!」》
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、数字を1つ選ぶ。その数字と同じコストを持つ相手のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。
出典:デュエルマスターズ
現環境で活躍する《「本日のラッキーナンバー!」》は、このデッキにとっても非常に嫌なカードです。
「5」といわれれば、《生命と大地と轟破の決断》と《侵革目パラスラプト》が同時に止まるため大量ブーストができなくなり、「4」を宣言されるとGR召喚ができなくなりフィニッシュ手段を失います。
適切な数字を止め続けることができれば、守りの薄いこのデッキを倒し切ることはそう難しくありません。
まとめ
速度と安定性を兼ね備えた「ネイチャーループ」は、今後もループデッキの代表格として活躍をつづけることでしょう。
何の対策もせずに挑めば、瞬く間にライブラリアウトに追い込まれてしまいます。
あなたもぜひ、環境に激震を引き起こした《生命と大地と轟破の決断》の力を体感してみてください!